【100万円の損失】1日1組限定の手作り指輪工房の失敗とは!?|BOOST TIMES! #03

【100万円の損失】1日1組限定の手作り指輪工房の失敗とは!?|BOOST TIMES! #03

黒川:みなさんこんにちは。この番組はDMMチャットブーストを利用して頂いている会社に訪れた「ブーストタイム」に着目し、会社がどう困難を乗りきってきたかを紐解いていく番組です。

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それでは早速、本日のゲストの紹介です

 本日のゲストはHappy Ribonの田中さんです


黒川:よろしくお願いします

田中:よろしくお願いします

黒川:はじめに、簡単に会社の紹介をお願いいたします

田中:貸切指輪工房のハッピーリボン、田中と申します

当店は埼玉県越谷市にある、結婚指輪、婚約指輪、ペアリングをお客様が手作りすることができるお店です

1日2組限定の貸切で運営しており、指輪作りを通して、カップルの絆が深まるよううな思い出になる体験を提供しております



黒川:手作り指輪は聞いたことあるのですが、1日2組限定は初めて聞きました

すごいレアな体験を提供なさってるんですね。
 
田中:手作り指輪のことを知っているんですね

市場的にニッチなので知らない方多いんです

普段使いするアクセサリーを作る、体験教室はありましたが当店は、貸切で誰にも邪魔されない空間で、結婚指輪とか婚約指輪を手作りしようってことなので、レアですね!

実際、ご来店くださったお客様からもよく言われます

①|2018年7月 自社サイト構築開始

黒川:それでは早速ですが、田中さんの遍歴を見ていきましょう!

最初のトピックは自社サイトの構築ですね!

会社としての最初の一歩はやはりサイトからなんですね

田中:そうですね、昔通っていたジュエリースクールの先輩からアドバイスを貰って、まずはサイト構築が必要だと思って作り始めました

   

黒川:なるほど、サイト構築などは結構お金がかかったんじゃないですか?

田中:そうですね、外注するとなるとそれなりのお金が掛かってしまうので全部自分でやったのでお金はそこまでかからなかったですね

黒川:それはすごいですね

元々プログラミングなどはできたのでしょうか?

田中:元々通っていたジュエリースクールが、ビジネス寄りのスクールだったので、若干サイト作りの知識はありました

ただ、コードを書けるわけではないので、素人感のあるサイトになりました

黒川:自分一人でサイト構築できるなんでそれだけでもすごいですけど、起業などをするに当たってはそういったスキルがあることはプラスに働きますね

田中:そうですね

実際に起業してみると、勉強しておいてよかったなと思うことはあります

あと、自分で調べてやってみるのが元々好きなかもしれないです

最初はお金はないのに、時間があったので、お店の内装をDIYしました

黒川:店舗のDYIまで(笑)すごいですね!

②|2018年9月 1日1組限定貸し切り指輪工房オープン

黒川:次のトピックは1組限定貸し切り指輪工房オープンですね

ここから田中さんのビジネスが本格的にスタートしていくんですね

田中:そうですね

まず、最初は1日1組限定で始めました

黒川:どうして、1日1組限定なのでしょうか?

田中:そうですね、理由は2つあって1つはリソースの問題ですね

1人でやるとなると、どうしても1日に1〜2組みが限界かなと

始めたばかりだったので、従業員数を雇うことも考えてなかったですしとりあえず1人できる1組からかなと

2つ目は時間の問題ですね

遠方から来るお客様もいるので、交通の問題で時間通り来られないお客様などもいます

そうなると、もし後に予約があるとそのお客様を待たせる可能性もあるので、「1組」にしていますね

それに、記念日にご来店いただくことも多いはずと思っていたので、できるだけ時間の制限をしたくなかったっというのもあります

黒川:なるほど、そのような理由があるのですね

売上的には1日1組でも問題はないのでしょうか?

田中:そうですね、売上よりも先に、お店に来てくれたお客様に満足してもらえることを考えていましたね

売り上げは後から付いてくるかなと

先ほどお話した店舗のDIYも、オープン当初はお金を掛けれない状態だけど、来てくれたお客様がより楽しめる空間を作りたいと思ってチャレンジしました

黒川:なるほど、田中さん一人で、自分なりのお客様を楽しませるお店の環境づくりをしていったんですね。ちなみにどんなDIYをしたのでしょうか?

