【靴から雑貨へのシフト】海外進出に至った戦略とは|BOOST TIMES!#08

【靴から雑貨へのシフト】海外進出に至った戦略とは|BOOST TIMES!#08

久保:皆さんこんにちは、この番組はDMMチャットブーストを利用していただいている会社に訪れた「ブーストタイム」に着目し、会社がどう困難を乗り切ってきたかを紐解いていく番組です

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久保:それでは早速本日のゲストの紹介です

本日のゲストはDIARGEの清水さんです

よろしくお願いします

清水:よろしくお願いします

久保:はじめに簡単に会社の紹介をお願いします

清水:弊社の株式会社ラディアスと言いまして、貴金属小物インテリア雑貨の企画卸売、および小売りをしている会社です

自社ブランドをDIARGEという名前で展開しています

①会社設立

久保:始めのトピックは会社設立ですね

会社設立当初はどのような事業をされていたのでしょうか

清水:当初はインターネットを通じて、物販と情報サイトを運営していました

靴に関係する事業です

久保:なるほど、どうして靴関連の事業を始めようと思われたんですか

清水:前職がシューズ業界のマーチャンダイザーという 仕事をしておりましてそれが直接のきっかけです

高校生の時にちょうどハイテクスニーカーの第一次ブームっていうのがあり、エアマックス狩りとかがあった時代でして、靴が人気だったんです

シューズはその時から興味があったんですけれども実はそのシューズの業界に行く前に1年人材業界でコーディネーターという仕事を挟んでたんですね

ただそこで色々と葛藤がありまして、そもそも学生の時代に立ち返って自ら企画発信するような仕事をしようと思いました

当時はシューズの業界ではインターネットを使って行うことはまだ多くはなかったので、そういう視点で選びました

久保:なるほど、靴についてかなり専門的に学ばれていたということなんですね

清水:実際始めてみるとなかなか思うようにはいきませんでした

情報サイトでは記事を取材して取り上げて、そこに広告を出稿してくださいみたいな形で売上が立つような話で、物販の方はそこで集客したお客様に向かってもらうみたい形だったんですけれども、そもそも始めたてのシーズンの情報サイトに対して広告を出稿してくださいみたいな話をした時に、どれくらいのアクセスがあるんですかとか、KPIのようなものは見込めるんですかって話になりました

その回答が「頑張ります」みたいな回答しかできなかったので、ちょっと応援してくださいみたいな営業になってしまったんです

ECの方はちょこちょこと売上はあったんですけれども、少しずつという形だったので事業の軸になるような売上にまでには至ってなかったですね

一緒にやるメンバーとしてはとても不安だったんじゃないかっていう反省はありますね

久保:清水さん自身は辞めたいと思ったことはないんですか

清水:今まで一度もないんですね

久保:素晴らしいですね

清水:1年目の段階ではまだ全然何かをやりきったっていうところではなくて試行錯誤って言いますか、迷走してる期間だったのでそこでうまくいかないっていうことは、一時的にはもちろんネガティブな印象なんですけど、まだこれからみたいな気持ちがありました

なのでその時点で辞めるっていう選択肢は出てきてないですね

②ブランド設立

久保:次のトピックはブランドの設立ですね

清水:創業当時から自分の城を持ちたいっていう気持ちでやっておりましたので、このタイミングで自社ブランドを開発して卸売りしていくっていうフェーズに入りました

久保:ブランド名にはどのような思いが込められているんですか

清水:DIARGEというブランドなんですけど造語でして「D」っていうのが英語で2つのとか2倍のっていう意味を持ってまして、ARGEっていうのはargentamというラテン語でいうところの銀wを意味してます

世界のそこら辺に散らばっている鉱物資源のような良いものを掛け合わせて次のものを作りますっていうイメージのブランド名ですね

久保:ブランドにはそういった意味が込め思っていたんですね

③シューズ以外の商品への注目

久保:次のトピックはシューズ以外の商品への注目ですね

清水:きっかけは展示会なんですけれども、展示会でシューズと一緒に雑貨を展開していました

たまたま東急ハンズのバイヤーのまとめ役の方がシューズの個人オーダーを入れていただいて、それの納品に伺った時に東急ハンズさんにヒアリングをしつつ半分営業みたいな形で持ち込むタイミングがありました

その時にたまたま持ってた靴べらがバイヤーが探されているようなもので、ご紹介いただいて東急ハンズの全店にクリスマスカタログギフトという形で導入される事に繋がりました

久保:なるほど、その辺りから徐々に雑貨が売れ始めたということですね

清水:雑貨の売上が徐々に上がり始めたタイミングですね

久保:なるほど、運命というかビジネスの世界には何が起こるかわからないですね

結果的には翌年代官山書店のポップアップを展開しまして、文具フロアで過去最高の売上を記録するとか、雑貨が結構好調になりました

また別のアイテムなんですけどギフトいっていうアルコールのボトルとかにかけるようなギフト用のタグを開発したりしてまして、それがモノ・マガジンに掲載されたりしました

④新卒を採用するも...

