LINE公式アカウントを集客で上手く活用できないか、ECサイトを運営している事業者やマーケティング担当者の中には考えている方も多いのではないでしょうか。
せっかくなら新規のユーザーを効率的に獲得したいですよね。
本記事では、LINE公式アカウントで集客するメリットや活用方法、上手く活用するためのコツ・手法などを解説します。活用時の注意点を踏まえて紹介するので、LINE公式アカウントの強みを理解して上手く使いこなしましょう。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントが集客に効果的な6つの理由
LINE公式アカウントが集客に効果的な理由は6つあります。
LINE公式アカウントが集客に効果的な理由1|LINEユーザーが多い
LINEは、国内でも最大級の利用者数を誇るSNSです。国内でのLINEユーザー数は9,000万人※を突破。日本人口の約70%以上がLINEを使用しているといえます。
※LINEの国内⽉間アクティブユーザー 9,000万⼈÷⽇本の総⼈⼝1億2,541万⼈(令和3年4⽉1⽇現在(確定値)総務省統計局)
多くの人が日常的に利用しているLINEを介してのアプローチは現在注目を集めています。
LINE公式アカウントが集客に効果的な理由2|開封率が高い
近年、ユーザー間のメッセージのやりとりはメールよりLINEが主流になっています。 メールでは埋もれてしまったり迷惑メールに入ったりしてしまうメッセージも、LINE上ではきちんとトーク画面に表示されるため、開封率が高い点が魅力です。
メルマガでのアプローチが行き詰まっている企業はLINE公式アカウントでのアプローチも検討すると良いでしょう。
LINE公式アカウントが集客に効果的な理由3|メッセージ機能が豊富
LINE公式アカウントには豊富なメッセージ機能があります。
画面いっぱいに広がる画像とテキストメッセージで視覚的にアプローチできる「リッチメッセージ」、
ユーザーからの問い合わせに対して自動で応答する「自動応答メッセージ」、
設定したシナリオに沿ってメッセージを自動で定期配信する「ステップ配信」
など、通常のLINEよりもはるかに豊富な機能を無料で活用できます。
LINE公式アカウントが集客に効果的な理由4|リピーターを育てられる
LINE公式アカウントは、店舗や企業のアカウントを友だち登録してくれたユーザーに対してメッセージやクーポンを配信できます。 LINE公式アカウントで接点の持てるユーザーは基本的に一度来店・利用してくれたユーザーや認知しているユーザーといえるでしょう。
そのため、LINE公式アカウントは既存顧客とのコミュニケーションを向上させ、リピーターやファンの育成に最適です。
LINE公式アカウントが集客に効果的な理由5|無料で利用できる
LINE公式アカウントは無料でアカウントの作成から運用までできます。 有料プランとの違いはメッセージ通数のみで、基本的な機能はすべて無料のプランでも十分に活用できます。
最初のうちは無料の「フリープラン」から始め、徐々に友だちが増えてメッセージ通数も増えてきた段階で有料プランに切り替える方法もオススメです。
LINE公式アカウントが集客に効果的な理由6|業種や商材を問わない
LINE公式アカウントでは業種や商材を問わずに運用できます。 SNSの媒体によっては業種や商材での向き不向きがありますが、LINE公式アカウントは幅広いジャンルの企業で活用されています。
どのような業種や商材でLINE公式アカウントが活用されているのか気になった方は、次の章で活用事例をご紹介しますので、ぜひこのままご覧ください。
LINE公式アカウントで集客に成功した事例7選!
