「LINEで一斉送信で複数の人に同じメッセージを送りたい」
「LINEグループを作るほどでもないけど1人1人に同じメッセージを送るのは大変」
などのお悩みはありませんか?
ここでは、個人のLINEアカウントや企業のLINE公式アカウントでメッセージを一斉送信する方法だけではなく、取り消し方、一斉送信する際の注意点について説明していきます。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
LINEでのメッセージ一斉送信は個人も可能
LINE上で複数の人に一度に同じメッセージを送る「一斉送信」。
実は情報を発信する企業のアカウント(LINE公式アカウント)だけではなく、個人のLINEアカウントでも一斉送信を行うことができます。
個人のLINEアカウントで一斉送信をする方法
個人のLINEアカウントで一斉送信をするためには、基本的に「作成したメッセージを複数人に転送する」方法になります。具体的な手順を説明していきます。
【個人】LINEアカウントで一斉送信をする方法1|Keepメモに送信する内容を作成する
一斉送信したいメッセージが「送られてきたメッセージ」「一度誰かに送ったメッセージ」の場合は次の手順に進んでください。
ここでは一斉送信するメッセージを一から作成する方法を解説します。
一斉送信として転送を行うには、一度誰かにメッセージを送る必要があります。そこで便利なのが「Keepメモ」です。
Keepメモとは自分専用のトークルームのことで、テキストや画像、動画などを通常のLINEのトークのようにKeepメモに送信、保存することができます。Keepメモに送った内容は自動でLINEのストレージ「Keep」に保存されます。他の人に見られる心配は無いので、一斉送信用の下書きを作成するにはぴったりと言えます。
Keepメモはトークルームのひとつとして、トークの中に入っています。もしトークルームがたくさんあって見つけにくいときは、「Keepメモ」でトークルームを検索すると見つけることができます。
使い方は簡単。Keepメモに一斉送信したいメッセージを打ち込んで送信するだけです。これで一斉送信の準備ができました。
【個人】LINEアカウントで一斉送信をする方法2|Keepメモから送信先を選び、転送する
先ほどKeepメモに送ったメッセージの吹き出しを長押しすると、メッセージに対するメニューが表示されます。その中から「転送」を選んでください。転送するメッセージをKeepメモから選び、下部にある「転送」をタップすると転送先が選べます。
この転送先が、一斉送信をしたい相手です。
最近メッセージを送った人が表示されていますが、その中に一斉送信相手が居ない場合は、「もっと見る」をタップすると「最近トークをした一覧」「登録されている友だちの一覧」「登録しているグループの一覧」が表示されます。
その中から一斉送信したい相手を選び、右上にある「転送」をタップすると一斉送信を行うことができます。
個人のLINEアカウントとLINE公式アカウントの違い
個人のLINEアカウントで一斉送信する方法をご説明しましたが、LINE公式アカウントを使えばもっと楽に一斉送信を行うことができます。
そもそも個人のLINEアカウントと、LINE公式アカウントは何が違うのでしょうか。
個人のLINEアカウントは、一個人が私的にLINEを利用するときに使用するアカウントです。LINE公式アカウントとは企業や店などの法人が、ビジネス目的で情報を発信するために利用しているアカウントになります。
そのためLINE公式アカウントには、個人のLINEアカウントにはない販売促進用の機能が多数用意されています。一斉送信もその機能の一つです。
目的 | 機能 | |
個人のLINEアカウント | 一個人が私的にメッセージやチャットを利用する | チャット、タイムライン投稿、通話、友だちの追加や管理、グループ作成など |
LINE公式アカウント | 企業や店舗がビジネス目的で情報を発信する | メッセージ配信(一斉送信)、チャット、タイムライン投稿、通話、クーポン、リサーチ、ショップカード、友だちの管理、チャットへの自動応答など |
アカウントの種類による方法の違い
残念ながら、個人のLINEアカウントにはボタン一つで一斉送信を行える機能はありません。
しかし、いくつかのステップを踏むことで複数の人に一斉送信をする方法があります。LINE公式アカウントは、一斉送信がもともとの機能として備わっているためとても簡単に一斉送信することができます。
LINE公式アカウントで一斉送信をする方法
LINE公式アカウントで一斉送信をする場合、もともと機能としてある「メッセージ配信」を利用します。
個人のようにメッセージを作成したその場で送信するだけでなく、送信する相手を絞り込んだり、日時を決めて送信することが可能です。
【LINE公式アカウント】一斉送信をする方法1|送信するための項目を設定する
メッセージ配信をするには、始めに配信の条件などの項目を設定します。項目設定の手順は以下の通りです。
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「配信先」では、配信する友だちの絞り込み設定が可能です。事前にオーディエンスで設定したタグを用いることができます。
「配信日時」では今すぐ配信するか、未来の時間を指定して配信する設定を選ぶことができます。
