「LINEリッチメニューの画像を設定したいけれど、自分で作るのは難しそう」
と思っている方に朗報です。
LINEのリッチメニューは誰でも簡単に作れる機能がLINE自体に備えてあり、初めての人でも短時間で作れるようになります。この記事ではリッチメニューで何ができるか、リッチメニューの作り方、効果的なリッチメニュー設定方法まで徹底解説します。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
リッチメニューとは
リッチメニューとは、LINEの公式アカウントのトーク画面の下に固定表示される画像です。画像でありながらボタン機能を持たせることができ、各ボタンをタップしてさまざまな情報へ誘導できます。
リッチメニューを設定するメリットは以下の2点です。
リッチメニューのメリット1:ユーザーへ案内したいことを可視化してわかりやすく伝えられる
「クーポンがここにあります」「企業サイトへはここをタップ」など文字で伝えるよりも、わかりやすいアイコンで可視化した方がユーザーが認識する速度が高まります。
リッチメニューは複数の遷移先へ誘導できるので、
・クーポン1
・クーポン2
・ショップカード
・人気記事
・予約サイト
・チャット
などへの案内を1枚にまとめることが可能となります。
引用:企業ライダーマモルリッチメニュー
リッチメニューのメリット2:費用削減に貢献する
また、LINEの料金プランが変更により従量課金制が導入され、費用削減をしたいと思っている場合は、このリッチメニュー機能が大活躍します。ライトプランやスタンダードプランでは1000通以上メッセージを送ると追加メッセージごとにお金がかかってしまいます。
一方、リッチメニューは、配信数にカウントされない自動応答メッセージと組み合わせることも可能です。
メッセージ配信の流れとしては、以下の通りです。
①(ユーザー)リッチメニューのうちどれかのボタンをタップ
②(設定者)タップした項目に対応するキーワードを、友だちのコメントとして表示させるアクションを組む
③(設定者)そのコメントに対して自動応答を設定する
上記全て、配信コストがかからないため、おすすめの手法です。
リッチメニュー画像の作成方法
ここからは自分でリッチメニュー画像を作成する方法について2種類解説します。
どちらも無料なので安心して使うことができます。
リッチメニュー画像を作成方法① LINE公式アカウントの「イメージメーカー」を使う
まずはLINE公式アカウントのイメージメーカーという機能を使ってデザインを作成する方法をお伝えします。公式機能だけあって、適切な画像サイズが選択できたりテンプレートが選びやすいのでおすすめです。
LINEOfficial Account Managerにログインします。
「ホーム」→ 「トークルーム管理」→ 「リッチメニュー」→「作成」にて作成画面に遷移します。
上に「表示設定」、下に「コンテンツ設定」が表示されますが、「コンテンツ設定」に移動して「テンプレートを選択」をクリック。
引用:LINE公式アカウント管理画面
その後、設定したい遷移先に合わせてテンプレートを選択しましょう。以下の図は遷移先が3つのパターンを選択した例です。
大を選ぶとリッチメニューの高さが大きくなるのでスマホ画面の40%程度がリッチメニューで覆われるようになります。
大を選んでリッチメニューを目立たせるか、小を選んでトーク画面をめいっぱい表示させるかはLINE公式アカウントで何を伝えたいかにもよるので慎重に検討しましょう。
引用:LINE公式アカウント管理画面
選択したあとは「コンテンツ作成」画面の「画像を作成」をクリック。
ここからLINEの「イメージメーカー」機能を使うことになります。
引用:LINE公式アカウント管理画面
上画像の左に見えているのはプレビュー画面で、実際スマホでどのように見れるかを確認できます。
まずはボタンに使いたい画像をアップロードしましょう。(洗練された画像を時短で作りたい方はこの後の「リッチメニュー画像を作成方法②Canvaを使う」をお読みください。)
テキストを入れたい場合は、下のツールバーの「T」ボタンより入力可能です。
引用:LINE公式アカウント管理画面
ボタンの画像とテキストを入れたら、上の図のようにボタンのプルダウンメニューから、押すと何が表示されるかを選べます。
設定が終われば画面下の「保存」を押して完了です。
リッチメニュー画像を作成方法②Canvaを使う
Canvaは会員登録さえすれば誰でも使えるサービスです。
会員登録後、ホーム画面の「デザインを作成」から「カスタムサイズ」を選択。
リッチメニュー(大)の規定の画像のサイズ 2500px × 1686px を入力すると、候補に
「(推奨)LINEリッチメニュー表(大)」と出てくるのでこちらを選択します。
すると以下のように多くのリッチメニュー用のテンプレートが表示されます。
