ECサイトの商品画像をスマホで撮影するテクニック

スマホ撮影のコツを押さえて個人でプロ級の商品画像を撮ろう!

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スマホでの撮影でも商品画像を綺麗に撮れる?
スマホで撮影する場合に必要な機材は何?

このような疑問を抱く方も少なくありません。

ネットショッピングでは、商品画像の質が売上を大きく左右します。現物が見られないネットショッピングでは、ユーザーも商品画像を参考に「自分の欲しい商品であるか」を判断します。そのため、ECサイトにはできるだけ綺麗な写真を掲載する必要があります。

手持ちのスマホでも、撮影方法を工夫すればクオリティの高い商品写真を撮影することができます。

今回は、スマホで人の目を引く商品画像を撮影するコツをご紹介します。

DMMチャットブーストでは写真の撮り方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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スマホ撮影で商品写真を上手に撮る4つのポイント

プロ仕様のカメラを利用しなくても、手持ちのスマホで魅力的なイメージ写真、ディティール写真を撮影することができます。

スマホで商品写真を撮影するには、

  • アングル
  • 構図
  • ライティング
  • 背景

この4つの要素を工夫することで、スマホでもプロ級の商品写真を作ることができます。スマホで商品写真を上手に撮るポイントをみていきましょう。

スマホ撮影のポイント1|アングルを考える

商品を撮影する際に、アングルを考えることは非常に重要です。ECサイトでは、商品写真を様々な角度で撮影することで、商品の魅力を伝えることができます。
商品を正面から撮ったアイレベル(目線の高さ)をメインに、ハイアングル、ローアングルと商多角的に撮影することで、まるで実店舗で商品を手にとっているかのように、商品の魅力を伝えることができるのです。

■ハイアングル

商品を見下ろす角度で撮影するハイアングル。ハイアングルで撮影すると商品の全体像を撮影でき、商品の全容を多角的に伝えられる効果があります。

また、スマホは広角レンズであるため、ハイアングルのように被写体から距離をとり、全体を撮影するアングルが向いていると言われています。被写体に近づきすぎてしまうと、歪みが出てしまうので、スマホで撮影する場合には、被写体から離れて撮影すると良いでしょう。

ハイアングルは、展開している全てのカラーバリエーションを並べて撮影することができ、よりユーザーの興味を引くこともできます。正面にこだわらず、商品が魅力的に見える角度と位置を意識して撮影するとより魅力的な写真を取ることができます。

■ローアングル

商品を下から見上げた角度で撮影するローアングル。ローアングルで撮影すると、商品がハイアングルよりも大きく見えるため、商品の迫力を出したいとき、実際のサイズ感を伝えたいときに用いると効果的です。

実店舗であっても商品をローアングルで見る機会は少ないもの。ローアングルでより、商品の詳細を伝えることができます。

ローアングルでは、商品の上部が見えにくくなるため、上部が見えにくくなることで都合が悪い商品に関しては、角度を意識して商品を撮るのが良いでしょう。


スマホ撮影のポイント2|構図を考える

商品が魅力的に見えるかは、写真の構図が鍵です。商品に合わせ、構図を工夫することで「どんな商品かわかりづらい」といった不安も解消することができます。ECサイトで使える構図と、その特徴と用途についてみていきましょう。

■日の丸

被写体を画面の中心にして撮影する構図を「日の丸」と言います。「日の丸」はより被写体となる商品が、より一層引き立てて映すことができるため、ECサイトでよく使われてる構図です。

アイキャッチ、ディティール画像にも幅広く活用でき、ユーザーにとっても「わかりやすい商品画像」となるでしょう。「日の丸」の構図で注意したいのが、余白です。自社の商品を複数ECサイトに出品する場合、「日の丸」の構図写真では、商品を全て同じ大きさで撮影しないと、自社のサイトに統一感が生まれません。

