LINEは、日本でインターネットを利用する90％以上が使用しているSNSです。（総務省情報通信政策研究所・令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査より）
個人間のやり取りはもちろんのこと、企業や店舗がマーケティングや販促のため盛んに利用しています。
今や、企業や店舗の宣伝や販促の主体は紙のチラシや広告から、LINEのクーポンやショップカードといったデータ上のものに置き換わりつつあります。
自分の店舗でもLINE広告や宣伝を発信したり、クーポンを配布したいと考えている方も多いことでしょう。そこで本記事では、店舗運営に役立つLINE公式アカウントの機能や作成方法を解説します。
DMMチャットブーストでは👉LINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
店舗運営に役立つ？トークだけじゃない「LINE公式アカウント」とは
はじめに、LINE公式アカウントとのサービス内容や機能、導入に必要な費用などを解説します。
個人のアカウントとの違いや、導入するメリットなども併せて紹介します。
LINE公式アカウントとは
引用：linebiz.com
LINE公式アカウントとは、集客やマーケティングを目的としたビジネス用のアカウントのことです。
かつてはビジネスに利用できるアカウントとして、機能を細かく分けた5種類のプランがありましたが、2019年に「LINE公式アカウント」１つに統一されました。その代わり、プランが3種類あります。
プランについては後に詳しく紹介しますが、無料で使えるフリープランもあるので、試しに利用したい場合は無料プランを利用してもいいでしょう。
LINE公式アカウントの機能・特徴
LINE公式アカウントには、以下のような機能があります。
| メッセージ配信 | 1吹き出し500文字までのメッセージを友達に対して送れます。メッセージ以外にもスタンプやクーポン・動画なども送れるので、販促や宣伝、マーケティングに役立つことでしょう。 |
| チャット | 友達登録してくれたユーザーと個別にチャットができる機能です。 |
| 自動応答メッセージ | ユーザーからのメッセージに自動で対応してくれる機能です。事前に登録したメッセージを流すことも、AIに簡単な応答をさせることもできます。 |
| クーポン・抽選 | クーポンを作成・配布する機能です。抽選権付のクーポンなども流せます。 |
| ショップカード | デジタルショップカードを作る機能です。紙のメンバーズカードの代わりになります。 |
このように、LINE公式アカウントを導入すれば、顧客管理・販促・宣伝・マーケティングなどを一度に行えます。
これまで、紙の台帳や個別のアプリで販促やマーケティング、顧客管理を行っていた店舗ならば、業務を大幅に効率化することもできるでしょう。
プレミアムIDと認証アカウントとは
LINE公式アカウントの機能の1つとして、プレミアムIDと認証アカウントがあります。以下で2つの機能について詳しく説明します。
プレミアムID
プレミアムIDとは、指定の文字列でIDを取得できる機能のことです。店舗の名前などわかりやすい文字列にすれば検索もされやすく、ID自体が宣伝にもなります。
プレミアムIDは月額費制で月額税別100円、もしくは年会費税別1,200円で購入します。プレミアムIDはLINE公式アカウントの管理画面から「設定」をクリックすれば、設定可能です。なお、プレミアムIDの効果が期待できないと思ったらいつでもやめることもできます。支払いはクレジットカードのほか、LINEペイでも行えます。
認証済アカウント
LINE公式アカウントの認証済アカウントとは、以下のような機能を持つアカウントです。
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店舗や企業にとってメリットが大きく、ユーザーからの信用度も上がります。
LINE公式アカウントの開設段階では未認証アカウントとなっており、認証済アカウントは個別で申請を行い、LINE社から承認をもらう必要があります。
審査には5～10営業日かかり、必ず通るとは限りません。また、一部業者は使えない機能があります。申請費用や月額料金などはかかりません。
DMMチャットブーストでは👉LINE認証済アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントの料金プランと機能は以下のとおりです。
