久保:皆さんこんにちは、この番組はDMMチャットブーストを利用していただいている会社に訪れた「ブーストタイム」に着目し、会社がどう困難を乗り切ってきたかを紐解いていく番組です
久保::それでは早速本日のゲストの紹介です
本日のゲストはPetit-siaの権藤さんです、よろしくお願いいたします
権藤:よろしくお願いします
久保:初めに簡単に会社の紹介お願いします
権藤:主には紹介制で宝石や革製品の販売を行っています
それとは別に他社からの仕事を請け負って営業や販売、輸入関連運営代行なそ様々な業務を行っています
2022年3月に化粧品ブランド「MIRANAL」を立ち上げて販売を開始しました
①黒雲母との運命の出会い
久保:始めのトピックは黒雲母との出会いですね
黒雲母と化粧品にはどのような関係があるのでしょうか
権藤:先にお伝えしたように海外の輸入会社とのお仕事がありまして、そこで黒雲母に出会いました
黒雲母といえば一般的にはアイシャドウとかミネラルファンデーション、お肌に優しいファンデーションなのに使われるようなものになります
久保:なるほど、黒雲母は健康に効果をもたらすんでしょうか
権藤:どの黒雲母でもいいというわけではありません
ただナチュラルパックで使われている黒雲母は韓国の秘境から取られる黒雲母になります
検証の結果アトピーの肌にものすごくいいという説明を受けました
私自身、幼少期よりずっとアトピーで苦しんでまして、一度自分で使ってみようと思って1年使ってみて、お肌が蘇ってくるような印象を受けました
周りのお友達やアトピー友達みたいな人にも実際使ってもらって、みんなから肌が綺麗になったりシミが薄くなったみたいな喜びの声をたくさんいただいて、それでこれは商品にしたらいいんじゃないかと思いました
久保:なるほど、黒雲母は肌に良いということで、商品として販売しようと思われたんですね
権藤:そうなんですよ、ただその商品はもう本当に原料っていう感じで、口に入れてもザラザラしないぐらい粒子が細かいんです
原料として入ってきたので水で溶かして使うんですけど、粒子ががゆえに息をするたびにふわふわ舞い散ってしまい、使いにくさと粒子が細かいから水分を吸収してしまうのか水分調整がものすごく難しくてすごく使いにくかったんですよ
なのでこれらを改良して商品にすれば喜んでもらえる方がすごくたくさんいるんじゃないかなと思って商品開発をしようかなっていうような思いになりました
②自己負担500万|会社設立の決意
久保:次のトピックは会社設立の決意ですね
権藤:2019年ぐらいからこの黒雲母を使った化粧品を開発して商品にしようと決意しました
それでまず製造してくれる化粧品会社を探すところからスタートさせました
久保:その計画は順調に進んだんでしょうか
権藤:それがなかなか大変で、なかなかこう作ってくれる化粧品会社さんがなかったんですよ
おそらく50社以上には断られたと思います
久保:納得がいく化粧品を作ってくれる化粧品会社に出会うのにはかなり時間がかかったんですね
権藤:その時はまだ会社を設立していなかったので、社会的信用も全くない状態でした
お願いするには信用を得るためにも会社を設立しないとやってもらえないのかなと思いまして会社設立を決意しました
久保:なるほど、それでは以前の計画よりも早く会社を設立することになったんですね
権藤:そうですね、ただ会社を設立するってなるとこの黒雲母も通じた商品っていうのは開発にどのぐらい期間がかかるのか、妥協するっていうことを全く考えていなかったのですぐに販売できる何かがないといけないなと思いました
そこで同時期にオールインワンの1年ぐらい使っていてすごくお肌になと感じた商品があったので、まずはこれをOEMとして自社商品にして先行販売をしようと考えました
久保:会社を作っても売る商品がなければ問題ですね
権藤:そうなんですよ、OEMの商品は実際もう自分も1年使っていて中身の良さはわかっていましたので、パッケージと容器を変えるだけで簡単に自分のブランドにすることができます
なので会社を作って1年はその商品を発売そして、第2弾として開発を進めたパックを販売しようと考えていました
久保:そういうことだったんですね、会社設立とOEM商品を在庫として購入するお金の資金調達などはされたんですか
権藤:資金調達などはしていなくて、まさか自分が化粧品メーカーをやるなんて思ってもいなかったのでただ漠然といつか自分でこう一つ何かを作り遂げたいというような夢もありましたので、全て自己資金の中でまかないました
