「Shopifyで効果的なメルマガを配信したい」
「メルマガで商品を売るノウハウを知りたい」
このようなお悩みを抱えているネットショップ運営担当者も多いのではないでしょうか。
メルマガはユーザーに商品をアピールするのに有効なツールで、リピーター獲得にも大きな影響を与えます。
この記事では、Shopifyのメルマガのメリット、Shopifyでメルマガを配信できるアプリ、具体的な設定方法、商品販売に繋げるコツを解説します。
DMMチャットブーストではShopifyに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
Shopifyでメルマガを配信するメリット
Shopifyでメルマガを配信するメリットは4つあります。
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それぞれの理由について解説します。
Shopifyでメルマガを配信するメリット1|顧客に直接アピールできる
メルマガを配信すると、商品に興味をもっている顧客に対して直接的な宣伝ができます。メルマガを配信するには、まず顧客がメルマガへの配信に同意しなければなりません。
メルマガの配信を許諾している顧客は、少なからずネットショップの商品に興味をもっています。よって、メルマガで商品の魅力をアピールすれば、顧客は購入を検討する可能性が高くなるでしょう。
Shopifyでは、ダブルオプトイン方式による二段階許諾によりメルマガへの登録について確認を促せます。ダブルオプトイン方式を活用すれば顧客本人が確実に確認したうえでメルマガを受信できるため、顧客との信頼関係も築きやすいです。
Shopifyでメルマガを配信するメリット2|リピーターの確保につながる
メルマガでおすすめの商品についての情報を配信すると、過去にネットショップを利用したい人に再購入を促せます。過去に購入した商品に満足していても、忙しい人は忘れている可能性もあるでしょう。しかし、定期的にメルマガで商品の情報を届ければ、「また購入したい」と思ってもらいやすくなります。
消耗品なら何度も同じものを購入してもらうことも可能です。また、顧客が過去に購入した商品の関連商品を宣伝すると、追加購入を検討してもらえる可能性が高くなります。商品や顧客にあわせた内容を配信すると効果的です。
Shopifyでメルマガを配信するメリット3|高い費用対効果を得られる
Shopifyでメルマガを配信できるアプリは複数あります。無料で使えるアプリや、有料でも低価格なアプリがほとんどです。Shopifyでのメルマガ配信は低コストで行えるうえに、高い効果を期待できます。簡単な操作で魅力的なメルマガを作成できるからです。
メルマガの配信を成功させられれば、それまで以上にスムーズに商品が売れやすくなります。
Shopifyでメルマガを配信するメリット4|Googleのアルゴリズムに左右されずに宣伝できる
ネットショップを宣伝する方法としては、メルマガ以外にもSEO対策があります。SEO対策によりネットショップのページが検索結果の上位表示されれば、コストをかけずにネットショップを宣伝することが可能です。
ただし、SEO対策はGoogleのアルゴリズムに影響を受けるため、仕様が変わると急に検索結果の順位が下がる恐れがあります。
一方、メルマガならGoogleのアルゴリズムの影響は受けません。メルマガを配信すれば、登録している顧客に確実に情報を届けられます。顧客がメルマガの登録を解除しない限り、情報を継続的に伝えることが可能です。
Shopifyでメルマガ配信ができるアプリ5選
Shopifyでメルマガを配信できるアプリとしては、たくさんの種類があります。特におすすめなのは、以下の5つのアプリです。
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それぞれの特徴について説明します。
Shopifyのメルマガアプリ①Klaviyo
Klaviyoは、購読者の属性にあわせて細かい設定が可能なアプリです。Shopifyと連携させるとデータを収集でき、データをもとに最適なメルマガ配信を実現できます。
なお、Shopifyとともに利用されているさまざまなアプリとも連携可能であり、データを有効活用できます。A/Bテストも実施できるため、メルマガの効果をさらに高めることも可能です。
無料で月500件までメルマガを送信できます。メルマガの送信数を増やしたい場合は従量課金制の有料プランへ移行する必要があります。
Shopifyのメルマガアプリ②Omnisend