この時に、「商品を同じ大きさに撮影する」のではなく「前後の余白を揃える」ように撮影すると統一感の取れた商品画像となります。

■三分割構図

写真の縦と横をそれぞれ三分割し、その交差した点に合わせ、被写体を配置していくのが「三分割構図」です。日の丸のように真ん中ではなく、真ん中から少しずれた位置に被写体となる商品が映るような商品画像が出来上がります。

三分割構図」は、空間が広く見え、バランスの取れた見栄えの良い写真となるため、人の目を惹き、安心感を与え効果が期待できます。「三分割構図」で注意したいのが、背景です。「三分割構図」は余白が目立つため、背景を派手にしたり、人が目を惹くものにしてしまうと、商品が目立たなくなってしまいます。

あくまで主役は商品です。「三分割構図」を利用するときは、商品と馴染む背景を意識すると良いでしょう。

 

■S字構図・C字構図

S字構図」とは、写真のなかにS字のような曲線を取り入れた構図のこと。被写体2つを前後で配置し、S字の曲線を描くようにすることで、S字構図は表現できます。
S字構図は、遠近感や奥行きを表現できるため、商品のサイズ感をよりわかりやすくする効果があります。

また、「S字構図」と似た名前で「C字構図」もあります。C字構図は、被写体がC字を描くように、被写体の半分だけをズームして撮る構図です。

お皿やマグカップの曲線が適していると言われているため、食品を映すときは「C字構図」が有効でしょう。「S字構図」と「C字構図」共に、柔らかさを表現するのに適しており、優美さや遠近感を印象付ける効果があると言われています。

■対角線構図

対角線構図」は、画像の端から対角線上に線をひき、その線に沿って被写体となる商品を並べていく構図を言います。構図に合わせ、対角線上に商品を配置していくことで、画面に奥行きと動きを出し、躍動感を与える効果が期待できます。

スマホで「対角線構図」を取り入れるにあたり、注意したいのがピントの合わせ方です。通常、一眼レフなどではメインの商品1点にピントを合わせることで、どの商品がメインなのかを表現できますが、スマホは1点にピントを合わせた撮影に不向きとされています。

「対角線構図」をスマホの撮影で取り入れる際は、その商品がメインであるか、配置を工夫して表現するようにしましょう。

スマホ撮影のポイント3|ライティングを考える

スマホで商品写真を撮影していくときに、最も重要となるのがライティング(明るさ)です。構図やアングルを工夫しても、ライティングが上手く調整できていないと全てが台無しになるのです。

このライティングの加減1つで商品の印象もガラリと変わってしまいます。なるべく「自然光」か「ライト」がある環境で撮影し光を調整するのが良いでしょう。

■自然光で撮影

スマホで商品写真を撮影する際は、「自然光」で撮影するのがおすすめ。自然光は、人工の光では表現できない柔らかさがあり、全体的に印象の良い商品写真を撮影できます。

さらに、自然光は商品本来の色味を表現できること、影も柔らかく商品の存在を邪魔しないなどの効果も期待できます。自然光で撮影するときは、午前中からお昼の時間帯に合わせると良いでしょう。

ここで注意したいのが、自然光で撮影するときは、フラッシュや蛍光灯の光を一緒に使わないことです。光が多く当たる方が良いのでは?と思うかもしれませんが、過剰に光を当ててしまうと、商品に影がなくなり無機質でのっぺりした印象の写真となってしまいます。商品のシルエットを引き立たせているのは、商品の影。過剰に影を消さないようにしましょう。

また、自然光が手前と奥でムラができる、光が強すぎて影が際立ってしまうことも。そういったときはレフ板などを使い、光の加減を調整することで上手く撮影することができます。

■ライトで撮影

自然光を利用したいけど部屋に光が入りにくいなど、自然光を利用できない人もなかにはいるでしょう。そういったときは、ライトを使って撮影を行います。ここで重要なのが光の当て方です。商品に対して90度横に光源が来るようにします。正面から光を当ててしまうと手前と背後に光のムラができてしまいます。そのため、90度横の位置が良いとされています。

