「Shopify(ショッピファイ)でECサイトを構築したい!」
「自社で構築するのと外注どちらが良いのだろう?」
「サイト構築にかかる費用を知りたい」
ECサイトを作る際に、このようなことが気になる方もいるのではないでしょうか。
ShopifyはECサイト構築シェアNo.1のECプラットフォームです。世界175ヶ国で170万以上のECサイトが運営されており、大企業からベンチャー企業まで、あらゆるビジネスに活用されている実績があります。人気の理由は、ECのコア機能が標準でほぼ網羅されているので低コストでサイト構築でき、差別化しやすいメリットがあることです。
しかし、いざECサイト構築を検討するとなると
「自社構築と外注のどちらを選ぶべきか」
「構築代行を依頼するといくらぐらい費用がかかるのか」など不安なことも多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、
- ShopifyでのECサイトの構築方法やメリット
- 外注する際の価格
- 自社でサイト構築する流れ、注意点
を解説します。
DMMチャットブーストではShopifyに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
Shopify(ショッピファイ)でECサイトを構築する3つの方法
Shopify(ショッピファイ)でECサイトを構築する際は、まず自社で構築するか専門業者に依頼するか方針を決めておくことが重要です。自社の技術や経験、予算などを検討して、費用対効果が高い方法を選びましょう。
自社制作する
はじめに検討したい方法が、自社でECサイトを構築する方法です。
内製のメリットは、特に小規模なストア運営を検討している場合に、コストを抑えられる可能性が高いことです。
Shopifyなら販売や運営、マーケティングなど、一通りの機能が揃っているので、専門的な知識がなくても、ストアを開設できます。
一方、デメリットはECサイトの規模が大きくなり、機能拡張やカスタマイズをしたくなったときに、技術的に対応できない場合があることです。特にWEBエンジニアや開発ディレクターなどの専門スタッフを常駐していない企業は、自社制作だけでは限界があります。
したがって、自社制作が向くのは基本機能だけで目的を果たせる場合です。
ただし、個人事業者レベルであれば、月額料金がかかるShopifyだけでなく、BASEなどのより手軽なプラットフォームも検討するべきでしょう。
制作代行会社やフリーランスに依頼する
Web制作会社やフリーランスに依頼してECサイト構築をしてもらう方法です。
日本ではShopify専門の業者は少ないため、通常、Webサイト構築全般を請け負っている業者、フリーランスに外注します。
制作代行会社やフリーランスに依頼するメリットは、自社にECサイト構築の技術や経験がなくても、柔軟に対応してもらえる点です。
最終的な仕様やデザインのテイストなどを伝えれば、一定水準以上のECサイトを構築できるでしょう。
デメリットは業者やフリーランスの技術レベルを判断しにくい点です。
もし業者選びに失敗してしまえば、必要な機能を実装できなかったり、構築までの期間が予想以上にかかってしまったりする場合があります。
制作代行会社やフリーランスに依頼するのがおすすめなのは、技術力を見極められる人材が自社にいる場合や、信頼できる業者やフリーランスを知っている場合です。このような場合は業者選びのリスクが小さく、仕様の打ち合わせなどもスムーズに運ぶでしょう。
Shopify公認のパートナー会社に依頼する
Shopify公認のパートナー会社とは、Shopifyとパートナーシップを結んで、アプリ開発やデザイン作成、サイト構築支援サービスなどをしている業者です。特に「構築パートナー」の資格を持っている業者を選ぶと、ECサイト構築を安心して任せられます。
パートナー会社に依頼するメリットは、一定水準以上の技術力が見込めることです。
パートナー会社は、Shopifyが提供する認定プログラムを受講して合格しています。
また、パートナー会社にだけ公開されるAPI仕様などの詳しい情報も知っているので、ShopifyのECサイト構築を強みにしている可能性が高いからです。
デメリットはパートナー会社が日本国内でまだ少なく、自社に合った業者を選びにくいことです。
