LINE公式アカウントは個人も使える

LINE公式アカウントは個人も使える!とことん有効活用術

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LINE公式アカウントが個人でも利用できることをご存じですか?店舗や企業が情報発信ツールとして活用しているLINE公式アカウントですが、実は個人でも利用ができるのです。

この記事では、個人でのLINE公式アカウントの使い方、基本知識、活用方法について、ひとつずつ丁寧に紹介していきます。

👉LINE公式アカウントの作り方に関する記事も合わせてご覧ください。

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LINE公式アカウントは個人でも無料で利用可能

LINE公式アカウントは店舗や企業などの法人しか利用できないというイメージを持っている人が多いかもしれません。実は個人でも無料でほとんどの機能を利用することが可能なのです。ここではLINE公式アカウントの基本的な利用条件などについて説明します。

LINE公式アカウントとは

引用:linebiz.com

そもそも、LINE公式アカウントとはメッセージアプリの「LINE」上で情報発信ができるビジネス向けのサービスです。
個人が通常利用しているLINEアカウントとは異なり、LINE公式アカウントは店や企業、団体などがビジネス用途で利用するアカウントになります。

国内の月間アクティブユーザー数が人口の7割以上(2020年9月末時点)に達するほどの利用者数を誇るLINEで情報発信を行うことは、より多くの人の目に確実に情報を届けることができると言えます。LINE公式アカウントは、そんなLINE特有のチャット機能やトーク機能を用いることで、他のSNSとは違い直接ユーザーに情報を発信することができます。

また、情報発信機能だけではなく、アンケートやクーポンの発行、友だち管理など、販促ツールとして便利な機能が数多く揃っていることも、LINE公式アカウントを利用する店舗や企業が多い理由とも言えます。 


LINE公式アカウントは誰でも利用できる

LINE公式アカウントは店舗や企業だけではなく、個人でも利用することが可能です。アカウントの開設をすることができないとLINE公式アカウントガイドラインに定められた職種(医療、出会い、アダルトなど)でなければ、利用にあたって必要な条件はありません。

また、LINE公式アカウントは多様な機能のほとんどを基本無料で利用することができます。無料で利用できる便利な販促ツールを、個人だからといって使わないのはもったいないともいえます。

 

LINE公式アカウントの基本機能・活用事例

LINE公式アカウントの持つ基本機能について、機能ごとに紹介していきます。

情報発信

LINE公式アカウントと言って真っ先に思い浮かぶのは、この「情報発信」機能ではないでしょうか。LINE公式アカウントでは3種類の情報発信機能を利用することができます。

メッセージ配信

メッセージ配信とは、友だち登録しているユーザーに向けて一斉に情報を配信する機能です。
ユーザーのトークルームに1度に吹き出し3つ分まで配信することができます。一度にたくさんの人に同じ情報を見てもらいたいときに利用できる機能になります。

一対一のチャット

ユーザーとトークルームで一対一の会話をすることができる機能です。
電話と違って時間や場所を気にせずに、個別の問い合わせに対応することができます。ユーザーと直接個別対応をすることで、密なコミュニケーションが取れます。

タイムライン投稿

タイムライン投稿とは、TwitterInstagramなどの他のSNSのようにユーザーのタイムラインに自分が投稿した情報を表示させることができる機能です。
ユーザーが投稿にいいねやコメントを付けることができ、情報を拡散させることが可能です。友だち以外にも広くたくさんの人に発信したい情報を掲載することができます

販促ツール

LINE公式アカウントには多様な販促ツールが用意されています。よく利用される代表的なツールについて簡単に紹介していきます。

リサーチ

引用:LINE公式アカウント管理画面

リサーチとは、アンケートを作成しメッセージ配信などを使って友だちに配信することができる機能です。配信された友だちは、特別な登録の必要なくLINE上で簡単にアンケートに答えることができます。回答へのお礼として、後述のクーポンを配布することもできます。

