【ゴルフ】紙媒体の限界...SNSを始めて思わぬ発見が。|BOOST TIMES!#11

【ゴルフ】紙媒体の限界...SNSを始めて思わぬ発見が。|BOOST TIMES!#11

杉本:皆さんこんにちは、この番組はDMMチャットブーストを利用していただいている会社に訪れた「ブーストタイム」に着目し、会社がどう困難を乗り切ってきたかを紐解いていく番組です

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杉本:それでは早速本日のゲストの紹介です

本日のゲストはグラファイトデザインの本吉さんと大石さんです

よろしくお願いします

本吉・大石:よろしくお願いします

杉本:それでは最初に簡単に会社の説明をお願いします

弊社は1989年に埼玉県秩父市に創業しまして、今年で35年になる会社です

ゴルフクラブのシャフトを製造販売している会社で創業当時からプロゴルファーが使用できるシャフトを作っています

杉本:ありがとうございます

それでは早速グラファイトデザイン様の遍歴を見ていきましょう

①Instagram開始

杉本:最初のトピックはInstagram開始ですね

2018年はグラファイトデザイン様の創業30周年だと伺っているのですが、このタイミングでInstagramを開始されたんですね

本吉:以前よりFacebookの方は始めていまして、トーナメント会場での情報などを投稿していたんですけども、より細かな情報を発信したいなということで、この30周年のタイミングでInstagramを始めました

紙媒体にかけている予算を減らして、その代わりにネットでの広告に予算をかけるようにしました

杉本:なるほど、今は紙媒体の時代ではないんですね

本吉:そうですね、今まではゴルフ協会全体がゴルフ専門誌への広告ばっかりだったんですけども、実際専門誌を買われる人は減りつつありました

杉本:ゴルフ業界も今はSNSの時代なんですね

Instagramではどのような投稿をされていたんですか

本吉:商品の細かな情報を記載したり、社内のことなどを出すようにしました

杉本:なるほどm実際にInstagramを拝見させていただいたのですが、商品の特徴など初心者の人にも分かりやすいようなデザインになっていましたね

実際の効果はどうだったんでしょうか

本吉:実際やってみてフォロワーの方が、徐々に今増えていったので効果はかなりあったと思います

杉本:グラファイトデザイン様のInstagramはどの年代の方々にフォローされているんでしょうか

本吉:はい、うちのファンってのは古くからのファンが多いこともあってSNSのフォロワーは男性の40代から60代の方がほとんどだと思います

杉本:Instagramといえばもう少し若い年代が使用しているイメージですが、年齢層の高い方々も利用しているんですね

2018年は30周年のタイミングということもあり新しいことにチャレンジするきっかけにもなったんですね

本吉:そうですね、それもあるんですけどもこの頃ちょうど紙媒体の効果ってのが薄れてきた時期だったので、今後SNS中心に頑張っていこうと思った時期でしたね

杉本:なるほど、30年の歴史の中でゴルフ業界も少しずつ変化してきているんですね

本吉:30年前というとゴルフシャフトの方はカーボンシャフトがようやく安定して作れるようになった頃でして、クラブヘッドの方も当時はまだ木のヘッドが残ってた時期で、今ではもうほぼ金属ヘッドに切り替わってしまいましたね

杉本:なるほど、そんな変化があったんですね

ゴルフの人気自体は年々上がっているんでしょうか

本吉:実際ゴルフ人口っていうのは徐々に減り続けてたんですけども、ちょうどコロナのタイミングでゴルフ人口が増えていきました

おそらく外でやるスポーツなので、やる方は安心してできるスポーツってことで増えてったと思うんですけども、特に若年層で女性の方がここ2、3年で増えてきました

杉本:コロナで業績が上がった業界の一つだったんですね

30周年という区切りで始めたことなどはありますか

本吉:30周年ってことでやったことで言いますと、ラジオを聞いてたらNACK5が30周年という言葉を聞いたので、無理かなと思ったんですけども声をかけさせてもらって何か一緒にやりませんかと持ちかけ、結果的に番組を一本作りました

