結論:ECサイトを成功させたいなら、成功事例から学ぶのが一番効果的です。
ECサイトを運営している、またはECサイトを始めようとしている人の中には、「どのようなECサイトが成功するのか、その成功事例を知りたい」と考えている方も多いでしょう。ECサイトの成功事例を見ることで、サイト運営のヒントを得られます。
今回の記事では、ECサイトの担当者に向けて、ECサイトの成功事例を紹介します。ぜひ参考にしてください。
DMMチャットブーストではEC市場に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
【アパレル】ECサイトの成功事例3選
ここまでECサイトの基礎知識や、成功のコツについて見ていきました。こちらの項目では、今回の記事の本題である、ECサイトの成功事例を見ていきます。
成功しているECサイトは、「ユーザー視点でサイトを設計している」という点で共通しています。しかしそれぞれのECサイトを確認すると、その企業やブランド独自の強みが見えてきます。
こちらの項目では、それぞれ業界別に企業名・ブランド名を挙げたうえで、「どのような点で優れているのか」を中心に解説していきます。
【アパレル】ECサイトの成功事例1|リピーターを次々に作る!ユニクロ
引用:uniqlo.com
ユニクロは、日本を代表する衣服メーカーであり、全国各地に店舗を展開しています。ユニクロのECサイトは、「リピートまでのストーリー設計」に優れています。つまり、「リピーターを育てやすいサイト構造になっている」ということです。
ユニクロのECサイトの一番の特徴は、ユーザーが商品のレビューを投稿できることです。これによって、初めてECサイトを利用するユーザーでも、安心して利用することができます。またレビューを見てから購入できるため、相対的に顧客満足度も上昇し、リピートしてもらえる確率が上がります。
【アパレル】ECサイトの成功事例2|秀逸なUXデザイン!|BEAMS
引用:beams.co.jp
BEAMS(ビームス)は、日本でも高い知名度を誇るセレクトショップです。輸入品やオリジナルの衣服、雑貨などを販売しています。BEAMSのECサイトは、特にUXデザインが優れています。UXデザインとは、顧客体験に関するデザインのことです。
例えばBEAMSでは、ECサイトで購入した商品を、店舗で受け取ることができます。これは先ほど紹介したオムニチャネルにあたる手法で、実店舗での購買に近い体験をすることができます。
各店舗のスタッフが、コーディネートを紹介するコーナーもあり、親しみやすいサイト設計になっています。
【アパレル】ECサイトの成功事例3|SNSとの連携で売り上げを最大化!|HACHITEN
HACHITENは、ECサイトを活用して大きく売り上げを伸ばしたセレクトショップです。HACHITENの特徴は、SNSを上手く活用している点で、主にInstagramを使用しています。
Instagramのマーケティング戦略を実施し、「ECサイト訪問者の約4割がInstagram経由」となっています。
引用:instagram.com/hachiten_shop
Instagramでは、「ワンピース」をテーマにしたものなど、メルマガのようなコレクションを発信しています。また、値下げ情報の投稿を行うこともあり、リアルタイムで大きな集客効果を達成しています。
【雑貨】ECサイトの成功事例
【雑貨】ECサイトの成功事例|店舗の雰囲気を再現!|ヴィレッジヴァンガード
ヴィレッジヴァンガードは、書籍を中心に雑貨などを販売しています。ヴィレッジヴァンガードのECサイトの特徴は、店頭POPのようなデザインを作り、実際に商品ページに投稿する機能がついている点です。
店頭でお馴染みのPOP作りを体験できるため、ファンにとってはたまらない機能になっています。店舗の雑然とした雰囲気も再現されており、独自の世界観や機能が高い評価を受けています。
DMMチャットブーストではECサイトの種類に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
【食品】ECサイトの成功事例
【食品】ECサイトの成功事例|購入意欲をかき立てる構成!ケンコーマヨネーズ
ケンコーマヨネーズは、マヨネーズやドレッシングなどの製品を販売しています。ケンコーマヨネーズのECサイトの特徴は、明るいカラーを基調として、料理画像を多く使用していることです。商品の概要が視覚的に分かりやすくなるとともに、購入意欲をかきたてる構成になっています。