Omnisendは、Shopifyでより気軽にメルマガを配信できるアプリです。
フローを自動化できるため、効率的にメルマガ配信を配信できます。月1万5,000件まで無料でメルマガの配信が可能です。
メルマガだけでなく、受注やキャンセルの確認メールの送信にも対応しています。メルマガで告知するキャンペーンのランディングページを作成する機能もついています。Omnisendを活用すれば、総合的なメールマーケティングが可能です。
Shopifyのメルマガアプリ③Privy
Privyは、ポップアップ機能が優れているアプリです。メルマガや会員登録後の案内メールの配信にも対応しています。ポップアップ機能が充実しているため、ネットショップを訪れた顧客をメルマガの登録フォームへスムーズに誘導できます。
ポップアップ機能だけを利用する場合は、月5,000PVまで無料です。メルマガ配信などを行う場合は追加料金がかかります。
Shopifyのメルマガアプリ④Shopify Email
Shopify Emailは、商品の画像、説明文、価格、URLなどを自動的に読み込んでメールを作成できるアプリです。
購読者のリストをセグメンテーションでき、それぞれに最適な内容を配信できるようになっています。
開封率やクリック率なども分析でき、メルマガ配信の効果検証も可能です。月2,500通までは無料で利用できます。
Shopifyのメルマガアプリ⑤MailChimp
MailChimpは、世界中で多くの人が利用しているメールマーケティングのアプリです。
低価格ながら、メルマガ配信、セグメンテーション、分析などの幅広い機能を利用できます。
以前まではShopifyとMailChimpを統合するためのアプリがありましたが、現在では利用できなくなりました。
ただし、別のアプリを利用すれば、引き続きShopifyのデータをMailChimpで利用できます。Shopifyでのメルマガ配信にMailChimpを利用したい場合は、ShopifyのデータをMailChimpに連携させるためのアプリを使用しましょう。
Shopifyでメルマガ配信ができるアプリの設定方法(Klaviyoの場合)
アプリを使ってShopifyでメルマガを配信するためには、Shopify側とアプリ側の両方からの設定が必要です。
ここでは、先程紹介したアプリのKlaviyoでメルマガを配信する場合の設定方法について説明します。
Shopify側の設定
まず、Shopifyの「アプリ管理」を開きます。
「ストアをカスタマイズ」をクリックします。
引用:https://commerce-media.info/blogs/ec/mail-magazine-app
Shopifyアプリストアに移動したら、「Klaviyo」と入力してアプリを探します。
「Klaviyo」を見つけたらクリックし、アプリの詳細が書かれているページを開きましょう。
「Add app」をクリックします。
Shopifyの管理画面に切り替わり、Klaviyoのインストールに関する確認が表示されます。
問題ないことを確認し、「アプリをインストールする」をクリックしてください。
引用:Shopify管理画面
インストールが無事に完了すれば、「アプリ管理」にKlaviyoが表示されるようになります。
引用:Shopify管理画面
アプリ側の設定
Shopifyの「アプリ管理」からKlaviyoをクリックし、Klaviyoの管理画面を表示させます。最初にKlaviyoを開く際は、必要事項を入力して会員登録を行いましょう。会員登録を済ませてログインすれば管理画面を表示できます。
次に、管理画面の左にある「Integration」をクリックします。
引用:Klaviyo管理画面
「Integration」には「All Integrations」と「Enabled Integrations」の2つがあります。
今回はShopifyのアプリストアからKlaviyoをインストールしているため、「Enabled Integrations」に表示されているはずです。
「Enabled Integrations」でShopifyをクリックし、アプリの統合に関する情報を確認しましょう。
さらに「Lists&Segments」をクリックすれば、メルマガの配信に必要な設定を進められます。
引用:Klaviyo管理画面
👉shopifyの構築に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
Shopifyで配信するメルマガの購読者を増やすには?
