【住宅設備】全社売上No.1獲得後に起業。起業後に直面した困難とは。BOOST TIMES!#15

【住宅設備】全社売上No.1獲得後に起業。起業後に直面した困難とは。BOOST TIMES!#15

久保:皆さんこんにちは、この番組はDMMチャットブーストを利用していただいている会社に訪れた「ブーストタイム」に着目し、会社がどう困難を乗り切ってきたかを紐解いていく番組です

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久保:それでは早速本日のゲストの紹介です

本日のゲストは株式会社ブロンズゴールドの齊藤さんです

よろしくお願いいたします

齊藤:よろしくお願いいたします

久保:それでは早速会社の説明をお願いします


齊藤:株式会社ブロンズゴールドの齊藤と申します

弊社は創業2年目の会社で、北海道札幌市で住宅設備のECサービスチョクセツを運営しております

久保:チョクセツは具体的にはどのようなサービスなのでしょうか

齊藤:チョクセツはユーザーと設備のプロがチョクセツ繋がれるECサービスでして、例えばAmazonのようなECサイトではお客様自身が自分の知識をもとに本や化粧品を購入したりすると思うんですけども、エアコンや給湯器などの住宅設備機器は設置状況などによって専門的な知識が必要になりますので、お客様自身の知識で購入するのが非常に難しい商品となっております

チョクセツはお客様が困った時や悩んだ時にチョクセツ設備のプロに相談、注文、決済ができるサービスです

なのでチョクセツは単なるECではなく、ECとサービスを掛け合わせたECサービスというに表現させていただいております

例えば通常エアコンを購入しようと思った時に、家電量販店に借りたり地元の業者さんに連絡して自宅に来てもらって見積もりをしてもらうことがほとんどだと思うんですけども、実はここに大きな問題があるんです

久保:どのような問題があるのでしょうか

齊藤:従来の住宅設備業界では営業訪問から始まり、見積もり訪問、ご契約訪問、現地訪問工事、集金というような一連の流れがあります

当然その都度お客様は在宅し時間を取っていただければならないんですけども、見積もり無料と謳っている業者がほとんどですが、ここの部分に実は人件費だったりガソリン代などの経費がかかっており、その分もちろんお客様が負担しています

久保:そうなんですね、お客様が依頼する時はどのような流れなんでしょうか

齊藤:チョクセツは従来のアナログな設備業界をDXしたったの4ステップで完了いたします

久保:4ステップなんですね、すごく省力化できているように感じますね


齊藤:まずはお客様からご相談いただき写真を送っていただくだけでお見積もりをご提出させていただきます

その後に決済ページをお送りし、お客様自身でクレジットカード決済をしていただきます

お客様自身が在宅するのは工事当日だけというような流れになっております

久保:すごく便利ですね

齊藤:チョクセツのポイントはもう一つありまして、設備のプロとチョクセツつながれるというところが実は大きなポイントとなっております

設備業界の悪しき習慣として多重下請け構造になっているケースが多くあります

リフォーム会社様や不動産会社様に依頼されるお客様は多いかと思うのですが、実はそこから下請けの設備会社さんに依頼してまたさらにその下にいる下請けの工事会社に依頼するケースというのが多くあります

当然その間に中間マージンが発生しますので、金額も高くなりますしレスポンスも悪くなります

チョクセツはお客様と直接やり取りさせていただくことによってプロとしてのチョクセツの提案をチョクセツお届けしDXすることによって無駄な経費を圧倒的に削減して、家電量販店にも負けない価格を実現しております

久保:チョクセツというサービス名にはそのような意味が込められていたんですね

①起業の決意

最初のトピックは起業の決意ですね

2021年に齊藤さんは起業することを決意されたとのことでしたが、最初に会社員時代のお話を伺ってもよろしいでしょうか

齊藤:私はもともと北海道の大手住宅設備会社に新卒で入社いたしました

入社してすぐに新規事業の部署に配属されたんですけども、ただそこでなかなか成果が出ずに大きな挫折を味わいました

久保:新卒で新規事業は難しそうですね

齊藤:そうですね、顧客や仕組みなどゼロから1を作り出すということの難しさを痛感いたしました

また社内の風当たりも非常に強く、「あんな赤字部門を潰してしまえだ」とか、お前のせいで今年のボーナスが少なかったとかそんなことも言われたこともありましたし、本当に悔しくて辛い時期でした

でもその悔しさや逆境があったからこそ今があると思うので、本当に感謝しています

その後新規事業から本業の住宅設備の方に配属されるんですけども、そこからが私の快進撃の始まりでした

本業の住宅設備の方に配属された時は必ず全社でNo.1を取ってやると思い、徹底的に努力しました

結果的に全社資格保有数No.1であったり、社内ギネスを塗り替えて全社売上No.1、トップセールストップマネージャーと上り詰めまして、その後29歳で最年少の執行役員まで上り詰めました

久保:それはすごい経歴ですね

トップセールスになるためにはどのようなことが大切なのでしょうか

齊藤:もちろんセールスの勉強などもしましたが、私は何か営業の技術を磨いたというわけではなく、それよりも必ず全社でNo. 1になってるっていう決意をしたことが一番大きな要因だったと思っております

やると決めて決意することによって全ての判断軸が全社No. 1というようなことになりますので、どんなに辛いことがあってもここはただの通過点だと自分の中に言い聞かせてやっておりました

久保:なるほど、そのような決意がトップセールスになるためには大事なんですね

会社内ではかなり順調に出世されたように思いますが、なぜ起業を決意されたんでしょうかそうですね

齊藤:30代という年代もあり、自分の人生や今後の未来であったり深く考えることもありますし、実績を上げて上に行くにつれて安泰していく自分に成長への危機感を感じていました

