LINE公式アカウントの応答メッセージの使い方・種類を解説!活用方法も

LINE公式アカウントの応答メッセージの使い方・種類を解説!活用方法も

「LINE公式アカウントの応答メッセージの使い方が分からない」
「応答設定のBotモードとチャットモードの違いは?」
「AI応答メッセージとは?」

と悩んでいる企業やサービスのLINE担当者の方も多いのではないでしょうか?

LINE公式アカウントで無料で利用できる応答メッセージは、一見複雑な設定が必要に見えますが、使いこなすことができればとても便利な機能です。応答メッセージの設定方法が分からず初期設定のまま利用している方も多いと思います。

ここでは、応答メッセージの使い方と種類、設定方法や注意点を解説します。

👉LINE公式アカウントの「メッセージ配信」機能に関する記事も合わせてご覧ください。

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LINE公式アカウントの応答メッセージは2種類!使い方を知ろう

LINE公式アカウントには、友だちからのチャットへの対応として2種類の応答モードを選ぶことができます。

①「Bot」モード(応答メッセージ)

LINE公式アカウントの初期設定でもある「Bot」モードは、手動でのチャットの返信を一切行わない自動応答のモードです。
友だちから送られてきたチャットに対し、チャットボットと呼ばれる自動返信システムが返信を行います。

Botモードで使用できるのが「応答メッセージ」です。

②「チャット」モード(AI応答メッセージ)

「チャット」モードは、手動でチャットの返信を行うことができるモードです。
友だちから送られてきたチャットに対し、LINE公式アカウントの運用者が手動で返信を行う必要があります。

チャットモードでは「AI応答メッセージ」を手動の返信とあわせて使用できます

応答メッセージとAI応答メッセージの違い

「応答メッセージ」「AI応答メッセージ」は、自動でチャットに返信する点でよく似ていますが、異なるシステムです。

応答メッセージは、返信するメッセージの内容を事前に設定することが可能です。ただし、送られてきた内容に合わせた返信内容を選ぶことはできませんそのため、会話のようにチャットをやり取りすることは難しいでしょう。事前に設定したキーワードが送られてきた場合のみ、設定した返信を送ることは可能です。

AI応答メッセージは、送られてきたチャットの内容にあわせて事前に用意しておいたメッセージを返信します。返信はすべてAIが内容を判断し、自動的に最適な返信を選んで行われます。複雑な質問内容には対応できませんが、簡単な受け答えであれば会話のようにチャットを行うことが可能です。

応答メッセージとAI応答メッセージそれぞれのメリット

応答メッセージとAI応答メッセージ、それぞれにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

応答メッセージ

応答メッセージには、

  • 事前に設定したメッセージをランダムに返信する方法
  • 事前に設定したキーワードが送られてきた際に設定したメッセージを返信する方法

の2つがあります。

ランダムに返信する場合、いつも同じ決まりきった返信内容にならないため、チャットを送ってくるユーザーを飽きさせません。キーワードから返信する場合、店舗の営業時間や駐車場などのよく聞かれる質問を設定しておくことで、適切に返信を行うこともできます。

どちらの方法も24時間365日対応が可能で、手動で返信を行う必要がないことが大きなメリットです。
店舗が忙しくてLINE公式アカウントの対応に時間を割けない場合でも自動で返信が行われます。ランダムの返信と、キーワードの返信は同時に使用することが可能です。

AI応答メッセージ

AI応答メッセージは、手動の返信とあわせて利用することができます。そのため、店舗の営業時間内だけ手動で対応し、時間外はAI応答メッセージに切り替えて使用することも可能です。

AI応答メッセージは、キーワードを設定せずとも自動で内容を判断して返信を行ってくれることが大きなメリットです。手動と併用している時間も簡単な内容にはAI応答メッセージが自動で返信を行い、複雑な質問にだけ手動で返信を行うこともできます(スマートチャット)。

LINE公式アカウントの応答メッセージの使い方

ここからは、具体的な応答メッセージの設定方法について手順を説明します。

応答メッセージ

応答メッセージを利用する際は「Botモード」を使用することになります。
Botモードになっていない場合は、画面上部の「応答モード」をクリックし、Botに変更してから設定を行ってください。

