「Shopify Plusのパートナー企業は何ができるの?」
「Shopify Plusのパートナー企業になるための条件は?」
このような疑問を持つ事業者は多いのではないでしょうか。
通常プランの上位プランとなる、Shopify Plus。
Shopify Plusについてよく知らずに通常プランを登録しているという人も少なくありません。そんなShopify Plusには、パートナーと呼ばれる企業があります。
しかし、一体どんな企業なのか、Shopify Plusのパートナーとはそもそもどんなものなのか、わからない人もいるでしょう。
そこでこの記事では、Shopify Plusパートナーとはどのようなものかくわしく解説・掲載します。
またShopify Plusのパートナーになっている企業についても一覧で紹介するので、参考にしてください。
DMMチャットブーストではShopifyに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
Shopify Plusパートナーとは?
Shopify Plusパートナーは、Shopify Plusプランにおいて、Shopifyが公式に認定している企業のことを指します。
Shopifyには、通常プランとして「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3つが用意されています。
これらの上位プランとなるのが「Shopify Plus」で、通常プランの機能に加えて、より優れた機能に拡大されることが魅力です。
そのため、取引量が多い大企業や卸売企業、受注処理や出荷指示などを自動化したい企業が多く利用しています。
Shopify Plusは高性能である分、サイト運営では他のプランよりも専門知識が必要になる場面が多いです。
そこで活躍するのが、Shopify Plusパートナーです。
Shopify PlusパートナーはShopify公式の認定企業であり、Shopify Plusを活用していくにあたって豊富な知識や支援実績がある企業です。Shopify独自の審査を通過しなければ認定されないこともあり、その信頼度はとても高いとされています。
認定された企業の数はまだ多くありませんが、専任担当者が24時間体制でサポートしてくれるなど、Shopify Plusの運営支援では絶大な信頼を得ています。
現在Shopify Plusパートナーに認定されている20企業の一覧
Shopify Plusパートナーには、2023年2月時点で20社が認定されています。
- 株式会社アパレルウェブ(https://www.apparel-web.co.jp/)
- 株式会社R6B(https://r6b.jp/)
- 株式会社イーライフ(https://www.elife.co.jp/)
- 株式会社ウェブライフ(https://web-life.co.jp/)
- 株式会社KIYONO(https://www.kiyono-co.jp/)
- 株式会社CARTA COMMUNICATIONS(https://www.cci.co.jp/)
- CREAM株式会社(https://www.cream-touch.com/ja-jp)
- コマースメディア株式会社(https://commerce-media.info/)
- 株式会社これから(https://corekara.co.jp/)
- コロニーインタラクティブ株式会社(https://colony-i.com/)
- 株式会社GO RIDE(https://goriderep.com/)
- 株式会社電通ダイレクト(https://www.ddir.co.jp/)
- 株式会社電通デジタル(https://www.dentsudigital.co.jp/)
- 株式会社電通プロモーションプラス(https://www.dentsu-pmp.co.jp/)
- トランスコスモス株式会社(https://www.trans-cosmos.co.jp/)
- 株式会社飛躍(https://hiyaku-inc.com/)
- 株式会社フラクタ(https://fracta.co.jp/)
- 株式会社fluct(https://corp.fluct.jp/)
- フラッグシップ株式会社(https://flagship.cc/)
- 株式会社リゾート(https://www.rsrt.jp/)
ここからは、上記認定企業の中から数社をピックアップして紹介します。
Shopify Plusパートナー認定企業1|株式会社フラクタ
引用:fracta.co.jp
株式会社フラクタはECサイトの制作やマネジメントなどを幅広く手掛ける企業で、ブランディングに特化しています。
日本のD2Cブランドを、テクノロジーとデザインでDX支援することを強みとしている企業です。
その特徴は、支援の幅が広いこと。
ECサイトの構築やデザインはもちろんですが、フラクタが特化しているブランディング、そしてサイトコンサルティングなども可能です。これにより、ShopifyPlus運営者を包括的にサポートできる企業といえるでしょう。
【制作事例】
・grirose
引用:grirose.jp