「高度な設定」は、必要に応じて設定を行います。配信したメッセージをタイムラインに同時に投稿する設定、予算や残りの送信可能数に合わせて一斉送信するメッセージ数の上限を決める設定、複数のメッセージを作成し一度テスト配信をする設定、の3種類があります。
【LINE公式アカウント】一斉送信をする方法2|送信するメッセージを作成する
設定が終わったら、メッセージ配信をするためのメッセージを入力欄に作成します。文章だけではなく、スタンプや写真、動画、作成したクーポンやアンケートの配信が可能です。
また、一度の配信で3つまで吹き出しを送ることができます。吹き出しを増やしたいときは、入力欄下にある「+」のマークを押すことで、吹き出しを増やすことができます。
引用:LINE公式アカウント管理画面
メッセージの作成が終わったら、画面上部もしくは下部にある「配信」ボタンをクリックします。これで配信は完了です。もしまだメッセージを編集する可能性がある場合は、「配信」ではなく「下書き保存」をクリックすると下書きとして保存されます。
LINEで一斉送信したメッセージを取り消す方法
一斉送信したメッセージや、送信先に間違いがあった場合、メッセージの送信自体をを取り消すことはできるのでしょうか。個人のLINEアカウントと、LINE公式アカウントそれぞれの場合について説明していきます。
個人のLINEアカウントの場合
転送して一斉送信をしたメッセージを、一度にまとめて取り消しすることはできません。送信相手のトーク画面から、1つずつ手作業で送信取り消しをする必要があります。
送信取り消しをする場合、取り消したいメッセージの吹き出しを長押しし、表示されたメニューから「送信取消」をタップします。これで、自分と相手のトークルームからメッセージが削除されます。
「削除」を選んだ場合は自分のトークルームからのみ削除されるのでご注意ください。
送信取り消しは、メッセージを送ってから24時間以内しか使用することができません。
また、送信取り消しを行ったことはトークルームに記載されて履歴として残ってしまいます。相手が未読だった場合でも、誤解を生まないように送信取り消しをした旨一言説明を入れるようにしましょう。
LINE公式アカウントの場合
LINE公式アカウントでメッセージ配信(一斉送信)をした場合、取り消す方法は実は存在していません。一対一のチャットの場合は、個人のLINEアカウントと同様の方法で送信取り消しを行うことができます。また、タイムライン投稿は編集や削除が可能です。
もし誤ったメッセージ配信をしてしまった場合は、すぐに訂正のメッセージを配信するようにしましょう。
LINEで一斉送信をする際の注意点
LINEでメッセージの一斉送信を行う際、送信取り消し以外にも注意したい点があります。個人のアカウント、LINE公式アカウントの場合についてそれぞれ紹介します。
個人のLINEアカウントの場合
個人のLINEアカウントで一斉送信を行う場合は転送を利用しますが、一度に転送ができる人数は15人までと上限があります。
それ以上の人数に送りたい場合は複数回に分けて送るしかありません。 その他にも、送りたい人を選んでトークルームに招待しそのトークルームに送る方法がありますが、そのトークルームでのその後のやりとりは他の人にも見られてしまうため、送る前にこの方法で良いかよく考えましょう。
また、個人LINEではLINE公式アカウントと違って一斉送信でスタンプの転送を行うことができません。
LINE公式アカウントの場合
LINE公式アカウントでメッセージ配信を行う場合、配信先を絞り込まなければ追加されている友だち全員に配信がされます。
全員に見てもらいたい情報なら良いのですが、年齢や性別など情報を見せたい対象が絞れる場合は、友だちを指定した条件で絞り込める「ターゲティング」を活用して送信相手を絞りましょう。配信先を絞ることで、メッセージ通数をより効果のある最低限の数に抑えることができます。
LINEの一斉送信に関してのQ&A
一斉送信したことは相手にバレる?
あくまでも通常メッセージ同様に相手の画面で表示されるため、受け取ったメッセージが一斉送信だと相手にバレることはありません。
一斉送信を見分ける方法はある?
受信者側からは一切わからないため、メッセージの内容が画一的・複数の友人から同じ時間に同じメッセージが送られてきたなどの情報を聞いた、などがない限り見分けることは困難でしょう。
グループや複数人トークにも送れる?
転送先を設定する際に「個人アカウント」だけではなくグループや複数人でのトークルームも指定できるため送ることが可能です。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントの使い方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントならDMMチャットブーストforECでメッセージも楽々管理
個人のLINEアカウントとLINE公式アカウントでは方法が異なりますが、LINEで一斉送信を行う方法があります。LINEの機能を上手に利用して、届けたい人に向けた情報発信をしましょう。
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DMMチャットブーストではLINE公式アカウントのメッセージ配信に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。