杉本:一つの声かけから番組制作が決まるのはすごいですね

本吉:あとは社内でのイベントなんですけども、取引先の方とかあとはプロゴルファーの方を呼んでゴルフ場を貸し切ってゴルフコンペをやりましたね

杉本:なるほど、グラファイトデザイン様が多くの関係者に愛されているブランドだということが分かりますね

②国内男子ツアー1位脱落

杉本:次のトピックは国内男子ツアー1位脱落ですね

2004年から継続して1位だったシェア率が2位に下がってしまったんですね

大石:そうですね、これ以降現在まで他社メーカーにシェアを取られている状況ですね

杉本:10年以上もシェア率1位を継続されてきたグラファイトデザイン様がどうしてこの年からシェアを取られてしまったんでしょうか

大石:この頃ちょうど男子ツアーの方では選手の若返りが激しくなっていて、それが一つの原因になったと思います

学生やジュニアへの施策が手薄になっていったことがこの順位に関わってきていると思いますね

杉本:なるほど、ではこの年あたりから若い層に向けてもアプローチをかけていくことになるんでしょうか

大石:そうですね、ただなかなかもう一度シェア率1を取り戻すのは難しいですね

シェア率はトップを逃してしまいましたけど、優勝する選手の使用率はトップでしたので、全体的に見ると悪い流れではないですしプロモーションとしては良い成果が出たと思います

③YouTubeチャンネル始動

杉本:次のトピックはYouTubeチャンネル始動ですね

先ほど若い層へのアプローチもしていくとの話を伺いましたが、これもその施策の一つになるんでしょうか

本吉:そうですね、今までFacebookやInstagramをやってきたんですけども、動画の方がもっといろんな情報を伝えやすいのではないかなと思ってYouTubeを始めました

杉本:このチャンネルではどのような内容を配信されていたんですか

うちの方にテストセンターがありまして、プロの方達のその時のテスト風景とか練習風景を動画にしてみたりとか、あとは新商品の紹介などを投稿しています

杉本:企画や撮影はプロの方に依頼しているんですか

本吉:企画も撮影も編集も全て自分たちでやっていまして、編集とかってすごいお金がかかると思うんですけども、それだったら自分たちで道具揃えてやった方が安上がりじゃないかなと思って自分たちで始めました

杉本:確かに、自分たちで運営されてみて大変ではなかったですか

本吉:そんな凝った編集をしてるわけではないので、意外にできちゃいましたね

杉本:自分たちで全てこなすのはすごいですね

ゲストの方などのアサインも自分たちでやられていたんですか

本吉:そうですね、うちの商品を使ってくれている選手が積極的に来てくれるので、そのまま撮影して動画にしています

杉本:実際にやってみて良かったところや難しかったところはありますか

本吉:ちょうど今動画のアップができてない状態で、やっぱり一番難しいのは動画のネタですよね

そこは非常に難しいなと思ってます

あとやってよかったなと思うのは、自分たちが良いなと思う部分はあんまり受けが良くなくて、なんでもない風景が10万再生いったりとかで、自分たちが思うことと一般の方が思う事ってのは違うんだなってのは実感してますね

杉本:今YouTubeチャンネルがストップしているのは面白そうな企画が出てきていないからなんでしょうか

本吉:そうですね、いつも同じような動画ばかりだとつまんなくなってしまうので、次の企画を見つけるのがなかなか難しい状況ですね

④松山プロがMasters優勝

杉本:次のトピックは松山英樹プロのMasters優勝ですね

本吉:松山プロは高校の時からうちのシャフトを使ってもらっていて、この年は4大メジャーの一つのMastersで優勝して、その時も弊社のシャフトを使っていました

杉本:大会での優勝はやはり宣伝効果がすごいものなんでしょうか

本吉:そうですね、メジャーということもあって効果は非常に高くて一番宣伝効果がありますね

杉本:松山選手は高校の時からお付き合いがあるとのことでしたが、これから伸びそうな選手は見たらわかるものなんでしょうか

本吉:はい、私は30年以上プロに関わる仕事をやってきてきたん
ですけども、大体は分かりますね

杉本:どういったところがポイントになってくるんですねか

杉本:ショットの実力があるかどうかっていうのも重要なんですが、人間性もかなり大事なところですね

やはり日々の練習とかで向上心があるかっていうのが大事なところだと思います

杉本:なるほど真面目な方の成績が伸びているんですね

本吉:そうですね、松山プロを見ているとジュニアの時から自分はこれをしないといけないとか、常に目標を持って練習していたので、関係者の間では誰が見ても彼は世界でもトップに君臨するだろうなってのはありましたね

杉本:トップアスリートは考え方も一流なんですね

本吉:そうですねあとこの年は東京オリンピックがありましてゴルフの方で男女の優勝者が弊社のシャフトを使っていただいたので、本当に大きな出来事があっていい1年だったなと思います

