久保：
皆さんこんにちは、この番組はDMMチャットブーストを利用していただいている会社に訪れた「ブーストタイム」に着目し、会社がどう困難を乗り切ってきたかを紐解いていく番組です。
自己紹介・会社紹介
久保：
本日のゲストはNORM株式会社の堀川さんです。よろしくお願いします。
堀川：
よろしくお願いします。
久保：
初めに簡単に会社の紹介をお願いします。
堀川：
NORMは、100名以上のトップアスリートをサポートするプロテインサプリメントブランドです。このプロテインサプリメントは、スポーツ栄養学の論文を基にして、3年の開発期間を経て、国内の工場で製造されています。品質に加えて、美味しさにもこだわった商品を提供しています。
NORMの設立経緯
久保：
それでは、NORMの設立経緯について教えていただけますか？
堀川：
NORMの始まりは、ある日本代表サッカー選手との出会いからでした。代表がヨーロッパでその選手と生活を共にし、サッカーと自分の体を献身的にケアする日々を過ごしていました。その姿を目の当たりにした代表は、アスリートのための世界最高のサプリメントを作る決意をし、NORMを設立しました。
アスリート向けサプリメントの市場
久保：
なるほど、アスリートとの出会いがきっかけで会社が生まれたんですね。アスリート向けのサプリメントは現在も普及していないのでしょうか？
堀川：
そうですね、市場はまだ小さいです。アスリートというのは、世界的にもごく一部の選ばれた人々で、その市場をターゲットにするのはビジネスとして難しいと思います。だから、普及はまだ進んでいないと思います。
アスリート用と一般用サプリメントの違い
久保：
一般的なサプリメントとアスリート用のサプリメントにはどのような違いがありますか？
堀川：
一般の方とアスリートでは運動強度が異なるため、必要な成分も違います。そのため、成分の配合量も異なります。
栄養素の不足とその影響
久保：
人によって不足している栄養素は異なると思いますが、一般的に最も不足している栄養素は何ですか？
堀川：
最も不足しているのは鉄分です。鉄分が不足すると、血中のヘモグロビンが不足し、体に必要な酸素の運搬が困難になります。ヘモグロビンは全身に酸素や栄養素を運ぶ役割を持っているため、不足すると酸素の供給が追いつかず、疲れやすくなったり、栄養が十分に行き渡らないため、筋肉の成長が妨げられるなどの症状が現れます。特にアスリートは、運動により鉄分を消耗しやすいため、不足しやすいのです。
久保：
確かに現代人は鉄分不足に陥りやすいとよく耳にします。アスリート向けの商品は珍しいと思いますが、プロのアスリート向けの製品をどのように宣伝しているのですか？
堀川：
当社では広告を積極的に打っているわけではありませんが、主に口コミで製品が広まっています。もともと日本代表のサッカー選手がサプリメントを使用しており、当社の製品の成分や配合に非常に満足していただき、他の選手にも勧めていただいています。
さらに、NORMでは血液検査を行い、それぞれの選手に合ったサプリメントを提供しています。身長や体格、運動強度、食習慣などに応じたカスタマイズが可能なので、アスリートから高い評価を受けています。
久保：
なるほど、一人ひとりのアスリートに合わせたサプリメントを提供しているのですね。健康を重視するアスリートにとっては理想的な製品ですね。
EC戦略
久保：
次に、EC戦略について伺いますが、EC販売を始めたきっかけは何ですか？
堀川：
当初はアスリート専用のブランドとしてスタートしましたが、一般の方からの問い合わせも多かったため、幅広いお客様に向けてECサイトでの販売を開始しました。
久保：
最近サプリメントを定期購入し始めたばかりですが、アスリートだけでなく一般の方にもサプリメントは推奨されるのでしょうか？
堀川：
はい、一般の方にも非常に重要です。特に忙しいビジネスマンのように、バランスの取れた食事をとるのが難しい場合、サプリメントが非常に役立ちます。サプリメントは補助的な役割を果たすため、一般の方にも非常に有用です。
久保：
一般の方向けのアプローチとしてEC販売を始めたのですね。
堀川：