引用:LINE公式アカウント管理画面

応答設定を行う

応答設定」から「詳細設定」内の「応答メッセージ」の欄を「オン」を選択します。

引用:LINE公式アカウント管理画面

応答メッセージを作成する

応答メッセージ」の欄にある「応答メッセージ設定」を選ぶと、応答メッセージの設定画面に遷移します。「作成」を押すと、応答メッセージの新規作成画面が表示されます。

引用:LINE公式アカウント管理画面

作成するメッセージの設定を行う

応答メッセージの設定を行っていきます。設定が必要な項目は以下の通りです。

  • タイトル:管理する際に使用します。ユーザーからは見えません
  • ステータス:応答メッセージとして使用する場合はオンを、使用しない場合はオフを選択します
  • スケジュール:設定した時間帯のみ、応答メッセージとして使用されます
  • キーワード:設定したキーワードが送られた場合のみ、応答メッセージとして使用されます
  • メッセージ欄:最大で5つまで吹き出しを送ることができます。吹き出しを増やすには、メッセージ欄下の「+追加」をクリックします。

引用:LINE公式アカウント管理画面

メッセージの設定が終わったら、最後に「変更を保存」をクリックします。

AI応答メッセージ

AI応答メッセージを利用するには、必ず「チャットモード」を使用することになります。
チャットモードになっていない場合は、画面上部の「応答モード」をクリックし、チャットに変更してから設定を行ってください。

引用:LINE公式アカウント管理画面

応答設定を行う

応答設定」から「詳細設定」内の各種設定を行います。

各項目の設定内容は以下の通りです。

応答時間:「応答時間の設定」より、手動で対応できる時間を曜日ごとに設定します。オフを選ぶと、設定に関係なく24時間365日、手動で対応する必要性が発生します。

応答方法「応答時間内」:応答時間で設定した時間内に、手動で返信だけを行う場合は「チャット(手動)」を、簡単な質問はAI応答メッセージで、複雑な質問は手動で返信する場合は「スマートチャット(AI応答時間メッセージ手動)」を選びます。

応答方法「応答時間外」:応答時間で設定した時間外に、AI応答メッセージを使用するか、応答メッセージを使用するかを選ぶことができます。

 引用:LINE公式アカウント管理画面

返信するメッセージ内容を確認する

管理画面のホームメニューから「自動応答メッセージ」内「AI応答メッセージ」を選びます。
すると、AI応答メッセージの設定画面に遷移します。

編集」を押すと、現在設定されている返信内容を質問のカテゴリーごとに確認することができます。

 引用:LINE公式アカウント管理画面

初期設定ではすべてテンプレートメッセージになっています。
必要に応じて、返信されるメッセージ内容を編集してください。

LINE公式アカウントの応答メッセージとAI応答メッセージはどちらを使うべき?

応答メッセージとAI応答メッセージは併用できず、どちらか一方のみ使用できます。

どちらを使うかはLINE公式アカウントの運用体制によって変わります。 一部のユーザーには手動対応も行いたい場合は、AI応答メッセージ+チャット対応を行いましょう。 チャットでの対応を行わず、すべて自動応答のメッセージで対応したい場合は、応答メッセージを使用しましょう。

LINE公式アカウントの応答メッセージの便利な3つの使い方

応答メッセージは、使い方次第でLINE公式アカウントの運用を楽にしたり、便利に利用することができます。
ここでは応答メッセージの活用方法を紹介します。

1:自動返信と手動返信を併用する

前述の「スマートチャット」とは、AI応答メッセージと手動返信を併用する設定です。
簡単な質問にはAIが自動で返信し、答えられない場合は対応不可であることのメッセージが返信されます。対応できなかった場合は、手動で対応することになります。

スマートチャットを利用することで、よくある質問はすべて自動で返信されることになります。
AIでは分からない複雑な質問にだけ手動で対応すればよいので、チャット対応に掛かるコストを削減することができます。

2:時間に合わせたメッセージを返信する

応答メッセージでは、メッセージを使用する時間や期間などのスケジュールを決めることができます

これを活用することで、午前中や夕方といった時間帯にあわせた返信を行ったり、春や夏などの期間にあわせた内容のメッセージを送ることもできます。

3:リッチメニューにキーワード応答のテキストを設定する

LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示される「リッチメニュー」は、画面内を大きく占領するためユーザーの目に留まりやすく、設定されている項目のクリック率も高い機能です。

リッチメニューに設定できる項目に「テキスト」があります。テキストが設定されている項目をタップすることで、ユーザーから簡単に設定したテキストをチャットで送信してもらうことができます。

リッチメニューに設定したテキストを応答メッセージのキーワードに設定しておくことで、特定の返信をすることが可能です。

たとえば「本日の営業時間」と応答メッセージにキーワードを設定し、リッチメニューの「営業時間」アイコンに同じテキストを設定しておきます。応答メッセージの返信内容にその日の営業時間を入力しておけば、日によって営業時間が変更になる場合でも個別ではなく自動応答で対応することができます。