久保:自己資金だったんですね。結構な額がかかったんではないですか
権藤:そうですね、初回は500万ぐらいかかりました
久保:500万円も!私そんな大金使ったことがないんですが怖さなどはなかったんですか
権藤:怖さとかはなかったですね、絶対いいものなので売れるだろうっては思ってました
今となってはすごく無謀な挑戦だったなとは思うんですけど、思いついたらやってみないと気が済まないところがあって、もしダメだったとしてもダメだったらダメだったで何がダメだったのかがわかるからいい、ものは3年ぐらい経てば売れるっていうような風に思ってました
久保:まさに起業家さんのマインドといった感じですね
権藤:そう言っていただくと恥ずかしいんですけど覚悟はあったと思います
③大事件発生
久保:次のトピックは大事件発生ですね、どのようなことが起きたんでしょうか
権藤:お気に入りのパッケージもできて、いざ中身を出してみたら中身が思ったものと違かったんです
久保:商品の中身が違ったっていうのは大ピンチですね
権藤:そうなんです、結局真相みたいなものはわからないんですけど、もともとOEMでは受注していたのはオイル形式で手の上に出すとちょっと茶褐色になったようなも明らかにオイルのような形状だったんです
ただ完成した商品を見ると、乳白色のなんか乳液のようなものが出てきました
それでこれ中身違うよねっていうことで取引先の方に問い合わせをしたんですけれども、中身が一緒だって言うんですよ
なのでちょっと成分表を見せてくださいって言って、成分表を送ってもらったら確かに入ってるものは一緒なんですけど、配合が全く違うようなものになっていたんです
久保:なるほど、配合が違ったんですね
権藤:そうなんです、化粧品って同じものでも何が何%と入ってるかで使用感とか効果とかものすごく変わってくるんですよ
久保:化粧品にとって配合ってとても大事なものなんですか
権藤:配合はすごく大切で、多分どこのメーカーさんもその配合ってものすごいこだわってると思います
大きな取引でもあったのでそのまま賠償請求をするかみたいなことも一応は考えたんです
税理士さんとか顧問弁護士さんとかに相談をするだけはしたんですよ
そしたら海外の業者さんだし3年から5年でそれでも解決するかどうかみたいな、ちょっとな難しいよみたいな話があって、5年間もネガティブなことをひこずって何もしないんだったらもうこれは勉強代だと思って、また1から頑張ってやろうと思いました
やっぱり納得したものでないと世には出せないので、もう販売はせず全て破棄をしました
何もしないわけにもいかないのでもうこの年は割り切って学習の1年にするぞということで。いろんなわからない知識を学ぶ1年にしました
久保:確かに切り替えは大事ですね、具体的にどのようなことを学ばれていたんですか
権藤:そもそも私は対面販売しかしたことがなくて、ECというかネット販売のネの字も知らないぐらいの状態ではあったんですよ
なのでネット販売を始めるための基礎知識のマーケティングのこととかそれこそサイトの作り方とか、その写真の撮り方とかコンサルの方に相談とかをしていましたね
久保:それではかなりこの1年で知識はついたんじゃないでしょうか
権藤:そうですねその当時はもう完璧だぐらい知識はついたぞって思ってたんですけどこれはまあ後にチャットブーストと出会って間違いだったことに気づくんです
④商品の完成!広告運用開始
久保:次のトピックは商品の完成ですね、2018年から構想されていた商品がついに完成されたんですね
権藤:ついに商品が完成してMIRANALというブランドが誕生しました
その年にクラウドファンディングを早速やってみたんですけれども、目標金額が低かったということもありますが無事達成することができました
久保:4月には総額1000万円をかけた広告施策もされたということですが、いかがでしたか
権藤:1年間妄想する時間がありましたのでもう思いつく限りのもの、Google広告やyahoo!広告、インスタ広告化粧品、アットコスメの施策、サンプル配布、LP制作、インフルエンサーマーケティングなどありとあらゆるのやってみたかったことを一気にやりました
ただどれも成果がなかったですね
今考えると誰のために何をという考えが全くなくて、物を売る基本みたいなものが全くなかったんです
久保:そんな中でチャットブーストに出会われたんですね