ライトで撮影する際に注意したいのが、商品にできる影です。ライトは直接当てると影がくっきりできやすくなってしまいます。そんなときは、ディフューザーなどを使い光の量を調整すると、影をおさえて撮影ができます。

スマホ撮影のポイント4|背景を工夫する

商品写真の背景で、商品の印象も大きく変えることができます。商品のイメージを強く印象付けるためにも、背景を工夫してみましょう。しかし、背景が華美なものではメインの商品の存在感が薄れてしまいます。

背景はシンプルにし、商品を引き立たせることを意識するようにしてください。


■白背景

ECサイトで最も多いのが、背景を白に統一した商品写真。ECサイトによっては、背景を白にすることをガイドラインで定めている場合もあります。白背景はとにかく商品の見栄えがよくなり、視覚的にも目に入りやすいので、メインの商品画像として採用しているショップが多いのです。

■木目調

木目調はおしゃれ感アットホーム感を演出したいときにおすすめの背景です。温かみがあり、ナチュラルなイメージもあるため、オーガニック商品や自然食品などでもよく用いられています。

同じ木目調でもライトブラウン、ダークブラウンなど色味も様々なので、商品のイメージ合うようなものを選びましょう。

■大理石

大理石は、上品さ高級感を演出できる背景です。大理石は白をベースとしているので、商品の見栄えも良くなるという効果があります。本物の大理石を用意するのはハードルが高いので、大理石柄の壁紙などを活用すると手軽に大理石背景で撮影ができます。

■布

布は生地によって印象を変えることができます。サテン生地にドレープをつけることで高級感を演出でき、リネン生地やスウェード生地やレザー生地などで季節感を演出することもできます。小物やアクセサリーなどでよく用いられる背景です。

■アクリル板

アクリル板は、透明感清涼感などを演出したいときにおすすめの背景です。飲料水や化粧品などの背景によく用いられます。アクリル板自体が透けているので、白い背景にアクリル板を使うとより爽やかな印象に。

■小物を入れる

メインとなる商品と一緒に小物を置いてみると、ストーリー性が出て、使用するイメージがつきやすくなります。例えば、商品のコーヒーカップと一緒にコーヒー豆を映すなど、小物は商品を引き立てるもの関連するものなどを置くと良いでしょう。

 

スマホの撮影で注意するべき点4つ

スマホで商品写真を上手に撮影するポイントについてご紹介しました。このポイントを生かすためには、スマホの使い方にも注意が必要です。商品を撮影するときのスマホの注意点について詳しく解説いたします。

  • カメラは平行に
  • 手ぶれに注意
  • 逆光・反射に注意
  • サイズ感・質感はズームで!


スマホ撮影での注意点1|カメラは平行に

スマホで正面から商品を撮影するときは、商品に対し平行になるように撮影するように意識するようにしましょう。デジカメと違い、スマホはカメラ位置が、スマホの上部についており、望んでいない方向に角度がついてしまうことがあります。

スマホは縦向き、横向きの両方で撮影できますが、カメラ位置を意識して、商品も正確に取れるようにしましょう。

スマホ撮影での注意点2|手振れに注意

スマホは、手振れをしやすいので撮影には注意が必要です。スマホを使用する際、画面タップでシャッターを押すと、手振れの原因となり上手く撮影することができません。

スマホの手振れを抑えるためにも、スマホは常に両手で固定して持つのがおすすめ。そうするシャッターが押せない!と思うかもしれませんが、スマホの側面にある音量ボタンや電源ボタンでもシャッターを切ることができます。これらを活用すれば両手で固定したまま商品を撮影することができるのです。

スマホ撮影での注意点3|逆光・反射に注意

スマホ撮影で注意したいのが逆光と光の反射です。逆光の状態で撮影すると被写体が暗くなり、上手く撮影することができません。
逆光と反射は避けるよう、光の位置、被写体の位置を確認しながら、少しづつカメラ位置を変えることで、逆光や反射の影響を受けないベストポジションを見つけることができます。

スマホ撮影での注意点4|サイズ感・質感はズームで!