また、専門的な知識を持つので任せられる部分が多い反面、制作費が高くなる可能性もあります。
パートナー会社に依頼するのがおすすめなのは、高度な機能を実装したい場合や、細かくカスタマイズして独自性を高めたい場合です。そのため、一般的には大規模なストア運営や越境ECなどに向きます。
改めてまとめますと下記のようになります。
・自社制作がおすすめ
→Shopifyの基本機能だけで目的を果たせる場合
・制作の代行がおすすめ
→技術力を見極められる人材が自社にいる場合
→信頼できる業者やフリーランスを知っている場合
・公認のパートナー会社の代行がおすすめ
→高度な機能を実装や細かいカスタマイズを依頼したい場合
Shopify(ショッピファイ)でECサイトを構築する7つのメリット
大企業から小規模事業者まで、ShopifyでECサイトを構築する企業が増えてきました。
その背景には、比較的簡単にECサイトを構築できることや、柔軟に機能拡張、カスタマイズしやすいShopifyの特徴があります。
ここでは、7つの項目に分けて主なメリットを紹介します。
ShopifyでECサイトを構築するメリット1|コストが安い
Shopifyではアカウント作成やストア開設の手数料など、初期費用に相当するコストがかかりません。
また、Shopifyはクラウド型サービスで提供されているため、自社サーバーやツールなどを購入する必要がないのもメリットです。
月額料金や手数料も比較的低く設定されており、例えばShopifyと似たタイプのshopserve(ショップサーブ)やfutureshop(フューチャーショップ)と比べても総じて割安です。特に規模が大きくなり売上高が増えるにしたがって、通常、コスト面でのメリットは大きくなります。料金や手数料をまとめたのが以下の表です。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
料金/月 | 25米ドル | 69米ドル | 299米ドル |
クレジットカード手数料 | 3.4~4.15% | 3.3~4.1% | 3.25~4.05% |
取引手数料 | 2.0% | 1.0% | 0.5% |
ShopifyでECサイトを構築するメリット2|デザインが豊富
Shopifyはデザインの自由度が高く、競合他社と差別化しやすいことがメリットです。
2022年1月現在では、無料のテーマが10種類、有料のテーマが71種類利用できます。
シンプルでスタイリッシュなデザインが多いため、例えば、ファッションやインテリア、ビューティーなどの分野のストアに向くとされています。
さらに、テーマの以下の項目は、プログラムコードを変更しないで管理画面からカスタマイズ可能です。
・ロゴ画像
・ボタン、テキスト、背景の色
・見出しや説明文のフォントとサイズ
・要素の表示/非表示
ブランドや商品に合わせて調整すれば、比較的簡単に統一感やオリジナリティを出せるでしょう。
CSS(Webページのスタイルを記述する言語)で編集すれば、より自由なカスタマイズもできます。
ShopifyでECサイトを構築するメリット3|基本機能が充実
Shopify はユーザーインターフェースとECサイト運営の基本機能が充実しています。
ユーザーが使う「フロント機能」とサイト運営者が使う「管理機能」の代表的な機能は以下のとおりです。
フロント機能 | 商品ページ | 商品一覧、在庫状況、お気に入り登録など |
カートとチェックアウトページ | カート、配送状況追跡、決済方法選択など | |
顧客管理 | 会員登録、注文詳細確認など | |
ブログ | ブログ追加、コメント機能追加など | |
その他 | おすすめ商品、新着情報の表示など | |
管理機能 | 基本設定 | ストア情報、利用規約、配送ポリシーなど |
アカウント管理 | パスワード認証、管理者登録など | |
オンラインストア | テーマ設定、メニュー設定など | |
販売チャネル | SNS、卸売販売、実店舗販売との連携など | |
ホーム(TOPページ) | 受注情報、売上状況など | |
商品管理 | 商品追加、在庫管理など | |
ロケーション | 複数倉庫の在庫追跡、在庫割り当てなど | |
テーマ | テーマの利用、カスタマイズなど |
ご覧のように、ECビジネスのコア機能をほぼ網羅しているので、業種や規模を問わずShopifyでECサイトを運営できます。
