松川:それでは早速本日のゲストを紹介します。
本日のゲストはby.PULLERの堀越さんです。よろしくお願いします。
堀越:よろしくお願いします。
松川:では簡単に会社の紹介をお願いします
堀越:弊社社はウクライナからスポーティで機能的な犬用品を輸入販売しています。
メインの商品はこちらのPULLERというおもちゃになっていまして、これは犬用のリング型のおもちゃで、世界74カ国で使用されている大人気商品となっています。
松川:私もワンちゃん飼っているんですけど、初めて見ました。
堀越:ぜひ覚えていってくださいね。
①新代表就任
松川:最初のトピックは、新代表就任ですね。
これは、いきなりインパクトのある出来事ですが、もともと働いていた会社の代表になられたということでしょうか?
堀越:もともと母がこの会社の代表をやっていたんですけども、母が高齢になって母の後を継いだ形になります。
ちょうど母の逃げ出となって営業全般をやられていた方も定年のタイミングだったので、会社全体として世代交代を考えようという形になりました。
ちょうどその時、私の娘が1歳になるぐらいで、ちょっとだけ生活にお湯が出てきて、子供を預けてパートか何かしようかなって考えているタイミングで、母に声をかけられたという形になります。
松川:パートから代表に変わるのはすごい心境変わりましたね。
堀越:私、夫が転勤族で、正社員には周りの人に迷惑をかけるので、できないなって思っていて、まさか自分が代表になるなんて思ってないので、だったら必然的にパートかなって思っていて、そのタイミングで母に声をかけられたので、最初は本当にすごく驚いて、何それとか思いました。
でも元々は卸専門だったので、簡単にできるかなっていう気軽に決めちゃいました。
松川:そういうノリで始まったんですね。
堀越:犬がすごく好きで、私、愛犬2匹いるんですけども、私の愛犬もうちの商品をすごく好きで、私自身もこのブランドの大ファンだったので、好きなものを販売できるんだったら楽しそうかなっていう思いで始めました。
でも色々やってみたら、思ったよりも苦戦して大変なことが連続しました。
メインでやることっていうと、お店屋さんに商品を納品して、在庫が足りなくなったらウクライナに発注するっていうのがメインの仕事で、商品のPR活動なんかは全部お店屋さんがやってくれることになってたんですけど。
松川:実際はそうじゃなかったんですか?
堀越:はい、色んなことが重なって卸販売だけではやっていけなくなってしまって。
松川:色々と状況が変わっていったんですね。
堀越:でも結果としては代表としての自覚はかなりつきましたし、もともと緩い感覚で始めたので、色んなことを楽しんでチャレンジできたと思ってます。
②ウクライナ侵攻
松川:次のトピックはウクライナ侵攻ですね。すごい国際的な問題ですね。
堀越:うちの会社はウクライナにあるペット関連企業から商品を卸してもらってます。2014年から今年で10年目になるぐらい長いお付き合いをさせていただいていまして、何度もお互いの国に家族を呼び合って、お互いの家族とホームパーティーをしたりする関係です。
松川:ウクライナの会社との繋がりが本当に強いんですね。
堀越:日本総代理店ではあるんですけども、ご会社のような関係でこの商品をもうちょっと日本向けに作ってほしいとか、このデザインをこういう風にしてくれないかみたいな関係性です。
松川:それはかなり深い付き合いですね。
堀越:元々何人かの方と面識があったんですけども、私が代表になったタイミングで一度ウクライナの会社の方々と挨拶しようということで、ミーティングのアポを取っていて、実はそのミーティングが約束した前の日にウクライナ侵攻があり、私の代表どころじゃなくなってしまいました。
実際にいろんなことが始まってみると、工場が爆撃されてしまって商品がなくなってしまったりとか、あとは街の周りに地雷が埋められていて、街の外に出れなくなってしまって、私の力ではどうすることもできない問題がどんどん出てきてきてしまって、本当にどうしていいかわからないなっていう状況になりました。
松川:確かに話が大きすぎてちょっとよくわからなくなってしまいますね。
松川:ようやく4ヶ月後くらいに新しく商品が届いたんですけども、その商品の形も歪だったり、注文していた数よりすごく多かったりすごく少なかったりとか、さまざまな問題がありました。
③自社サイト開設
松川:次のトピックは自社サイト開設ですね。
どうしてこのタイミングで通販サイトを開設されたのでしょうか?