クーポン

引用:LINE公式アカウント管理画面

サービスの割引や特典を受けることができるクーポンを、LINE上で発行・提示することができる機能です。作成したクーポンの配布方法として、メッセージ配信やタイムライン投稿ができるため、従来の紙のクーポンとは違いより多くのユーザーに簡単に配布することができます。

ショップカード

引用:LINE公式アカウント管理画面

従来の紙や磁気のポイントカードを、デジタルで発行して管理することができる機能です。わざわざ持ち歩く必要がないため紛失や忘れる恐れがなく、ユーザーにとっても気軽に利用できる機能になっています。ポイントを貯めた特典として割引やサービスが受けられる特典チケットを付与することができます。

LINEコール

引用:linebiz.com

個人がLINEで利用している無料通話と同じように、LINE公式アカウントに電話をかけることができる機能です。音声通話のほか、ビデオ通話にも対応しており、どちらも無料で利用することができます。かかってきた電話を店舗の固定電話に転送することも可能です。

情報分析

引用:LINE公式アカウント管理画面

LINE公式アカウントでは、情報発信した内容や利用した販促ツールについて利用状況を分析できる機能があります。LINE公式アカウントを友だち登録している人数や、配信したメッセージの開封率やクリック率を見たり、クーポンやショップカードの利用状況を知ることができます。

現在の利用状況を分析することで、LINE公式アカウント運用上の改善点を見つけることも可能です。より販促効果の高い運用を目指すうえでも、情報分析は欠かせないツールと言うことができます。

 

LINE公式アカウントが個人利用に向いている理由・メリット

LINE公式アカウントは企業や店舗が使うものと思われがちですが、実は個人こそLINE公式アカウントを使った情報発信に向いていると言えるポイントが4つあります。ここではそのポイントを理由と共に解説します。

ユーザーと直接つながることが出来る

LINE公式アカウントのチャット機能は、ユーザー一人一人と直接チャットによる会話ができる機能です。ブログなどでは発信するばかりだった情報も、チャットを利用することでリアルタイムに双方向のコミュニケーションを取ることができます

たとえば、ハンドメイドでオーダーメイドの商品を作成している場合、顧客とのやり取りにメールやSNSのダイレクトメールを利用するのはタイムラグもあり手間が掛かります。

しかしLINEのチャットを用いることで、その場で画像や動画を見ながら会話をすることが可能です。必要に応じてLINEで無料通話を行うこともできます。

他の媒体との連携が簡単にできる

LINE公式アカウントは、他の媒体との連携も簡単に行うことができます

TwitterやInstagramといった他のSNSを入り口として、LINE公式アカウントの告知や誘導をすることも可能です。

引用:LINE公式アカウント管理画面

LINE公式アカウントを他の媒体に連携させるには、WEB版管理画面また管理アプリから作成できる専用の友だち追加用QRコードやURLを、連携したい媒体に掲載するだけで可能になります。

ターゲットを絞って発信ができる

LINE公式アカウントには、友だち登録しているユーザーをグループ分けする「オーディエンス」という機能があります。 

オーディエンスは、「配信したメッセージを開封したかどうか」「配信したメッセージのリンクをクリックしたかどうか」といった条件や、「特定の経路から登録した友だち」などでグループ分けをすることができます。

このオーディエンスを使うことで、たとえば「商品に興味を持ってくれたユーザー」「商品を購入したことがあるユーザー」だけに商品の魅力を伝える配信を行うことが可能です。

タイムライン投稿の拡散力が大きい

タイムライン投稿の拡散力が、他のSNSと比べても大きいことはLINE公式アカウントを使う魅力のひとつです。通常、Twitterであれば「いいね」の他に「リツイート」という拡散用のボタンを押さなければ拡散させることはできません。

しかしLINEのタイムラインの場合は、いいねを押しただけで情報を拡散させることができます。企業や店舗に比べて情報発信力が弱い個人でも、タイムライン投稿が拡散されることで友達登録していないユーザーにも情報を見てもらうことが可能になります。

 

