Shopifyパートナー4種&収益化までの手順など最新情報を紹介

Shopifyパートナー4種&収益化までの手順など最新情報を紹介

「Shopifyパートナーになると収益は得られるの?」
気になる方も多くいるはず。

近年日本でも利用者数を伸ばし続けているECプラットフォームのShopify。そのShopifyと共に、Shopifyでショップを運営する事業者をサポートするのがShopifyパートナーです。

特定の企業だけでなく、個人がShopifyパートナーになることで、実績に応じてShopifyから報酬を得ることができます。ここではShopifyパートナーになることで得られる収益について、種類や収益化までの手順を解説していきます。

DMMチャットブーストではShopifyに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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Shopifyパートナーとは?開発者として収益を得られる!

Shopifyパートナー(Shopify Partner)とは、Shopifyのパートナーになって共にShopifyを盛り上げることを目的とした制度です。このShopifyパートナーになると、Shopifyの利用者をShopifyに紹介したり、ショップの構築やデザインテーマ・機能の開発を行うことで、Shopifyから報酬を得ることができます。Shopifyパートナー制度には誰でも無料で登録することができます。

Shopifyパートナーの中でも、Shopifyから公式にその能力を認められたパートナーは、より上位のShopify Expertsに認定されます。

Shopifyパートナーが得られる収益概要

Shopifyパートナーになることで得られる収益について、パートナーの種類ごとに以下の表にまとめました。それぞれの内容について詳しくはのちほど説明します。

Shopifyパートナーの種類 報酬について
ストア構築パートナー 利用者マーチャントがShopifyに支払う月額利用料(サブスクリプション手数料)の20%
紹介パートナー Shopifyへの紹介が成功した際、月額利用料の2カ月分

※途中で解約やダウングレードがあった場合は内容に応じて報酬も変わる

テーマ開発パートナー ・(販売総額が100万米ドル以内のとき)販売額の100%
・(販売総額が100万米ドル以上のとき)販売額の85%
アプリ開発パートナー ・(販売総額が100万米ドル以内のとき)販売額の100%
・(販売総額が100万米ドル以上のとき)販売額の85%

※以前の収益プランで登録している場合は買い切り・サブスクリプションに関わらず販売額の80%

 

 【収益までの手順】Shopifyパートナーの種類・特徴と登録方法

Shopifyパートナーには4つの種類があります。
それぞれについて、役割や作業内容から登録の流れまで説明していきます。 

ストア構築パートナー

Shopifyはカスタマイズが自由で、利用できる機能の数も膨大なため、思い通りのストアを構築するためには専門知識が必要になります。
そこで、ストアのオーナーに代わってShopifyにストアを構築して譲渡をすることが「ストア構築パートナー」の役割です。

ストアの構築を行うことで、利用者がShopifyに支払う月額利用料の20%を収益として得ることができます。
そのため、利用者の加入するプランにより収益も異なります

ストアが無くならず自身もShopifyパートナーを続けている限り、一度構築をすれば毎月決まった額の収益を得ることができます
もちろん、ストア構築に関わる手数料などの代金は、ストアのオーナーとの間で別途取り決めをして請求することができます。この代金についてShopifyの関与はありません。

登録の流れ

<手順1:Shopifyパートナーの専用サイトにアカウントを登録する>

Shopifyパートナー公式サイトのトップページから、メールアドレスを入力して
今すぐ登録ボタンを押し画面の指示に従って必要事項を入力していきます。

引用:shopify.jp

登録完了後、Shopifyパートナー用の管理画面(パートナーダッシュボード)にアクセスできるようになります。

<手順2:Shopifyパートナー用の管理画面でストアを構築する>

引用:Shopifyパートナー管理画面

Shopifyパートナー用の管理画面で、ストア管理を選び、ストアを追加するから
開発ストアを選んでストア名など登録情報を入力します。

引用:Shopifyパートナー管理画面

引用:Shopifyパートナー管理画面

保存をクリックします。これで新しいストアの構築を始めることができます。

ストアの構築数に上限はありません。また、ストアの構築自体は無料です。
そのため、開発したテーマやアプリのテストの実施用のストアを構築することも自由に行うことができます。

