【Shopify API一覧】概要やパターン別APIの活用場面についても紹介

「ShopifyのAPIにはどんなものがある？」
「どんな時にAPIを使えばいいの？」

Shopifyストアの運営をしている方の中には、既存アプリの機能を一歩超えた追加設定がしたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

Shopify APIには用途に応じて様々なものがあり、概要や仕組みを理解することができれば強力な拡張APIとして活用できます。自社ECサイトのコンセプトやショップの規模に合わせてAPIを連携することで、より集客に繋がるでしょう。

しかしながら、Shopify APIのそれぞれの役割を把握するには多少の時間がかかります。

そこで今回は、

• Shopify APIを使ってできること
• 各APIを利用する場面

についてまとめました。この記事が、Shopify APIについて詳しく知りたい！という方の参考になれば幸いです。

DMMチャットブーストでは👉Shopify APIの使い方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

Shopifyが提供するAPI一覧｜ECサイトに連携したいAPIを選ぼう

ShopifyはShopifyパートナー向けに、豊富な種類のAPIを提供しています。
アプリ開発者は多くのAPIの中から、提供するサービスに必要なAPIを選んで利用できます。

Shopifyが提供しているAPIは以下のものになります。

Shopify APIを使ってできること

数が多いため、名前だけ見てもイメージできないAPIもあるでしょう。

この章では各APIを一つずつ丁寧に説明していきます！

Shopify APIを使ってできること1｜アクセスAPI

データを与えることで、ユーザーからのアクセスを表示したり管理したりすることが可能なAPIです。

例）

• StorefrontAccessToken
• AccessScope

Shopify APIを使ってできること2｜分析API

より詳しいレポートを作成し、EC事業の成果を分析することが可能です。

例）

• AccessScope
• ShopifyQueryLanguage

Shopify APIを使ってできること3｜請求API

単発での料金やサブスクリプションの手数料、従量制の手数料を回収して、アプリの支払いを受け取るAPIです。

例）

• ApplicationCharge
• RecurringApplicationCharge
• UsageCharge
• ApplicationCredit

Shopify APIを使ってできること4｜顧客管理API

EC事業者が顧客データを管理するのに役立つAPIです。

例）

• CustomerSavedSearch
• Customer
• CustomerAddress

Shopify APIを使ってできること5｜割引API

EC事業者がさまざまなクーポンなどを提供するのに役立つAPIです。

例）

• Discount Code
• Price Rule

Shopify APIを使ってできること6｜イベントAPI

Webhookを登録するか、イベントデータを取得して、ECサイトとアプリを同期させるAPIです。

例）

• Event
• Webhook

Shopify APIを使ってできること7｜在庫管理API

複数の在庫を管理するAPIです。

例）

• InventoryLevel
• InventoryItem
• Location

Shopify APIを使ってできること8｜オンラインストアAPI

ECサイトとECサイト内のコンテンツを更新します。

例）

• Page
• Blog
• ScriptTag
• Redirect
• Article
• Theme
• Asset
• Comment
• Sections

Shopify APIを使ってできること9｜注文API

ユーザーからの注文を受け付け、処理し、管理を行うAPIです。

例）

• DraftOrder
• Refund
• Transaction
• Order
• Order RIsk
• Abandoned checkouts

Shopify APIを使ってできること10｜製品管理API

製品およびコレクションAPIを用いて、ストアのカタログへアクセス・操作します。

例）

• Product Variant
• Product Image
• Collect
• SmartCollection
• Collection
• CustomCollection
• Product

Shopify APIを使ってできること11｜販売チャネルAPI

独自の販売チャネル（Webサイト・モバイルアプリ・オンラインマーケットプレイスなど）を作成するAPIです。

例）

• Checkout
• Payment
• CollectionListing
• ProductListing
• ResourceFeedback
• Product ResourceFeedback