LINE公式アカウントの種類と料金プラン

LINE公式アカウントの利用を考えた際、知っておきたいのがアカウントの種類と料金プランです。

ここではそれぞれについて説明していきます。

アカウントの種類

LINE公式アカウントには「未認証アカウント」「認証済アカウント」「プレミアムアカウント」の3つのアカウントの種類があります。
すべてのアカウントには、種類に応じて色の異なる「バッジ」と呼ばれる盾の形をしたアイコンが、アカウント名の前に付いています。

未認証アカウント

引用:linebiz.com

未認証アカウントは、個人・法人関係なく誰でも利用することができるアカウントです。LINE公式アカウントのほとんどの機能を利用できますが、誰でも利用ができるぶん、「友だち募集用ポスターの作成」や「請求書支払いの利用」など使えない機能がいくつかありますバッジの色は薄い灰色です。

認証済アカウント

引用:linebiz.com

認証済アカウントは、LINEによる一定の審査基準をクリアしたアカウントになります。
利用にあたってユーザーに不利益をもたらすことは無いと信頼されたアカウントとも言えます。バッジの色は青色です。

プレミアムアカウント

引用:linebiz.com

プレミアムアカウントは、認証済アカウントの中からさらに厳しい基準をクリアしたアカウントです。自分から申請することはできず、また審査基準も公表はされていません。発信する情報の公共性が高い企業や、自治体などの公共団体に多いアカウントです。バッジの色は緑色になっています。

料金プランと掛かる費用

LINE公式アカウントは基本的にすべての機能を無料で利用できます。しかし、配信できるメッセージの通数に合わせて3種類の料金プランが用意されています。

料金プランはアカウントの種類に関係なく、選ぶことが可能です。またID検索がしやすくなる「プレミアムID」という有料のサービスもあります。必要に応じて使い分けましょう。

フリープラン

フリープランは、無料で利用できるプランです。特に何も申し込みをしていない場合、アカウントはフリープランで設定されています。
そのため一カ月で送れるメッセージの通数が1,000通と少なく、それ以上のメッセージを送りたい場合はライトプランかスタンダードプランに変更が必要になります。

友だちの数が500人と仮定すると、月に2回しか配信することができないため、友だち数や配信数をふまえてプランの変更を検討しましょう。

・月額固定費:無料
・無料メッセージ通数/月:1,000通
・追加メッセージ従量料金:不可


ライトプラン

ライトプランは、一カ月で送れる無料メッセージの通数が15,000通のプランです。それを超える場合は1通5円で配信することが可能になります。友だちの数が5,000人と仮定すると、月に3回程度の配信ができる計算になります。

・月額固定費:5,000円
・無料メッセージ通数/月:15,000通
・追加メッセージ従量料金:5円


スタンダードプラン

スタンダードプランは、一カ月で送れる無料メッセージの通数が45,000通と一番多く設定されているプランです。
それを超えた場合は、配信した通数に合わせて段階的に料金が変わり、配信すればするほど安くなります(最大3円)。

他のプランは日割り計算でプラン変更が可能ですが、ライトプランからスタンダードプランへの変更のみ月の途中で行うことができません。スタンダードプランの利用を考えている場合は、月始めから変更を行うようにしてください。

月額固定費:15,000円
無料メッセージ通数/月:45,000通
追加メッセージ従量料金:~3円 


プレミアムID

プレミアムIDは料金プランとは違い、ID名を自分の好きな文字列にすることができるサービスです。年額1,200円もしくは月額100円で利用することができます。

作成した状態のLINE公式アカウントのIDはベーシックIDと呼ばれ、ランダムに設定された英数字の列になっています。そのため、友だち検索のときに見つけてもらいにくいというデメリットがあります。

プレミアムIDを利用することで自分の好きな任意の文字列に設定することができます。店名やサービス名を使うことで、友だち検索でも見つけてもらいやすくすることが可能になります。

 