より詳しい情報は、Shopifyの公式サイトを確認してください。
ShopifyでECサイトを構築するメリット4|クラウド型サービスなのでメンテナンスが簡単
Shopifyはクラウド型サービスで提供されているため、常に最新の環境に自動更新されます。
Shopifyが実施するプラットフォームの更新やセキュリティの強化、表示速度の向上などの恩恵を、手間をかけることなく受けられます。
自社サーバーにECサイトを構築する場合には、サーバーやドメインの取得段階でつまずいてしまうこともめずらしくありません。Shopifyなら、専門的な知識がなくても比較的簡単にストアを立ち上げられ、その後のメンテナンスの負担も軽くできます。
ShopifyでECサイトを構築するメリット5|拡張アプリがたくさんある
Shopifyでは2022年1月現在、3,000種類以上もの拡張アプリを利用できます。
これほど数が多いのは、Shopifyが内部仕様(API)を広く公開しており、Shopify関連会社以外のサードパーティのアプリ開発を支援しているからです。
具体的には、請求書を印刷するアプリや、商品にカスタマーレビューを追加できるアプリ、チャットボットを追加するアプリなど、さまざまなものが提供されています。ブラウザのアドインのようにして基本機能にアプリを追加することで、自社のビジネスにあったECサイトを構築可能です。
一部の拡張アプリでは、POSやマーケティングツールなど、外部システムとの連携もできます。
上手に活用することで、効率的な集客やマーケティングを実現できるようになるでしょう。
ShopifyでECサイトを構築するメリット6|SNSやLINEなどと連携可能
ShopifyはFacebookやInstagram、TwitterなどのSNSとの連携に力を入れているのが特徴です。
例えば、Facebook上で「ショップ」機能を使うと、Shopifyで販売している商品を簡単に掲載できます。
SNSと連携すると見込み客にリーチできる範囲が広がり、集客力や売上の向上を目指せます。
ただし、LINEのような日本中心のアプリは、現状では標準で対応していないので、拡張アプリが必要です。
しかし、年代を問わず膨大なユーザーを持つLINEと連携して集客、販売のチャネルを広げられるのは大きなメリットです。
ShopifyでECサイトを構築するメリット7|越境ECや大規模ショップ経営に対応できる
Shopifyは多言語対応や他通貨決済に対応するための機能が充実していることから、越境ECに向くプラットフォームです。
従来は日本語サポートが乏しい面がありましたが、近年はかなり改善されています。
国内と海外で多店舗経営したい場合も、効率的なサイト構築ができるようになってきました。
サイト構築面だけでなく、ストアの経営面でもShopifyは越境ECに向きます。
Shopifyは175ヵ国以上にユーザーがいて、流通総額は実に2,000億米ドル以上あります(2022年1月現在)。
大企業のみならずベンチャー企業にとってもチャンスが多いプラットフォームとして、ますます注目されるようになってきました。
Shopify(ショッピファイ)でECサイトを構築する手順
Shopifyで最低限のECストアを構築する作業は、1日で終わるほど簡単です。
Shopifyでは2週間の無料トライアルもできるため、ECサイト構築を体験してみてはいかがでしょうか。
ここでは、Shopify に登録して運用テストをするまでの手順を紹介します。
ステップ1|アカウント作成
まずはShopifyで以下の流れでアカウントを作成します。
1.Shopifyにアクセス
2.メールアドレスを入力し「ショップを開設する」ボタンをクリック 引用:shopify.jp
3.パスワードとECサイト名、URLを入力して「ストアを開く」ボタンをクリック引用:shopify.jp
4.アンケートに回答 引用:shopify.jp
5.企業情報を入力して確定する 引用:shopify.jp
6.アカウント作成完了
ステップ2|管理画面でECサイトのデザインや説明を設定
アカウントを開設したら、管理画面でECサイトの初期設定をおこないます。
1.Shopifyにログインして管理画面を表示 引用:Shopify管理画面
2.「オンラインストア」→「テーマ」をクリック 引用:Shopify管理画面
