LINE公式アカウントの便利な機能をすべて使いこなせるようになりたいと考える方も多いのではないでしょうか。
さまざまな企業で導入され始めているLINE公式アカウント。LINE公式アカウントには、手軽に「友だち」とコミュニケーションがとれるLINEの良さを活かした便利な機能が揃っています。
この記事では、LINE公式アカウントの便利な機能の解説から、運営する上で参考にすべき便利なLINE公式アカウントまで詳しく紹介します。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
便利なのは本当?LINE公式アカウントとは
引用:linebiz.com
LINE公式アカウントは、企業や個人が情報を発信するために作るLINEのアカウントです。
現在、LINE公式アカウントを利用しているのはビジネス目的の企業や店舗だけではなく、地方自治体などの公共団体や、アーティストや俳優といった有名人も情報発信の場として多く利用しています。
ユーザーは欲しい情報を発信しているLINE公式アカウントを友だち登録することで、LINE上でさまざまな情報を受け取ることができます。
LINE公式アカウントの便利な機能9選
LINE公式アカウントには以下の9つの便利な機能が揃っています。
・自動応答メッセージ
・特殊メッセージ
・クーポン
・ステップ配信
・ショップカード
・リサーチ
・リッチメニュー
・LINEコール
・タイムライン投稿
LINE公式アカウントの便利機能①自動応答メッセージ
LINE公式アカウントでは、友だちへのメッセージ配信を自動化できます。
自動化させる方法は、
- ユーザーからメッセージを受信したときに、事前に設定しておいたメッセージで返信する「応答メッセージ」
- ユーザーからメッセージを受信したときに、AIが内容を判別して適切なメッセージで返信する「AI応答メッセージ(シンプルQ&A)」
の2種類です。
どちらもユーザーからの問い合わせ対応にかかる負担を格段に減らせるため、同じような内容の問い合わせが来る場合や、手動で対応しきれなくなった際に便利です。
応答メッセージ
応答メッセージでは、決まったキーワードを登録することでユーザーからの質問に素早く答えられます。
たとえば「年末年始に営業しているか知りたい」という問い合わせへの対応を自動化させたい場合は、キーワードに「年末年始」などを登録した応答メッセージを作成すると良いでしょう。
引用:LINE公式アカウント管理画面
また、そもそもユーザーからの個別返信に対応しないアカウントの場合、ユーザーから個別でメッセージが届いた際の応答にも利用できます。
引用:LINE公式アカウント管理画面
AI応答メッセージ(シンプルQ&A)
AI応答メッセージ(シンプルQ&A)では、電話番号や住所など簡単な質問をAIが判別し、あらかじめ登録した返答内容を自動で送信します。
引用:LINE公式アカウント
また、LINE公式アカウントには通常のLINEと同様に「手動チャット」の機能も備わっていますが、AI応答メッセージでの対応をオンにしていると手動チャットでの対応は不可となるので注意しましょう。
ある程度ユーザーから届く問い合わせ内容が決まっているアカウントの場合は、基本はAI応答メッセージで対応し、万が一複雑な問い合わせが届いた際は個別の問い合わせフォームなどに誘導させる方法がおすすめです。
料金見積もりなど応用的な使い方も取り入れたい場合は、DMMチャットブーストやKUZENなど外部ツールの導入も検討すると良いでしょう。
LINE公式アカウントの便利機能②特殊メッセージ
LINE公式アカウントでは通常のメッセージ配信以外に、
・リッチメッセージ
・カードタイプメッセージ
を作成できます。
リッチメッセージ
リッチメッセージは、トーク画面いっぱいに画像を使い、視覚的にアピールできるメッセージです。
通常の画像つきメッセージに比べてインパクトが出せるため、セールや新商品のお知らせなど強調して伝えたい内容に用いると良いでしょう。
リッチメッセージには「リッチビデオメッセージ」として動画も使用できます。
カードタイプメッセージ
引用:ZOZOTOWN LINE公式アカウント
カードタイプメッセージでは写真とテキスト、ボタンといった複数のコンテンツを組み合わせた配信ができます。
メッセージはカルーセル形式で表示することもでき、左右にスワイプすることで複数のコンテンツが見れます。
引用:LINE公式アカウント管理画面
また、カードタイプメッセージでは診断系のメッセージも作成できます。
