こんにちは。最適なマーケティングで最高のカスタマーサポートを提供する、「DMMチャットブースト」運営チームです。
ECサイトの運営で重要な要素の1つが、ショップへの集客です。自社ECサイトやネットショップで集客するには様々なコツが必要ですが、「自社ECサイトの集客が上手くいかない」と悩んでいる担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、ECサイトを運営している方に向けて、ECサイトの集客のコツを解説します。
広告予算を抑えながら売上を伸ばしていく可能性を模索している方はぜひ最後まで読んでください。
DMMチャットブーストではEC事業に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
ECサイトの集客の基本
Amazonに代表されるようなショッピングモールに出店する場合、基本的に集客を行う必要はありません。しかし自社ECサイトやネットショップを運営している場合は、ブランディングや集客を自ら行う必要があります。
ECサイトの集客にはコツが必要ですが、集客の施策がしっかりとできていないとせっかく開店したECサイトに全然人が集まらないことも…。
集客がうまくいかないサイトの原因として考えられるのは
- ターゲットが絞られていない
- ショップのコンセプトが分かりにくい
- そもそも集客に手を抜いている
などのポイント。
「集客はECサイト運営の要」であり、集客を軽視すれば、売り上げを上げることは難しくなります。
集客を考える上で大事なのは、「短期」と「中・長期」の施策を併用し、長い目で見て集客を行うということです。
例えば、広告は、短期的に集客効果を実感できる方法です。しかし広告で一度に大量の人を集めたとしても、そのユーザーたちがリピーターになってくれるとは限りません。そこで必要になってくるのが、SEO対策のような、長期的に成果を出す方法です。
もちろんSEO対策も万能というわけではなく、初めはなかなか成果を上げづらいという欠点があります。広告のように短期的に成果を出す方法と、SEO対策のように中・長期的に効果をあげるものを組み合わせることで、より強固な集客体制が整います。
DMMチャットブーストではECサイトのメリットに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
ECサイト集客3つの方法
ECサイトの集客は、短期的な方法と中・長期的な方法を組み合わせることで、より高いパフォーマンスを発揮します。こちらの項目では、ECサイトの集客具体的な方法を紹介します。
ECサイトの集客手法①広告
1つ目に見ていくのは広告です。広告は、先ほども少し触れたように、短期的に効果を出す集客の手法です。広告の種類は多種多様ですが、「広告を出すことによって、一度にたくさんのユーザーを集めることができる」という点ではどれも同じです。
しかし、広告にもデメリットがあります。それは、
- 短期的に効果が出るだけであって、長期的にパフォーマンスを発揮するわけではない
- 広告費用がかかる
の2点です。特に広告費用は、発展途上のECサイト運営者にとって、とても大きな負担になります。ECサイトと広告の関係については、後に詳しく扱います。
ECサイトの集客手法②SNS
2つ目の手法は、SNSによる集客です。現代は様々なSNSが台頭しており、代表的なものとしては、
- YouTube
- LINE
があります。SNSのメリットは、無料かつ中・長期的なビジョンで集客を行えることです。SNSアカウントは、無料で作成することができます。そしてSNSアカウントが育っていくと、影響力が次第に大きくなり、広告費をかけずに商品の宣伝ができるようになります。
SNS運営のデメリットは、フォロワーがゼロの状態からアカウントを育てていかなければならないため、効果が出るまでに時間がかかることです。また、SNS運営には相応の手間がかかるため、運営担当者を用意する必要もあります。
ECサイトの集客手法③SEO対策(ブログ)
3つ目に紹介する手法は、SEO対策です。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略語で、GoogleやYahoo!で特定のキーワードを検索した時に、上位に表示させるために行う様々な工夫を行うことです。
ECサイトにおけるSEO対策は、大きく分けて、
- ECサイト自体の表記を最適化すること
- ブログなどのSEOコンテンツを運営すること
の2つがあります。SEO対策のメリットは、SNSと同じく無料で集客ができることです。また、ブログが育っていくことによって、安定して集客や収益を達成することができます。
SEO対策のデメリットは、SNS運営と同じく、効果が出るまでに時間がかかることです。またブログを運営する場合、記事を書くライターや担当者が必要になるため、手間がかかるというデメリットもあります。
ECサイトの集客に使う広告にはどのようなものがあるか
実際に運用する広告にはどのようなものがあるのでしょうか。こちらの項目では、代表的な3つの広告を紹介します。
