「Shopifyパートナー」という言葉をご存知ですか？
簡単にECサイト構築ができることで、世界中で利用されているShopifyですが、日本でも利用する事業者が続々と増えています。
そこで注目されているのが、ShopifyパートナープログラムというShopifyとパートナーシップを結ぶ制度です。Shopifyを利用する事業者の方は、Shopifyパートナーの仕組みについて知らずにいると、損してしまうかもしれません。
この記事では、Shopifyパートナーについてや、できるようになること、Shopifyパートナープログラムへの参加方法などを紹介します。
DMMチャットブーストではShopifyのサポートに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
そもそもShopifyパートナーとは何？
Shopifyパートナーとは、Shopifyとパートナーシップ結んだ人たちのことです。
Shopifyから許可を得たうえで、Shopifyをこれから利用する事業者をサポートします。
また、新規利用者の紹介や、テーマやアプリなどの販売をすることで、Shopifyから報酬を得ることができます。
Shopifyにとっても、利用者の増加に伴い、Shopifyに関するサポートが必要な人も増えるため、
Shopifyパートナーの存在が重要になります。
Shopifyパートナーになるには、無料のShopifyパートナープログラムに参加する必要があります。
Shopifyパートナーは、個人でも法人でもなることが可能です。
Shopify Partner（パートナー）になるメリット
Shopifyとパートナーシップを結ぶShopifyパートナーですが、Shopifyパートナーになることでできることがいくつかあります。
Shopifyパートナーとしてできることは、ショップ運営する中で活かすことができます。
ここでは、Shopifyパートナーになるとできるようになることについて紹介します。
Shopifyパートナーになるメリット1｜ロゴの使用
Shopifyパートナーになることで、Shopifyのロゴを活用できるようになります。
Shopifyのロゴを自身のサイトなどに掲載することができるので、自分はShopifyパートナーであるということをアピールできます。
現状では、国内のShopifyパートナーは多くないため、そこまで知名度はありません。
ただし、これから国内でもShopify利用者が増えてくる中で、Shopifyパートナーになっているということをアピールすれば、ビジネスチャンスを広げることに繋がるでしょう。
Shopifyパートナーになるメリット2｜専用の管理画面を使用できる
Shopifyパートナーになると、Shopifyパートナー専用の管理画面にアクセスできます。
通常の管理画面とは、サイドバーのメニュー内容が異なり、Shopifyパートナーに関する項目になっています。
パートナー専用の管理画面では、下記のような項目を確認できます。
・新規ストアの構築や紹介機能
・アフィリエイト関連
・アプリ関連の管理から
・パートナーアカデミーへの参加
パートナーアカデミーでは、Shopifyに関連する学習ができ、Shopifyパートナーとしてスキルアップが図れます。
参加することでShopifyについてより詳しく知ることができ、Shopifyパートナーとしての活動に役立てることができます。
Shopifyパートナーになるメリット3｜テーマ、アプリ、ストアの開発ができる
Shopifyパートナーは、販売するためのテーマの作成や、アプリ開発、ストア構築ができるようになります。
アプリの開発では、Shopifyから提供されている下記の18種類のAPIを利用することが可能です。
・アクセスAPI
・分析API
・請求API
・顧客管理API
・割引API
・イベントAPI
・在庫管理API
・マーケティングイベントAPI
・メタフィールドAPI
・オンラインストアAPI
・注文API ・拡張API
・製品管理API
・販売チャネルAPI
・出荷およびフルフィルメントAPI
・Shopify Payments API
・プロパティAPI
・入札取引API
APIを使うためのチュートリアルも用意されていますが、英語のみとなっています。
また、後述しますが、Shopifyパートナーとしてテーマ作成、アプリ開発、ストア構築をし、販売することで報酬が受けとれる仕組みもあります。
Shopifyパートナーになるメリット4｜Shopifyパートナーアカデミーに参加できる