スマホは「広角レンズ」であるため、被写体から離れて撮影するには向いていますが、画面いっぱいに被写体を撮影するのには向いていません。サイズ感、質感を撮りたいときは、被写体をアップにして撮った方が伝わりやすいケースもあるでしょう。

そんなときは、スマホのズーム機能を利用して、離れた場所からズームするように撮影すると歪みにくい写真を撮影することができます。

 

スマホ撮影で使える5つのテクニック

スマホのカメラは、画質が優れているだけでなく機能も充実しています。商品撮影にも使えるスマホの機能を有効活用したテクニックをご紹介します。

スマホ撮影で使えるテクニック1|連写機能を活用

スマホにある連写機能は、イメージ写真、ディティール写真の撮影にも活用することができます。スマホは手振れを防ぐために両手で押さえていても、手振れは起きてしまう可能性があります。シチュエーションは完璧なのに、手振れで上手く撮影できなかったとならないため連写機能を使うようにします。

また、家電を使う様子、グラスに飲み物を注ぐ様子など、躍動感を出した画像を撮影したいときもこの連写機能を使うと、瞬間瞬間のシャッターチャンスを逃さずに撮影することができます。

このように連写機能を使えば複数枚を連写で一気に撮影できるため、その中から一番良いものを選ぶことができます。選択肢を増やすためにも、連写機能を使うのがおすすめ。

スマホ撮影で使えるテクニック2|HDRを活用する

スマホのHDR機能をご存知でしょうか。High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称で、逆光や暗部でも綺麗な写真を撮影することができるスマホ機能です。

通常なら綺麗に撮影ができない、光が反射している場所、強い日差しが指している場所でも、明瞭な写真を撮影することができます。ライティングななかなか上手くいかない場合には、このHRDを使うと良いでしょう。

HDRは万能な機能に思いますが、色彩豊かな被写体、動きがある被写体には使わない方が良いでしょう。HDRは鮮やかな発色を抑えてしまう傾向にあり、被写体が動いているとブレが生じます。使いどころを見極めて活用するようにしましょう。

スマホ撮影で使えるテクニック3|グリッド表示を活用する

グリッド表示機能は、スマホの画面上にマス目のグリットを表示させることができるというもの。このグリッド表示を活用すれば、構図が決まりやすく、美しい構図で写真撮影できます。
また、このグリッド表示機能を使うと被写体がブレているかも気づくことができるので、撮影する際はなるべくグリット表示をONにして撮影するようにしましょう。

スマホ撮影で使えるテクニック4|セルフタイマー機能を活用

ブレを防ぐため三脚などでスマホを固定しても、シャッターを切ることで結果的にブレてしまうということもあります。そんなときは、スマホカメラのセルフタイマー機能を活用しましょう。セルフタイマーを使えば、シャッターを切ることなく写真撮影をすることができます。

スマホ撮影で使えるテクニック5|フラッシュを活用する

スマホにもフラッシュ機能はありますが、自然光を使う場合にはスマホのフラッシュ機能はオフにしておくと良いでしょう。スマホのフラッシュは強い光を放ちます。光を放つ範囲も限定されているため、部分的に白飛びしやすく、商品の影がくっきり出てしまう恐れがあるのです。商品本来の色味を出していくことも難しくなるので、フラッシュは使わないのがベター。

しかし、自然光で撮影ができない場合には、スマホの強い光がライトの役割を担うことができます。ここでポイントなのがライトの位置。

商品撮影をするときの光源は商品の90度横が理想です。そのため、撮影するスマホからのライトではなく、もう1台スマホを用意し、商品の90度横からライトを照らす様にしましょう。

