「Shopifyでのカゴ落ち対策って何をすれば良いんだろう」
「Shopifyでの売上が思い通りに上がらない」
などのお悩みはありませんか。
この記事ではすぐに実践できるカゴ落ち対策をわかりやすくご紹介します。
カゴ落ち対策は対策すればするほど効果が出やすいので、ぜひ実践・導入してみてください!
Shopifyのカゴ落ちとは
「カゴ落ち」とはインターネット上のECサイトなどでカートに追加した商品を忘れ、そのまま放置されてしまうことを指します。
カゴ落ちにはあらゆる原因があり、
・買おうとしたけどアカウント登録が面倒でやめた
・送料が予想外にかかることがわかりやめた
・他のサイトでもっと安いものがあったのでやめた
などの理由が一般的です。
売上への影響はどれくらいかというと、
カゴ落ちによる機会損失額は売上の約2.5倍にのぼるとも言われる分析結果もあります。
(参考:https://www.submit.ne.jp/cartrecovery/news/20190604)
逆に言えば、カゴ落ちを防ぐことができれば現状の売上の2.5倍の金額をさらに生み出すことができるのです。
また、似たような言葉で「カート落ち」があります。
カゴ落ち:商品をカートに入れて購入画面まで行って離脱 カート落ち:商品をカートに入れて購入画面まで行かず離脱 |
違いは上記の通りとなり、カート落ちを防げても購入画面で離脱(=カゴ落ち)されてしまうこともあります。
今回の記事では「カゴ落ち」「カート落ち」どちらも阻止できる対策をまとめて「カゴ落ち」対策としてご紹介します。
Shopifyでカゴ落ちが発生する理由
カゴ落ちが発生するのは、以下のような理由が一般的です。
・サイトを見ているだけで購入するつもりは無い
・送料・税金・手数料など、商品以外の追加料金が高い
・購入までのフローが長い、または複雑すぎる
・購入する際に必要なアカウント登録が面倒
この中でも特に多いのは、実は「元から購入するつもりは無い」ユーザーの割合です。
その他の要因に関しては1つの原因を潰してあげればおのずと購入率は上がりますが、効果のあるカゴ落ち対策には、ボリュームゾーンである「購入するつもりは無い」ユーザーの購入意欲をどれだけ上げられるかが勝負になります。
【ケース別】Shopifyのカゴ落ち対策法
ここでは原因別にShopifyのカゴ落ち対策法を解説します。
Shopifyのカゴ落ちケース1|Shopifyを見ているだけのケース
上で述べたように、カゴ落ちの原因として最も多いのがこのケースです。
購入するつもりは無いとはいえ、その商品に魅力を感じているからカゴに入れるまでに至っているというユーザーの心理を後押しする対策が必要です。
対策1|ポップアップ表示
カートに入れたものの、ブラウザで「戻る」ボタンを押すなど購入画面で前に進まない時に注意喚起のポップアップウィンドウを画面に出して離脱防止させる対策です。
ポップアップの表示は「今だけ○%OFF」など、いますぐに決済した方がお得になる、とユーザーに認識されるような内容が良いでしょう。
クーポンだけでなく、メルマガへの登録やLINEで友だちになればクーポンプレゼント、など、ユーザーとの接点を増やすような対策を混ぜるのも効果的です。
参考:fifth
対策2|フォローアップメール(メッセージ)の送信
「今はまだ買わなくても良いか」とカゴに入れたまま離脱したユーザーに向けて、一定時間経過後(例えば1週間後など)に「まだ商品がカゴに入ったままです」といったフォローアップメールを自動で送る機能を使いましょう。
Shopifyならカゴ落ちしそうなユーザーにフォローアップメールを自動で送ることもできます。
また、LINE公式アカウントと友だちになっている場合は開封率の高いLINEメッセージで購入を促す方法もおすすめです。
Shopifyのカゴ落ちケース2|Shopifyでの購入の流れが長く複雑
カゴに入れてから購入完了までは個人情報を入力する必要がありますが、この手順をどれだけ簡素化できるかがカゴ落ちするかしないかの分かれ目と言えます。
対策1|決済方法を追加する
ECサイトの購入はクレジットカードの登録が一般的ですが、わざわざクレジットカードを財布から出して番号を入力して、という作業は面倒なものです。また、電車の中などで購入作業をしている場合、人前でクレジットカードを出すのも気が引けてしまいます。
Shopifyには、
- Shopify ペイメント
- Apple Pay
- Google Pay
- Shop Pay
- PayPal
- Amazon Pay(アマゾンペイ)
- KOMOJU
- 携帯キャリア決済
- Paidy
- GMOイプシロン
- SBペイメントサービス
- NP後払い
- atone
と、決済の選択肢が多くあります。
Amazon Payなどの、一般的に普及しており、該当するサービスにログインするだけで購入できる決済サービスを追加することをおすすめします。
Shopifyのカゴ落ちケース3|Shopifyで購入する際にログインする必要がある
アカウントを登録してから購入する必要があるのはセキュリティ上必要なことですが、ユーザーからすると面倒なものです。
対策には以下のようなことが考えられます。
対策1|ゲスト購入
個人情報を入力せずとも、商品の配送に必要な最低限の情報を入力するだけで商品を購入できる「ゲスト購入」を選べるように設定することも有効な対策です。
個人情報を入力する手間は同じでも、「アカウント登録をしたことでそのECサイトから何度もダイレクトメールが来るのではないか」と懸念したり、個人情報を保管されていること自体を嫌がる方がいるため、「ゲスト購入」を好む層が一定存在します。
ゲスト購入はShopifyの基本機能の1つなので、今日からでも実装できます。
対策2|SNSログイン
アカウント登録してログインするのが面倒で、カゴ落ちしてしまうパターンに効果的な対策です。
SNSアカウントからログインできれば、新しくアカウント登録する必要も無く、IDパスワードを保存する手間もなく便利だと感じてもらえるでしょう。
「One Click Social Login」というShopifyアプリを利用するとSNSアカウントでのログインが可能になります。
ShopifyでOne Click Social Loginを利用すると、
- Amazon
- LINE
- Yahoo!
などといった代表的なSNSアカウントを使ってストアにログインすることができるようになります。
Shopifyのカゴ落ちケース4|Shopifyで購入する際に配送料が高い
配送料をうまく設定すれば、カゴ落ちを防ぐだけでなくさらに売上アップに繋げることが可能です。
対策1|配送料の設計を考える
全国一律の配送料にしているECサイトは「配送料がわかりやすい」というメリットも大きい一方、「配送料が高い」と離脱するユーザーを生むことにもなります。
ユーザーに合わせて配送料の説明を出しわけや設定変更が可能であれば、
・購入する商品の重さに応じて配送料を細かく設定
・配送先への距離で配送料を設定
・「○円以上購入で送料無料」のような値引き対策を設ける
・「初回購入は配送料無料」にして登録を促進する
などの対策で「思っていたより配送料が安くなったので購入しよう」というユーザーを獲得できます。
また、配送料を商品価格に吸収させて「送料無料」と謳うのも効果的です。
Shopifyでのカゴ落ちを理解して適切な対策を打とう
ECサイト運営している方の多くが悩むカゴ落ち対策ですが、その対策におすすめなのがDMMチャットブーストです!
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