LINE公式アカウントの引き継ぎ方法をご存知ですか?
企業や消費者がユーザーに直接働きかけられるLINE公式アカウント。2019年4月にLINE@から名称変更して以降、サービス向上に磨きがかかり、今では中小企業や個人事業主にとってさらに使いやすいツールとなっています。
しかし、LINE公式アカウントの機能は多岐に渡り、「どう使って良いかわからない」と思い悩むユーザーも少なくはないのではないでしょうか。特に、スマートフォンを機種変更した際に行う引き継ぎも、わかりにくい操作の1つです。
そこで、本記事では、LINE公式アカウントの引き継ぎ方法や注意点、トーク履歴の保存方法などを解説します。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントの引き継ぎとは?
LINEアカウントの引き継ぎは、使用しているスマートフォンを機種変更する時には必要な操作です。スマホを変更し、データが初期化された時に、前に使っていた同じアカウントでLINE公式アカウントを利用するために必要な手続きとなっています。
LINE公式アカウントの引き継ぎは可能
LINE公式アカウントの引き継ぎは、アカウント情報が残っている限り、可能です。これは、通常のLINEアカウントと共通した特徴と言えるでしょう。
LINE公式アカウントを別のスマホに引き継ぐと、登録している友達のほか、メッセージ配信やチャットの応答といった設定がそのまま移行されます。クーポンなどを付与するツール設定や、登録時の挨拶メッセージを管理するトークルーム設定なども、引き継ぎ前と同じ状態になるでしょう。
LINE公式アカウントの引き継ぎ準備
LINE公式アカウントを引き継ぐ際に特別な準備は必要ありません。強いて言うなら、新しい端末の方に、LINE公式アカウントのアプリ版をダウンロードしておくことでしょう。
ちなみに、シンプルなLINE公式アカウントの引き継ぎ準備とは対照的に、一般ユーザー向けのLINEの引き継ぎは少々面倒です。
LINEの引き継ぎでは、引き継ぐ前のスマートフォンにメールアドレスやパスワード、電話番号といった登録情報が最新になっているか確認する必要があるほか、これまで使っていたスマートフォンで「引き継ぎの許可」をオンの状態にしなければなりません。いずれもシンプルな行程ですが、作業が必要という点で手間がかかると言えるでしょう。
引用:https://official-blog-ja.line.me/archives/53494977.html
LINE公式アカウントの引き継ぎ方法
LINE公式アカウントの引き継ぎ方法を種類別に4つ紹介します。
LINE公式アカウントの引き継ぎ方法1|LINEアプリログイン
LINE公式アカウントのアプリをダウンロードした後、LINE公式アカウントへ引き継ぐ方法は複数種類あります。1つ目は、LINEアプリでログインするという方法です。
LINE公式アカウントをタップしてアプリを立ち上げると、画面上に「LINEアプリでログイン」「メールアドレスでログイン」の2種類が現れるため、前者の「LINEアプリでログイン」を選択します。
すると、認証画面が現れるため、「許可する」をタップしますと、ログインが完了します。ものの1分もかからない簡単な行程です。
LINE公式アカウントの引き継ぎ方法2|メールアドレスログイン
メールアドレスでLINE公式アカウントを引き継ぎ方法もさほど難しくありません。画面上に「LINEアプリでログイン」「メールアドレスでログイン」の2種類が表示された際、後者の「メールアドレスでログイン」をタップし、手続きを進めましょう。
「メールアドレスでログイン」をタップした後、画面上に「ビジネスアカウント」と「LINEアカウント」の2種類の選択肢が表示されるため、いずれかを選びます。
パスワードに加え、「ビジネスアカウント」はビジネス用などのメールアドレスを、「LINEアカウント」は個人のLINEアプリのアカウント開設時に登録したメールアドレスをそれぞれ入力することで、ログインが完了します。
企業の業務としてLINE公式アカウントを使用する場合、個人のメールアドレスを登録していると、私用スマホにバンバン通知が届く可能性があるため、前者のビジネスアカウントで引き継ぎを行うと良いでしょう。
LINE公式アカウントの引き継ぎ方法3|LINEを引き継ぐ前
LINEアプリを新しい方のスマホにインストールしていない場合など、LINEを引き継ぐ前でも、LINE公式アカウントを引き継ぐことは可能です。
この場合は、LINE公式アカウントを引き継ぎ先のスマホでタップした後、「LINEアプリでログイン」と「メールアドレスでログイン」が現れるため、LINEアプリでログインを選択します。