田中:古民家を改装してお店として利用しています

簡単にできそうで、雰囲気を変えられるところを始めました

まずは、壁と天井のペンキ塗り、次に照明を変えました

床の一部はクッションフロアを敷きました

ペンキ塗りで首は痛くなるは、照明交換で指を切ってしまったり自分は不器用だなーなんて想いながら1人で作業していました

③|2019年5月 初めてのお客様来店

黒川:次のトピックは初めてのお客様来店ですね

最初のお客様のことは今でも覚えていますか?

田中:はい、やっぱり1組目ということもあって、手は震えるし、汗は掻くしでとにかく緊張したことを覚えてます

ただ、初めてのお客様だったので、嬉しい気持ちも同時にあり最大限頑張ろうと思いました

黒川:初めてのお客様というのは特別ですよね       

具体的に、指輪作りというのは何をするんですか?

田中:そうですね

流れとしては、お店に来てもらって指輪の形状や仕上げ方、名前は刻印するかどうかを決めます

その後に、材料を切ったり、曲げたり、磨いたりして指輪手作りしてもらいます

黒川:本当に1から作るんですね

時間をかけて作るからこそ、すごい思い出になりそうです。

④|2020年2月 緊急事態宣言発令、予約数は0に

黒川:次のトピックは緊急事態宣言ですね

実店舗運営ということもあり、ダイレクトで影響を受けたのではないですか?

田中:そうですね

1回目の緊急事態宣言ということもあり、予約数は0になりましたね 

今後どうなるかの予測ができなかったのでとりあえず固定費の見直しました
 
本当はこの時期に、お店のPV動画を作る話も進んでいたのですが、それも白紙にしたりと、とにかく色々大変でしたね

生き残ることだけを考えていました

黒川:それは大変でしたね

影響はけっこう長い期間受けたのですか

田中:7月くらいに緊急事態宣言が少し緩和されてきて元々、貸切りという形でお店をやっていたので運よく時代に合った形で、割と早めにお客様が戻ってきましたね

もちろんコロナの影響で、売り上げに波が出たり影響もありましたが、「貸切り」という形でやっていたため、他の企業に比べると打撃は少ない方だとは思います

結果的に、2019年よりも売上が伸びた年になりました

黒川:なるほど

事業の形態がたまたまコロナにフィットしたのですね

田中:そうですね、ただ競合他社も、それに気付いてどこも「貸切り」を謳い始めましたね

黒川:でも、コロナで貸し切りという形をとったお店と、全てのお客様が楽しめるために元々貸し切りの形をとっていたハッピーリボンさんとでは、お客様の満足度が変わってきそうですね

田中:言われてみれば、そうかもしれないですね

このサービスの軸は「指輪作り通して」お客様同士の関係を深めることにあります

なので、お客様との距離感や寄り添うことが大事なんです

数あるお店から選んでもらえていることやお客様からお友達をご紹介いただけることを考えるとご満足いただけると認識してます

⑤|2021年1月店舗PV撮影

黒川:次のトピックは、店舗のPV撮影ですね

実際の動画を見てましょう



田中:元々は一年前にするはずだった、店舗用のPV撮影をようやくこの月に撮影することができました

黒川:このような動画があるとお客様はイメージしやすいですね

田中:そうですね

うちの良さの一つに、貸切りがあると思うのですがそれだけだと、他社と差別化ができないんですよね

実際にどんな風に指輪を作っているを伝えたくてどうしても写真やテキストだけでは伝えられないんです

豪華な内装のお店ではないけどカジュアルな雰囲気のお店で楽しんで頂ける場所ですよ

というのを伝えるには動画が一番だと考えました

黒川:なるほど

自社サイト用の動画なので、広告の動画などとは違い数値的なところの測定は難しいと思うのですが、感覚値的には導入対して効果の手応えはありますか?