いくつかの質問に答えていき、その返答内容に沿ったおすすめの商品を紹介する…といった使い方も可能です。
LINE公式アカウントの便利機能③クーポン
引用:熊本ラーメン専門店黒亭本店LINE公式アカウント
LINE公式アカウントではクーポンも配信できます。
定期的に配信する以外にも、友だち登録をしてもらったタイミングやユーザーの誕生月などこまめに配信することでユーザーからの好感度が上がるでしょう。
LINE公式アカウントの便利機能④ステップ配信
ステップ配信では、友だち追加したユーザーに対して、あらかじめ用意しておいた内容・タイミング・期間でメッセージを自動配信できます。
友だち追加した経路に沿って、追加してからの日数やユーザー属性に合わせてメッセージの配信設定が行えます。
引用:LINE公式アカウント管理画面
なお、メッセージ配信には、リッチメッセージやクーポンも追加できます。
LINE公式アカウントの便利機能⑤ショップカード
引用:GREEN BROTHERS LINE公式アカウント
LINE公式アカウントのショップカードとは、商品を購入したりサービスを利用した際に金額や頻度などに応じてポイントを溜めることができる電子カードを指します。
これまでは紙や磁気のカードにポイントを溜めることが主流でしたが、LINE公式アカウントのショップカードはLINE上でポイントを溜められるので、せっかく来店したのにカードを持って行き忘れる失敗もなくなります。
また、紙や磁気のポイントカードはお財布やカードケースを圧迫しがちでしたが、LINE公式アカウントのショップカードは電子カードのため、余計な荷物を増やすことなく利用できる点も便利です。
LINE公式アカウントの便利機能⑥リサーチ
引用:LINE公式アカウント管理画面
リサーチ機能では、友だちやLINEユーザーに対してアンケートを実施できます。商品・サービスへの調査はもちろん、どのようなユーザーが利用しているのかを知りたいときにも活用でき、ユーザーの生の声を聞きたい際に役立ちます。
解答形式は選択式(単一・複数)と記述式があり、記述式はLINE社からの個別審査を通過した「認証済アカウント」のみ選択可能です。
また、オリジナルの質問を作成できる通常のリサーチとは別に、アカウントそのものの有用性を調査する「アカウント満足度調査」も作成できます。
LINE公式アカウントの便利機能⑦リッチメニュー
引用:DMMチャットブーストデモアカウント
リッチメニューは、LINEトーク画面の下部に表示されるメニュー画面を指します。「このアカウントではこんなことができる」を一目でわかるように作られたリッチメニューは、便利なアカウントとしてユーザーに好まれます。
デザインも細かくカスタマイズできるので、さまざまなアカウントを参考にしながら設計してみてください。
LINE公式アカウントの便利機能⑧LINEコール
LINEコールはユーザーからLINE公式アカウントに、通常のLINEでの通話と同じように無料で音声通話やビデオ通話ができる機能です。URLまたはQRコードから通話をかけたり、無料で店舗の電話に転送させるなど通話に関する便利な機能が揃っています。また、LINEコールでは通話履歴もしっかり残るため、折り返しの連絡や通話後の対応をスムーズに進められます。
LINE公式アカウントの便利機能⑨タイムライン投稿
友だち以外のユーザーにも情報を届けたい時に便利なのが「タイムライン投稿」です。テキストや画像で記事を作成し、LINEの「タイムライン」上に投稿できます。
タイムライン投稿は、友だちのみに配信されるトーク画面上のメッセージとは異なり、友だち以外のユーザーも「ディスカバー」欄から投稿が見れるため認知拡大が期待できるでしょう。
ユーザーは投稿に「いいね」や「コメント」をつけたり「シェア」できるためユーザーとのコミュニケーションの場として活用しましょう。
LINE活用の参考にすべき便利なLINE公式アカウント5選
ユーザーに「便利!」と思ってもらえるLINE公式アカウントを作っていくにあたって、参考になる人気のアカウントを5つご紹介します。
便利なLINE公式アカウント事例1|LINE上でミニゲームも楽しめる「ローソン」
ローソンが運用するLINE公式アカウントでは、公式キャラクター「あきこ」とトーク画面でさまざまな会話が行えます。通常のお知らせやクーポンだけでなく「将棋」や「リバーシ」といったゲームや「占い」「しりとり」「天気予報」などの豊富なサービスも揃えているのが特徴。
ユーザーとの接触時間を増やし、好感度の向上に貢献しています。