<手順3:構築したストアの所有権をオーナーへ譲渡する>

ストアの構築が完了したら、依頼されたオーナーへストアの所有権を譲渡します。

引用:Shopifyパートナー管理画面


Shopifyパートナー用の管理画面ストア管理から、譲渡したいストアの横にある所有権を移行するを選びます。

移行先のメンバーを選択し、ストアを移行するをクリックして作業は完了です。オーナーが所有権を承認して受け取り、Shopifyへの月額利用料の支払いが始まると報酬を受け取ることができます

紹介パートナー

紹介パートナーは、Shopifyにストアを構築したい利用者を紹介して、紹介料を報酬として受け取るパートナーです。
通常のアフィリエイトのように、決まったバナーやURLをWEBサイトなどに掲載して登録を促します。

紹介したURLからShopifyに登録された場合、登録した利用者の月額利用料の2カ月分が報酬となります。
ただし、初月のみ利用して2カ月に満たずに解約した場合は1カ月分のみが報酬とされ、プランをダウングレードした場合もダウングレードした料金が報酬の対象になります。年間契約の場合は、2カ月分の報酬が半分ずつ2カ月に渡って支払われます。

紹介パートナーの報酬はストア構築パートナーと同様に、利用者がどのプランに加入したかによって金額が変わります。

登録の流れ

<手順1:Shopifyパートナーの専用サイトにアカウントを登録する>

引用:shopify.jp

ストア構築パートナーの時と同様に、Shopifyパートナー公式サイトのトップページからメールアドレスを入力して登録を行います。
登録後、Shopifyパートナー用の管理画面にアクセスできるようになります。

<手順2:自分だけの紹介用URLを作成する>

紹介パートナーになるためには、Shopifyに申請を行い審査を通過する必要があります。
Shopifyパートナー用の管理画面からアフィリエイトツールを選び、今すぐ申し込むから申し込みを行いましょう。

引用:Shopifyパートナー管理画面

もし審査に落ちた場合、再度審査を受けることはできません
そのため申し込みの際には審査の基準として重要な「紹介用URLを記載するWEBサイトについての情報」や「どのようにShopifyの宣伝を行うのか」「これまでのShopify上での経験」などを詳細に記載する必要があります。

引用:Shopifyパートナー管理画面

審査結果は15営業日以内に通知され、申請内容に問題が無ければ紹介用のURLやツールが一緒に送られてきます。

<手順3:WEBサイトなどに紹介用URLを掲載する>

WEBサイトやブログなどのメディアに紹介用URLを掲載します。
これからShopifyを利用する人向けの記事に掲載すると、利用登録へと繋がりやすいでしょう。

テーマ開発パートナー

Shopifyには簡単に見た目をカスタマイズすることが可能なデザインテーマが用意されており、無料・有料合わせて80のテーマの中から利用することができます(2021年12月現在)。
このテーマの開発を行うのが「テーマ開発パートナー」です。

一からテーマを作成することも、ベーシックなDawnというテーマをカスタマイズして作成することも可能です。
作成には一般的なHTMLやCSSなどの知識の他に、Shopify独自のテーマテンプレート用言語Liquidが使用されます。

テーマは一度きりの売り切り、もしくはサブスクリプション販売を行うことができます。
どちらの販売方式でも、報酬は総売り上げが100万米ドル以内の場合は売り上げの100%を、100万米ドルを超える場合は売り上げの85%を受け取ることができます。

登録の流れ

<手順1:Shopifyパートナーの専用サイトにアカウントを登録する>

引用:shopify.jp

他のパートナーの時と同様に、Shopifyパートナー公式サイトのトップページからメールアドレスを入力して登録を行います。
登録後、Shopifyパートナー用の管理画面にアクセスできるようになります。

<手順2:オリジナルのテーマを作成する>

引用:Shopifyパートナー管理画面

Shopifyパートナー用の管理画面のメニューにあるテーマを選ぶと、開発に便利なツールやもとになるテーマ「Dawn」のページへのリンクなどが用意されています。なお、この管理画面のリンク先は英語のページしかありません。