3.「カスタマイズ」を選択し、テーマエディタを開く 引用:Shopify管理画面
4.画像や文字、ヘッダー、フッターなどを追加、編集する 引用:Shopify管理画面
なお、管理画面は、ECサイト構築後もサイト運営の中心になります。現時点で使わない設定項目でも幅広く目を通し、どのような設定や機能があるのか知っておくと、後から役に立つでしょう。
ステップ3|商品を追加してカテゴリー分けする
次に以下の手順でShopifyで販売したい商品を追加、分類します。商品がまだない場合は、ダミーの商品でもかまいません。
1.管理画面の「商品管理」をクリック 引用:Shopify管理画面
2.「商品を追加する」を選択して、商品編集画面を開く引用:Shopify管理画面
3.商品名、商品説明を追加 引用:Shopify管理画面
4.「ファイルを追加する」をクリックして、商品画像や動画などを設定 引用:Shopify管理画面
5.ユーザーがチェックアウト時に支払う金額、割引額などを入力 引用:Shopify管理画面
6.在庫数、在庫管理方法、配送方法などを登録引用:Shopify管理画面
7.Googleなどの検索エンジンプレビューがどのように表示されるか確認する 引用:Shopify管理画面
8.商品を在庫ありにするSNSやサイト、POSなどの販売チャネルを選択
引用:Shopify管理画面
9.商品分類として、タイプや販売元を入力 引用:Shopify管理画面
10.ユーザーがオンラインストア検索するのに役立つタグを設定する 引用:Shopify管理画面
なお、上記をすべて設定する必要はありません。
ビジネスや目的に応じて、必要な内容を設定しましょう。
ステップ4|ブランドページや問い合わせページなどを作る
ブランドページや問い合わせページなどで、ECサイトを充実させることも重要です。
ブランドページは会社概要やブランドストーリー、企業理念など、さまざまに活用できます。
また、ユーザーの利便性を高めるために問い合わせページも設置しましょう。
拡張アプリを導入すれば、無人のチャットボットを導入するなど、接客機能を強化できます。
ステップ5|送料や決済方法を設定
送料は必ずはじめに設定しておきます。
一般的な送料の設定手順は以下のとおりです。
1.管理画面から「設定」→「配送と配達」をクリック 引用:Shopify管理画面
2.「送料を管理する」をクリック 引用:Shopify管理画面
3.「送料を追加する」を選択引用:Shopify管理画面
4.ユーザーに表示する送料の文言(「通常配送」など)を設定
5.送料を設定(従量別に送料が違う場合は、各送料を設定) 引用:Shopify管理画面
6.「完了」をクリックして送料設定完了 7.続いて「設定」→「決済」を選択 引用:Shopify管理画面
8.「アカウントの設定を完了する」をクリック 引用:Shopify管理画面
9.口座情報を登録すると決済設定完了
商品ごとに送料が違う場合は、ルールを登録すると効率的に管理できるようになります。
ルール作成は管理画面の「設定」→「配送」→「新しいプロファイルを作成する」から実行できます。
ステップ6|テスト注文する
すべての設定が終わったら、ユーザー側からECサイトがどのように利用できるかテストしてみましょう。ストア運営の練習もできます。
まずは、Shopifyの設定画面からテストモードに切り替えます。
1.管理画の「設定」→「決済」→「管理する」を選択 引用:Shopify管理画面
2.ページ最下部の「テストモードを使用する」にチェックを入れ、保存する 引用:Shopify管理画面
3.ストアで商品を購入する
4.注文受付や発送管理などが正常動作するかテストする
Shopify(ショッピファイ)のでECサイト構築を外注する費用の目安
自社が希望するECサイトの機能やユーザビリティに応じて、必要な外注費用は変わります。
ここでは、基本機能のみの場合、一部カスタマイズする場合、フルカスタマイズする場合の3つに分けて費用の目安を紹介します。
基本機能のみの場合
Shopifyの基本機能の設定代行を業者に依頼したときの費用の目安は、30万円から100万円です。
費用目安 | 30万円~100万円 |
依頼できる内容 | ・アカウント開設 ・ドメイン設定 ・サイトデザイン(テーマ選択、画像やフォントなどの調整など) ・商品登録 ・送料設定 ・決済方法設定 |