久保:次のトピックは新卒の採用ですね

2016年に学校に求人を出して新卒を採用するっていうことに至りました

事業の発展に伴って人手が足りなくなりまして、正直ながら人を育てる経験があまりなかったものなので、何も染まってない人に対して自社のやり方を覚えてもらう方が進みやすいかなっていうぐらいで甘く見て採用したんです

結果的に言うと「反省」のただ一言ですね

そもそもかなりの少数の組織でほとんど私1人やってた仕事に対して2人目の人材が新卒っていう風になった時に、そこがやっぱりうまくいかなかったですね

組織的に力不足で解決が難しいと思ったので、試用期間の3ヶ月のタイミングの面談で退社してもらうっていう方向でお話をさせていただきました

⑤海外進出を目指す

久保:次のトピックは海外進出ですね

清水:最初は台湾の展示会から香港の展示会、パリの展示会とドイツの展示会っていう風に海外の展示会に複数出展しました

久保:どうして海外進出をしようと思われたんですか

清水:きっかけとしては国内の展示会にいる時に海外のバイヤーに出会って、そこで受注したりとかですね

また、たまたまバイヤーのトップが代官山のTSUTAYAでうちの商品を見かけて、メールが来て取引が始まったんです

こんなこともあり、ちょっと海外でも商品で需要があるんじゃないかっていう見込みがあって海外に舵を切っていこうと思い始めました

⑥ECサイト始動 直営店もオープン

久保:次のトピックはECサイトの始動と直営店のオープンですよね

ECサイトはどうして始めようと思われたんですか

清水:弊社は卸売りをメインに展開しているとなかなか自社のブランドを全て扱ってくれるお店っていうのがなかったんです

そうした時に自社ブランドのブランディングですね全体像が見える場所が必要っていうところと、あと店舗で買えなかったとか物理的にアクセスできない人に対して取りこぼしがないようにという理由ですね

久保:直営店をオープンした理由も教えてもらえますか

清水:2019年の11月のタイミングに東京の台東区の秋葉原と御徒町の間の高架下の商業施設の中にオープンしたわけなんですけども、海外の展示会に出展をしておりまして、その時に受注をもらってオーダーを納品したりしてるわけなんですけども、海外の展示会は特に点で終わってしまうことが多いという経験則がありました

それなら日本で海外の人がアクセスできるような窓口を自社で設けて、そこで外国人に向けた販売だったり認知だったりブランディングをしていこうと思ったんです

⑦コロナ禍で売り上げがダウン

久保:次のトピックはコロナウイルスですね

コロナウイルスは事業に影響を与えましたか

清水:はい、非常に影響を受けましたね

まず2020年の2月にドイツのアンビエントという展示会に出展していまして、その時にコロナウイルスの話題が結構広まっていました

バイヤーによっては、そもそも来場を控えるっていうの行動に出てたっていう状態でした

国内に帰ってきて卸しの影響が出始めたのは4月以降ですね

2020年の1、2、3月は前年と比べても非常に好調に推移してたんですけど、4月以降は卸売りがピタッと止まった状態でした

また、この営業できないタイミングでブランディングっていうのを意識して取り組みました

イメージビデオを作ったり、ブランディングの素材を作り込むことをやったりしていました

⑧チャットブーストの導入

久保:次のトピックはチャットブーストの導入ですね

どうしてこのタイミングでチャットブーストを導入しようと決められたのですか

清水:この直前に2019年に オープンした直営店舗を閉めるという決断をしまして、そうすると顧客との接点がオンライン上のみになるためです

チャットブーストはLINEを活用した顧客とのコミュニケーションツールとして非常に優れてるっていう印象を受けましたので、導入を決めました

久保:実際に導入してみていかがですか

LINEを使った拡張性っていうところはもちろんなんですけども、一番恩恵を感じているのはBoosterというコミュニティについてですね

そのコミュニティは各々が課題や情報を提供して自走できるようになろうという環境です

わからない人が助けてほしいと言ったり、広告の運用の勉強会みたいな大きなトピックを設けて複数人でやることもあります

コミュニケーションマネージャーの翔平さんが解像度の高い情報を持ってきたりとか、コミュニケーション能力が高かったりとか各事業者同士をつなぐことでより発展につながるような取り組みをされています

オンライン上で定期的に行われる合宿みたいなものもあり、課題を共有してそれを各自進めてみて報告し合うっていう場です

久保:Boosterというコミュニティ内でお互い失敗や成功の体験を共有することで、他愛もない会話からも成長につなげることができるんですね

清水:まさにそうですね

久保:本日はお時間いただきありがとうございました 

清水:ありがとうございました 

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