もともとECサイトの担当ではなかったのですが、担当者が退職したため、その役割を引き受けることになりました。ECに関しては全くの初心者で、社内にも詳しい人がいなかったため、書籍やインターネットでの情報を頼りに勉強を始めました。
DMMチャットブーストの導入
久保：
そんな中、DMMチャットブーストを導入されたんですね。
堀川：
はい。社長の知り合いが以前からチャットブーストを使用していて、その人の紹介で導入しました。
久保：
DMMチャットブーストを導入してみて、実際どうでしたか？
堀川：
直感的で使いやすいインターフェースと、多様な分析機能が特に印象的でした。リンククリック数の分析や、特定セグメントへの配信が可能なセグメント機能により、コンバージョン率を高めることができました。新商品情報やキャンペーン、シークレットセールなどの情報を配信しています。
DMMチャットブーストコミュニティの活用
久保：
DMMチャットブーストのコミュニティも活用されていますか？
堀川：
そうですね。他の企業からの情報共有が非常に役立っています。自社だけの視点では限られたアイデアになりがちなので、他業界の事例を参考にすることで、新たな視点を得ているのが非常に有益です。
Amazonと楽天市場での販売
堀川：
現在はAmazonと楽天市場でも販売しています。Amazonと楽天への販売には当初、躊躇していました。自社のお客様がこれらのプラットフォームに流れてしまうのではないかという心配があったからです。
しかし、プロテイン市場の成長とこれらのマーケットプレイスの影響力を鑑みると、販売を開始しないわけにはいかないと判断しました。テスト的に始めたところ、Amazonでの売上が伸びれば自社サイトも同様に成長するという相互効果が明らかになり、販売開始は大きな転機となりました。
学校向けサービスの展開
久保：
アスリートや一般向けに続き、学校向けのサービスも展開していますが、その経緯はなんでしょうか？
堀川：
学校向けサービスは、学生の高い運動強度をサポートするために始めました。自身の経験から、長時間の練習がもたらす栄養素の不足を理解していて、次世代を担う学生アスリートを全力でサポートしたいという想いから導入されました。
学生のサプリメント摂取
久保：
学生もサプリメントを摂取する時代になったんですね。
堀川：
はい、サプリメントを取る学生は増えています。サプリメントは食事のバランスを整え、栄養素を補う補助的な役割を果たします。血液検査のデータからも、多くの学生がバランスの取れていない食生活を送っていることが分かります。サプリメントは、これらの不足を補い、栄養バランスを改善するのに役立っています。
学生向け販売の課題
久保：
学生向けの販売に向けた課題はありますか？
堀川：
学生に限らず、日本ではサプリメントの習慣化が難しいです。これは、サプリメント先進国であるアメリカと異なり、日本の医療費が安いため、予防よりも治療を優先する傾向にあることが背景にあります。したがって、サプリメントを日常的に摂取する文化はまだ根付いていません。
久保：
日本ではサプリメント文化が根付いていないため、習慣化が難しいのですね？
堀川：
はい、特に学生向けにサービスを展開した際に、習慣化の難しさを強く感じました。そのため、私たちは習慣化を促すために、栄養に関する講習会や、アスリートによる実際の習慣について語る動画などの施策を行っています。
久保：
サプリメントを継続的に摂取することの大切さを学びました。私も継続してみます。
堀川：
ありがとうございます。お客様にとって有益な製品を提供し続けることが私たちの目標です。
NORMの将来ビジョンと売上の重要性
久保：
最後に、今後の会社の展望についてお聞かせください。
堀川：
当社はまだ小さな会社ですが、売上を伸ばしていきたいと考えています。売上は単なる数値ではなく、商品がお客様の手に届いて、彼らの夢や期待を叶えることを意味します。そのため、売上はお客様が幸せになる程度を反映していると思っています。これからも売上を増やし、より多くの人を幸せにしたいと考えています。
久保：
本日は貴重なお話をありがとうございました。
堀川：
ありがとうございました。
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