Shopify パートナーは、Shopify パートナーアカデミーに参加できるようになります。
Shopify パートナーアカデミーとは、Shopifyパートナーにだけ提供されるオンラインのトレーニングプログラムです。
このプログラムでは、Shopifyパートナーの成長に繋がるさまざまなコースが用意されています。
Shopifyパートナーアカデミーで参加できるカリキュラムは下記の2つのテーマが基本となっています。
・商品の基礎：Shopifyでのサイト構築についてとそのさまざまなサービス内容についての知識が学べる
・ビジネスの基礎： Shopifyパートナーとして成功するために必要な知識が学べる
この2つのテーマに沿った内容でコースが用意されており、学習後は認定試験を受けることも出来ます。
認証試験に合格すると、Shopifyパートナーとして、充分な知識があるということの証明になります。
DMMチャットブーストではshopifyの構築に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
Shopify Partner（パートナー）の報酬の仕組み
Shopifyパートナーでできることの中で、テーマ作成、アプリ開発、紹介では、報酬が発生します。報酬は、その貢献度に応じて決められています。ここでは、それぞれの報酬が発生する仕組みについて説明します。
Shopifyパートナーの報酬の仕組み1｜Shopifyテーマを作成してテーマストアなどに公開する
Shopifyテーマを作成してテーマストアで公開し、販売すると、報酬が発生します。
Shopifyテーマとは、Shopifyでショップを作る際にショップの外観やレイアウトを管理するファイルコレクションのことです。
HTML、CSS、JavaScript、Liquidを使って開発されます。
Shopifyのテーマ作成での報酬は、テーマ販売額の100％か85%の2パターンとなっており、下記のようにShopifyテーマストアでの総収益額次第で異なります。
| Shopifyテーマストアでの総収益 | 1つのテーマ販売で受け取れる報酬額 |
| 100万米ドル以内 | 販売額の100％ |
| 100万米ドル超 | 販売額の85％ |
Shopifyパートナーの報酬の仕組み2｜Shopify Appを開発してアプリストアに公開する
Shopify App（アプリ）を開発して、アプリストアで販売することでも報酬が発生します。
アプリの開発は、前述したShopifyが提供するAPIを利用して独自のアプリを作成しますが、
販売するアプリは、Shopifyパートナープログラムの契約を遵守して作成されているものでなければなりません。
アプリ販売による報酬は、アプリの購入価格またはサブスクリプション料金の80％となっています。
しかし、新しいレベニュープランに登録している場合は、全てのアプリ収益の合計が100万米ドル以内であれば、100%が報酬となります。
収益が100万米ドルを肥えた場合でも、85％が報酬となりますので、新しいレベニューシェアプランに登録した方が、アプリ開発で得られる報酬は高くなります。
レベニューシェアプランとは、アプリを作成し、販売することで報酬を受けられるShopifyパートナーの制度のことです。
2021年8月1日以降に開設されたShopifyパートナーアカウントでは、新しいレベニューシェアプランに登録することが可能です。
持っているすべてのパートナーアカウントで、Shopify アプリストア登録し、手数料99米ドルを支払う必要があります。
アプリでの報酬は、テーマに比べると比較的高くなっています。
テーマよりもバグの対応が多くなることや、対応が遅いと別のアプリに移動されてしまう可能性が高いという点は考慮しなければなりません。
Shopifyパートナーの報酬の仕組み3｜マーチャントにShopifyを紹介またはサイト構築のサポートをする
マーチャントとは、Shopifyの商品の販売やサービスの提供を行う個人や企業のことです。
Shopifyパートナーは、マーチャントにShopifyを紹介、またはサイト構築のサポートをすることで報酬を得られます。
①マーチャントにShopifyを紹介する
Shopifyをマーチャントに紹介して成功した場合は、マーチャントが支払う毎月のサブスクリプションの200％（2か月分）が報酬として受け取れます。2カ月間にわたって、マーチャントが支払うサブスクリプション料金と同額が支払われます。
例えば、紹介した人が月29米ドルのBasicプランでShopifyを契約すると、紹介したShopifyパートナーは、58米ドル（29米ドルを2回）を報酬として受け取ることができます。