すると、運営元のLINE Official Accountによる許可承認画面が出るため、許可を押します。その後、LINEで登録したメールアドレスとパスワードを入力し、ログインした後は、本人確認用の2段階認証パスワードが出ます。
2段階認証パスワードは、公式アカウント開設で用いた別端末のLINEに届く本人確認通知に入力。
入力後は、再び運営元のLINE Official Accountによる許可承認画面が出るため、許可をすると、無事ログインが完了します。
引き継ぎ前のスマホが必要な点で少々手間がかかる方法でしたが、この方法は、「新しいスマホにLINEをダウンロードしておきたくない」「LINEをダウンロードし忘れた」という場合に有効です。ぜひ実践してください。
LINE公式アカウントの引き継ぎ方法4|LINE@から引き継ぎ
LINE公式アカウントのユーザーの中には、前身のLINE@から使っていて、移行が済んでいないという方もいるのではないでしょうか。
LINE@は、2019年4月18日より現在の「LINE公式アカウント」にサービス統合されました。
2020年1月14日以降、アカウント管理者自身での手動移行が済んでいないアカウントに関しては、事前通知なくLINE社の判断で順次LINE公式アカウントへ強制移行が実施されています。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントの管理者に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントへ強制移行された際の料金プランは?
LINE@から手動で移行作業を行わず強制移行されたアカウントの、移行後の料金プランは下記になります。
引用元:d.line-scdn.net
LINE@でフリープラン(月額0円)、ベーシックプラン(月額5,000円)に登録していた方は移行後もそのままの料金で利用できます。
プロプラン(月額20,000円)とプロAPIプラン(月額30,000円)の方は、どちらもスタンダードプラン(月額15,000円)へ移行され、LINE@時よりも格安で利用できるようになりました。
LINE公式アカウントのトーク履歴の引き継ぎは可能か
LINE公式アカウントは、トーク履歴をバックアップすることで保存し、形式上、新しい端末に引き継ぐことが可能です。
トーク履歴の保存は、引き継ぎという用途だけでなく、保存期間が下記のように短いことから、まめにしておくメリットもあります。
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LINE公式アカウント引き継ぎ時のトーク履歴保存方法
LINE公式アカウントのトーク履歴はCSV形式でダウンロードして保存し、バックアップできます。
事前に設定で応答設定を応答モードをBotからチャットに切り替えた後、LINE Official Account Managerでチャットを開きます。チャットを開いた後は、左側にある歯車マークをタップします。
引用元:LINE公式アカウント管理画面
続いて、画面下部にある「チャット履歴のバックアップ」の項目で、「CSVファイルを作成」というタブをクリックした後、ファイルをダウンロードし、LINE公式アカウントのトーク履歴のバックアップが完了します。
引用元:LINE公式アカウント管理画面
トーク履歴のバックアップは、保存したい相手を1人に絞って実行することも可能です。なお、バックアップの回数は無制限ではなく、1週間に1回のため、注意してください。
DMMチャットブーストではAPI型LINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントをスムーズに引き継ごう
ここまで説明したように、LINE公式アカウントの引き継ぎは難しくはありません。LINE公式アカウントのデータをしっかり記録しておくことで、柔軟な対処も可能です。
たとえアカウントのメールアドレスなどを忘れても、パソコンのログイン画面から確認できるため、問題への対処は容易と言えるでしょう。
中には、前身のLINEアットから引き継ぎ作業をする人もいるかもしれませんが、現時点でLINEアットの利用者そのものが少ないため、該当者が少ないかもしれません。
万が一に備え、本記事を参考にしていただき、円滑なLINE公式アカウントの引き継ぎにつなげていただければ幸いです。
また、DMMチャットブーストforECなら引き継ぎ後もLINE公式アカウントをより豊富な機能で活用できます。
LINE運用の効率化も視野に入れている方は、ぜひツールの導入も検討してみてください。
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