InstagramのEC機能とは?導入する方法や活用するコツを解説

InstagramのEC機能とは?導入する方法や活用するコツを解説

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世界的に利用者が増えているSNS「Instagram」は、ECサイトと連携させることで、EC機能として活用することが可能です。

しかし、

「InstagramのEC機能ってなに?」
「InstagramのEC機能はどうやって導入すればいいの?」
「InstagramのEC機能を活用するコツが知りたい」

と悩む運用担当者もいるのではないでしょうか。
こんな疑問に応えるべく、以下の項目ごとに詳しく解説していきます。

  • InstagramのEC機能とは一体何なのか
  • InstagramのEC機能を導入する方法
  • InstagramのEC機能を利用するメリットデメリット
  • InstagramのEC機能を活用するコツ
  • Instagramと連携できるおすすめのECサイト構築サービス

最後に、Instagramと連携した後に、EC事業者が導入するべきサービスを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

DMMチャットブーストではECサイトの種類や特徴に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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InstagramのEC機能とは?


引用:business.instagram.com

InstagramのEC機能とは、投稿写真に「ショッピングタグ」を設置し、タップしたユーザーが商品詳細を確認できる機能です。
例えば、投稿に写っているカバンにショッピングタグを付けた場合、タップしたユーザーは、カバンの紹介画面に遷移します。

ユーザーはInstagramで見つけた気になる商品を検索することなく、すぐに購入画面まで移動できます。インスタで気になった商品をすぐに買えるという他にはない購入体験を提供できる点が注目を浴びています。

また、2020年からはInstagramストーリーズやフィード投稿にもショッピングタグを設置できるようになりました。
自社ECサイトとInstagramを連携させて活用するだけで、商品紹介から購入までシームレスに繋げられるでしょう。

 

DMMチャットブーストではECサイトの立ち上げに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

InstagramにEC機能を導入する方法

InstagramにEC機能を導入するためには、以下4つの手順が必要です。

  • EC機能に必要な4つの条件を揃える
  • ビジネスアカウントに切り替えてFacebookと連携する
  • Facebookに商品情報を登録する
  • カタログを登録して公開する

InstagramにEC機能を導入する方法1|4つの条件を揃える

InstagramにEC機能を導入する際は、運営元が定めている下記4つの条件を満たす必要があります。
InstagramにEC機能を導入するための4条件

  • InstagramEC機能を利用できる国に拠点がある
  • InstagramEC機能で販売可能な商品を取り扱っている
  • 販売者契約とコマースポリシーを遵守している
  • ビジネスで所有しているウェブサイトドメインで商品を販売する予定である

上記4つの条件を満たすことで、InstagramEC機能を利用するためのアクセス審査が開始されます。
アクセス審査が完了した後は、Instagramから連絡が届き、ショッピングタグの利用が可能になります。

また、アクセス審査は通常3〜5日程度で完了しますが、場合によってはそれ以上時間がかかるケースもあるため、スケジュールには余裕を持たせておきましょう。

InstagramにEC機能を導入する方法2|ビジネスアカウントに切り替えてFacebookと連携する

EC機能に必要な条件を揃えて、アクセス審査に通過した後は、Instagramのアカウントを「ビジネスアカウント」に切り替えましょう。
ビジネスアカウントとは、個人アカウントでは利用できない下記機能が利用できるサービスです。
Instagramのビジネスアカウントでできること

  • ビジネス情報の設定と追加
  • 広告の配信
  • アカウント分析

ビジネスアカウントに切り替えることで、日々の投稿を分析しながら、ターゲットユーザーに対して最適なアプローチが可能です。
また、アカウントを切り替えるためには、facebookページとリンクさせる必要があります。

あらかじめfacebookのアカウントを作成しておかないと、ページをリンクできませんので注意しましょう。

InstagramにEC機能を導入する方法3|Facebookに商品情報を登録する


引用:facebook.com

Instagramのアカウント切り替えが完了した後は、facebookにショップを追加しましょう。
facebookアカウントのショップ開設ページから、商品の販売とチェックアウト方法を設定します。

チェックアウト方法は、以下の3つから選択可能です。

  • 他のウェブサイトでチェックアウト
  • facebookもしくはInstagramでチェックアウト(※米国の銀行口座が必要)
  • 直接メッセージでチェックアウト