LINE公式アカウントを利用する際の個人と法人の違い

LINE公式アカウントを利用する際、個人と法人で大きく違う点があります。それは個人は未認証アカウントしか利用できないという点です。先述の通り、認証済アカウントでなければ利用できない機能がいくつかあります。個人は認証済アカウントに申請することができないため、個人では認証済アカウントだけが使える機能を利用することができません。利用できない機能の一例は以下の通りです。

・LINEアプリ内の検索結果画面への表示
・友だち募集用ポスターの無料作成
・友だち募集用POPの申し込み(有料)
・請求書決済の利用
・友だち追加広告の利用

これらの機能は、個人で使う場合あまり利用しなくても不便は無いかもしれません。
利用できない機能がある旨を理解しておきましょう。

 

LINE公式アカウントを個人で作成する方法

個人がLINE公式アカウントを作成する方法を、順を追って説明していきます。

LINEビジネスIDを作成する

LINE公式アカウントを作成するには、まずLINEのビジネス関連サービスで共通で利用するLINE Business ID(以降LINEビジネスID)へのログインが必要になります。

LINEビジネスIDは個人のLINEアカウントに紐づけてのログイン、もしくはメールアドレスから新規作成することができますが、個人の場合は日常的に利用しているLINEアカウントに紐づけて使うことをおすすめします。

有料プランの支払いは、未認証アカウントの場合クレジットカード支払いしか選ぶことができませんが、その場合クレジットカードが登録された個人のLINEアカウントとLINE公式アカウントを紐づいている必要があるのです。

本格的にLINE公式アカウントを運用を考えている場合は、後のためにも個人のLINEアカウントでログインするほうが良いでしょう。

LINE公式アカウントを新規作成する

LINE公式アカウントを新規作成するためには、「アカウント開設ページ」から開始します。

以下、WEB版管理画面を例に手順を紹介します。

【LINE公式アカウントのWEB版管理画面を使った新規作成手順】

1.「アカウント開設ページ」にある「LINE公式アカウントの開設」をクリックする

引用:linebiz.com

2.LINEビジネスIDにログインをしていなければログイン画面が表示される。個人のLINEアカウントを用いる場合は「LINEアカウントでログイン」を、LINEビジネスIDを作成したメールアドレスでログインする場合は「ビジネスアカウントでログイン」をクリックする。
LINEビジネスIDを作成していない場合は、画面下部にある「アカウントを作成」から作成することができる

3.「LINE公式アカウントの作成」画面が表示される。必要情報を入力して「確認」をクリックする

4.表示された内容に誤りが無いことを確認してから、「完了」をクリックする

5.「LINE公式アカウントが作成されました」と表示されていれば作成完了

 

LINE公式アカウントのスマートフォン用管理アプリ(以下管理アプリ)を利用する場合は、手順はもっと簡単です。

【LINE公式アカウントの管理アプリを使った新規作成手順】

1.スマートフォンに管理アプリをダウンロードする

引用:apps.apple.com

2.アプリを開いたら「LINEアプリでログイン」もしくは「メールアドレスでログイン」を選択する。メールアドレスでログインをする場合は、先にLINEビジネスIDの新規作成もしくは、LINEビジネスIDへのLINEアカウントの紐づけを行っておく必要がある

3.「LINEアプリでログイン」を選んだ場合は認証画面が表示されるので「許可」をタップする。「メールアドレスでログイン」を選んだ場合はLINEビジネスIDのログイン画面が表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力してログインをする

4.「アカウントの作成」画面が表示される。必要情報を入力し、LINEアカウント利用規約を読んで同意できる場合「確認」をタップする

5.表示された入力内容に誤りが無いことを確認してから、「アカウントを作成」をタップする

6.「LINE公式アカウントを作成しました」と表示されていれば作成完了

LINE公式アカウントの管理画面にログインする

LINE公式アカウントの作成が完了したら、今度は管理画面にログインをします。管理アプリでLINE公式アカウントを新規作成した場合は「TOPに戻る」をタップします。

アカウントの新規作成後、初めて管理画面にアクセスするとWEB版管理画面、管理アプリどちらも「情報利用に関する同意」を求められます。同意できる内容であれば、画面下部の「同意」をクリック(もしくはタップ)することでログインが完了し、管理画面のホームとチュートリアルが表示されます。