権藤:はい、ちょうど何かこうお客様と密にコミュニケーションが取れるようなツールを探していました個人的に化粧品業界ってこちら側からの一方通行が多いなっていう風に感じていました
もともと対面で宝石などを販売しているので、お客様と密にコミュニケーションを取るっていう事が割と自分の中では普通に考えていて、おそらくそういう信頼関係みたいなものが購入につながったりとかしているのかなと考えました
久保:なるほど、相談できるツールを必要としていたんですね
権藤:はい、大きな企業だと顧客数もすごく多いからなかなかできないサービスだと思うんですけど、小さいからこそできるようなサービスなのかな、他と差別化できるかなと考えていました
⑤ブーストラボとの出会い
久保:最後のトピックはブーストラボとの出会いですね
権藤:実はこれが私の大転機となりました
1年間自分のやりたいこと自分が考えたこと、自分が思ったことを何一つ妥協することなく全部突き進んでやってきました
考えてみたら人の言うことってあんまり聞いていなかったなーってちょっとそのタイミングで反省をしました
考えてみたら売り上げはゼロなのに広告費は1000万円以上ってちょっと無謀というか立ち止まる習慣はあったんじゃないかなみたいな風には思うんですけど、やったことに対しては一切後悔はしていないです
そんな中こうちょうどたまたまチャットブーストさんの中のお悩み相談会みたいなイベントがありまして、思い切って参加してみることにしました
その時にコミュニティ責任者のしょへさんという方が担当してくれたんですけれども、後にいただいたフィードバックで知識先行型になっているっていう言葉をいただきまして、この知識先行型っていう言葉って多分自分が言われて一番嫌だった言葉だったと思うんですよ
知識専門型って言うと頭でっかちみたない、知識ばっかりで何もできない人みたいなイメージがあって、そんな風になりたくはないって思ってこれまでずっとやってきたんだけれども、自分には刺さる言葉でした
ちょうど同じようなタイミングに、3ヶ月で事業を加速させるブーストラボっていう強化合宿のような1期生の募集が開始されたんですね
何か自分が変わらないと何もこれから変われないような気もしたし、なんかそこにわからないなりでも思い切って飛び込んでいくことで何か変われるんじゃないかなっていう気持ちもあって、早速その1期生に申し込みをしました
久保:なるほど、実際にブーストラボに参加されていかがでしたか
権藤:初回ミーティングみたいなものがあって、ネット販売に対してそれなりに知識がある方ばかりでものすごい場違いな場所に来てしまったみたいな、気後れするような気持ちになりました
久保:ブーストラボではどのような話が聞けるんですか
権藤:自社の強みを徹底的に洗い出して顧客心理とかそういった売れるための意識みたいなものを徹底的に洗い出して、モデル事例みたいなものに自社の製品を当てはめて、売れるためのお客様の心理であったりとかその広告の進め方だったりとか物の考え方だったりとかを実践を交えながら徹底的にやるような内容でした
そもそも広告を作るにしてもそのお客さん売れる人の気持ちがわからなかったら、作ったって売れないよねみたいな、売るためのスキルを上げるみたいなも内容の濃い3ヶ月をなんとか過ごすことができました
久保:なるほど、かなり実践的な話から進んでいったんですね
権藤:最初は質問していいのかもわからないような状態に陥ってたんですね、そしたらしょへさんがそれを察して連絡をくれたりとかして、聞きやすい環境をその場で作ってくださるんですよ
的確なアドバイスもいただけて、コンサルの上を行くような手厚いこうフォローみたいなのがありまして、そのことでかなり加速して物事が考えられるようになったかなっていう風に思います
久保:なるほどブーストラボに参加すると情報だけでなくサポートも得られるんですね
権藤:ブースラボがすごいなって思うのは、ただ伝えるだけの教えてもらえるようなものもあるんですけど考える余韻を与えてくれるような内容がすごく多いんですよ
今までは良いものができてそれをちゃんとお客さんに伝えたら物は売れるみたい、そんな形では考えていました
ただこのブーストラボで細かい3ヶ月間いろんなことを学んでいく中でお客さんの心理に基づいた戦略を練ってやっと動くんだなっていう根本から考え方を変えられました
久保:本日はお時間いただきありがとうございました
権藤:ありがとうございました
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