そんな中コロナが流行していろいろと考えさせられることがありました

今まで当たり前のようにやっていたことが必要とされなかったり、自社の本質は何なのか、人の価値や幸せって何だろうって考えるようになりました

久保:なるほど、コロナによって仕事や人生に対しての考え方が変わったんですね

齊藤:そうですね、私は主体性と挑戦という言葉を大切にして、部下にも「主体性を持て」だとか「もっと挑戦しよう」っていう風に言っていたんですけども、自分の中に疑問が生まれてきました

久保:社会に対して主体的に動くというのは素敵な考え方ですよね

齊藤:私はもともと社長になりたいと思っていて、前職でも社長を目指して頑張っていましたしビジネスの世界で大成するという人生の自分の大きな目標と夢がありますのでこのまま会社に残ってやればもちろん安泰ですし、ポジションもいいですし年収もいいですし、ただこのまま起業しなかった時に自分の人生を振り返ったら後悔しそうだなと思ってしまったんですよね

久保:なるほど、そんな良いポジションを捨てて起業することに反対されなかったんですか

齊藤:それはもちろんたくさんありました

色々な人に「よく挑戦したね」だとか「今の立場を捨ててまでもったいないね」とかすごく言われるんですけども、ただ私としましては10年後や未来の自分を見つめた時に、挑戦しないでやらない方がリスクだなと思ったんですよ

その当時自分の成長に限界を感じていましたし、具体的には会社の方向性だったり自分が目指しているところとのギャップを感じていました

久保:なるほど、会社に残ってしまうとこれ以上の成長はないと感じたんですね

齊藤:そう思ってしまいましたね

その後にチョクセツを思いつきまして、いろいろな人に否定されるようなことが多かったんですけども、こっちとしては否定されていることが全く意味がわからなかったです

お客様にとっては絶対そっちの方がいいよねと思ってたので、間違いなく自分はできるとしか思ってなかったです

住宅設備の元請けの会社がいて私がいて下請けがいるみたいな形なんですけども、私自身がお客様に直接提案できればお客様がもっといい暮らしができるんじゃないかとか、もっと安くできるんじゃないかとかそういったことを思っておりました

久保:最初は逆風からのスタートだったんですね

②株式会社ブロンズゴールド設立

久保:次のトピックは会社設立ですね

会社設立当初はどういった心境でしたか

齊藤:上場を目指してかなり燃えていました

不安はあったんですけども、ワクワク感の方が強かったですね

最初はチョクセツの事業だけでご飯を食べていくことができなかったので、他の仕事もしたりだとかでローンチが遅れてしまいました

久保:ローンチまでのプロセスは具体的にはどのような作業があるのですか

齊藤:最初は一人だったので、ホームページの制作であったり営業であったり経理の仕事だったりを全て一人でやっておりました

ようやくローンチできたんですが問い合わせ数がゼロだったんですよ

久保:なるほど厳しいスタートだったんですね

齊藤:サービスには自信があったので、広告では問い合わせが来ると思っていましたが、実際は全然来ませんでした

久保:そこからどのように軌道修正されていったんですか

齊藤:何が問題だったのか全くわからなかったので、ユーザーヒアリングを実施しました

久保:ユーザーヒアリングを通して何か見えてくるものはありましたか

齊藤:全てはお客様が起点ということを気づかされました

それまでは私は、この業界の精通している人間なのでこのような課題があってこういったサービスを提供すればお客様にとって非常に良いものが提供できるんじゃないかっていう自分起点の発想だったんです

しかし実際はそうではなくて、お客様が何を求めているのかそこから逆算していくっていうことが非常に重要なのではないかなと考えるようになりました

その時にDMMチャットブーストさんのコミュニティマネージャーしょへさんに弱音を吐いてしまったんですけど、怒られてしまいました

「何言ってるんですか、やれることをすべてやりきってから降りてください」みたいな感じです

久保:チャットブーストのコミュニティに助けられることはあったんですか

齊藤:私はWebのことが本当に完全未経験だったので、広告のやり方など色々なことを教えていただき助けられました

③これからの「チョクセツ」

久保:最後のトピックはこれからのチョクセツについてですね

起業までのヒストリーを伺ってきましたが、今後はどのようにしていきたいですか

齊藤:チョクセツというサービスを通してより多くのお客様の生活をより豊かにしていきたいと思っております

私は住宅設備という仕事がものすごく価値があるものだと思っておりまして、住宅設備ってお客様の当たり前の日常を支えているものだと思ってるんですよ

例えばエアコンが壊れて熱くなると夫婦で喧嘩するだとか、給湯器が壊れてお湯が出ないとお客様自身が不快な思いをしてしまったりだとか、住宅設備は当たり前の日常を支えるものであり、お客様の幸せを支えているものだと思うんですよ

さらに今は省エネ性の高い商品がたくさん出ておりますので、年間で電気代が10万円削減できたりだとかそういったこともあります

例えばもしその10万円があればお客様は何をできるのか、家族との外食の時間が増えたり、お母さんがその分お子さんとの時間を過ごしたりだとか、そういったところでお客様の幸せが支えられてるんではないのかなと思っております

今はモノや情報が溢れている時代なので、プロとしての正しい情報をお客様に届けることによってお客様の生活がより豊かになると思っております

住宅設備を購入していただくだけではなく、購入していただいたその先を常に考えていきたいと思っております

久保:本日はありがとうございました

齊藤:ありがとうございました

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