またトップページの設計もしっかりとなされており、サイト上部には「商品情報」「レシピ」「特集」というカテゴリーが分かりやすく配置されています。商品情報も、「サラダ/フィリング」「マヨネーズ類」「ドレッシング類」などに分かれており、目当ての商品を探しやすい構成になっています。
【ホームセンター】ECサイトの成功事例
【ホームセンター】ECサイトの成功事例|優れた集客施策!|ホームセンターコメリ
引用:komeri.com
ホームセンターコメリは、全国に1,000以上の店舗を構える大手ホームセンターです。ホームセンターコメリのECサイトは、特に集客の分野で優れています。様々な特集ページを組むことでユーザーを集客し、商品やその分野に関する知識を事前に学べるようになっています。
例えば「アウトドア特集」では、アウトドアでの火の起こし方や着火剤・木炭の使い方が解説されています。テキストや画像だけでなく、動画を用いて、よりユーザーにとって分かりやすいコンテンツになっています。商品ページへの誘導もスムーズで、まさにECサイトの理想形の1つと言えるでしょう。
【ブライダル】ECサイトの成功事例
【ブライダル】ECサイトの成功事例|ブランドイメージの創出!|4℃ブライダル
4℃ブライダルは、主にブライダルリングを取り扱うサイトです。ホワイトとブルーを基調としたシンプルなカラーリングは、サイト自体に高級感が漂わせています。ブライダルリング画像が、トップメニューに大きく現れ、商品の魅力がひと目で伝わります。。
デザインの良さだけでなく、「どこをクリックすれば何ができるのか」が分かりやすく、機能性溢れた設計になっています。このように、4℃ブライダルのECサイトは、ブランドイメージの創出や使いやすさという点で優れています。
【玩具】ECサイトの成功事例
【玩具】ECサイトの成功事例|購入までのスムーズな流れ!|ボーネルンド
ボーネルンドは、様々な国の玩具を取り扱っています。「ボーネルンド オンラインショップ」は、購入までのスムーズな流れが、上手く設計されたECサイトです。トップページ上部には、「年齢別おすすめ商品」「人気商品」など、最初に確認したい項目が並んでいます。
また商品ページには、画像だけでなく、動画へのリンクが埋め込まれています。動画を見ることによって、購入予定のおもちゃのディテールを確認することが可能です。
このように「商品情報→画像を見る→動画を見る→購入」という流れが、ほとんどすべての商品ページで作られており、ユーザーにとって使いやすい構成になっています。
ECサイトを成功させるためには基礎知識から
こちらの項目では、ECサイトの基礎知識を簡単に解説します。
基礎知識1|ECサイトの売り上げはどのように計算するか
ECサイトは、Eコマースのサービスを提供するWebサイトです。もっと簡単に言えば、インターネットを通じてモノやサービスを販売する場所です。
ECサイトは、ユーザーに商品を購入してもらうことで、売り上げが増えていきます。ECサイトの売り上げがどのように決まるかというと、
売り上げ=集客数×CVR(購入率)×客単価
です。それぞれの用語について、簡単に表にまとめると、以下のようになります。
集客数 | ECサイトにどれくらい人が来てくれたかという数値です。。 |
CVR(購入率) | 購入率。訪問数=100、購入数=10の場合、CVRは10% |
客単価 | ユーザー1人当たりの平均購入価格。購入したユーザーはだいたいいくらくらい使っているかという指標 |
ECサイトの売り上げを増やすためには、集客・CVR(購入率)・客単価をそれぞれ増やしていく必要があります。売り上げの増加が、ECサイト成功のための手っ取り早い方法の1つです。
基礎知識2|競合の分析を行おう
ECサイトの運営で重要になってくるのが、自社ECサイトや、競合ECサイトの分析です。競合ECサイトの分析をしっかりと実施することで、自社ECサイトの強みや弱みを分析でき、成功のための戦略を立て直すことができます。
- 競合サイトの主力商品は何か
- 競合サイトはどのような構造になっているか
- 競合サイトが重視していると思われるキーワードは何か
など、競合サイトを徹底的に分析し、「自社ECで勝てる分野は何か」をしっかりと見極めるようにしましょう。
基礎知識3|ECサイトにおけるマーケティングの重要性
マーケティングはECサイト運営の核であり、「マーケティングを軽視すれば成功できない」と言っても過言ではありません。マーケティング施策をしっかりと行うことで、積極的な販売活動を行わなくても、モノが売れる仕組みを作ることができます。