これで、LINE公式アカウントの新規作成は完了です。

LINE公式アカウントで個人が友だちを増やす方法

店舗や企業と違って、チラシなどの販促手段のない個人がLINE公式アカウントの友だち増やす方法は難しいと思われるかもしれません。しかし、方法を工夫することで友だちを増やすことは可能です。ここでは2つの方法を紹介します。

WEBサイトやブログにQRコードを設置する

日頃利用しているWEBサイトやブログに、友だち追加用のQRコードを設置することで友だち登録を促す効果があります。
WEBサイトやブログを閲覧しているユーザーにLINE公式アカウント自体の宣伝を行うこともできますし、掲載されたQRコードを読み込むことで友だち追加が簡単に行えます。

他のSNSから誘導する

TwitterやInstagramなどの他のSNSから、LINE公式アカウントへ誘導することも友だち追加が期待できる方法です。
普段のTwitterやInstagramの投稿で、商品やサービスの魅力を写真を使ってアピールしたり、日常でも役に立つ情報を掲載してアカウントのファンを増やします。そこからLINE公式アカウントを見てもらえるように告知や宣伝を行うのです。

QRコードと同様に管理画面から発行できる友だち追加用のLINE公式アカウントのURLを掲載することで、誘導が可能です。プロフィールに掲載したり、LINE公式アカウントを友だち登録することで得られるメリットと一緒に掲載することができます。

名刺やショップカードにQRコードを掲載する

商品の販売や展示会・イベントへの参加などを行っている場合、同梱するショップカードや配布する名刺に友だち追加用のQRコードを掲載するのも、手に取った人が友だち登録をするきっかけに繋げられます。

名刺やショップカードには、LINE公式アカウントで使用しているプロフィール画像やアカウント名を記載して、登録する人に不安を抱かせない工夫をしましょう。
 

個人がLINE公式アカウントを活用できる例4選

個人の利用でもメリットがたくさんあるLINE公式アカウントですが、ここからはLINE公式アカウントをより活用できる事例を4つ紹介します。

生配信の告知で視聴者を増やす

近年スマートフォンの高性能化に伴い、カメラなどの専用の撮影機材が無くても誰でも動画を生配信することができる時代になりました。生配信を行えるアプリやサービスも数多く存在し、配信中に投げ銭システムを使って視聴者から間接的に金銭を受け取ることもできます。そのため、動画配信をメインの職業としている人も増えてきています。

生配信の視聴者を増やすためには、毎日決まった時間に配信することが重要と言われていますが、LINE公式アカウントを利用すれば、突然決まった動画配信でも配信の告知を直接視聴者のLINEに届けることができます

引用:EXILE TRIBE公式LINEアカウント

動画配信先へのリンクも掲載されていれば、LINEのメッセージから簡単に遷移することもできて視聴者にもメリットがあります。
リアルタイムに直接情報を届けられるというLINE公式アカウントのメリットを最大限活かせる事例と言えるでしょう。

SNSの更新発信でいいねを増やす

LINE公式アカウントの友だちを増やすために他のSNSからLINE公式アカウントへの誘導について説明しましたが、逆にLINE公式アカウントから他のSNSへの誘導も効果があります

TwitterやInstagramといった他のSNSは、通知などの設定をしていない限り、新しい情報があるかどうか自分からアプリを立ち上げて閲覧しに行く必要があります。しかし、LINE公式アカウントからのメッセージ配信はメッセージ内容がスマートフォンに通知されるため、自分から確認しなくても新しい情報を受け取ることができるのです。

TwitterやInstagramなどをメインの活動の場にしている場合、更新したことをLINE公式アカウントで配信することで閲覧数を増やし、いいねやリツイートにも繋げることができます。