ECサイトの集客に使う広告1|リスティング広告
リスティング広告は、ECサイトの集客方法として、最もポピュラーなものの1つです。Googleなどの検索エンジンで検索をした際に、自社のECサイトを広告として表示することができます。特定のキーワードに反応して表示される(ユーザーの検索意図と合致するように表示される)ため、ユーザーの注意を引きやすいというメリットがあります。
検索エンジンで検索をした際に、検索結果のウェブサイトよりも上のほうに表示されるため、特定のキーワードで検索している顧客をピンポイントに集客しやすくなっています。有料ではありますが、Web広告の中でも代表的なもので、費用対効果が計算しやすい集客手法です。
昨今話題になっているGoogleショッピング広告も、リスティング広告に含まれるものです。商品画像付きで商品詳細ページのリンクをつけられるため、ニーズのあるユーザーを直接商品ページへ誘導できます。
ECサイトの集客に使う広告2|アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、Web広告の1つで、成果報酬型になっているのが大きな特徴です。ユーザーがアフィリエイトリンクを通して商品を購入したり、広告をクリックしたりすることで、その成果に応じてアフィリエイターに報酬が支払われる仕組みです。
ECサイト運営者の視点で見れば、影響力のあるアフィリエイターに自社のECサイト広告を載せてもらい、その成果に応じた報酬をアフィリエイターに支払います。アフィリエイト広告の種類は、
- 成果報酬(購入)型
- インプレッション型
- クリック型
の3種類があります。最も一般的なのは成果報酬型です。ユーザーが商品を購入したり、サービスの申し込みをしたりすることによって、それに応じた報酬が発生します。ちなみにインプレッション型は「広告が表示された回数」に応じて報酬を支払うもの、一方でクリック型は「広告のクリック回数」に応じて報酬を支払うものです。
ECサイトの集客に使う広告3|ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイトなどにバナーや広告文を表示できる広告で、Google広告のようなものが代表的です。画像を使って広告が作れるため、テキストにとどまらない魅力を伝えることができます。ビジュアル情報を含めて、「多くの情報を広告に詰め込みたい」という人に向いているでしょう。印象的なバナーや広告文は、人々の目に留まりやすく、認知を拡大するためには向いている広告手法です。
ただし、一般的にはリスティング広告に比べて、費用対効果が薄いと言われています。特に商品単価が低いECサイトの場合、ディスプレイ広告費が大きな負担になってしまうこともあるでしょう。もちろん様々な広告を組み合わせることで、大きな成果は期待できますが、事前に費用対効果をしっかりとシミュレーションしておきましょう。
ECサイトの集客に使えるSNS
ここまで集客に使える広告を3種類見ていきました。次に、ECサイトの集客に使えるSNSを確認していきます。SNSは、広告とは違い、無料で運用できるのが大きな魅力です。またSNSを運用することで企業のブランディングができ、新規顧客の獲得だけでなく、リピーターを育成することもできます。
ただし広告に比べて即効性は低く、じっくりとSNSのアカウントを育てていく必要があります。継続的な投稿が必要になるため、SNS運用担当者を用意するなど、人材の配置にも気を付けなければなりません。今回ご紹介するSNSは、
- YouTube
- LINE
の5つです。こちらの項目では、上記のSNSを解説します。
ECサイトの集客に使えるSNS①|Facebook
Facebookは、数あるSNSの中でも、国際的に人気の高いサービスの1つです。Facebookの特徴は、原則として実名登録となっている点で、その意味では後に紹介する匿名SNSとは区別されます。実名登録であることから、アカウントの信頼性が非常に高いSNSでもあります。
Facebookのメリットは明確で、「炎上リスクも低くアカウントの運用がやりやすい」点です。逆にデメリットは、他のSNSに比べて拡散力があまり高くないため、いわゆる「バズる」という現象が起こりにくい点が挙げられます。
Facebookの集客は、個人アカウントと区別された、企業用アカウント「Facebookページ」を用いて実施します。通常の個人アカウントとは異なり、新商品のPRやキャンペーン情報など、ECサイトに誘導するような投稿ができます。
特にFacebookが注目されるのは、越境ECやインバウンドなどの分野です。Facebookは、日本国内よりも、特に海外で爆発的な人気を誇るSNSです。そのため海外マーケティングのために、Facebookを採用する企業が増えています。越境ECなどを検討している方は、Facebookの導入を考えてみると良いでしょう。
また、Facebookは広告を掲載する媒体としても広く活用されています。
