LINE公式アカウントの自由記述アンケートの活用のコツをご存知ですか?
LINE公式アカウントの自由記述アンケートを活用すれば、よりよい商品の改善に活かせます。
特に、自由記述アンケートをとれれば、詳細な回答や自由な回答を得られるといったメリットがあります。
本記事ではLINEの公式アカウントを利用して、自由記述アンケートを配信したい方向けに、配信方法とアンケート作成の際のポイントを解説しています。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントで自由記述アンケートをする方法は?
引用:LINE公式アカウント管理画面
LINE公式アカウントで自由記述のアンケートの実施をするためには、リサーチ機能を利用します。
リサーチ機能は、2019年6月より利用可能になった投票形式やアンケート形式で嗜好や意見を集めるのに役立つリサーチページを作成・配信できる機能です。自由記述アンケートの配信には、リサーチ機能を利用します。料金は通常のメッセージと同様で、規定のメッセージ数を超えるまで無料です。
リサーチページはWeb版のLINE Official Account Managerから作成します。
なお自由記述アンケートの配信が可能なのは認証済アカウントに限られるため、未認証の場合、先に認証を済ませましょう。
「LINE公式アカウントのリサーチ機能」と「LINEリサーチ」の違い
引用:linebiz.com
本記事で焦点を当てるのはLINE公式アカウントの「リサーチ」機能ですが、LINEでは「LINEリサーチ」という別の有料サービスを提供しています。
LINEリサーチはLINEがリサーチ会社の役割を果たし、自社のLINE公式アカウントに登録している友だち以外にアンケートを配信します。有料ですが、幅広い意見を集めることが可能です。
LINE公式アカウントで自由記述アンケートを行う7ステップ
引用:LINE公式アカウント管理画面
まずリサーチの新規作成画面を開きます。
LINE Official Account Managerにログイン後、
「ホーム」→「リサーチ」を選択し、「作成」をクリックしましょう。
自由記述アンケートを行うステップ1|リサーチの基本設定を行う
以下の項目を設定し、基本設定を行いましょう。
■基本設定の設定項目
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引用:LINE公式アカウント管理画面
ここで注意したいのが次の2つの設定項目です。
■注意するべき設定項目
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一度設定したリサーチ期間の変更はできないため、正しいリサーチ期間を設定する必要があります。
LINE公式アカウントのアンケートはSNSで投票の依頼をしたり、タイムラインへ投稿することで、友だち以外のユーザーに投票してもらうことが可能です。しかし公開範囲を「友だちのみ」にした場合、友だち以外のユーザーは投票できません。アンケートの目的に応じて公開範囲を選びましょう。
自由記述アンケートを行うステップ2|リサーチ主体の紹介ページを設定する
紹介ページは本リサーチに関する問い合わせ先を紹介し、ユーザーの同意を得るページです。ユーザーが「回答する」をタップした次に表示されます。
■紹介ページの設定項目
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引用:LINE公式アカウント管理画面
紹介ページの設定項目は全て任意のため、設定する必要はありません。しかし企業の公式アカウントでアンケートを行う場合、情報の取扱や信憑性などの観点から、全て設定しておくことをおすすめします。
自由記述アンケートを行うステップ3|サンクスページを設定する
引用:LINE公式アカウント管理画面
■サンクスページの設定項目
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リサーチの回答後にユーザーが受け取るクーポンやメッセージを設定します。
回答者へのお礼の設定は任意ですが、クーポンとメッセージはリサーチ上に表示されます。ユーザーにとってハードルの高い自由記述アンケートへの回答を促進するために、余裕があれば、回答者へのお礼を設定しましょう。
自由記述アンケートを行うステップ4|ユーザー属性の質問を設定する
アンケート回答者のユーザー属性に関する質問設定です。
ユーザー属性の質問設定
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引用:LINE公式アカウント管理画面
テンプレートを使って設定するほか、自身で選択肢を設定することが可能です。テンプレートには全ての性別(男性・女性・その他)・全ての年代・全ての都道府県が選択肢に含まれます。
性別の選択肢を男性と女性のみにしたい場合など、特殊な選択肢を設定したい場合には、独自で選択肢を作成しましょう。なお選択肢を自身で設定する場合、以下の文字数制限があります。
■ユーザー属性の質問設定の文字数制限
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自由記述アンケートを行うステップ5|自由記述アンケートを設定する
自由記述アンケート(自由形式の質問)を設定します。
自由記述アンケートには、こちらで設定した選択肢とは異なる詳細な回答や自由な回答を得られるといったメリットがあります。複数の質問を行う場合、自由記述アンケートは任意にすることが可能です。
引用:linebiz.com
1つのアンケートで最大7つまで質問を設定可能です。自由形式の他にも次の2つの質問形式があります。
■自由形式以外の質問形式
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選択肢の上限は10です。
自由記述アンケートと併せて、他の質問を行いたい場合、これら2つの質問形式を利用しましょう。
自由記述アンケートを行うステップ6|自由記述アンケートを含んだリサーチを配信する