堀越:ウクライナ侵攻が要因で、ペットショップに今まで通り安定して商品を供給できなくなってしまったんですよ。
それでお店にうちの商品を置く棚があっても在庫切れが相次いでしまって、お店側からちょっとこれが続くと棚自体を外さなきゃいけないっていう話になってしまって。
松川:それは大変ですね。
堀越:そうなってくると直接お客様に販売する場所を作らなきゃいけないってことで自社通販サイトを始めることになりました。
松川:自社サイトがあることで直接お客様に商品を届けることができるんですね。
堀越:はい。またPULLERを愛用してくれている方がたくさんいるのは知っていたんですけども、今までお店が間に入っていたので直接のお声を聞くことができなくて、直接のお声が聞きたいなと思ってインスタグラムも始めました。
松川:そういった理由があるんですね。
堀越:また2Cを始めるのにあたってブランティングっていうのをすごく強く意識しました。
うちの商品はもともと私がファンだったっていうのもあって本当におすすめしたい商品で、このメイン商材のPULLERはびっくりするぐらい柔らかくて、ワンちゃんの歯にも優しくて、投げることもできますし、転がすこともできて、引っ張りっこもできて、しかも水にも浮くんです。
正しいサイズで正しい使い方をするとこれが1年以上持ちますっていう素晴らしい商品なんですけど、こういったことをお客様にちゃんとお伝えできてなって、犬用のダウマー使ってるんですけど、それもびっくりするぐらい軽いんです。
軽くて温かくて柔軟性があって本当に冬のお散歩におすすめなんですけど、こういったことも今まではお店の人がPR活動っていうのをやっていたので、うまくお客様に宣伝ポイントみたいなのが伝わってなくて、こういうのをお客様にどうしたら伝わるかっていうのをすごく意識しました。
松川:なるほど。具体的には何をされたんですか?
堀越:まずブランドイメージを考えました。犬のおもちゃっていうイメージではなくて、犬と飼い主が一緒にできるスポーツブランドというイメージで皆さんにお伝えしたくて。
次にブランドイメージを伝えるホームページを作りました。なるべくシンプルでわかりやすい作りっていうのを常に意識しました。
あとインスタグラムでは毎日たくさんの方が載せてくれている愛犬の写真をリポストしたり、特にたくさんの投稿を載せてくださっている方をアンバサダーとして認定させていただいて、その方たちが実際に使ってみてどうかっていう声を気になっている方に届けるっていうことを意識しました。
松川:お客様と一緒に作り上げてるブランドですね。
堀越:はい。チャットブーストの方からお客様は神様ではなくてブランドを作る仲間だっていう考え方を教えてもらって、それが本当に心に響きまして。
また特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンさんにご協力いただいて、繊細で傷ついているウクライナのペットたちの支援ということを行っています。
これピースウィンズ・ジャパンさんがクラウドファンディング等で、ウクライナのペット支援のために支援金を集めて、ウクライナの会社が実際に戦地で動物たちを救っています。
そこで私たちはこの活動の支援をするために、ウクライナ支援カラーのチャリティープラーを製造し販売することを始めました。
松川:本当に素敵な支援活動ですね。
堀越:ありがとうございます。皮肉なことではあるんですけれども、会社としてtoBからtoCになる大きなきっかけになりました。
松川:本当に色々な要因があって、B2BだけでなくB2Cの事業形態も出来上がっていったんですね。
④DMMチャットブーストの導入
松川:次のトピックはDMMチャットブーストの導入ですね。
堀越:はい。先日した通り、5月から自社通販サイトを開設することになっていくんですけれども、私自身マーケティングというのは全然わからなくて、色々調べてDMMチャットブーストに出会いました。
松川:そういうきっかけだったんですね。
堀越:はい。まずはLINE公式アカウントを運用したいなと思っていたので、こちらから連絡したという流れになります。
松川:チャットの自動化ツールはもっとたくさんある中、どうしてDMMチャットブーストを選ばれたんですか?