動画へのリンクを貼って再生数を増やす

最近ではショートムービーを見られるTikTokなど新しい動画サイトが人気を博していますが、今でも根強い人気を誇るのがYoutubeです。

引用:youtube.com

Youtubeで動画投稿を行っているYoutuberの場合、本格的に動画投稿を行うためにはYoutubeチャンネルの収益化が必要になります。
この収益化には「チャンネル登録者数1000人以上」「過去12カ月のチャンネルの総再生時間が4000時間以上」という条件が付いているのです。そのためにも少しでも再生数を増やす必要があります。

そこで活用できるのが、LINE公式アカウントのリッチビデオメッセージです。

引用:LINEシェフ公式アカウント

LINE公式アカウントは動画を配信することもできるので、予告編やイントロなどの本編への興味を引く短い動画を使ったリッチビデオメッセージを送ることができます。

動画を見終わったあとに本編動画へのリンクというアクションを設定することで、自然な流れでLINE公式アカウントからの視聴者の流入を見込むことができます

動画の公開と同時に告知をするだけではなく、おすすめの動画やランキングを紹介したり、LINE公式アカウントの機能を使った動画の人気投票なども行えます。LINE公式アカウントの特徴を最大限に活かすことで、動画の再生数を増やしチャンネルの収益化へと繋げることが期待できるでしょう。

ブログやWEBサイトのリンクで閲覧数を増やす

ブログやWEBサイトのリンクをLINE公式アカウントで配信することで、ブログやWEBサイトの閲覧数を増やす効果も期待できます。個人でブログやWEBサイトを使い商品を販売している場合は、LINE公式アカウントの配信で商品への興味を持ってもらったタイミングでそのままリンクをクリックして、販売サイトへ誘導することが可能です。

また、アフィリエイトを目的としたブログを運営している場合も、更新情報をURLと共に配信することでより多くの人に閲覧してもらえるメリットがあります。

引用:fanbox.cc

最近では投げ銭ができるブログシステムとして、notepixivFANBOXなど様々なサービスが台頭してきています。そのような場合も更新をリンクと共に告知することで、閲覧者を増やして収益に繋げることができます。

 

LINE公式アカウントで効果的な情報発信をするコツ

LINE公式アカウントでより効果的な情報発信をするためには、発信の際のメッセージ作成にコツが必要です。

ここでは上手な情報発信を行うコツを3つ紹介します。

配信の文字数に気を付けよう

メッセージを配信する際、一度に送れるのは吹き出し3つ分までです。1つの吹き出しには最大で500文字入力することができますが、少しでも情報をたくさん送ろうとして500文字の文字を詰め込んだ吹き出しを3つ配信すると、メッセージを開いたユーザーは画面いっぱい文字で埋め尽くされてしまうことになります。

そのような読みづらいメッセージが届けば、内容が頭に入らないだけではなく読む気が無くなり、最悪の場合アカウントがブロックされてしまう恐れがあります。

メッセージを配信する際は、読みやすいボリュームの文字数に抑えることが重要です。スクロールせずに読み切れる文字数の目安はだいたい200~300文字です。最大でも1つの吹き出しに入力する文字数は200~300文字に収めるようにしましょう。また、文字だけではなく画像やスタンプなどを使い、読みやすく興味を引く内容を意識して配信をしましょう。

リッチメッセージを活用しよう

リッチメッセージとは、1つの吹き出しに画像や動画、テキストを組み合わせた視覚的にも分かりやすいメッセージのことです。

引用:ファミリーマート公式LINEアカウント

LINE公式アカウントの管理画面からテンプレートを用いて簡単に作成ができます。
このリッチメッセージは、読んだユーザーに何をしてほしいのか次のアクションを明確に提示することができます。

たとえば「新メニュー紹介/詳しくはこちら」という文章と一緒にメニューの画像が組み合わせられていれば、新メニューへのリンクが貼ってあることが伝わります。「お得なクーポンはこちら」という文章とクーポンの画像が組み合わせられていれば、クーポンへのリンクだということが分かります。

文字と画像をバラバラに掲載するよりもまとめて掲載することで一目で情報が分かり、ユーザーも次のアクションを起こしやすくなります。メッセージ配信の際には上手にリッチメッセージを活用しましょう。