リサーチで必要な項目を設定したら「保存」をクリックします。
保存後はメッセージ・タイムライン・あいさつメッセージ・自動応答メッセージから配信が可能です。保存しただけでリサーチが配信されることはありません。
自由記述アンケートを行うステップ7|リサーチの結果をダウンロードする
期間中もしくは期間終了後のリサーチの結果は「リサーチ」の一覧からダウンロード可能です。ダウンロードには以下の条件があります。
■ダウンロードの条件 回答数が20以上集まらない場合、ダウンロードできません ダウンロードできる結果は、50,000行までです |
結果はExcel形式でダウンロードできます。
LINEでアンケートを作成する際のポイント
LINEでアンケートを作成する際には、以下の4つがポイントになります。
■LINEでアンケートを作成する際のポイント
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LINEでアンケートを作成する際のポイント1|自由記述の欄は少なめにする
自由記述の質問は回答しづらく回答者への負担が大きいです。
また様々な種類の回答がある自由記述は集計に手間がかかります。自由記述の質問にはメリットがありますが、できるだけ少なめにしましょう。
LINEでアンケートを作成する際のポイント2|個人情報には注意する
アンケートを行う際に個人情報に注意するのは当然ですが、個人情報の入力が多いと回答者は不信感や面倒さを感じ、回答率が下がると考えられます。
個人情報の入力欄は必要最低限にしましょう。
LINEでアンケートを作成する際のポイント3|顧客の属性が細かくわかる質問を設定する
LINEのリサーチ機能ではユーザー属性の質問を設定可能ですが、テンプレートで聞けるのは性別・年齢・居住地のみです。必要に応じて顧客の属性が細かく分かる質問を自身で設定しましょう。
LINEでアンケートを作成する際のポイント4|シンプルな質問にする
回答者が頭を使わずに簡単に回答できるよう、長い文章や専門用語、難しい単語を避け、シンプルな質問にする必要があります。
また1つの質問項目に2つの問いが入るのは避け、1つの質問に含まれる問いは1つにしましょう。
NG例
OK例
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自由記述アンケート配信に必須な認証について
リサーチ機能を利用して自由記述アンケート(自由回答)のアンケートを配信するためには認証済アカウントを取得する必要があります。
認証済アカウントとは?
引用:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/verified-account/
LINE公式アカウントには「未認証アカウント」と「認証済アカウント」の2種類があります。
認証済アカウントはLINEが行う審査を通過したアカウントです。認証済アカウントはアカウント名を検索したユーザーに簡単に見つけてもらうことができるほか、以下のメリットがあります。
■認証済アカウントのメリット
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認証は公式アカウントの開設時に申請可能なため、企業で公式アカウントを開設している場合は、認証済となっている可能性があります。
しかし開設時に認証を申請しなかった場合、別途認証を申請する必要があります。
認証済アカウントの申請方法
アカウント認証を申請するには、アプリ版ではメニュー内の設定をタップします。Web版ではLINE Official Account Managerにアクセスし、右上の設定をクリックしましょう。
引用:linebiz.com
アカウント設定画面の情報の公開欄から「アカウント認証をリクエスト」をクリックします。
引用:LINE公式アカウント管理画面
必要情報を入力して「確認する」をクリックし、申請しましょう。審査には5日〜10営業日かかります。
引用:LINE公式アカウント管理画面
認証済アカウント申請時の注意点
アカウント認証の申請時に業種の選択を誤ってしまったり、申込者氏名に誤って会社名(店舗名)を入力したりといった不備により審査が通らないというケースがあります。アカウントの認証を申請する際には、以下の注意点を守りましょう。
■アカウント認証申請時の注意点
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LINEの自由記述アンケート配信のデメリット
LINEの公式アカウントのリサーチ機能を利用した自由記述アンケートは無料で利用可能で詳細な回答や自由な回答を得られるというメリットがありますが、回答者と回答内容を紐づけられず、質問数の上限が7つというデメリットがあります。
回答者と回答内容を紐付けて管理したい場合や、多くの質問を配信したい場合、LINE公式アカウント単体での利用は十分ではありません。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントの使い方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
LINEでもっと簡単に自由記述アンケートを行う方法
LINEの公式アカウントのアンケート機能は無料で利用可能で便利ですが、回答者と回答内容を紐づけられなかったり、質問数の上限が7個だったりといったデメリットがあります。
そこでおすすめなのがDMMチャットブーストです。DMMチャットブーストを利用すれば、LINEのトーク内にWebアンケートフォームを表示し、アンケートができます。またタグや顧客情報を利用して絞り込みメッセージの一斉配信が可能です。DMMチャットブーストを利用して、簡単・便利にLINEを使って自由記述アンケートを行いましょう。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントのアンケートに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。