| プラン名 | フリープラン | ライトプラン | ビジネスプラン |
| 月額費用 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
| 無料メッセージ数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
| 追加メッセージ料金 | 不可 | 5円 | 〜3円 |
ビジネスプランは、追加メッセージをたくさん送るほど1通当たりの料金が安くなります。
フリープランは、追加メッセージを送ることができません。最初はフリープランで登録し、友達登録するユーザーが増えてきたら、ライトプランに変更してもいいでしょう。
店舗運営に役立つLINE公式アカウントの作成方法
ここでは、LINE公式アカウントの作成方法を詳しく解説していきます。個人アカウントを持っている方は簡単に開設できることはもちろん、LINEを使うのが初めての方でも迷いなく開設できるほどシンプルな手順になっています。
LINE公式アカウントの公式サイトにアクセス
引用：linebiz.com
はじめに、LINE公式アカウントにアクセスします。ここでは、「認証済アカウントの開設」「未認証アカウントの開設」のどちらかを選びましょう。
認証済みアカウントのメリットは前述したとおりです。なお、認証済みアカウントになるには審査に時間がかかるので、注意しましょう。また、個人が認証アカウントを申請した場合、審査落ちすることもあります。
LINEビジネスIDを作成
次に、LINEビジネスIDを作成します。「アカウントを作成」をクリックして作成しましょう。
私的な個人のLINEアカウントを使って登録することも可能です。しかし、私的なLINEアカウントでビジネスIDを作ってしまうと会社や店舗のLINE公式アカウントと紐づけされてしまうので、店舗で使っているメールアドレスを用いるのがおすすめです。
一度、ビジネスIDを作成してしまうと変更ができないので注意しましょう。
ログインして基本情報を設定
LINEビジネスIDを作成したら管理画面に入れます。アカウント名や業種など必要事項を記入してください。
これでLINE公式アカウントが設定できました。
スマホやPCの操作に慣れていれば、30分もかからずに行えます。
なお、登録完了画面で表示される「アカウント認証をリクエストする」を選択し、認証済アカウントの審査を受ける場合は「会社情報」や「店舗・施設情報」などの入力情報が増えるので、承知しておきましょう。
プレミアムIDを購入したい場合は、基本情報を設定した後で購入してください。
管理画面の「設定」→「利用と請求」→「プレミアムID」から購入ができます。
引用：LINE公式アカウント管理画面
店舗運営におけるLINE公式アカウントのメリット6項目
ここでは、LINE公式アカウントのメリットをより詳しく紹介します。どのようなメリットがあるのでしょうか？
無料で開設できる
LINE公式アカウントは、無料で開設できます。企業や店舗向け販促アプリや集客アプリは数多くありますが、ほとんどが有料です。お金を出してアプリを利用してみたがほとんど効果がなかったとなれば、がっかりすることでしょう。
LINE公式アカウントならば、まず無料で試してみて効果が実感できたら有料プランに移行することもできます。
また、有料プランでも月5,000～15,000円で宣伝だけでなく、カスタマーサポートやボット機能の利用まで行えるので、お得です。
利用者の多いツールを活用できる
引用：soumu.go.jp
前述したように、LINEはスマホを利用している人の90％が利用しているツールです。便利なアプリであったとしても、利用者が少ないツールの場合「インストールしてもらう」というハードルがあります。
限られた時間の中で、新しいアプリをインストールして登録までしてもらうとなると、利用されにくいでしょう。LINEならば、友だち登録をしてもらうだけで情報発信や来店予約、商品購入などが行えます。友だち登録時にすぐに使えるクーポンなどを配布すれば、多くの方が登録してくれるでしょう。
集客や販売促進に便利な機能が豊富
LINE公式アカウントは、メッセージ配信・ショップカード・クーポン配信など集客や販促に便利な機能がたくさんついています。
チラシやフライヤーを作成したり、公式ホームページを更新するより効果が期待できるでしょう。
