Shopifyとインスタ(Instagram)を連携して売上UPを目指す方法

Shopifyとインスタ(Instagram)を連携して売上UPを目指す方法

ShopifyとInstagramのショッピング機能を連携し、商品を販売できることをご存じでしょうか?

Instagramを通じ商品の情報を収集しているユーザーも年々増えてきたことから、Instagramでのマーケティングをメインに行う企業も少なくありません。またInstagramにはEC向けの機能がリリースされ、さらに物販のマーケティングをしていく上で便利になりました。

そんなInstagramでより売上アップに向けた施策を打ち出すには、Shopifyとの連携がおすすめです。

この記事では、ShopifyとInstagramの連携手順とInstagramの活用方法について詳しく解説します。自社のマーケティングの参考にしてみてください。

DMMチャットブーストではShopifyに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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Instagramショッピング機能とは?

引用:business.instagram.com

Instagramには、投稿された写真に商品名と金額を表示させる「ショッピングタグ」機能があります。

商品タグには、商品購入ページのリンクを埋め込むことができるため、Instagramから直接商品購入の訴求を促すことができます。ユーザーは、写真に写る気になる商品を直接タップ、続いて出現した商品タグをタップ、商品詳細ページから購入のわずか3タップで商品購入を行うことができるのです。

Instagramのショッピング機能は2018年にリリース。多くのストア、ECサイトで導入されてきました。その結果、Instagramから流入率が上がった企業も多く存在しています。実際に、国内のInstagramユーザーのうち、ショッピングタグから商品詳細画面を見たユーザーは2019年から2020年にかけて65%増加しているという報告があります。つまり、Instagramが自社商品の売上アップに有効なのです。

参照:「Instagramショッピングタグ機能の利用率・利用状況」

ShopifyとInstagramを連携するメリット

ShopifyとInstagramの機能連携により、Shopifyで販売している商品をInstagramで販売することができます。この機能連携をすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、ShopifyとInstagramを連携するメリットについて理解を深めていきましょう。

Shopify✕Instagram連携のメリット①視覚的商品訴求の促進

写真での情報発信が強みのInstagram。その特徴から、Instagramはビジュアルでの訴求力が高いとされています。テキストでユーザーの関心を惹きつけるためには、「共感」を得るための構成設計や、キャッチコピーの作成など技術力が必要です。

しかし、Instagramであれば画像や動画で視覚的訴求が可能になり、テキストよりもユーザーは簡単に「共感」を持つことができます
つまり、Instagramを活用すれば視覚的に商品訴求をしていくことができ、その効果もこれまで以上に期待が持てるのです。Shopifyの商品を実際に使用している画像を投稿し、ユーザーに対し「イメージ」がしやすい情報を提供、商品訴求につなげていくようにしましょう。

Shopify✕Instagram連携のメリット②商品購入のシームレス化

Instagramを活用すれば、Shopifyの商品を認知から購入までシームレスに行えるようになります。Shopifyで集客を行っていくためには、SNSや広告など活用して自社のページまで誘導することが必要です。

これまで、Instagramでも写真を投稿して、投稿画面やプロフィールなどから自社ECページへ誘導することしかできなかったのです。しかし、ショピング機能を活用することで、商品購入まで3タップで完了。簡単に商品購入までの導線を作れるようになったのです。

ECショップを立ち上げるだけでは、売上アップは望めません。ユーザーが商品を見つけた時に即座に購入できる「快適な購入方法」を実現することで、売上アップに繋げていくことがでいます。そのため、Instagramを活用した商品購入のシームレス化は、自社商品の売上アップに大きく貢献できる機能であるといえます。

Shopify✕Instagram連携のメリット③ターゲティングがしやすい

Instagramは20代、30代を中心に幅広い年齢層に利用されており、若者へアプローチしやすいのが特徴です。さらに、Instagramでの訴求力を高めるためには、Instagramでは運用型広告が有効で、少額からでも広告を配信できるのが魅力。

さらに、このInstagram広告はターゲティングがしやすく、自社が想定するターゲットにピンポイントで商品をPRできる特徴があります。今回ご紹介した「ショッピング機能」をつけて広告配信もできるため、ターゲット層の流入に期待が持てます。