ただ、生産の方が間に合わなくなってしまって、ちょっと工場の方がかわいそうだなと思いましたね

杉本:なるほど、従業員数を増やしたりはされたんですか

本吉:他社のシャフトメーカーさんは海外に工場を持ってたり社員数や規模も大きくて、うちの方は全然ちっちゃいんですけどもあえてそこでは生産量を増やすとかそういうことはしませんでした

物の精度を変えたくないっていう思いが強かったので、生産本数はキープしたまま続けていきました

杉本:なるほど、グラファイトデザイン様の製品は1本1本こだわり抜いて作られているということですね

⑤ECサイトオープン

杉本:次のトピックはECサイトオープンですね

本吉:2020年あたりからECサイトを始めたいというのは社内で出ていまして、ちょうどその頃とあるECサイトで成功しているところがありました

ゴルフウェアを売ってるところだったんですけども、若い人がゴルフを始めるというのもあって、それまでゴルフフェアっていうのはゴルフ場だけで着ているものだったんですけども、そのECサイトでは普段でも切れそうな服を売っていたんです

そういう成功してるのを見て、うちでもできないかなと思っていました

そこのECサイトは出すものが常に売り切れる状態だったので、こういうことをやれば若い人たちが注目してくれるのかなと思って始めました

杉本:確かに、最近のゴルフウェアはおしゃれなものが多いですよね

私は今21歳なんですが、周りでも打ちっぱなしに行っている人は多くて、可愛いゴルフフェアなどを着ている人を見るといいなと思います

本吉:そうですね、今は広告よりも一般の人がSNSに投稿してくれることでの効果ってのが強いと思いますので、インフルエンサーの方々に協力してもらって、今後その効果を出していきたいなと思ってます

まだ始めてはいないんですけどもそういうマーケティングをしていく予定です

杉本:インフルエンサーというのはプロゴルファーではなく、モデルのような方を起用するということでしょうか

本吉:そうですね、プロゴルファーの方だと一般の方から見るとちょっと遠い存在なので、プロゴルファー以外のインフルエンサーで影響力が大きい人で考えてます

杉本:確かに、初心者からすればプロではない人の方が親近感が湧きやすそうですね

実際にECサイトを始めてみて手応えはありましたか

本吉:思ってた以上に商品を購入される方が多いなと感じました

ただ今までのうちのユーザーシャフトを買ってくれてるユーザーの方がECサイトを買ってくれている状態だったので、若い方に興味を持ってもらって、そこから本業であるシャフトにつながってくれればなと思います

杉本:なるほど、新規ユーザーの獲得が今後の課題なのですね

また、この年には事務所も新しくされたんですよね

本吉:そうですね事務所が34年経ってた建物で、もうすごいボロボロになってたので、今はすごい近代的な建物に変わりました

杉本:従業員は何名くらい在籍されているんですか

杉本:今137名在籍してます

弊社は秩父にあるので通勤とかすごく難しく、地元の高校生を毎年数名採用してます

やっぱり工場は人員がすごく大事なので、地元の高卒の子はほとんど工場の方で働いてもらっています

⑥DMMチャットブースト導入

杉本:最後のトピックはDMMチャットブーストの導入ですね

どういった経緯でDMMチャットブーストを導入しようと思われたんでしょうか

大石:Instagramのフォロワーが1.8万人いるんですけども、そちらを活かしてよりコアな層のファンに情報発信ができる場を求めており、LINE公式アカウントを作るにあたりDMMチャットブーストの話が来ました

正直に言うと半年後返金キャンペーンがあり、やってみて効果がなければ返金キャンペーンを活用しやめればいいかなと思い始めました

杉本:なるほど、効果が出なければ返金を活用しようとしていたんですね

そんな中、実際に導入してみて効果はありましたか

大石:導入後、Instagramの流れから友達が増えまして12月に石川遼プロの優勝を祝うキャンペーンを行い、Instagram等で告知をしたことによって、一気に友達が増えました

キャンペーンを行うにあたって質問形式の配信だったり、集計がしやすいシステムがあったことによって、導入間もない中で慣れない自分でも効果ある企画配信をすることができました

もともと根強いファンが多く、今では約1200人の友達数で、順調に推移していっています

その結果、今ではEC運営の重要な配信の要となる場となっています

杉本:なるほど、本日はお時間いただきありがとうございました

本吉・大石:ありがとうございました 

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