②マーチャントの依頼を受けてサイト構築のサポートをする
ストアを作成したいマーチャントの代わりに、Shopifyパートナーアカウントでサイト構築をして、ストア移管(管理者権限の移行)をすることで、マーチャントが支払う毎月のサブスクリプション料金の20％を報酬として受け取ることができます。
Shopifyを紹介した場合は2カ月間のみですが、サイト構築のサポートをした場合は、作成したサイトが無くならない限り、継続的に報酬をもらうことができます。
Shopify Partner（パートナー）への登録方法
さまざまな場面で報酬を受け取ることができるShopifyパートナーは、個人法人を問わず、誰でも無料で登録することが可能です。
ここでは、Shopifyパートナーへの登録方法について紹介します。
Shopifyパートナーへの登録方法1｜「今すぐ登録する」をクリック
Shopifyパートナープログラム（https://www.shopify.jp/partners）のページを開いて、右上の「今すぐ登録」をクリックします。
引用：shopify.jp
Shopifyパートナーへの登録方法2｜Shopifyアカウント情報を入力
次のページで表示されるアカウント情報についての項目を入力します。
新規登録する場合は、メールアドレス、氏名、パスワードを入力し、ShopifyIDを作成してください。
既にアカウントを持っている場合、下部の「すでにShopifyIDをお持ちですか?」の横の「ログイン」から、
自身のアカウントでログインしてください。
引用：shopify.jp
Shopifyパートナーへの登録方法3｜Shopify パートナープログラムの必要事項を入力
Shopify IDの登録もしくはログインができたら、次のページではShopifyパートナープログラムの必要事項が出てきます。
フィールドを全て入力し、一番下の「ダッシュボードを表示」をクリックしてください。
引用：shopify.jp
次の画面で、Shopifyパートナー専用の管理画面が出てきたら、Shopifyパートナープログラムへの登録は完了です。
Shopify Partner（パートナー）の上位ランク「Shopify Experts（エキスパート）」について
Shopifyパートナーには、通常パートナーの上位にあたるShopify Expertsというランクがあります。
Shopify Expertsとは、Shopifyによる厳しい審査を受け、Shopifyに関する豊富な知識や経験があることを認められたShopifyパートナーのことです。
Shopify Expertsになると、専用のロゴが使用できるようになり、公式に認められている事業者であることをアピールできるため、よりマーチャントからの依頼を受けやすくなります。また、Shopify Expertsに認定されると、Shopify Expertsの公式ページに会社情報が掲載されます。
世界のShopify expertsと並んで自身の会社が掲載されることは、Shopifyを利用したいと思っている個人や企業向けに、高いPR効果が期待できます。Shopify Expertsになるには、Shopifyへの申請が必要です。
DMMチャットブーストではShopifyに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
Shopify Partner（パートナー）に登録してみよう
Shopifyでは、ストア運営だけでなく、Shopifyパートナープログラムに登録することで、事業の幅を広げることができます。
登録は無料でできるので、折角Shopifyを利用するのであれば、併せてShopifyパートナーにも登録してみてはいかがでしょうか。
既にShopifyでショップを運営されている方は、ショップ運営を成功させるために役立つDMMチャットブーストもおすすめです。
Shopifyで運営するショップの顧客情報をLINEと連携して、チャットボット機能による顧客対応の自動化や、さまざまなマーケティング機能の活用ができます。
Shopifyでのショップ運営を成功させるためには、高いレベルでの顧客管理も重要です。
ぜひ、DMMチャットブーストの導入も検討してください。まずは資料をDLして、サービスの内容を確認してください。
DMMチャットブーストではShopifyのアプリ開発に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。