Facebookに登録されているデータから、特定の地域や性別、出身学校や職業などをターゲティングして広告を配信することができ、そのターゲティングの精度の高さから、多くのEC事業者が利用しています。
前述の広告と合わせて、Facebook広告の検討も視野に入れてみるのもいいかもしれません。
ECサイトの集客に使えるSNS②|Instagram
Instagramは特に若年層に人気のあるSNSで、女性ユーザが多いサービスとしても知られています。「インスタ映え」という言葉でも知られるように、コミュニケーションの中心となるのは画像であり、特に洗練された「おしゃれな」「クリエイティブな」画像がもてはやされる傾向にあります。
そのため、ファッションやアパレル、美容などのECサイトを運営している人に向いているSNSです。
Instagramには、フォロー・フォロワーというシステムがあり、フォロワーが多ければ多いほどアカウントとしての影響力が強くなります。フォロワーが多いアカウントの持ち主は、俗に「インスタグラマー」「インフルエンサー」などと呼ばれており、企業のPRなども行う存在です。
そのため、まずInstagramアカウントを作成したら、フォロワーやファンを増やしていくことが基本戦略になります。例えば、ファッションのジャンルであれば、おしゃれな投稿の他にも、「ファッション分野で役に立つ知識」などユーザーのためになる投稿が有効です。
もちろん「フォロワーを増やせばそれで良い」というわけではありません。フォロワーが多くても、自社アカウントの投稿に反応する人が少なければ、影響力を持っているとは言い難いからです。必ずユーザーコミュニケーションを徹底し、「ファン」を増やしていくようにしましょう。
また、先ほど紹介したインスタグラマーやインフルエンサーに、自社の商品やサービスを紹介してもらうという方法もあります。自社の商品のイメージに合ったインフルエンサーを選ぶことで、効果を最大限に引き上げることができます。インフルエンサーマーケティングと呼ばれる手法ですが、企業PRの代表的な方法の1つなので、ぜひ覚えておくようにしましょう。
ECサイトの集客に使えるSNS③|Twitter
Twitterは、先ほど紹介したInstagramとは違い、テキストを中心としたSNSです。140文字以内の「ツイート」と呼ばれる投稿を通して、ユーザー間のコミュニケーションを図ります。Instagramと同じく、若年層の利用が多くなっています。
Twitterの大きな特徴は、拡散力が非常に高いことです。一般アカウントの1つの投稿が、何かをきっかけに拡散され、何十万から何百万のユーザーに認知されることも珍しくありません。ユーザー間のコミュニケーションが非常にやりやすいSNSであり、Twitterを導入している企業も多くあります。
Twitterでの集客は、まずアカウントを作成し、Instagramと同じくフォロワーを増やしていきます。フォロワーが増えることによって、自社アカウントの投稿が多くのユーザーの目に留まり、反応をもらいやすくなるからです。
Twitterは、140文字以内のツイートとして、テキストの投稿ができます。またテキストだけでなく、画像や動画を投稿することもできるので、様々な方法で自社の商品やサイトをPRできます。
基本的には、ユーザーインセンティブのある投稿をし、ユーザーの信頼や認知を高めていくという戦略になります。ある程度フォロワーが増えてきたら、新商品の情報などをツイートし、フォロワーを含む多くのユーザーをECサイトに誘導しましょう。
Twitter固有の傾向として、「面白い投稿が拡散されやすい」というものがあります。これは、おしゃれな投稿が伸びやすいInstagramとはまったく違うところで、「面白い投稿」「面白いハプニング」などをネタにすると伸びやすくなります。
ECサイトの集客に使えるSNS④|YouTube
引用:youtube.com
YouTubeは、動画を中心としたSNSです。「チャンネル」と呼ばれるアカウントを作成することで、動画の投稿ができたり、既存の動画にコメントをしたりすることができます。
これまで主に写真を投稿するInstagramや、テキストを使うTwitterなどを紹介してきましたが、YouTubeは「動画」がコンテンツの中心となります。画像やテキストに比べて、制作コストが高いため、InstagramやTwitterと比べて運用が難しくなります。
YouTubeの集客方法としては、まずチャンネルを作成し、動画を投稿します。動画を投稿すると「チャンネル登録者」と言われる、TwitterやInstagramのフォロワーに相当する人々が増えていきます。まずはチャンネル登録者を増やすことを意識し、影響力をつけていきましょう。
YouTubeの動画は、カットやテロップなど「しっかりと編集されたもの」が求められるため、撮った動画をそのまま投稿するのはNGです。YouTubeの担当者を用意するか、編集を外注するなどして、クオリティの高いコンテンツを用意しましょう。
またYouTubeには、特有のアルゴリズムがあり、独自のチャンネル評価を行っています。チャンネル評価が高くなれば、他のユーザーの「おすすめ動画欄」に表示される確率も高くなります。ハイクオリティのコンテンツを継続的に作り続けることを目指しましょう。