田中:実際に売り上げに結び着いたかは微妙なところだったりはするんですけど公開して少しづつ、動画の再生回数が増えているので参考にはしてもらえているなと

そういった意味では検討中のお客様がこれくらいいるんだなといった、指標になりますね

また、PV動画とは別に「駅からお店までの経路」を動画にしたものも作ったのですがこの2本の動画をお客様が見て、来客されるので当日のコミュニケーションなど取りやすいですね

黒川:なるほど、動画にはそのような効果も期待できるのですね

田中:そうですね

インスタグラムも似たような意味合いで運用しており、うちって「こんなお店ですよ」とかこんな感じで楽しんでもらえていますよというのを伝える為に運用しています

なので、PV動画も広告というよりは店の雰囲気をアピールするものとして製作した感じですね

お店の雰囲気が正しく伝わることで、安心につながるのかなとよく分からない所に行くのは怖いことですからね

来店のハードルを下げる意味で効果はあります

⑥|金属の為替の高騰

黒川:次のトピックは金属の為替の高騰ですね

田中:コロナが始まった当初はき金属の材料の値段が落ちたんですけど、そこからめちゃめちゃ値段が上がってしまったんですよ

そのタイミングで少し販売価格を調整しました

この辺りは戦略的な面に繋がって来るんですけど、この時期まではとにかく実績が大事だと思っていたのでとりあえず客数を取ることを考えていました

そのため価格をかなり低めに設定していました

それによって多くの予約数を獲得することに成功しました

黒川:なるほど、戦略的ですね

田中:はい、ただずっとこ戦略を取っていくこともできないのでこのタイミングで商品の値上げを思い切ってしましたね

黒川:値上げをすることに抵抗はありませんでしたか?

田中:あります!

この時期に県内に大手が参入してきて、同じ価格帯でやっても勝てないと思っていたのでどこかで大きく舵を切らないといけないと考えてました

価格を上げた分、商品の品質やケースに力を入れようと思いました

あと、駐車場のサービス券も配りはじめました

黒川:なるほど、単に値上げしただけでなくお客様へのサービスも上げていったのですね

田中:そうですね

この辺りの試作は値上げしたからこそできるものなので今まで以上に良い体験をお客様に提供するにはなにがよいのかを考えていましたね

⑦|コロナ収束で売り上げダウン?

黒川:次のトピックはコロナ収束で売り上げダウンですね
   コロナが収束したのにも関わらず、売り上げは落ちてしまったんですか?

田中:そうなんです! 逆に落ちてしまったんですよ

というのも緊急事態宣言があけてしまうと、旅行などに出かける人が増えてそっちにお客様が流れてしまうんですよね

コロナでも業績が伸びていたことはもちろん「貸切り」っていうところですが外で遊べない「旅行にはいけないけどなんか楽しいことしたいよね」みたいなところに需要があったと思うんです

なので、緊急事態宣言が終わると逆に予約が減ってしまうんです

黒川:なるほど、そういった需要を満たしていたんですね

田中:今振り返るとこの時期は1ヵ月先も読めないので精神的にすり減りしてたと思います

それにある意味、コロナでもここまで出来たことは運が良かったと思っています

これからマスクの規制も無くなって、人の流れがまた変わるはずなので自分達の良さは残しつつ、お客様にとって何が良いのかを考える必要だと思っています

⑧|公式サイトリニューアルも、予約数が激減

黒川:次のトピックは公式サイトリニューアルも、予約数が激減ですね

あれ、サイトをリニューアルしたのに予約は減ってしまったのですか?

田中:そうですね、減ってしまったんですよ

そもそも、サイトをリニューアルした理由として元々のサイトは自分で作ったということもあって、どうしても見辛い点などがあったり自分のスキルの問題で表現できないところがありました

それをこのタイミングでプロに頼んでちゃんと作り直そうと思いました

結果的にサイト自体もキレイになりSEOの観点などでも不満のないものができました


黒川:一見とても良いサイトにみえます

田中:そうなんですよね!サイト自体への流入数も、別に落ちてはいなかったんですよ

ただ予約数が減るという現象が起きてしまいました

黒川:それはどうしてでしょう?気になります

田中:この原因がなんなんだろうと考えた時、自分達らしさが出ていないという結論になりました

ただサイト自体はもう出来上がってしまっていたので、写真や言葉や細かい色味などを自分たちで修正して作り直しました

黒川:最終的には自分たちで修正したのですね

ちなみに、サイト製作にはどれくらいのお金をかけたのですか?