おすすめの企業 | ・最低限の設定をスキルがある業者に代行してほしい企業 ・小規模事業者 |
ただし、オリジナルロゴの作成や請求書のテンプレート作成なども依頼すると、50万円から100万円程度かかります。
運用のための研修や、運用が軌道に乗るまでの伴走支援を依頼するなどの場合も同様です。
一部カスタマイズする場合
拡張アプリを活用してサイトデザインを独自にカスタマイズしたり、SNS連携やチャットボット導入などの機能を追加したりする場合は、100万円から300万円が相場です。
費用目安 | 100万円~300万円 |
依頼できる内容 | ・基本機能の設定代行 ・オリジナルのサイトデザイン ・拡張アプリの導入、設定 |
おすすめの企業 | ・集客やマーケティングを効率化したい企業 ・中堅事業者 |
フルカスタマイズの場合
市販の拡張アプリでは実現できない機能を実装するフルカスタマイズの場合の費用目安は100万円から1,000万円です。
費用目安 | 100万円~1,000万円 |
依頼できる内容 | ・基本機能の設定の代行 ・オリジナルのサイトデザイン ・拡張アプリの導入、設定 ・独自機能の開発、実装 |
おすすめの企業 | ・自社業務に合わせたカスタマイズと機能の実装をしたい企業 ・大規模なECサイト運営や越境ECに取り組みたい企業 |
Shopify(ショッピファイ)でECサイト構築する費用を節約する3つの方法
ShopifyでECサイト構築するには、自社構築する場合でも業者に依頼する場合でも、ある程度の費用と工数がかかります。
どのようにすればコストを抑えられるのでしょうか。
費用を節約する方法1|自社に必要な機能に絞る
ECサイトを構築する場合でも、業者に依頼する場合でも、過不足ない機能に絞ることが重要です。
あまり高度な機能を実装すると、構築費用や拡張アプリ購入などの初期費用がかかるうえ、料金プランもグレードアップしなければならないこともあるからです。Shopifyでは拡張アプリを後から追加できるので、最低限の機能からスモールスタートしてもよいでしょう。
費用を節約する方法2|Shopifyペイメントを利用する
取引手数料を減らすには、Shopifyペイメントの利用が効果的です。
ShopifyペイメントとはShopifyの独自決済サービスで、取引手数料が無料になります。
さらに、サイト構築時に審査不要ですぐに利用を開始できるほか、管理画面から決済状況を直接確認できるので業務負担を減らせるメリットもあります。
ちなみに、ユーザーは主要なクレジットカードブランドを利用できるほか、「Shop Pay」「Apple Pay」「Google Pay」にも対応しているので、利便性が下がることはありません。
むしろ慣れた方法でスムーズにチェックアウトしてもらうことで、カゴ落ちを防ぐ効果が期待できます。
費用を節約する方法3|自社の構築スキルに合わせて自社制作か外注か選ぶ
基本機能では実現できない機能を実装したい場合や、オリジナルのサイトデザインを目指したい場合は、自社の制作スキルを検討してみましょう。自社で作る場合の工数と比較すると、専門知識と経験を持った業者に任せた場合のほうが安くなるケースもめずらしくないからです。
DMMチャットブーストでは👉shopifyの評判に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
Shopify(ショッピファイ)でECサイトを自社構築する際の3つの注意点
ShopifyでのECサイト構築は比較的難易度が低いですが、英語表記が多いことや、日本企業向けのアプリが少ないなどの注意点もあります。自社のリソースを含めて総合的に構築方法を判断しましょう。
自社構築する際の注意点1|文献やマニュアルのほとんどが英語
Shopifyはカナダ企業なので、文献やマニュアルのほとんどは英語です。
近年はShopify JAPANによって和訳される文書も増えてきましたが、最新情報を知るには英語のスキルが必要です。
また、海外企業が提供しているテーマやアプリも基本的に英語なので、語学力がない人には負担になるでしょう。
自社構築する際の注意点2|日本企業向けアプリが少ない
日本企業向け、あるいは日本市場でのマーケティングに適した拡張アプリの数は多くありません。