この章ではLINE公式アカウントで集客を成功させた企業の事例を7つ紹介します。
LINE公式アカウントで集客に成功した事例1|イオン吉川美南店
JR武蔵野線・吉川美南駅前にある「イオン吉川美南店」では、食料品やドラッグ、日用品など、生活に欠かせないアイテムを豊富に取り揃えています。
引用:linebiz.com
イオン吉川美南店では、リッチメッセージを用いて試供品のプレゼント企画を行いました。その際の開封率は約25%で、そのうち約10%(約400人)に実際に店舗へ足を運んでもらえました。
LINE公式アカウントで集客に成功した事例2|鉄板バル ブルーム
鉄板バル「bloom(ブルーム)」では、限られた人数で営業しながらの電話予約や問い合わせの対応に課題を感じLINE公式アカウントを導入しました。
LINEのチャット機能を活用した予約受付や問い合わせを実施し、ユーザーとのコミュニケーションを強化。トークに履歴が残るため、予約ミスも防げました。
LINE公式アカウントで業務の効率化を実現し、売上は30~40%向上。LINE公式アカウント経由では月に10〜15件ほど予約が入っています。
LINE公式アカウントで集客に成功した事例3|こにし動物クリニック
滋賀県栗東市にあるペットホテルやトリミングサービスも完備した「こにし動物クリニック」では、スマートフォンの普及によりメルマガからLINE公式アカウントに切り替えました。
月初めにクリニックのLINE公式アカウントからポイントプレゼントのクーポンを送ると、毎月のように利用してくれるユーザーも。今では、毎月平均15%の使用率を記録し、約200~300人のユーザーが来院するようになりました。
LINE公式アカウントで集客に成功した事例4|オリジナル野球ユニフォーム FUNGO
オリジナルの野球ユニフォーム専門店「ファンゴ」では、好みのオリジナルデザインでオーダーメイドのシャツやパンツ、キャップを製作できます。
ユニフォームのイメージデザインのヒアリングからデザインの決定、注文書、見積書などすべてを「LINEチャット」で完結させる注文スタイルを導入。現在では注文の9割がLINE経由になりました。
野球プレーヤーであるユーザーたちはメンバー同士でLINEグループをつくってコミュニケーションを取ることが多い背景から、LINEとの親和性が高かったようです。
LINE公式アカウントで集客に成功した事例5|コロッケ倶楽部 唐津店
全国17の都道府県に店舗を展開するカラオケ店「コロッケ倶楽部」唐津店ではLINE公式アカウントを導入し、販促ツールとして活用しています。
コロッケ倶楽部 唐津店では、タイムラインでユーザーにクーポンを選んでもらう施策を行いました。クーポンをLINE上で友だちに共有できるよう公開設定をONにし、友だちになっていない方へ拡散も可能にしたことで友だち数が増加。友だち追加への誘導を実際の友だちから行われるので、とてもスムーズにかつ効率的に増やせる仕組みが作れています。
LINE公式アカウントで集客に成功した事例6|蔵前温泉 さらさのゆ
大阪府にある温泉施設「蔵前温泉 さらさのゆ」では、若年層に「お風呂の良さを知ってもらいたい」という思いから幅広い年齢層のユーザーにアプローチできるLINE公式アカウントを導入。
引用:linebiz.com
蔵前温泉 さらさのゆで最も活用しているのはショップカードです。ショップカード導入前は1日5~6人だった新規友だち数が、導入後は1日10人前後に増え、ポイントカード機能があるためブロック率も減少しました。
以前は折り込みチラシで販促活動を行っていたものの、LINE公式アカウント導入後は折り込みチラシを停止し、販促費の大幅な削減にもつながっています。
LINE公式アカウントで集客に成功した事例7|クライミングジムRec’s代々木
初心者から上級者まで楽しめるボルダリング・クライミングジム「Rec’s代々木」はオープン後SNSで集客を行ってきたものの、認知度が上がらないことに課題を感じLINE公式アカウントを導入しました。
リピーターを育成する施策として、ショップカードを利用し「2ヶ月間で5回来店すれば次回は無料」という特典を付与。だんだん来店客がショップカードを利用するようになり、認知度の向上とともにリピート促進の効果も発揮しています。
LINE公式アカウントで集客する手法3選
LINE公式アカウントで集客する方法として以下の3つをおすすめします。
- 友だち数を増やす
- 購買意欲を高めるメッセージを配信する
- 定期的に情報配信してリピーターに育成する
運用方法次第では、大きな費用対効果が期待できるので、LINE公式アカウントを活用するときの参考にしてください。
LINE公式アカウントで集客する方法1|友だち数を増やす
LINE公式アカウントは友だちにしかメッセージを配信することはできないので、友だち数を増やしましょう。
友だち追加をすることでクーポンをもらえるなどのメリットがあることを伝えると友だち追加してもらえる可能性が高くなります。
店頭でポスターやPOPなどで、LINE公式アカウントを友だち追加すれば、キャンペーンやクーポン配布などの特典があることをアピールしましょう。
LINE公式アカウントで集客する方法2|購買意欲を高めるメッセージを発信する
友だち追加してくれたユーザーに対して、テキストに画像や動画を添付して購買意欲が高まるようなメッセージを配信しましょう。
商品の魅力をアピールして「買ってみたいな」と思ってもらえるコンテンツを作るのがポイントです。