あいさつメッセージに必要な情報を載せよう

あいさつメッセージとは、LINE公式アカウントを友だち登録した際にユーザーに自動的に送られるメッセージのことです。

引用:ディオール ビューティーLINE公式アカウント

最大で5つの吹き出しを送ることができ、LINE公式アカウントの送信メッセージ数にはカウントされません。登録と同時に送られるため、受け取ったユーザーが読む確率が高いメッセージになります。そこで、あいさつメッセージにこのアカウントがどのような情報を発信するアカウントなのかを明記することが重要になります。

たとえば、「チャットを使って問い合わせをすることができる」などのユーザーがアカウントに対してできること、「週に一回送信します」などの配信頻度などを明記することで、その後のブロック率を下げる効果が期待できます。

 

知らないうちにLINE公式アカウントの規約違反をしないために知っておくこと

LINE公式アカウントを利用するうえで重要なのが「LINE公式アカウント利用規約」や「LINE公式アカウントガイドライン」の遵守です。規約やガイドラインに違反をした場合、突然アカウントが停止されてしまうことがあります。知らないうちに違反行為をしていてアカウントが停止されることのないように、規約やガイドラインの中でも注意する点について説明します。

そもそもLINE公式アカウントを利用できない業種がある

個人のアカウントは認証を必要としない未認証アカウントのみの利用のため、アカウントを新規作成すると同時に公開して利用することができます。ただし、審査が無いからといってどんなアカウントでも作成できるわけではありません

LINE公式アカウントには「医療」「出会い」「アダルト」「ネット関連ビジネス」など、利用ができない業種やサービスがあります

もし利用できない業種としてLINE公式アカウントを使用している場合は、今すぐ利用を控えるようにしましょう。

チャットやLINEコールでの会話内容に注意する

個人と一対一でコミュニケーションが取れるチャットやLINEコールですが、他に誰も聞いていないからと言って何を話してもいいわけではありません。コミュニケーションとして明確に禁止されているのは「LINEコールを使った医療カウンセリング行為」ですが、その他にも利用できないサービスとしてガイドラインに記載のある「男女の出会いのためのカウンセリング行為」や「アダルトな内容のカウンセリング」等も違反行為になります。

またユーザーの個人情報を不当に聞き出すことも、規約違反になります。当たり前のことではありますが、利用者に不快または迷惑と思われる内容の会話もしてはいけません

通報されるような不審な配信は行わない

メッセージ配信も、会話と同様に内容に注意が必要です。禁止されている行為の中でも見逃しがちなのが「第三者のための広告媒体として使用する行為」、すなわちアフィリエイト行為です。

アフィリエイトブログへのリンクを掲載することは問題ありませんが、直接アフィリエイト商品へのリンクをメッセージに掲載してしまうと、違反行為になってしまいます。注意しましょう。

利用者は、LINE公式アカウントを通報する機能もあります。もし違反をしていた場合は通報により突然アカウント停止なんてこともありますので、ご注意ください。

DMMチャットブーストでは👉API型LINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

LINE公式アカウントを活用して個人もダイレクトに情報発信をしよう

LINE公式アカウントは、個人・法人関係なく誰でも無料で利用できる情報発信ツールです。情報発信以外にも様々な機能があるため、個人ですべてを使いこなすのは難しいかもしれません。情報発信の方法だけでも3種類あるので、自分の目的に合った情報発信方法を選び、最大限LINE公式アカウントを利用しましょう。

もし今後法人として店舗や企業のLINE公式アカウントを運用することがある際には、DMMチャットブーストforECの導入がおすすめです。個人では大変だった情報発信も、DMMチャットブーストforECの自動会話プログラムや詳細なシナリオ設定により、LINE公式アカウントの運用コストを削減することが可能になります。

個人でも法人でも賢くLINE公式アカウントを活用していきましょう。

DMMチャットブーストでは👉LINE@(ラインアット)や👉LINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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