このようにShopifyとInstagramを連携することで、これまで難しかったターゲットへ直接商品の訴求ができるだけでなく、ピンポイントでアピールもしやすくなるのでエンゲージメント向上にも役立てることができます。

DMMチャットブーストでは👉shopifyの構築に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

ShopifyとInstagramを連携する方法

実際にShopifyとInstagramの連携はどのように進めたら良いのでしょうか。ここでは、ShopifyとInstagramの連携手順を解説。「ショッピングタグ」の付け方などを含め、簡単に設定ができます。

Shopify✕Instagram連携方法①事前準備

ShopifyとInstagramを連携する前に、事前準備を行いましょう。

実際に連携作業を進める前に、以下準備が整っている必要があります。

  • Shopifyで商品登録が完了している
  • Facebookのビジネスアカウントを保有している
  • PCスマホがある

ShopifyとInstagramを連携してショッピング機能を利用するためには、Facebookのアカウントも必要です。事前にFacebookとInstagramの連携審査に通過していることが条件であり、審査には1週間ほどの時間を要します。審査完了まで逆算し、余裕を持って申請するようにしましょう。

Shopify✕Instagram連携方法②設定方法

連携審査に通過したら、実際に連携作業を行っていきましょう。

ShopifyとInstagramを連携する作業は、以下手順に沿って行っていきます。作業はさほど複雑ではないので簡単に完了できます。

  • 販売チャネルにFacebookを追加
  • ShopifyとFacebookアカウントの連携
  • FacebookとInstagramのアカウント連携

まず販売チャネルにある「+」マークを押して、Facebookを追加します。

引用:Shopify管理画面

チャネルに追加した「Facebook」をクリックし、「Instagramで商品を販売」を選択。
「設定を開始」から設定画面に進みます。

引用:Shopify管理画面

画面の表示に沿って設定を進めていきます。

引用:Shopify管理画面

「アカウントを連携」から、該当のFacebookアカウントでログインしましょう。

順番に「ビジネスマネージャー」〜「利用規約」までの設定を行うと連携が完了します。
Instagramを投稿する際にショッピングタグの使用設定ができるようになります。

連携が完了したら、Instagramのアプリから「メニュー(プロフィール画面右上の3本線)」→「設定」→「ビジネス」→「ショッピング」を開き、Facebookページを選択します。

この時、「カタログが見つかりません」というメッセージが表示されますが、連携はできているので問題ありません。
ここまで設定したらショッピングタグを使うことができます。

ショッピングタグは、投稿画面の左上の「3点リーダー」→「編集」→「製品をタグ付け」→「対象となる写真をタップ」でタグ付けが完了します。タグ付けすれば、Shopifyの商品ページにとび、Instagramから商品購入ができるようになるのです。

ShopifyとInstagramの連携に役立つアプリ5選

ShopifyとInstagramを連携する際に役立つShopifyアプリは複数あります。

中でも特におすすめの5選をご紹介します。

ShopifyとInstagramの連携アプリ①Instafeed

引用:apps.shopify.com

InstafeedはInstagramの公式アプリで、Instagramのフィード投稿をECサイト上に表示できます。

引用:apps.shopify.com

グリッド表示やスライダー表示などさまざまな表示形式があり、ECサイトに合わせた投稿の見せ方が実現できます。

ShopifyとInstagramの連携アプリ②Instagram Shopping & Feed

引用:apps.shopify.com

Instagram Shopping & Feedでは、商品画像としてInstagramへ投稿した画像を設定できます。

引用:apps.shopify.com

ユーザーは気になる写真から直接該当商品のページへ飛べるため、商品を探す手間が省けます。

ShopifyとInstagramの連携アプリ③まるっと集客

引用:apps.shopify.com

まるっと集客は、ShopifyのECサイトとInstagram広告を連携できるアプリです。

まるっと集客は成果報酬型のため、基本利用料は0円。売上に連動した成果報酬のみ発生します。 広告を利用して商品を宣伝したいけれど、運用に慣れていないので不安…という方におすすめです。