ECサイトの集客に使えるSNS⑤|LINE
引用:linebiz.com
LINEは、チャットがメインのコミュニケーションツールです。LINEは多くの人々の生活に馴染んでおり、国内屈指のアクティブユーザー数を誇っています。LINEでは、LINE公式アカウントを作ることができ、様々な機能を利用できます。
LINE公式アカウントの運用は、まず友だちという、フォロワーに相当する人々を増やしていきます。友だちを増やすことで、アカウントの投稿が多くのユーザーの目に留まり、反応をもらえる確率が高くなります。
使える機能としては、
- キャンペーン情報などの投稿
- チャット機能
- リッチメニュー(チャット下部に表示されるメニュー)
- リッチメッセージ(画像を含めたメッセージ)
- ショップカード発行
- クーポン発行
などがあります。LINE公式アカウントの機能自体が、ECショップの運営やブランディングを支援してくれるため、非常に使いやすいサービスとなっています。特にチャット機能は特徴的で、ユーザーと1対1のコミュニケーションができます。
ECサイト集客に有効なSEO対策
次に見ていくのはSEO対策です。SEOは、主にブログの運営を指し、ブログからECサイトへ誘導する方法です。SNSと同じく、無料で運用できるというメリットがあるものの、効果が出るまでに時間がかかります。こちらの項目では、SEOについて解説します。
SEOとは
SEOは、いわゆる「検索エンジン最適化」を指します。検索エンジンで上位に表示されるよう、Webサイトなどの構成を調整する手法です。ECサイト自体にSEO対策を施すほか、ブログのような方法が用いられます。
特定のKWを使って、「Googleの検索結果で上位に表示される」項目を増やしていくことで、大きなWebマーケティング効果を期待できます。ブログは一旦育てば、多くのユーザーが訪れるようになるため、ECサイトへの集客が可能になります。
ブログを運営する上で重要になってくるのは、「とにかく良質な記事を書くこと」です。ユーザーの悩みを分析し、それに応えるような記事が基本になります。記事を書く際は「課題→結論→根拠」の流れを意識し、読者にとって読みやすい文章を心がけましょう。
ブログは、KWの選定も非常に重要です。どれだけ質の高い記事を書いたとしても、そのKWが検索されなければ意味がありません。Googleキーワードプランナーのような、便利なツールを積極的に活用し、ブログ運営に役立てていきましょう。
WordPressの始め方
ブログの運営方法には、ブログサービスを利用するのと、自社ブログ作成の2種類があります。
ブログサービスの方が気軽にブログを始められますが、収益化ができなかったり、カスタマイズ性が悪かったりなどのデメリットがあります。そのため、SEOを目的にブログを始めるのであれば、自社ブログを作成するのがおすすめです。
ブログを作成する上でよく使われるのが、WordPress(ワードプレス)というソフトウェアです。新規のサイト構築が簡単にでき、サーバーの知識がない人でもブログの運営をすることができます。また豊富な「テーマ」が用意されているため、自分のブログを自由にカスタマイズできます。
WordPressを始めるのに必要なものは、
- レンタルサーバー
- 独自ドメイン
の2つです。必要であれば、WordPressのデザインテーマを用意するのも良いでしょう。まずはレンタルサーバーと独自ドメインを取得し、ブログを運営するための基礎を整えます。その後、WordPressテーマなどで装飾し、独自のブログサービスを作り上げていきましょう。
ブログを立ち上げるとなると、「ものすごい作業量が要求される」ように思われがちです。しかしWordPressを使えば、数十分ほどで作業を終わらせることも可能です。自社特有のブログを運営し、集客に役立ててみましょう。
ECサイトの集客を実践しよう
今回は、ECサイトの集客方法を解説しました。ECサイトの集客は、大きく分けて、
- 広告
- SNS運用
- SEO(ブログ運営)
の3種類があります。それぞれ短期的に効果が出るものであったり、じっくりと育てていく必要があるものなど、様々な性質を持っています。自社ECサイトの目指す方向性を明確にし、それに合った集客方法を選ぶようにしましょう。
また、ECサイトを運営していくうえで、「業務の効率化や自動化がしたい」と考える人も多いでしょう。DMMチャットブーストは、記事でも紹介した「LINE公式アカウント」の機能を拡張したもので、業務の自動化やマーケティングを行うことができます。
LINE公式アカウントやECサイトの集客で、何かお困りのことがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。以下のURLから、DMMチャットブーストの資料をダウンロードすることもできますので、ぜひご検討ください。
DMMチャットブーストではECサイトの改善に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。