堀越:視覚的に一番わかりやすそうだなと思ったからですね。
あとはDMMさんって比較的新しい会社で、働いている方も若い人が多くて、フランクにお話が出来るかなと思ったのも決め手になります。
普段はB2Bがメインなので、硬いコミュニケーションに疲れていて。
松川:確かに。毎日それだと疲れちゃいますよね。
実際にDMMチャットブーストを導入してみて、何か効果はありましたか?
堀越:ありました。早速導入付きから全月費400%を超えました。
松川:すごい。具体的にはDMMチャットブーストを導入して、どのようなことをされていったんですか?
堀越:お客様に公式LINEに登録してもらって、クーポン配ったりとか、ショップへの導入を構築してもらいました。あとはDMMチャットブーストを導入すると、チャットブーストさんが開催する勉強会に参加できるようになるんです。
松川:そういったコミュニティに参加することもできるんですかね。
堀越:はい。そこでLINEの友達の増やし方だったりとか、インスタ活用術なんかを実際に勉強させていただいて、それをすぐに実践すると形に見えたので、すごく楽しめました。
松川:私もちょっとお仕事でインスタを使う機会が多いので、ぜひ勉強したいです。
本日はお時間いただきありがとうございました。ご自身の返力、振り返ってみていかがでしたか?
堀越:改めて振り返ると、新しい一年だったなって思っていて、ウクライナ侵攻から始まって、代表者集に、B2Cへの業務移行、SNS開設と様々な変化がありました。
周りの人に助けてもらいながら、無我夢中で走り抜けてたら、点と点が繋がって、全ての点で加速した、そんな一年でした。
松川:予想外な出来事を努力やアイデアで乗り越える堀越さん、本当にすごいし、私も尊敬しました。
ありがとうございます。
松川:堀越さんにとって、困難を乗り越えるぐらい大事なことは何ですか?
堀越:家族だったり友達だったり、周りにいる人にすぐに相談して助けを求めることかなって思っています。
先ほど話したみたいに、お客様にだって助けを求めちゃいます。
松川:それはすごく大事な考えですよね。
堀越:私の周りでも結構人に頼ったりとか、人に助けを求めたりすることが結構苦手な子が多いイメージがあるんですけど、そこは何か気をつけていることはあるんですか?
堀越:変なプライドを持たないことかなって思っています。あとは誰かが助けを求めてきた時には、私もなるべく助けようとは思っています。
松川:私も困っている人がいたら助けられるような人になりたいです。
最後に堀越さんは今後会社をどうしていこうと考えてますか?
堀越:すごく大きな夢としては、ワンちゃんの社会問題を改善する協力がしたいなって思っています。日本は犬業界でいうとすごく後進国で、例えばワンちゃんを連れて電車に乗ったりとか、室内のカフェに入ったりっていう姿を見たことがないと思うんですけど、そういった欧米諸国で当たり前にできている生活っていうのができるような生活できたらなって思っています。
そのためには飼い主さんたちにもっと愛犬のことをいっぱい知ってもらって、一緒にしつけとかを知っていけたらなって思っています。
そうすることでワンちゃんの殺処分問題だったりとか、ご近所トラブルだったりとか虐待問題だったりが改善するかなって考えています。
ペット企業としてそういった社会を作るきっかけになれたらいいなって思っています。
松川:ありがとうございます。本日のゲストはby.PULLERの堀越さんでした。
堀越:ありがとうございました。
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