 

スマホ撮影に便利なアイテム

スマホで商品撮影をするときに便利なアイテムをご紹介します。撮影する環境が悪くても、以下のアイテムがあれば、美しい写真を撮影することが可能に。本格的な撮影用の専用機材では?と思うかもしれませんが、今回は代用できるものも一緒にご紹介します。

スマホ撮影の便利グッズ1|三脚

三脚は、スマホの手振れを抑えるための道具です。スマホを固定したまま撮影ができるので、手振れの心配もありません。スマホ用の三脚が理想ですが、それがない場合は、大きめの洗濯バサミで代用できます。

大きめの洗濯バサミでスマホを挟めば、カメラ位置も固定されるため、三脚の代わりになります。さらに、洗濯バサミで挟む位置を変えれば、角度も変えることも可能です。

スマホ撮影の便利グッズ2|ライト

自然光で撮影が難しい場合には、撮影用ライトを使うと自然光に近い光を被写体に当てることができます。ここで注意したいのがライトを選び。ライトによって光の色が異なるので、なるべく太陽の光に近い昼白色のライトを選ぶようにしましょう。自然光と同じようなクオリティで撮影できます。

先ほどもご紹介しましたが、撮影用のライトが手に入らないときは、スマホのライトで代用することも可能です。

スマホ撮影の便利グッズ3|ディフューザー

ディフューザーとは、ライトの光を和らげるために使う道具です。光を集中的に照らしてしまうことで、光にムラができたり、素材の質感が硬く見えてしまう場合もあります。この時、光の集中を防ぎ、光を分散させる役割を果たすのがディフューザーなのです。

ディフューザーは、なんとトレーシングペーパークッキングシートで代用できます。トレーシングペーパーもしくはクッキングシートをライトの前に置くことで、ディフューザーと同じく光の量を調整できるようになります。

スマホ撮影の便利グッズ4|レフ板

レフ板は光を反射されるための撮影機材で、影が濃くなるのを防ぐ目的で使用されます。レフ板は、白と銀の両面を使うことができ、光の量が充分であるときは白面を、光をより反射させたいときは銀面を使います。
そんなレフ板は身近なもので手作りできます。

適当な大きさの段ボールもしくは厚紙の片面にアルミホイルを貼り付けます。そしてアルミホイルを貼り付けた反対側にコピー用紙などの白い紙を貼り付ければ、即席のレフ板の完成です。

即席ですが充分レフ板の役割を果たしてくれるため、すぐに使いたい場合には手作りすると良いでしょう。

 

スマホ撮影で役立つ加工4つ

スマホで商品撮影を行う最大のメリットが写真加工がお手軽簡単にできる点です。もちろん専用のアプリを入れるなどして処理もできますが、わざわざアプリをダウンロードしなくても、スマホカメラの編集機能でも充分加工は可能です。

今回はiPhoneを想定した写真加工方法をご紹介します。

スマホ撮影で役立つ加工1|明るさを調整

商品画像には明るさが重要です。この明るさ調整機能を駆使すれば、明るく自然な色味を表現することができます。ここでの明るさ調整は、「ハイライト」ではなく「露出」を使いましょう。そもそもハイライトは写真の明るい部分を引き立たせるために使う機能。

「露出」は光の量を調整する時に用いられます。商品の自然な色味を出すためには「露出」を調整するのが良いのです。素材の質感などが損なわれないよう、調整を施しましょう。

スマホ撮影で役立つ加工2|ホワイトバランスを調整

ホワイトバランスは、より自然な写真になるように調整できる機能です。ホワイトバランスは+で黄色みかかった写真に、−で青みかかった写真へ調整できます。自然で温かみを出したい時は+10にするなどして、より商品本体の色彩がわかりやすくなるように調整するようにしましょう。