株式会社 土屋鞄のサイトである「grirose」では、ShopifyでのECサイト構築からマーケティング、実店舗との連携、デジタルコミュニケーションなどをサポート。
・ぬま田海苔
「ぬま田海苔」は、株式会社 NUMATA HARUO SHOTENのサイト。
ECサイト構築から、UI改善のための提案などをサポート。
Shopify Plusパートナー認定企業2|フラッグシップ株式会社
引用:flagship.cc
フラッグシップ株式会社は、ShopifyplusにおけるエンタープライズECのリニューアルに特化しています。
日本で初めてShopifyPlusパートナーに認定された企業とされていて、信頼度が高くなっています。
フラッグシップ株式会社は、ShopifyPlusによる自社ECサイトの開発支援では、国内で最多となる導入数を誇ります。
その特徴は、日本国内のECサイトですぐに使えるShopifyのアプリがたくさんあること、また短期間でのローンチができること。
ECサイトの構築から運営まで、包括して内製化を支援してくれることや、越境ECにも対応していることも特徴として挙げられます。
Shopify Plusパートナー認定企業3|トランスコスモス株式会社
トランスコスモス株式会社は、ShopifyのECサイトをワンストップでサポートする企業です。
もともとはバックオフィスを支援する会社として創業しましたが、現在では「デジタル時代の総合商社」としてサポートを行っています。
トランスコスモス株式会社の強みは、ITの領域を幅広くサポートできること。
WEB広告の運用やEC関連サービス、MAの導入から運用なども可能です。
自社でシステム開発を行っていることもあり、ECサイト運営については全般的な支援が受けられます。
公式サイトによると、Shopifyを利用したECサイトの構築は150万円~、Shopifyの運用サポートとして10時間までの問い合わせ対応は8万円、Shopifyオプション費用として、環境の構築やアプリ選定などは3,500円が目安となっています。
作業内容により料金は異なってくるので、直接問い合わせてみるのがおすすめです。
【制作事例】
・オンワード デジタルラボ
引用:onwarddd.com
ECサイトの構築支援は、アカウントの解説や初期設定からアプリの導入までを細かく支援。
Shopifyオリジナルテーマから、ブランドコンセプトに合うUIを制作し、受注から45日間でサイトを構築。
・ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社
引用:batj.com
Webサイト行動履歴をID連携させ、カスタマーセンターに寄せられた声とあわせて分析し、
サイト導線やFAQなどを網羅的に改善して最適化。
Shopify Plusパートナー認定企業4|株式会社電通デジタル
ShopifyPlusを利用したEC事業を統合的に支援しているのが、株式会社電通デジタルです。
構築だけでなく、運用や分析、そして施策も支援してくれるので、すべてを安心して任せられる会社といえます。
このほかにも、アプリの構築や精緻な顧客分析、期間システムなどのバックエンドシステムとの連携などの支援が可能。
Shopifyを活用するためのオンラインセミナーも開催しているなど、サポートの幅はとても広くなっています。
デジタルマーケティングすべての領域での開発や運用、コンサルティングなどを行う株式会社電通デジタルだからこそ、ShopifyPlusのECサイトでもさまざまな支援が受けられるはず。
電通グループの会社であることも後押しし、信頼度が高い会社といえるでしょう。
【制作事例】
・ギフトラッピング&のし専用アプリ
株式会社and.dと共同で開発したShopifyアプリ。
顧客のニーズにあわせて、ギフトラッピングやのしの設定が可能になる。
Shopify Plusパートナー認定企業5|株式会社CARTA COMMUNICATIONS
引用:cci.co.jp
EC、D2C、OMO事業の成長を支援してくれるのが、株式会社CARTA COMMUNICATIONSです。
サイトの構築支援からソーシャルコマースに至るまで、ワンストップでのサービス提供を行っていることが特徴。
基幹システムとの連携やマーケティング、サプライチェーンの管理などのツールの提供もしています。
構築だけでなく、広告による集客や販促戦略策定など、包括的な支援が用意されている会社です。
引用:commerce-container.cci.co.jp
また、EC領域をワンストップで支援するサービスである「Commerce container」では、
ShopifyとTikTokを連携させるトータルサポートも提供しています。
これによって、TikTokに出した広告からシームレスにShopifyのECサイトへ誘導できるようになるなど、
時代にあわせたサービスを打ち出していることが魅力といえます。
Shopify Plusパートナー認定企業6|CREAM株式会社
デジタルクリエイティブエージェンシーであるCREAM株式会社は、開発だけでなく、デジタルプロダクト、サービス、体験のデザインを行っています。10年以上日本と世界のトップブランドと提携してO2Oを設計施工し、最高のユーザー体験を生み出してきました。
こうした経験から、統合的なアプローチによりクライアントのEC事業成功をめざしています。