Shopifyでメルマガを配信して効果を出すには、購読者を増やす必要があります。
メルマガの購読者を増やす方法をまとめると、以下の3つがあげられます。
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以下では、それぞれについてくわしく解説します。
ショップから誘導する
メルマガの購読者は、ネットショップから誘導して獲得するのが基本です。メルマガを配信していることが顧客に伝わるよう、ネットショップ上にしっかり記載しましょう。あわせてメルマガの登録フォームをわかりやすく記載して誘導してください。
特に、ランディングページとチェックアウトページにメルマガの登録フォームを設置しておけば、顧客が興味をもってくれる可能性が高いです。また、ネットショップのヘッダーやフッターにもメルマガの登録フォームを設置すると、より多くの人に気づいてもらいやすくなります。
購読の特典を用意する
単にメルマガへの登録を呼びかけても、顧客はなかなか興味をもってくれません。メルマガに対する顧客の関心を高めるためには、購読の特典を用意すると効果的です。たとえば、メルマガの購読者に割引クーポンを配信するのもひとつの方法です。また、メルマガの購読者に対して特別な割引を行う方法もあります。
特典があるとメルマガへ興味をもつ顧客は一気に増えるでしょう。また、商品の購入を促す特典をつけていれば、顧客がリピーターになる可能性がさらに高くなります。顧客がメリットを感じられる特典を用意しましょう。
SNSと連携する
多くの人がSNSを利用してさまざまな情報を集めています。新しい商品やセールの情報もSNSを使って探している人が多いです。メルマガとSNSを連携すれば、SNSを経由してメルマガに登録する人を増やせる可能性があります。
SNSでネットショップのアカウントを作成し、商品やセールの情報を発信しましょう。プロフィールの欄にメルマガの登録フォームのリンクを掲載すれば、投稿を見て興味をもった人が登録してくれます。
Shopifyで配信したメルマガを読んでもらうコツ・ポイント
Shopifyでメルマガを配信し、購読者にしっかり読んでもらうにはどうすればいいのでしょうか。
メルマガを読んでもらうコツとしては、以下の5つがあげられます。
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それぞれのコツについて具体的に確認しましょう。
購読者にあわせて配信時間を変える
人によってメルマガを確認できる時間帯は異なります。たとえば、20代の会社員の場合、メルマガを確認しやすいのは、朝や夜の通勤時間、昼休み、帰宅後などです。一方、40代で小学生の子どもがいる主婦の場合、子どもや夫が出かけている昼間がメルマガを確認しやすいでしょう。
Shopifyで配信したメルマガを読んでもらうには、購読者の生活リズムにあわせる必要があります。ネットショップのコンセプトや扱っている商品によって、客層はある程度絞られているでしょう。ネットショップの顧客の生活リズムをイメージし、最もメルマガを確認しやすい時間帯に配信すると効果的です。時間帯だけでなく、曜日にも配慮しましょう。
件名を工夫する
メルマガが届くと、購読者は件名を見て中身をチェックすべきか判断します。件名を読んで興味がもてなければ、メルマガを開いてもらえません。 メルマガを読んでもらうためには、内容がわかりやすい件名をつけることが重要です。
単にメルマガの内容を要約するだけでなく、中身をチェックするメリットを感じさせる必要があります。たとえば、セールのお知らせについてのメルマガなら、件名を読むだけでセールの開催時期や割引率も把握できるようにするといいでしょう。
簡潔にまとめる
メルマガの内容は、できる限り短くまとめましょう。購読者が件名を見てメルマガの内容に興味をもったとしても、長々とした文章が書かれていると読む気が失せてしまいます。たくさんアピールしようとすると文章が長くなるため、最もアピールしたい内容を絞り込んで記載するようにしてください。
具体的に記載する
メルマガでは、アピールしたい内容をなるべく具体的に示す必要があります。曖昧な表現では言いたいことがきちんと伝わらず、顧客は興味をもってくれません。 具体的に記載するためには、数字を使うと効果的です。たとえば、単に割引価格で商品を提供していると表現するよりも、「定価から50%割引」と示したほうがわかりやすいでしょう。
メリットが明確にわかるため、顧客が実際にネットショップにアクセスしたり、商品の購入を検討したりする可能性が高くなります。
効果検証を行う
メルマガは単に配信を続けるだけでなく、効果検証も行うべきです。効果が出にくいメルマガを配信している場合、手間がかかるだけで売上にはつながりません。 メルマガの効果を検証するには、開封率やクリック率などを確認する必要があります。
具体的な計算式は以下のとおりです。
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それぞれの平均値は、開封率が10~20%程度、クリック率が2~3%程度だといわれています。ただし、業界や扱っている商材によっても変化するため、ネットショップの状況にあわせて効果検証を進めることが大切です。
Shopifyでメルマガを配信して売上アップを目指そう!
Shopifyでの売上を伸ばすためには、メルマガを配信してアピールすると効果的です。Shopifyでのメルマガ配信に活用できるアプリは複数あるため、使いやすいものを選んで連携させましょう。また、 Shopifyでのメルマガ配信を成功させるには、購読者に配慮しながらメールを送信することも重要です。
よりスムーズに顧客へネットショップの情報を届けるためには、DMMチャットブーストを利用するのもひとつの方法です。
LINE公式アカウントの機能を拡張させ、さまざまな情報を手間なく顧客へ届けられます。
資料のダウンロードができるため、より効率的な情報発信の手段としてDMMチャットブーストをぜひ検討してみてください。
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