クーポンなどの特典を追加で配布すると、友だち追加したときとは別にユーザーにお得感を持たせることができます。
LINE公式アカウントで集客する方法3|定期的に情報配信してリピーターに育成する
顧客になってくれたユーザーに対して、定期的にお得な情報やクーポンを配布しましょう。
定期的にユーザーにメリットのある情報を配信することで、その度に商品やサービスを利用してもらえる可能性が高くなります。
また、何度も利用したくなるように、お得感が高まるポイント制を導入することもおすすめです。よりお得感を得られるメッセージを定期的に配信して、リピーターを育成しましょう。
LINE公式アカウントで集客するための3つのコツ
LINE公式アカウントで効果的に集客するためには、以下のようなポイントを押さえておく必要があります。
- ユーザーが気軽にコンタクトできるようにする
- パーソナライズしてメッセージを配信する
- 開封してもらいやすい時間に配信する
意識するだけでも集客の効果が変わるので、これらのポイントを踏まえて運用しましょう。
LINE公式アカウントで集客するためのコツ1|ユーザーが気軽にコンタクトできるようにする
ユーザーが気軽にコンタクトできるような体制を整えることがポイントです。
たとえば、チャットボットを利用して365日24時間体制を整えることで、ユーザーはいつでも好きなタイミングで問い合わせが可能になります。
ユーザーの中には電話をかけることに抵抗がある人や、メールを打つことを面倒だと感じる人もいます。チャットで気軽に素早く対応できるようにして利便性を高めましょう。
LINE公式アカウントで集客するためのコツ2|パーソナライズしてメッセージを配信する
パーソナライズして、顧客ごとに配信するメッセージを変えましょう。
パーソナライズとは、顧客の属性(性別や年齢など)や購入履歴などのデータを用いて、一人ひとりニーズを把握し、それに応じてサービスを提供することです。
顧客が求める情報を届けることで、コンバージョンにつながる行動を起こしてくれる可能性が高くなります。購入履歴から顧客のニーズを捉え、おすすめの商品として類似する商品やサービスを紹介しましょう。
LINE公式アカウントで集客するためのコツ3|開封してもらいやすい時間に配信する
メッセージを見てもらいやすい時間帯に配信することも重要です。
特に、個人が頻繁にLINEを使う時間帯は、他のメッセージに埋もれてしまうため避けるのが無難です。
たとえば、金曜日は週末の休みのスケジュール調整をするために、個人間でのメッセージのやり取りが活発になるのでおすすめしません。
月曜日の午前11時など、周囲のメッセージの配信時間が被らないかつ、多くの人が携帯をチェックする時間を狙って発信しましょう。
LINE公式アカウントで集客するときの3つの注意点
LINE公式アカウントで集客に取り組むときに注意しなければならない点が3つあります。
- タイムラインは拡散能力は低い
- メッセージ配信を1001通以上すると有料になる
- アカウント停止の可能性がある
便利なツールですが、運用方法を間違うと費用対効果が低くなってしまうので、注意しましょう。
LINE公式アカウントで集客するときの注意点1|タイムラインは拡散能力は低い
LINE公式アカウントのタイムライン投稿は、拡散能力は低いことを頭に入れておきましょう。
SNSのタイムライン投稿の場合が、リツイートやいいねなどのユーザーのアクションにより広範囲の拡散が期待できますが、LINEは情報の収集や拡散を目的に使われることが少ないため、拡散の効率は悪くなります。
SNSで拡散してLINE公式アカウントにアクセスしてもらう流れが最も効率的でしょう。
LINE公式アカウントで集客するときの注意点2|メッセージ配信を1001通以上すると有料になる
LINE公式アカウントは、月に1,000通までが無料プランなので、1,001通以上のメッセージを無料配信できないことを覚えておく必要があります。
ただし、有料プランに切り替えれば、1,001通以上のメッセージの配信は可能です。コストをかけたくない方は、友だち数やメッセージ配信数を調整しながら運用しましょう。
LINE公式アカウントで集客するときの注意点3|アカウント停止の可能性がある
LINE公式アカウントの利用規約を破れば、アカウント停止の可能性があるため、コンテンツの扱いには十分に注意しなければなりません。
たとえば、著作権を侵害するような行為や露骨な性的内容を含めたメッセージの配信などが該当します。アカウントを停止されると、それまでの努力が全て水の泡になってしまうので、利用規約は遵守しましょう。
DMMチャットブーストでLINE公式アカウントの機能を使いこなそう!
LINE公式アカウントには、幅広い層のユーザーにアプローチできたり、開封率が高く、新鮮な情報を届けられたりとさまざまなメリットがあるので、LINE公式アカウントを開設して、集客アップを図り、売上アップを狙いましょう。
なお、LINE公式アカウントの機能を顧客対応やマーケティングに活用したい方には、DMMチャットブーストがおすすめです。
DMMチャットブーストは、LINE公式アカウントの機能を自由にカスタマイズでき、複雑な設定にも対応しています。人件費をカットしながら顧客満足度向上も期待できる自動化ツールなので、導入を検討してみてください。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントの使い方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。