田中:100万円くらいかけていたと思います

黒川:100万円くらいかけてサイトを作っても、自分たちの色がでていないと予約につながらない場合があるのですね

田中:ほんと勉強になりました

綺麗なサイトにはなりましたがある意味、競合他社と似たサイトになってしまったのかなと

ただこのことをきっかけに、自分たちがやりたいことや自分たちの強みを改めて考える時間になったので今後のことを考えると、結果としては良かったかもしれませんね

黒川:自分の会社の思いや色を外部に伝えるのは難しいことなんですね

田中:そうですね

お店のスタッフには伝わっていると思いますが僕が上手に言葉にできていない問題もあるかもしれませんが、外部に伝えるのは難しいことだなと気がつきました

黒川:らしさを完結に伝えるのって難しいですよね

実際に写真などを変えたけっかの効果はありましたか?

田中:そうですね 写真を変えて戻ってきましたね

黒川:少しの差ですが、その少しの差が大事なんですね。

⑨|DMMチャットブーストの導入

黒川:次のトピックはDMMチャットブーストの導入ですね

どうしてこのタイミングでチャットブーストの導入をかんがえたのですか?

田中:サイトのリニューアルのタイミングでお問い合わせの方法を見直したいなと思っていました

チャットブーストの導入前はお問い合わせをメールと電話でもらっていました

電話は良いのですが、メールには少し不安がありました

返信しても迷惑メールに入ってしまって届いていないパターンがあるんですよね

また、今の時代だとLINEみたいなチャットがメインなのでメールだとコミュニケーションが取りづらいと感じる方もいるのでここを改善したいなと思っていました

黒川:なるほど、数あるツールのなかでどうしてチャットブースをえらんだのですか?

田中:この段階ではまだどこの企業のツールを使うかは決まっていなかったのですが東京ビックサイトの展示会に訪れた時に、担当の方から話を聞いて金額面や対応面でチャットブーストが一番良いと思って契約しました

黒川:実際に導入されてみてどうでしたか?

田中:課題に感じていたお問合せのところは、かなり改善したと思います

チャットということもありお互い短文でやりとりできるので、お客様が抱えている不安などの解決までの時間がかなり早くなった印象です

それと、メールに比べて密にコミュニケーションが取れている状態で来店されるので、実際にお会いした時のコミュニケーションも取りやすくなったように思います

黒川:確かにチャットの方が気軽にやりとりできますよね

田中:そうですよね

あと、メールだと写真は動画が送れないこともあったりして写真で説明したほうが文字より伝えやすいので、コミュニケーションがとりやすくなったこともメリットです

あとは、ミートアップ会があると思うのですがそこで色々情報交換できるのも良い点ですね

黒川:ツールとしての便利さだけではなく、コミュニティーとしての良さもあるの   ですね

田中:そうですね、実際にそこでショピファイの良さを知りオンラインショップも始めました

ほんといろんな面でチャットブーストに助けられています

最後に

黒川:本日はお時間いただきありがとうございました

ご自身の遍歴振り返ってみていかがでしたか?

田中:来年で創業して10年になりますので今回このような形で振り返るきっかけを貰えたことに感謝しています
    
思い返してまず、お客様も顔が一番に浮かびました

「あのお客様、今頃どうしてるかなー」なんて懐かしい気分になりました

そして、創業した時は今のここにいる自分を、全く想像してませんでした

きっと10年後も想像がつかない自分でお店になっているんだろうなと思うと、不安もありますが同時にワクワクする気持ちになります

黒川:最後に、田中さんにとって困難を乗り切る上で大事なことはなんでしょう?

田中:「人」です

この手作り指輪を始めるきっかけも、業界の先輩ですしサイトでの集客が上手くいかない時に解決するきっかけをくれたのは従業員です

今こうして、お店を続けられているのもいつも私を近くで見ている「人」たちのおかげです

「人」とのご縁がお店の支えになっています

黒川:指輪って人の目につくかつ、ネックレスやイヤリングとは違い、いつでも自分が見られる部位についているアクセサリーだと思うんです

だからこそ、想いを忘れないために結婚だったり、婚約だったりという繋がりに使われるのかなと思います

そんな大切な指輪を、ひとりひとりの人とのご縁を大切にしている田中さんと一緒に作ってもらえたら、それは本当に特別な指輪になるんだろうなと思いました

田中:ありがとうございます

黒川さんのように指輪に意味を考えられる方は手作り指輪と相性がいいと思います

是非、お待ちしております

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