スマホ撮影で役立つ加工3|コントラストを調整

背景と商品のコントラストが撮影時に上手くいかなかった場合、加工でコントラストの調整ができます。商品を目立たせるためには、背景と被写体のコントラストが大事。商品の色味が濃いなら薄い色の背景、商品の色が薄いなら濃い色の背景にするなどコントラストを持たせることで、商品を目立たせることができます。

光の具合でこのコントラストが上手くいかなかった場合、編集機能でコントラストも微調整できるので、商品の本来の色が損なわれない程度に加工するようにしましょう。

スマホ撮影で役立つ加工4|サイズを調整

スマホの写真編集機能では写真のサイズを変更すること、いらない箇所を切り取りすることが可能です。グリット表示していても「日の丸」構図が上手くいかず、左右の余白が均等にならなったなどの問題が起きてしまうこともあります。

そんなときは、サイズ調整で余分な余白部分を切り取ってしまえば、満足のいく「日の丸」構図の写真に加工することができます。このように、上手くいかなかったから使えない写真ではありません。加工機能を駆使すれば、後から修正できることも覚えておきましょう。


スマホ撮影でできる!ECサイトで好まれる商品画像

最後に、ECサイトの商品写真について理解を深めておきましょう。ECサイトで好まれる商品画像はどのような写真か解説します。

ECサイトのガイドラインに沿った写真

出店しているECサイトごとに、商品画像のガイドラインを設けている場合があります。ガイドラインの規定を満たしていない画像は、違反と判断されてしまうことも。

ガイドラインが設けられている場合は、しっかり確認して基準に沿った画像を掲載するようにしましょう。

基本的にガイドラインで厳守を設定されている項目は以下の通り。

  • 画像のサイズ
  • 背景の色
  • 画像構成内の商品比率
  • 画像に挿入できない要素(ロゴ、テキストなど)

自社が出店しているECサイトのガイドラインを今一度確認するようにしましょう。

実際の使用感が想像しやすいイメージ写真

商品写真は一枚だけ掲載するのではなく、ユーザーが商品を使っていることを想像できる写真を合わせ、複数枚載せるのがおすすめ。イメージ写真はまさに、ユーザーのイメージを高めるために使用される写真です。

例えば、日用品であれば実際に使用している写真、洋服であればモデルが着用している写真などです。ユーザーが写真を見ることで、実際の大きさ、使用感、活用方法がイメージしやすくなり、購買意欲や商品の訴求が可能になるのです。

イメージ写真は、ユーザーの興味を引くことができるため、ページ冒頭などで使用されることが多いです。

商品の細部まで伝えられるディティール写真

ディティール写真は、商品の詳細の詳細を伝える写真です。
ECサイトでは、ユーザーは商品を手にとって見ることができないため、ディティール写真を用いて、素材感やデザインなどを詳しく伝えます。

ディティール写真は、商品をスポット的に撮影した構成になっているため、商品ページの後半などに追加情報として掲載されます。
ディティール写真は、興味を引くというより商品に対する不安を解消するための写真です。

イメージ写真のような華やかさではなく、シンプルさを意識して撮影するようにしましょう。


スマホで上手に商品撮影して売上UPを目指そう!

スマホでECサイト用の商品撮影のコツをご紹介しました。このコツさえ掴めば、スマホであってもプロ顔負けの写真撮影ができ、人の目を惹くECサイトを作ることができます。

消費者がECサイトに求めていることは、より良い商品画像と情報です。良い商品画像に合わせ、いかに顧客に有益な情報を提供するかを考えると顧客満足度の高いECサイトが出来上がります。

顧客が求める情報を提供するためのツールとしてチャットボットがおすすめ。顧客1人1人のニーズにあった情報をピンポイントで届けられるため、より購買意欲を促すことができます。

DMMチャットブーストでは、コミュニケーションツールとしてのチャット機能も導入することも可能です。
ぜひ、参考にしてみてください。

DMMチャットブーストではD2Cブランドに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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