自社ECサイトで商品を販売したい場合は「他のウェブサイトでチェックアウト」を選択して次に進みましょう。

InstagramにEC機能を導入する方法4|カタログを登録して公開する


引用:facebook.com

チェックアウト方法を選択した後は、ショップと紐付けたい販売チャネルを紐付けましょう。
紐付けたチャネルからカタログを登録して、どのような商品を販売するのか設定します。

カタログの登録は、販売するECサイトのURLを設定するだけで問題ありません。
また、カタログ登録が完了した後は、コマースマネージャーからカタログに商品を追加しておきましょう。

追加する際に必要な情報は以下の通りです。

  • 商品画像
  • タイトル
  • 説明
  • 在庫状況

上記商品の情報を登録した後は、商品カテゴリーを設定して公開しましょう。また、Instagramから公開されている商品カタログのショッピングタグを設定することで、投稿にタグを設定可能です。


DMMチャットブーストではECショップとは何かに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

InstagramのEC機能を利用するメリット

InstagramのEC機能を利用するメリットは、大きく分けて以下の3つです。

  • Instagramからユーザーを集客できる
  • 無料でサービスを始められる
  • 集客とブランディングを並行して進められる


InstagramのEC機能を利用するメリット1|Instagramからユーザーを集客できる

2019年時点でInstagramのアクティブユーザー数は月間3,300万人を超えているため、日本国内で6人に1人がサービスを利用してる計算になります。特に若年層の多くはInstagramを利用しているため、サービスを活用することで新規顧客の獲得が可能です。

また、普段から利用しているアプリ上で商品を確認し、ショッピングタブをタップするだけでスムーズにECサイトへ遷移できる購入体験は、他のアプリでは経験できません。顧客が興味を持った商品をすぐに購入できる環境が整っている点は、InstagramのEC機能を利用するメリットと言えるでしょう。

InstagramのEC機能を利用するメリット2|無料でサービスを始められる

InstagramのEC機能は、実店舗とECサイトを運営していれば誰でも無料で始められます。ショッピングタグの登録やビジネスアカウントへの切り替えも、一切コストは必要ありません。

また、普段から自社商品・サービスに関する投稿を行うことで、集客活動も並行して展開できます。
ハッシュタグや発信ジャンルを意識することで、ターゲットユーザーに対しても情報を届けられます。

そのため、InstagramEC機能は小規模事業者にも向いているサービスと言えるでしょう。

InstagramのEC機能を利用するメリット3|集客とブランディングも並行して進められる

Instagramでは、集客と並行してブランディングも進められます。例えば、ステーショナリーブランド「A FLOATING LIFE」では、取扱商品を紹介するだけではなく、活用方法に関する投稿も行なっています。

また、フィード投稿を活用して、自社商品の使い方に関する情報をまとめることで、投稿画面を見るだけで、アカウントのテーマを確認可能です。全ての投稿にショッピングタグを設置しているため、ブランディング効果も高まり、注文数は前年比4倍の成果を獲得しています。


InstagramのEC機能を利用する際の注意点

InstagramのEC機能を利用する際は、以下3点に注意が必要です。

  • 有形商品しか出品できない
  • 設置できるショッピングタグには制限がある
  • PC画面にはショッピングタグが表示されない


InstagramのEC機能を利用する際の注意点1|有形商品しか出品できない

InstagramのEC機能では、有形商品しか出品できません。
例えば、カバンや服・アクセサリーなどは出品できますが、イラスト・音楽データなど、形のない無形商品は出品対象外となります。

自社ECサイトで取り扱っている商品の中に無形商品が含まれている場合、InstagramのEC機能では販売不可となるため、あらかじめ注意しましょう。


InstagramのEC機能を利用する際の注意点2|設置できるショッピングタグには制限がある

InstagramのEC機能で設置できるショッピングタグは、1投稿につき最大5個までに制限されています。
例えば、一つの中にECサイトで取り扱っている商品が10個表示されていても、5つまでしかショッピングタグを設置できません。

複数の画像を投稿する場合、投稿全体では20個までしかショッピングタグは設置できないため、投稿内に過剰なタグをつけるのは控えておきましょう。また、Instagramのストーリーズ機能にショッピングタグを設置する場合、投稿内に1つしか追加できません。