この中からテイストが好みの物や、ボタンの配置が使いやすそうなリッチメニューのテンプレートを選ぶと効率的にリッチメニューを作れます。
テンプレートを選び、画像やテキストを変更した後は、上部ツールバーの「ファイル」からダウンロードしてください。
このようにリッチメニューのボタンの背景画像が簡単に作れたら、後はLINE公式アカウントの管理画面上でリッチメニューのボタン設定を行うだけとなります。
リッチメニュー画像のサイズ
リッチメニューの画像サイズには以下のような決まりがあり、規定のサイズより1ピクセルでもずれるとアップロードできません。
そのため、最初にサイズをしっかり確認することを忘れないようにしましょう。
画像サイズ | 大(Large) | 小(Compact) |
Large | 2500px × 1686px | 2500px × 843px |
Medium | 1200px × 810px | 1200px × 405px |
Small | 800px × 540px | 800px × 270px |
また、最大ファイルサイズが1MBまでのため、あまりに容量が大きい画像を背景に設定してしまうとアップロードできないことがありますので気をつけてください。
リッチメニュー画像に載せた方がいい内容
効果的なリッチメニューを作るには、リッチメニューにどんな情報を載せるかも慎重に検討しましょう。
売上に繋がる情報
使いやすく視認性の高いリッチメニューを通じて売上を上げるのが第一目標ですので、わかりやすく売上が上がりやすいキャンペーンなどに誘導してみましょう。
「初回のみ無料キャンペーン!」など、営業色が強いメッセージは、メルマガやLINEのメッセージなどで送ると拒否感を示されることがあります。一方、リッチメニューの中にキャンペーンへの誘導ボタンがあっても、ユーザーは「押し付けられた感」を感じず自分の意志でボタンを押せるでしょう。
実際にはリッチメニューボタンの選択肢は数少ないので、ユーザーにボタンを押してもらえる可能性が高まります。
その他には
・クーポンへの誘導(最も押されやすい項目です)
・オンラインショップへの誘導
・申し込みや予約への誘導
などが売上を上げやすい誘導先としておすすめです。
ユーザーが求める情報
頻繁にLINE公式アカウントを使ってほしいなら、ユーザーにとってもメリットがある情報を掲載すると良いでしょう。
例えば洋服のレンタルサービスなどでは「人気コーディネートTOP3」など、ユーザーが思わずボタンを押してしまうようなボタンを目立たせることがあります。
また、業界問わず「○○診断」なども、ユーザーが気軽に押せるという点で人気です。
引用:エアークローゼットLINE公式アカウントのリッチメニュー
また、
・店舗情報
・営業時間
・サービスや商品のラインナップ
などの情報はユーザーの利便性を高めるために有効です。
リッチメニュー画像を設定するメリット
リッチメニューに画像を設定せずテキストのみにすることも可能ですが、手間がかかっても画像を設定することをおすすめします。
理由は以下の3点です。
ユーザーの行動に繋がる
人間の目は画像を認識した後に文字を読むため、人間の脳に訴えかけやすい画像でユーザーの目に止まりやすくするということがリッチメニューに画像を設定する最大のメリットです。
視認性が高いリッチメニューは、LINEトーク画面で流れていくこともなく常に表示されます。
ユーザーの注意をひき、タップされやすい特徴があります。
ユーザー導線をコントロールできる
リッチメニューは大きく表示するメニューとそうでないメニューを分けることができます。
売上につながるようなメニュー、例えば多くのユーザーにタップしてほしい「○%OFFクーポン」などは目立つ位置に大きく表示し、用のあるユーザーだけがタップするような「営業時間」などは目立たない場所にあっても大丈夫です。
サイズや画像の配置で、ユーザーの導線とその先の行動をある程度コントロールできるようになります。
特定の時期のキャンペーンをPRできる
リッチメニューは好きなタイミングで画像も遷移先も入れ替えられます。クリスマスキャンペーンの時期だけ違うリッチメニュー画像にするなどの工夫をすれば、いつもと違う画像だと気づいてもらえて、クリック率が上がることも考えられます。
デザインを期間を区切って変えてみて、どのデザインのリッチメニューならよりタップしてもらえるかということを測定してみるのも良いでしょう。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントの使い方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
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