CREAM株式会社では、東京のプロフェッショナルクリエイターチームにより、日本市場でのeコマースサイトのローカライズや構築を支援。Shopifyと連携できるPOSシステムを、実店舗へ導入するサポートも行っています。
他社とは違うアイディアでビジネスの成功をめざすのが、CREAM株式会社の特徴です。
【制作事例】
・MASTER AND DYNAMIC
ShopifyでのECサイトの立ち上げとともに、日本に向けてローカライゼーションをサポート。
米国版のサイトを移行後、翻訳を微調整し、日本特有の機能を追加して新規サイトを公開。
・ON THE WILD SIDE
ShopifyでのECサイトの立ち上げとともに、日本向けのローカライゼーションを支援。
ON THE WILD SIDEの海外展開の最初として、日本向けサイトの立ち上げをサポートしました。
発送方法や支払い方法など日本の顧客からのニーズにフルで対応できる仕様に仕上げています。
Shopify Plusパートナーになる2つの手順
ShopifyPlusパートナーは、どの企業でも簡単になれるものではありません。
ShopifyExpertパートナーと同様に、Shopifyからの認定が必要だからです。
認定を得るには、厳しい審査を通過しなければなりません。
そこで、ここからはShopifyPlusパートナーになるための前提条件などについて解説します。
Shopify Plusパートナーになる手順1|Shopify Plusパートナーになるための条件を満たす
ShopifyPlusパートナーになるためには、Shopifyによる審査に通過する必要があります。
審査に通過するためには、まずShopifyPlusパートナープログラムへ参加しなければなりません。
Shopifyは、ShopifyPlusパートナープログラムに参加するための前提条件を、下記のように定めています。
- あなたのビジネスは、急成長するエンタープライズマーチャントと取引してきた実績がある
- あなたのビジネスは、コマースにおいてソートリーダーとみなされており、公の市場でも同様に認識されている
- あなたのビジネスは、Shopify Plusで世界レベルのソリューションを構築するために必要な技術的専門知識と商業知識を備えている
- あなたのビジネスは、エンドツーエンドのサービスを提供し、いくつもの複雑なソリューションに対応する能力がある
- あなたのビジネスは、成功実績のあるエンタープライズマーチャントの既存のポートフォリオを持っている
これらの条件を満たしている企業であればプログラムに参加できる可能性がありますが、前提条件そのものも状況に応じて変わります。また、これらはあくまでも前提条件であるため、プログラムへの参加が認められない可能性もあることを覚えておきましょう。
晴れてShopifyPlusパートナープログラムへの参加が認められた企業は、さらなる調査を受けることになります。
- 既存のShopify Plusマーチャントからの肯定的なフィードバック
- ストア構築のパフォーマンス、スピード、アクセシビリティーのレポートにおける優れたスコア
- 開設と開発のサイクルにおけるShopify Plusのベストプラクティスに対する優れた順守
- Shopifyコミュニティの取り組みにおける積極的な参加とソートリーダーとしての働き
これらの調査結果を基に、ShopifyPlusパートナーになれるかどうかが判断されます。
Shopify Plusパートナーになる手順2|Shopify Plusパートナーを申し込む
ShopifyPlusパートナーになるためには、ShopifyPlusパートナープログラムへの参加が欠かせません。
先述した前提条件を満たしている企業ならばプログラムへの参加申し込みはとても簡単で、
専用のフォームで必要事項を入力し、送信するだけです。
上記からフォームへアクセスして、申し込みをしましょう。
申し込み後は、アプリケーションの審査が入ります。
その後、パートナーシップについてのフォローアップ会議が条件つきで承認された場合に限り、連絡が入る仕組みです。
DMMチャットブーストではshopifyの構築に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
Shopify Plusパートナーに制作を依頼してみよう!
ShopifyPlusは多機能であることから、その制作や運営で悩む企業は少なくありません。
そんなときは、ShopifyPlusパートナーに依頼することを検討してみましょう。
また、ShopifyPlusの制作に実績が多い企業ならば、ShopifyPlusパートナープログラムへ参加してShopifyPlusパートナーになってみてはいかがでしょうか。
Shopify Plusを運営していてLINE公式アカウントも活用している企業なら、DMMチャットブーストの併用もおすすめです。
顧客管理がスムーズになるほか作業効率も上がるので、Shopify Plusパートナーに依頼する以外の一手として検討してみてください。
DMMチャットブーストではShopify Plusに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。