徐々に増えてきてはいるものの、国内向けのECサイト運営では不満に感じてしまう可能性は高いでしょう。
かといって独自機能を実現するために業者に外注すると、構築費用が高額になることもあります。
自社構築する際の注意点3|カスタマイズにはHTMLやCSSのスキルが必要
Shopifyでは柔軟なカスタマイズを実現できますが、細かい部分を変更したい際はHTMLやCSSの知識が必要です。
HTMLやCSSは初心者でも比較的習得しやすいマークアップ言語ですが、すぐにカスタマイズできるようになるほど簡単ではありません。
安易に変更すると、サイト運営に支障が出るリスクもあります。
Shopify(ショッピファイ)のECサイト運営で成果を上げる3つのポイント
ECサイトを構築後の成果を高めるために、SNSやLINEとの連携が重要になってきています。
併せて、競合他社との差別化や、顧客対応やマーケティングを効率化する施策も必要です。
成果を上げる方法1|SNSやLINEと連携する
SNSやLINEなどと連携して販売チャネルを広げることで集客力が増し、リピーターの定着にも効果が見込めます。
ShopifyではFacebookやTwitterなどのSNSと容易に連携できる仕組みがあるので、積極的に活用することをおすすめします。
ただし、日本で膨大なユーザー数がいるLINEとの連携は、今のところ不十分な状況です。
そのため、Shopifyから拡張するのではなく、LINE公式アカウント側から連携を図ることが効果的です。
LINE公式アカウントの拡張ツール「DMMチャットブースト」を導入すれば、すべてのShopifyのECサイトとLINE公式アカウントの顧客情報やマーケティングを連携できます。例えば、LINE上でShopifyの商品を購入したり、購入履歴や配送状況確認したりできるようになります。
成果を上げる方法2|競合他社と差別化を図る
Shopifyは各ストアの個性を尊重しているプラットフォームなので、積極的に差別化を図りましょう。
例えば、ECサイトと実店舗で一貫性を持たせたり、ブランドページで世界観をアピールしたりするなど、ユーザーの記憶に残る工夫が大切です。
また、独自ドメインを取得するのも差別化の一環になります。
独自ドメインのほうが信頼感を持ってもらいやすく、ストアの名前も覚えてもらいやすくなるからです。
さらに独自ドメインのほうが、検索結果の上位に掲載されやすくSEO上有利なメリットもあります。
成果を上げる方法3|顧客対応やマーケティングを効率化する
Shopify以外のプラットフォームや自社サイトも同時運営する場合は、顧客対応やマーケティングを効率化する観点も大切です。
仮にShopifyにECサイトを構築して売上が向上しても、スタッフの残業時間が増えるなどして、収益が伸びないケースがめずらしくないからです。
したがって、先に紹介したLINE公式アカウントとShopifyの連携のように、顧客情報やマーケティングを一元化する施策が重要になります。業務を効率化しながら多チャンネルのメリットを生かせれば、利益を増大できます。
制作代行会社を活用してShopifyでECサイトをスムーズに構築しよう
Shopify(ショッピファイ)は専門的な知識がなくても、比較的簡単にECサイトを構築できるプラットフォームです。
ただし、高度なカスタマイズや機能拡張をしたい場合は、専門業者に依頼することも必要です。
また、Shopifyでは日本語マニュアルが少なく、日本企業向けアプリも多くないことを知っておきましょう。
例えば、ShopifyはSNSとの連携を強化していますが、国内で主流のLINEとの接続は不十分です。
そのため、現実的な対策としては、LINE公式アカウントの機能を拡張してShopifyと連携するのが効果的です。
LINE公式アカウントの拡張ツール「DMMチャットブースト」なら、Shopifyの商品情報をLINE上に掲載できます。
さらにLINE経由での商品購入や購⼊履歴・配送状況確認の確認も可能です。
他にも、再入荷通知やクーポン配布などの多くの機能を実装できるので、Shopifyとの連携による業務効率化と売上向上にご活用いただけます。
DMMチャットブーストではShopify制作に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。