そのためには、自社ECサイトの商品やサービス、ターゲットの顧客層について深く理解する必要があります。もちろん市場やターゲットによって、マーケティング手法も変わるため、臨機応変に対応できるようにしましょう。
基礎知識4|ECサイトに最低限必要な機能とは
ECサイトに最低限必要な機能として、
- ショッピングカート機能
- 決済機能
- 受注/顧客管理システム
- マイページ機能
- セキュリティ機能
などがあります。
ショッピングカート機能は、ユーザーが一時的に商品を保管する場所です。スーパーで買い物をする時に、買う前の商品をカートに入れる様子をイメージしてください。ECサイト上のカートが、このショッピングカート機能です。購入予定のものを、このカートに一時保存して、購入する流れになります。
2つめに紹介するのは、ECサイトの中でも特に重要な決済機能です。ECサイトの決済方法で代表的なものは、クレジットカードです。
昨今では支払方法も多様化しており、ID決済を利用する人も増えています。
ID決済とは、Amazon Payや楽天ペイに代表されるように、既存のECサイト等のアカウントを使って商品を購入できる機能です。
例えばAmazonにクレジットカードの登録があるユーザーであれば、Amazon Payを利用すると、決済情報の入力の手間なしにECサイト上での決済が完結します。
決済手段は銀行振込のみという形でECサイトをを運営することもできますが、入金確認までに時間がかかったり、手数料が発生したり、名義の照合の手間が発生したりとデメリットが多いです。
決済機能はクレジットカードなどオンラインで完結するものを用意し、余裕があれば、支払方法の種類を増やすようにしましょう。
受注/顧客システムやセキュリティ・マイページも、ECサイト運営のために必ず用意する必要があります。
DMMチャットブーストではECサイトの集客に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
ECサイト制作を成功させるための5つのコツ
ECサイトの成功事例を紹介する前に、ECサイト成功のコツを解説します。
今回の記事で紹介する企業は、これらのコツをうまく実践し、売り上げを伸ばしています。
ECサイト制作成功のコツ1|徹底的に集客する
ECサイト成功のためには、集客の施策が欠かせません。
集客をすることによって訪問数が増え、結果的に売り上げがアップします。ECサイト集客の方法として代表的なのは、
- 広告
- SNS運用
- SEO
です。
広告には様々な種類がありますが、EC事業の場合、
・特定のキーワードを検索しているユーザーにターゲットを絞って配信できるリスティング広告
・性別や地域、家族構成、職業など特定の属性に絞って配信できるSNS広告
・バナーを使って商品の魅力を伝えられるディスプレイ広告
などを活用するケースが多いでしょう。
広告で短期的に効果が上がる集客施策を行う一方、中長期的にSNS運用やSEO施策を行っていくことをおすすめします。
SNS運用やSEO対策はマーケティング担当者が自ら行えば無料で実施でき、効果が出るまでは時間がかかりますが、一度成果が出ると長い期間に渡って集客効果を発揮します。
このように、様々な手法を組み合わせて、総合的に集客を行うのが基本です。
ECサイト制作成功のコツ2|業務を自動化する
ECサイトを成功させるためには、ひたむきに業務に取り組むのも大事ですが、業務を自動化する工夫も必要です。例えば問い合わせの多い質問は、自動応答機能のついたチャットボットを使用することで、業務の自動化が可能です。
業務の自動化を行うことによって、それまで質問に対応していたスタッフの負担が軽減され、商品企画や集客施策に時間をかけられるようになります。常に様々な業務に目を光らせ、「何か自動化できるものはないか」という意識を持っておくようにしましょう。
ECサイト制作成功のコツ3|オムニチャネル化する
オムニチャネルとは、ユーザーに対して複数のチャネルを用意することです。例えば「ECサイトで注文した洋服を自店舗で受け取り可能にする」など、ネットやリアルを問わないシームレスな購買体験を提供することで、ユーザーの満足度を高めることができます。
ECサイト制作成功のコツ4|複数モールへ出店する
複数モールとは、インターネット上の販売窓口を複数持つことです。自社ECだけでなく、Amazonや楽天などのECモールへの出店は知名度向上や購買層の拡大などメリットがたくさんあります。
モールによって、商品紹介文や画像のルールが変わるので運用工数はかかりますが、売上最大化のためには検討してみるのもよいでしょう。