引用:ローソンLINE公式アカウント
実店舗を持っている企業は、お店への親しみやすさを感じてもらうにあたってぜひ参考にしたいアカウントです。
便利なLINE公式アカウント事例2|人間と会話している気分が味わえるAI「りんな」
Rinna株式会社が運用する「りんな」は、「共感チャットモデル」を採用したAIチャットボットです。機械じみていない自然な受け答えが大きな魅力で、本物の人間と同じように会話が楽しめることで人気を誇っています。
引用:りんなLINE公式アカウント
「恋愛相談」「しりとり」「人狼ゲーム」なども楽しめ、気がつくと長時間会話を繰り返してしまうユーザーも続出。
AIを活用したユーザーとのおしゃべりにも力を入れたい企業は、必ずチェックしておきたいアカウントです。
便利なLINE公式アカウント事例3|ブランディングに成功「リンツジャパン」
実店舗が各所にありそれぞれの店舗でLINE公式アカウントを運用している際に注意したいのが、ユーザーが複数アカウントと友だちである際に情報が散らばってしまう点と、店舗ごとに雰囲気の違いが生じブランディングが上手くいかなくなってしまう点です。
スイス発チョコレートブランドの日本法人であるリンツジャパンは、かつては各店舗ごとに運用していたLINE公式アカウントをブランドのLINE公式アカウント統一した結果、ユーザーに対してより効果的な配信とブランディングを実現しました。
その秘密は居住地によるセグメント。複数のAPIを活用し、顧客ごとに最適化された情報配信を行っているのがリンツジャパンの特徴です。
新たな顧客層の認知を高めるとともに、日替わりのチョコレート紹介やカフェメニューのクーポン配信など、ユーザーをファン化させる取り組みも行っています。ブランディングに力を入れたい企業はぜひ参考にしてみてください。
便利なLINE公式アカウント事例4|クーポン配信で多くの友だちを獲得!「ぼてぢゅう」
国内外に約100店舗を展開するお好み焼き屋「ぼてぢゅう」は、新規集客に力を入れてLINE公式アカウントを運用しています。主にクーポン機能を活用した施策を行っており、友だち登録でもらえるクーポンや使用条件のないクーポンを数多く発行。
このようなクーポン施策の結果、各店舗の友だち合計数は49万人にも上ります。
引用:ぼてぢゅう阪急サン広場店LINE公式アカウント
さらにぼてぢゅうは、LINE公式アカウントでのリピーター育成にも力を入れています。親しみやすい口調でのメッセージをこまめに配信し、次の来店を促す施策も注目すべきポイントです。
LINE公式アカウントのクーポンは、多くのライバル店の中からユーザーに選んでもらうために必ず活用したい機能です。とにかく友だち数を増やしたい!という企業は参考にすると良いでしょう。
便利なLINE公式アカウント事例5|見積もりもLINE上で完結「ライフネット生命」
ライフネット生命は、若年層へのアプローチの一環としてLINE公式アカウントの運用をスタートしました。オペレーターによる有人対応を経て、チャットボットを導入し現在の運用に至っています。
ライフネット生命LINE公式アカウントの特徴は、「ほけん診断」と「ほけん見積り」がLINE上でできること。来店し対面での相談よりハードルが低く、気軽に診断できるのが魅力です。チャット上で24時間いつでも診断が可能なため、「今知りたい」というユーザーニーズにしっかりと答えています。
LINE公式アカウントの便利な機能を使いこなそう!
家族や知人、友人と手軽にコミュニケーションを取ることができるLINEは、LINE公式アカウントを友だち登録することで、ユーザーにとって便利に情報を受け取れるツールとして活躍します。
多くのユーザーに友だち登録をしてもらい、認知拡大や顧客満足度を向上させましょう。LINE公式アカウントをより便利に使いこなすには、DMMチャットブーストの導入がおすすめです。
DMMチャットブーストでは、LINE公式アカウントの機能をより拡張させたチャットでの細やかな自動応答やセグメント配信などユーザーに寄り添った情報発信を行えます。
また、Shopifyで構築したECサイトと連携させ、LINE上で購入履歴・配送状況の確認も表示可能です。DMMチャットブーストで、LINE公式アカウントのマーケティング効果を最大限引き出した運用を行いましょう。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントの使い方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。