過去の投稿やアーカイブにもショッピングタグは設定できますが、設置可能数の制限は変わりませんので、あらかじめ注意が必要です。
1つの投稿にショッピングタグを設置しすぎると、顧客は商品を細かく確認できず、広告感を感じさせる投稿となります。

そのため、投稿内のショッピングタグ設置数は極力減らし、顧客が見やすいように整理しましょう。


InstagramのEC機能を利用する際の注意点3|PC画面にはショッピングタブが表示されない

Instagramには、スマホアプリ画面とPCなどで閲覧するWeb画面が存在しています。
スマホアプリ画面ではシッピングタブの確認や設置に対応していますが、Web画面ではEC機能が一切利用できません。

Web画面上では、ショッピングタブの確認や設置だけではなく、InstagramのEC機能自体が利用できないため、運営作業はスマホアプリ版で対応しましょう。また、自社の投稿に設置してあるショッピングタグだけではなく、顧客がWeb画面を確認している場合はEC機能の表示は一切確認できません。

PCで投稿を閲覧しているユーザーが多い場合は、InstagramのEC機能がうまく活用できない可能性が高いです。そのため、自社でスマートフォン専用ECアプリを開発するなどして、アプリ上からの流入を増やすと良いでしょう。


InstagramのEC機能を活用するコツ

InstagramのEC機能を活用するコツは、大きく分けて以下の3つです。

  • プロフィールを充実させる
  • ストーリーズ機能を利用する
  • 投稿にショッピングタグを設定する

InstagramのEC機能を活用するコツ1|プロフィールを充実させる

InstagramのEC機能を利用する際は、まずプロフィールを充実させましょう。
基本的にユーザーが確認する部分は投稿ですが、目に入ってきた投稿だけを見て、ECサイトに流入するわけではありません。

一つの投稿に興味を持った後、アカウントのプロフィール情報を確認した上で、別の投稿を確認します。
つまり、プロフィールで怪しい業者でないか判断します。

顧客はプロフィールを確認して「どのような商品を販売している企業なのか」「どれだけフォロワー数がいるアカウントなのか」を確認します。例えば、興味を持った商品を販売している企業のアカウントに画像やプロフィール文が設定されていない場合、信用してもらえないでしょう。

そのため、Instagramで商品や自社サイトへの流入を促す場合は、プロフィールを充実させておく必要があります。
ビジネスアカウントのプロフィールを登録する際は、以下部分は必ず設定しておきましょう。

  • アカウントのアイコン画像
  • ユーザーネーム
  • 検索対策
  • プロフィール文章
  • 公式ハッシュタグ
  • 外部サイトのURL

また、外部サイトのURLを設定する際は、自社公式HPよりもECサイトを登録しておくと、より商品販売数を伸ばせます。

InstagramのEC機能を活用するコツ2|ストーリーズ機能を利用する

InstagramEC機能の登場当初は、ストーリーズ機能は活用できませんでしたが、2018年からはストーリーズにもショッピングタグの設置が可能です。ストーリーズとは、24時間限定で表示される投稿のことです。

フォロワーのタイムラインに表示されることはありませんが、ホーム画面上から閲覧できるため、利用するユーザーが増えています。
投稿の加工やショッピングタグの設置が直感的にできるため、比較的利用しやすい機能と言えます。

例えば、ストーリーズに自社商品が登場している場合、ショッピングタグを設置することで、顧客を商品購入画面までスムーズに遷移させられます。ストーリーズは1投稿当たりの表示時間は少なく、興味のない投稿はどんどんタップしてスキップするユーザーが多いためショッピングタグを設置しても広告感を顧客に与えることはありません。

フォロワーが1万人以上の場合は、ストーリーズに外部リンクの設定もでき、自社商品を紹介している投稿に訴求も可能です。
そのため、InstagramのEC機能をうまく利用するためには、ストーリーズ機能の活用は欠かせないでしょう。

 

InstagramのEC機能を活用するコツ3|投稿にショッピングタグを設定する

InstagramのEC機能を最大限活用するためには、ショッピングタグを設定しましょう。
自社商品に関する投稿にショッピングタグを設定することで、顧客を自社ECサイトまで遷移させられます。

また、複数ショッピングタグを設定した投稿を集めた「フィード投稿」を利用することで、顧客はECサイトを確認することなく、取り扱っている商品を把握可能です。

さらに、商品だけを集めたコレクション機能では、事業者が押し出したい商品をまとめて顧客に訴求できます。Instagram上での投稿が増えれば増えるほど、ブランドの世界観が広がり、自社イメージを顧客に伝えやすいでしょう。