また、一時期販売促進や宣伝に効果的としてメールマガジン（メルマガ）が流行しました。しかし、私的なメールを利用する人が減っている現在は、LINE公式アカウントから配布できるメッセージのほうが集客に効果的です。
今までメールマガジンで顧客とつながっている店舗は、将来のことを考えてLINE公式アカウントに切り替えるのがおすすめです。
情報到達率が高い
LINE公式アカウント経由で発信したメールやクーポンは、ブロックされない限りほぼ100％友達登録してくれたユーザーに届きます。
メールのように迷惑メールに勝手に振り分けされてしまうことも、チラシのようにゴミと一緒に捨てられてしまうこともありません。
また、メールやクーポンが届いたらスマホ画面にお知らせが出るので、見逃される可能性も低いでしょう。LINEを使っているユーザーは1日に複数回LINEをチェックするものです。そのため、宣伝効果も高くなります。
顧客対応がいつでもできる
個人チャットや自動応答を利用すれば、いつでも顧客対応ができます。電話でもお客様のお問合わせ対応をすることができますが、LINEの画面でのやりとりの方がいつでも内容を確認でき情報が伝わりやすいです。また、文字で記録が残るので、「言った」「言わない」といったトラブルを未然に防げるでしょう。
また、簡単な質問ならAIの自動対応に任せられます。今まで忙しくて手が離せないことで顧客対応ができずに逃していたビジネスチャンスも、LINE公式アカウントを利用すれば、キャッチできるでしょう。
便利な外部ツールも豊富で機能拡張ができる
LINE公式アカウントは、機能が拡張できる外部ツールが豊富です。外部ツールを利用すればLINE公式アカウントをさらに便利に使える機能が追加できるので、ほしい機能をほしい分だけカスタマイズできます。
費用も月に数百円～で利用できるものもあり、負担も軽いのもメリットです。
LINE公式アカウントの効率化を実現する「DMMチャットブースト」
最後に、LINE公式アカウントをさらに便利に使いこなせるDMMチャットブーストの紹介をします。
LINE公式アカウントを使っているが、もう少し機能を増やしたい、使いたい機能がないという方は、ぜひ使用を検討してみてください。
DMMチャットブーストで使える機能
DMMチャットブーストは、以下のような機能をLINE公式アカウントの機能と併せて使えます。
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Shopifyでネットショップを行っている店舗はもちろんのこと、登録しているユーザーが多く、メッセージやクーポンなどを自動配信したいというショップにはメリットが大きいツールです。
DMMチャットブーストの料金
DMMチャットブーストの料金は、月額30,000～となっています。
販促や宣伝だけでなく、顧客管理やマーケティングまでこれ一つで行えるので、今まで別のツールやソフトで個別に管理しているという店舗や企業にはおすすめです。
詳しい見積もりはホームページから申し込めます。まずは試してみたいという方は、14日の無料トライアルを利用してみましょう。利用した結果、自社とは合わなかったという場合は、そのまま利用を終了してもかまいません。また、オプションとして機能を拡張することも可能です。導入までの初期サポートも申し込めるので、お気軽にご相談ください。
まずは無料でダウンロードできる資料をご覧ください。
まとめ｜集客施策を店舗用LINEアカウントで
今回は、店舗運営にも役立つLINE公式アカウントの機能や使用するメリット、さらに開設の仕方まで一気に開設しました。LINE公式アカウントは宣伝・販促はもちろんのこと、マーケティングや顧客管理まで行えます。
ツールを使った宣伝や販促をするのが初めての店舗も、宣伝ツールに大きな予算を割けない店舗にもおすすめです。配信メール1,000通までならば無料で利用ができるので、まずは使い心地を試してみてもいいでしょう。開設も簡単です。
このほか、DMMチャットブーストを利用すれば、さらにできることが増えます。特に、Shopifyでネットショップを経営しているショップは、LINE公式アカウントと提携すれば顧客管理から販促まで一元化できて仕事を大幅に効率化できるでしょう。
DMMチャットブーストでは👉LINE公式アカウントの作り方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。