Shopify APIを使ってできること12｜配送およびフルフィルメントAPI

フルフィルメントとは、主に配送業務のことを指します。注文ステータスの表示、商品出荷通知、配達状況の追跡などがこちらのAPIで行えます。

例）

• FulfillmentEvent
• FulfillmentOrder
• CancellationRequest
• Fulfillment
• FulfillmentRequest
• CarrierService
• FulfillmentService
• AssignedFulfillmentOrder
• LocationsForMove

Shopify APIを使ってできること13｜Shopify Payments API

Shopify Payments APIでは、アカウント残高情報や支払いの管理ができます。また、国際収支取引にも対応可能です。

例）

• Transactions
• Dispute
• Payouts
• Balance

Shopify APIを使ってできること14｜ストアプロパティAPI

ストアプロパティAPIは、主にストアの構成を管理します。内容としては一般的な設定情報や税率管理、通貨情報管理、配送ゾーンなどです。

例）

• Shop
• Country
• Province
• Policy
• Currency
• ShippingZone

DMMチャットブーストではshopifyの構築に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

【パターン別】どのAPIを利用すればいいか

こんなにAPIあるけど、どんな時に、どのAPIを使えばいいの？と思った方もいらっしゃると思います。
この章ではパターン別で使用するAPIを説明します。

【パターン1】デザインをカスタマイズしたい場合

デザインをカスタマイズしたい場合、ほとんどのケースがShopifyのテーマストアで解決することができるでしょう。

好みのデザインがなかった場合、LiquidとAjaxAPIを利用してオリジナルテーマを開発することができます。
上記のAPIは、Shopifyパートナーとしてビジネスを行う際に使用します。

【パターン2】モバイルアプリから商品を購入可能にしたい場合

この場合、AndroidとiOS向けに提供されているSDKを利用することができます。
SDKは、Storefront APIをモバイル開発の言語からアクセスできるようにしたものです。

Shopifyが提供するオンラインストアと実店舗で使えるPOSによって、ほとんどのニーズを満たすことができますが、このAPIを使えばさらに販売窓口を広げることができます。

【パターン3】Shopifyの機能を拡張したい場合

この場合、多様なニーズを含んでいます。

• Shopifyストアで在庫管理を行いたい
• 商品登録をCSV形式のファイルから行いたい

などです。しかしこれらはアプリで解決できるケースがほとんどです。
Shopifyアプリストアで検索し、ニーズを満たすアプリを探してみてください。

もし見つからなかった場合は、Adimn APIを利用します。
Adimn APIは、顧客や商品、在庫や注文などの情報を書き込みや、読み出しを行えるAPIです。

その他には、Shopifyが提供するストア管理画面とは、別の管理画面を自分で構築したい時などに利用することができます

【パターン4】Shopifyストアと実店舗のデータを連携したい場合

Shopifyストアと実店舗のデータを連携したい場合、Shopifyが提供しているPOSを活用することができます。

今まで通りShopifyストアで商品と顧客データを管理し、実店舗でもPOSに情報を打ち込むようにすることで、POSを通してShopifyストアに反映されます。POSを使うには、Adimn APIにアクセスするアプリを開発し、POSの設定を行う必要があります。

【パターン5】マーチャントの管理を効率化させたい場合

Shopifyパートナーとして、クライアントのストア構築を支援したい場合、Partner APIを使います。
クライアントが増えてくると、各案件の進捗状況や支払い状況を管理するのが、難しくなってきます。

Partner APIを使えば、クライアントの情報にプログラムからアクセス可能なため、Partner APIを使って取得した情報から、さまざまなことができます。

例えば、

などに利用できます。

DMMチャットブーストではShopifyに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

Shopify APIを活用してECサイトの売上を伸ばそう

今回はShopifyに関わるAPIについて解説しました。
Shopifyをカスタマイズする方法は他にも多くあります。

ECサイトを成長させるために理解しておくべきアプリや拡張機能があります。
そこで、Shopifyを利用する際は、DMMチャットブーストの利用がおすすめです。

Shopifyのさまざまな機能を自動化できます。
気になる方は14日間無料でお試しください。

DMMチャットブーストではShopifyのログインAPIに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。