 

Instagramと連携できるおすすめのECサイト構築サービス

続いては、Instagramと連携できるおすすめのECサイト構築サービスを3つ紹介します。

  • Shopify
  • BASE
  • EC-CUBE

Shopify


引用:shopify.jp

Shopifyとは、世界170カ国以上に導入されている、ECサイト構築プラットフォームです。低コストで導入できるだけではなく、ECサイト運営に必要なサービスが全て揃っているため、初めてECサイト運営を行う事業者にもおすすめです。

また、Shopifyは高い拡張性を誇っており、デザインはもちろんのこと、5,000種類以上の拡張アプリケーションが存在しています。
自社ECサイトに適したアプリを導入することで、基本機能にはないサービスを追加可能です。

例えば、サブスクリプションサービスの追加や別言語への翻訳機能など、ビジネスの幅を広げてくれる機能を利用できるでしょう。
Shopifyでは、他の外部サービスとの連携機能も高く、Instagram以外にも様々なサービスと連携してECサイトを展開可能です。

物流サービスや顧客管理システムと連携することで、ECサイトで販売した商品の追跡や顧客対応の自動化を実現できます。


引用:chatboost.dmm.com

さらに「DMMチャットブースト」を導入すれば、取扱商品の販売からbotによる顧客対応までLINE公式アカウントと連携して自動化ができます。Instagramで見つけた商品をShopifyで購入し、LINE公式アカウントで配送状況を配信できる…

このように一連の流れを自動化する事ができるのは、Shopifyならでは。Instagramと連携させるECサイトを選ぶ場合は、Shopifyがおすすめと言えるでしょう。 

BASE


引用:thebase.in

BASEとは、初期費用や月額費用をかけることなく、ECサイトを開設・運営できるプラットフォームです。アカウントの開設も無料で対応しているため、EC運営に関するノウハウが全くない場合でも、挑戦しやすいプラットフォームです。

また、HTMLの知識さえあれば、テンプレートデザインから変更して、完全オリジナルのECサイトを構築できます。
BASE専用のApps機能を活用すれば、メッセージや発送方法の設定など、様々な拡張機能を使うことができます。

さらに、BASEはInstagramの連携に対応しており、出品している商品のカタログを作成し、ショッピングタグを設定できます。
本記事で紹介している方法を活用すれば、完全無料でInstagramと連携できるため、小規模事業者でも運営しやすい形態と言えるでしょう。 

EC-CUBE


引用:ec-cube.net

EC-CUBEとは、国内トップクラスのシェアを誇るオープンソース型のECサイト構築サービスです。
ECサイト運営に必要な機能は揃っており、有料拡張サービスを導入すれば、希望のECサイトを構築できます。

また、HTMLやcssを活用することで、ECサイトを自由にカスタマイズ可能です。運営やカスタマイズ面に不安があれば、EC-CUBE専用のコミュニティで質問できます。

さらに、EC-CUBEで構築したECサイトはInstagramと連携可能で、出品商品をカタログ登録できます。EC-CUBE独自の高いセキュリティ環境を提供しているため安定したECサイト運営を希望する場合には、おすすめのサービスと言えるでしょう。

InstagramのEC機能を活用して効率的に集客しよう!

InstagramEC機能の概要やメリット・デメリット、コツについて、ご理解いただけましたでしょうか。
Instagramは集客やブランディングまで、一つで代用できるSNSです。

EC機能を活用することで、自社ECサイトの売上アップを狙えるでしょう。しかし、InstagramとECサイトを連携するだけでは、顧客管理に対応できず、顧客満足度を低下させてしまいます。そのため、ECサイトと別サービスの連携が必要になるでしょう。

中でも、DMMチャットブーストと連携することで、商品販売や配送状況の確認、顧客情報の紐付けも可能です。
また、自動会話botが友だちに対して、自動接客を提供してくれるため、顧客対応コストを削減し、売上を最大化できます。

初めての方でもすぐに連携が可能となり、LINE上で顧客情報も一元管理できます。
興味をお持ちの方は、ぜひ14日間無料トライアルを試してみてくださいね。

DMMチャットブーストではEC事業に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

DMMチャットブーストforEC