ShopifyとInstagramの連携アプリ④Instafeed Instagram Feed/Story

引用:apps.shopify.com

Instafeed Instagram Feed/Storyでは、通常のフィード投稿以外にストーリーズをサイト上に表示できます。

ストーリーズ上にショップのお知らせや店舗情報を載せている企業も多いのではないでしょうか。 これらの投稿をInstagram用・ECサイト用と分けて作成する必要がなくなるため、業務効率も上がるでしょう。

ShopifyとInstagramの連携アプリ⑤チャネルトーク

引用:apps.shopify.com

チャネルトークは、ECサイト上にチャット窓口を設置しオンラインで顧客対応が行えるアプリです。

InstagramやLINEなどのSNSツールとも連携でき、管理側はチャネルトーク1つであらゆるツールに届くお問い合わせ内容を一元管理できます。

Instagramで商品を販売する4つのコツ

Instagramを活用してShopifyの商品を販売していくコツをご紹介します。「ショッピング機能」に止まらず、Instagramの機能を活かしさまざまな角度で商品訴求をしていくことができます。

Instagramで商品を販売するコツ1|商品タグを活用

先ほどもご紹介したように「ショッピング機能」を活用することで、販売促進や購買行動をシームレス化できるため、売上アップも期待できます。

また、このショッピング機能はInstagramの写真投稿だけでなく、Instagramライブやリールでも活用できるのが魅力です。オンライン接客のニーズが拡大していくなか、Instagramライブでユーザーとコミュニケーションを取りながら、ショッピングタグを利用し、そのまま商品購入へ促すことが可能に。

さらに、リール動画にショッピングタグを活用することで、商品を紹介する際、リール再生途中でも気になる商品がすぐに購入できます。このようにオンタイムで購入に繋げられる施策もInstagramを活用すれば実現することができます。

Instagramで商品を販売するコツ2|写真のクオリティを高める

Instagramで商品を訴求するには、写真のクオリティをあげるのも効果的です。例えば、商品を美しく撮るだけではなく、商品が使われている写真、ユーザー目線のアングルで撮影するなどの工夫も効果的です。ユーザーが「共感」できるような写真を撮影し、商品訴求に役立てるようにしましょう。

Instagramで商品を販売するコツ3|ユーザーが投稿した記事をキュレーションする

Instagramの魅力として、こちらが発信するだけでなく、ユーザーが実際に自社商品をどのように使っているかなどもInstagramを通じて知ることができます。

ユーザーは、他の人のクチコミを参考に購買を検討する傾向にあり、他のユーザーが商品を使用していれば、「共感」してくれるユーザーも増えてきます。つまり、キュレーションは売上アップにも非常に有効です。キャンペーンなども活用しInstagramへの投稿を促しましょう。

Instagramで商品を販売するコツ4|チャットマーケティングを活用

「Messenger API for Instagram」が登場したことにより、Instagramにチャットボット機能が使用できるようになりました。

顧客の問い合わせの自動化だけでなく、DMなどの配信の自動化が可能です。このようなチャットマーケティング機能を活用すれば、ユーザーの疑問を解消、購入の後押しにも繋がります。商品の認知、快適で迅速な商品購入、疑問点の解消までInstagram1つで完結できてしまう購入体験をユーザーに提供することができるのも大きなメリットです。

ShopifyとInstagramを連携して見込み客へ効果的にアプローチ!

ShopifyとInstagramの連携することで、ターゲットユーザーに商品を認知させ、売上アップすることが期待できます。InstagramにはEC向けの様々な機能があり、それを有効活用することで、マーケティング施策も広がり、これまで以上の売上アップを目指すことができるのです。

Instagramのようなコミュニケーションツールを通じた商品購入で大切なことは、オンタイムでの情報入手です。そのため、チャットボットによるカスタマーサービスなども顧客満足度を上げるために非常に重要な役割を果たします。

DMMチャットブーストでは、ShopifyとLINEを連携、LINE上での商品検索から購入まで可能にしています。広く情報発信はInstagram、見込み客へのコミュニケーションはLINEを活用するなど使い分けをし、見込み顧客を増やし、そこに向けた効果的なアプローチを実践していくようにしましょう。

DMMチャットブーストではShopifyの機能・使い方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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