ECサイト制作成功のコツ5|海外マーケティングの可能性を探る
国内市場だけでなく、海外の市場に目を向けてみることも重要です。海外とのEC取引は越境ECと呼ばれ、近年注目度が上がっています。海外向けマーケティングを実施し、海外のユーザーに自社の商品をアピールしてみましょう。
日本の越境ECの取引相手は、主にアメリカや中国になります。取引額も年々増えており、さらなる市場の拡大が期待できます。一般的な越境ECの手法は、ターゲットとなる国のモールへ出店です。
その国での知名度を高めることができます。またInstagramでフォロワーを増やしたり、Facebook広告を活用したり、知名度を上げる手法は様々考えられます。
DMMチャットブーストではEC化率に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
DMMチャットブーストを利用してECサイト運営を成功させた事例
この章ではDMMチャットブーストを利用してECサイトを成功させた事例を紹介していきます。
画像をタップすると詳細ページに飛ぶことができますので、詳しく知りたい人は画像をタップしてください。
【アパレル&雑貨】KIBACOWORKS
KIBACOWORKSは中学の同級生であるデザイナーとサーファーの二人によって設立されました。
【フルーツギフト】蝶結び
蝶結びは想いを伝えるフルーツギフトブランドです。出産祝いをはじめ、お誕生日祝いやご結婚祝いなど、幸せな一日に華を添えるギフトをお届けしています。
【ゴルフ】グラファイトデザイン
グラファイトデザインはゴルフシャフトを提供する会社です。
【酒屋】酒庫 住田屋 オンラインストア
酒庫 住田屋は広島県東広島市、呉市を中心に7店舗を展開する酒専門店です。
ECサイト運営の自動化にはDMMチャットブーストを!
ECサイト成功のコツの1つとして、業務の自動化があります。
こちらの項目では、業務の自動化に便利なDMMチャットブーストをご紹介します。
ECサイトの効率的な運営をサポートする、非常に便利なツールになっていますので、ぜひチェックしてみてください。
DMMチャットブーストはEC事業者のLINE公式アカウント運営に便利
DMMチャットブーストは、LINE公式アカウントとネットショップ解説のプラットフォームShopifyを連携することができるマーケティングツールです。DMMチャットブーストを利用することで、様々なメリットがあります。
特にCS(カスタマーサポート)の効率化とLINEを活用したマーケティングに強みがあります。
LINE公式アカウントをチャットボット化することができるDMMチャットブーストを導入すれば、スタッフによる対応と異なり、24時間即レスで稼働させることができます。いつでもユーザーに対応でき、顧客満足度が高まるため、リピーターの育成に大きく役立てることが可能です。
DMMチャットブーストの機能
DMMチャットブーストには、様々な機能が備わっており、ECサイト運営の効率化をサポートしてくれます。主な機能としては、
- 自動販促通知
- 自動で配送状況を確認
- チャットボットを利用した自動接客
- Shopifyと連携しLINE上での商品のやり取り
があります。特にチャットボット関連の機能は、「それまで人間が行っていた作業」を代替するため、大幅な業務改善につながります。業務の自動化を検討している方は、DMMチャットブーストをぜひご検討ください。
ECサイトの成功事例を参考に売上UPを狙おう
ここまでECサイトの成功事例を見ていきました。ECサイトを成功させるためには、売り上げを改善する必要があり、それに伴って
- 集客の増加
- CVR(購入率)の改善
- 客単価の上昇
のための施策を行う必要があります。今回ご紹介した8つのECサイトは、ユーザーにとって気持ち良く購買活動ができる設計になっています。自社のECサイトを見直し、「ユーザー視点」での設計を心がけましょう。
ECサイトの運営では、特に集客が重要になってきます。広告やSNS、SEOコンテンツなどを用いて、効率の良い集客を心がけましょう。また、どれか1つの施策をするのではなく、様々な手法を用いて中長期的な集客を行いましょう。
またECサイトを運営する中で、「業務を自動化したい」と考えることもあるでしょう。DMMチャットブーストは、CS(カスタマーサポート)とマーケティングで優れたパフォーマンスを発揮し、業務効率の改善につながります。ぜひご検討ください。
DMMチャットブーストではEC事業に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。