作成したテーマを販売するためには、Shopifyの定める21の要件をクリアしている必要があります。

詳しくはこちら:Theme store requirements(英語サイト)

<手順3:テーマストアへ提出する>

引用:Shopifyパートナー管理画面

Shopifyパートナー管理画面の「テーマ」右上の「テーマを提出する」から作成したテーマをアップロードします。

作成したテーマはZIPファイルにまとめて送信することになります。
送信されたテーマはShopifyにより要件をクリアしているか、バグが無いかどうかレビューが行われます。修正が必要な場合はその旨の通知が届きます。

このように修正を繰り返し、問題が無いと判断されるとはじめてテーマストアで公開されるようになります。

アプリ開発パートナー

Shopifyでは、基本機能として提供されている機能とは別に、必要に応じて追加できる機能をアプリ(App)と呼んでいます。
有料・無料合わせて7,000件近いアプリが用意されており、このアプリを開発するのがアプリ開発パートナーです。

アプリ開発パートナーになることで、作成したアプリをアプリストアに公開することができるようになります。

アプリの報酬は、テーマと同様に設定されています。一度きりの売り切り、もしくはサブスクリプション販売で、報酬は総売り上げが100万米ドル以内の場合は売り上げの100%を、100万米ドルを超える場合は売り上げの85%を受け取ることができます。

ただし、2021年8月1日以前に登録をしている場合は販売の方式や売上金額に関わらず受け取れる報酬は80%です。

登録の流れ

<手順1:Shopifyパートナーの専用サイトにアカウントを登録する>

引用:shopify.jp

他のパートナーの時と同様に、Shopifyパートナー公式サイトのトップページからメールアドレスを入力して登録を行います。
登録後、Shopifyパートナー用の管理画面にアクセスできるようになります。

<手順2:アプリを作成する>

引用:Shopifyパートナー管理画面

Shopifyパートナー用の管理画面のメニューにあるアプリ管理からアプリを作成します。
アプリは一人の顧客のためだけに作成するカスタムアプリと、ストアで公開し広く利用してもらう公開アプリのどちらかを最初に選び作成することになります。

アプリを作成するためには、APIを使った処理の作成をはじめ、アプリに盛り込みたい機能に必要な処理を作成していきます。

<手順3:アプリをアプリストアに公開する>

アプリの作成が終わったら、アプリストアに公開するための申請を行います。
要件をすべてクリアしているかレビューが行われ、修正が軽微な場合は指示を受けて修正を行うことになります。大きな修正が必要な場合は審査は却下されます。

承認されると、アプリストアに表示されるようになります。

DMMチャットブーストではshopifyの構築に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

ShopifyパートナーとShopify Expertsの違い

Shopify Expertsは、先ほど説明をした通りShopifyパートナーの中でも上位ランクのパートナーです。
そのため、Shopify Expertsに認定されるにはShopifyパートナーとしての活動実績が必要になります。

「構築パートナーとしてShopifyストアを5件以上構築している」等の情報もありますが、公式にはShopify Expertsに認定される条件は公開されていません。また2021年12月現在、募集を終了しています。

Shopify Expertsになると、公式サイトに名前が掲載されます。
他にもShopify Experts専用のロゴを利用できるようになるため、利用者に信頼できるShopifyパートナーであることをアピールすることができます。

Shopifyパートナーになって収益を得よう!

Shopifyパートナーになることで、Shopifyの利用者をあらゆる形でサポートしながら収益を得られるようになります。
ストア構築やテーマ開発の技術力を活かし、ぜひShopifyパートナーになって収益を得られるようになりましょう。

ShopifyでECサイトを運営しているのであれば、DMMチャットブーストの利用がおすすめです。
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LINE公式アカウントのアプリを使わなくても、DMMチャットブースト上で友だちと顧客を繋いだ管理が可能です。
ぜひ一度資料をダウンロードして、内容をご確認ください。

DMMチャットブーストではShopifyパートナーに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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