ユーザーはリッチメニューのアイコンをタップするだけなので、手軽にチャットを送ることができます。

LINE公式アカウントが楽しくなる応答メッセージの活用例3つ

応答メッセージの機能を使って、ユーザーにとってLINE公式アカウントの利用が楽しくなるための活用例を紹介します。

応答メッセージの活用例1|おすすめメニューを紹介する

飲食店や小売店、美容室など、販売する商品に期間や時間に応じたおすすめがある場合、応答メッセージのスケジュール機能を使っておすすめを紹介することもできます

午前中にはその日のおすすめ商品を紹介し、午後に夕方からの特売情報などを紹介することで来店を促すきっかけにすることが可能です。また、日付を期間としてスケジュールに設定することもできるので、夏休み中だけ、一週間だけ、など自由に期間を区切ってメッセージを設定することもできます。

応答メッセージの活用例2|クイズの回答が正解した場合特別メッセージを返信する

応答メッセージのキーワード機能を利用することで、クイズを行うこともできます

クイズの回答をメッセージで送信してもらい、キーワードとして設定していた答えと合っていれば特別なメッセージを返信することが可能です。クイズに正解した人だけが見られる画像や、遷移できるURLなど、返信内容を工夫することでユーザーも楽しく参加することができます。

応答メッセージの活用例3|キーワードを入力してクーポンを送付する

応答メッセージは、テキストの他に絵文字やスタンプや画像などさまざまなコンテンツを送信することができます。

クーポンもそのひとつです。LINE公式アカウントで発行できるクーポンは、ユーザーもLINE上で管理・表示させることができて利便性の高い機能です。そこで、チラシなどの特定の経路から来たユーザーにだけ割引を行う施策も、応答メッセージの各機能を活用して行うことができます

たとえば、あらかじめチラシに「チラシを見た人だけ〇%引き」という記載と、特定のキーワードを掲載しておきます。チラシに掲載のキーワードが送られたときにだけ返信するメッセージに割引クーポンを付けることで、決まった条件の人にだけクーポンを送付することができます。

LINE公式アカウントの応答メッセージを使用する際の注意点3つ

便利に利用することができる応答メッセージですが、使用にあたって注意すべき点が3つあります。必ず確認してから使用を開始するようにしましょう。

自動応答で返信している内容を確認する

AI応答メッセージと手動返信を併用するスマートチャットの場合や、応答時間外に自動応答を設定している場合、
質問の意図にあった返信をしているか、返信内容に誤りがないか、常に確認をする必要があります

自動応答に返信を任せたままにするのではなく、もし返信内容に不足があれば手動で返答を補足したほうが良いでしょう。
その際も、自動応答の内容と手動の返信内容が重複しないように気を付けましょう。

応答内容を最新のものに随時更新する

自動応答で返信する内容は、事前に設定しておくことができます。
一度設定してから運用を続けている場合、設定内容が最新の情報になっているか確認が必要です。

たとえば、店舗の営業時間や住所などが変更になった場合、プロフィールページだけ修正を行って自動応答の情報が古いままという事態も起こる可能性があります。

応答メッセージ、自動応答メッセージに設定している内容は随時最新の情報に更新するように心掛けましょう。

キーワードによる返信は完全一致のみ対応している

応答メッセージのキーワード設定は、送られたメッセージがキーワードと完全一致している場合のみ設定しているメッセージが返信されます一文字違うだけでも返信されないため注意しましょう。

キーワードは、複数設定することができます。たとえば、営業時間を答える応答メッセージには「営業時間」や「営業時間は?」だけではなく、「何時から」「いつやってる」など想定できる複数の語句を設定することで、回答漏れを防ぐことができます。

DMMチャットブーストでは👉LINEの問い合わせ対応に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

LINE公式アカウントの応答メッセージの使い方を覚えて便利に活用しよう!

LINE公式アカウントでは、手動によるチャットの応答と、自動応答を使い分けることができます。自動応答を活用することで、チャットの対応に掛かる時間を節約してコストカットも可能です。応答メッセージの使い方を覚えて、便利に活用しましょう。

LINE公式アカウントを運用しているなら、DMMチャットブーストの利用がおすすめです。LINE公式アカウントの管理画面から設定できる応答設定だけではなく、細かい設定と自然な会話が行える自動応答を利用することができます。

既存の自動応答が物足りなく感じたら、ぜひ一度DMMチャットブーストの資料をダウンロードして多彩な機能をご確認ください。

DMMチャットブーストでは👉LINE公式アカウントの友だち追加方法に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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