ネットショップの仕入方法

ネットショップの仕入方法|EC運用初心者でもできる商品の探し方

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「ネットショップの仕入先はどう見つける?」
「ネットショップの仕入を失敗しないためには?」

ネットショップ運営者の方の多くが、このような疑問を抱えていることでしょう。ネットショップを運営するにあたり、仕入は避けて通れません。

しかし、どのような仕入先があるのか、どのような点に注意して仕入れればいいのか、仕入れに関する悩みは少なくありません。売れない商品を仕入れて、不良在庫になるのは避けたいところです。

この記事では、仕入先の見つけ方やポイント、仕入方法と仕入先の情報だけでなく、必要な届出関係もお伝えします。ネットショップの仕入を始める前に、失敗せずに仕入れるためのポイントを押さえておきましょう。

DMMチャットブーストではネットショップ運営に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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ネットショップの仕入先の見つけ方

ネットショップの商品仕入において、「売れる商品を仕入れる」という点が最も重要です。

良さそうな商品を仕入れたとしても、世間の需要とかけ離れていたり、価格が実勢価格と乖離していたりしていると、利益が出ないだけでなく不良在庫となり赤字を生む元凶になってしまいます。

そのため、まずは売れる見込みのある商品を探し、売れ行きを確認した上で、その商品を仕入れることができる仕入先を探すとよいでしょう。

ネットショップの仕入先の見つけ方1|仕入れたい商品を探す

インターネット、小売や卸売店、展示会といった様々な情報を活用して、仕入れたい商品を探しましょう。

インターネットで探す場合は、まずはネッシートップセラーといった仕入れサイトで検索します。
さらに「新規取引先募集」「代理店募集」「卸販売」といったワードで検索することによって、仕入れサイトには出てこないような仕入先を見つけることができます。

また、小売や卸店の店舗や展示会といったオフラインでの情報収集も、仕入れたい商品を見つける上では重要です。実際に商品を手に取ることができる、担当者と直接話ができるという点は大きなメリットです。

ネットショップの仕入先の見つけ方2|商品の売れ行きを確認する

仕入れたい商品に目星をつけたら、次はその商品の売れ行きを確認し、間違いなく売れるのか、利益を確保できるのかを把握する必要があります。

例えば、楽天市場で様々なショップが販売しているような商品であれば、間違いなく価格競争にさらされるため大きな利益は見込めません。
逆に、多くのショップが取り扱っていても品切れが続いている商品であれば、強気の価格設定が可能です。

また、流行り廃りといったトレンドを、仕入れる前に把握することも重要です。トレンドに合致した商品であれば、競合も同じ商品を取り扱っていたとしても購入者の母数が多いため、販売が見込めるというメリットがあります。

ネットショップの仕入先の見つけ方3|仕入先を見つける

売れる見込みのある商品の絞り込みまで終われば、その商品の仕入先を比較検討します。同じ商品であればより安い仕入先を探すことにより、利益を確保することができます。

まずは製品の製造元に連絡を取り、卸売価格で購入できるかを確認します。

メーカーからの直接仕入れができない場合は、卸売店と仕入の交渉を行いましょう。卸売店は、商品パッケージに記載されている場合が多いですが、記載がない場合はメーカーに連絡した際に聞き出す、ネットで検索するといった方法で卸売店を探すことができます。

製造元や卸売店から仕入れることができない場合は、インターネットの商品仕入れサイトから仕入れます。通販サイトを利用するような感覚で、簡単に仕入れることができる点は大きなメリットです。

DMMチャットブーストではネットショップを個人で始める方法に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

ネットショップの仕入成功のポイント

商品仕入を成功させる上で、重要なポイントが4点あります。利益を確保し、不良在庫を出さないために必ず抑えておくべきポイントです。

  • 自分が好き、ショップの方向性に合っている
  • 競合と差別化できる
  • トレンドに合致している
  • 在庫過多ではない

これら4つのポイントについて、詳しく説明します。

ネットショップの仕入成功のポイント1|自分が好き、ショップの方向性に合っている

引用:instagram.com/meltthelady

仕入担当者が、その商品を気に入っていることは重要です。担当者の熱意は、ネットショップに掲載する説明文や写真の撮り方に表れます。

他のショップに載っているような情報を掲載しても、顧客の心には響きません。仕入れ担当者の独自の目線で商品の良さを伝えるためには、その商品を気に入っていることが非常に重要です。

また、ショップに掲載されている他の商品との整合性も大切なポイントです。他の商品と並んで掲載された場合に、お客さんに違和感を感じさせない商品選定を心がけましょう。

ネットショップの仕入成功のポイント2|競合と差別化できる

引用:instagram.com/teddy__moon

他のネットショップでも取り扱っている商品を同じ値段で売っても、差別化はできません。以下の仕入、販売戦略により競合と差別化を行いましょう。

  • 他のネットショップで取り扱っていない商品を仕入れる
  • ネットショップ全体の商品ラインアップで差別化を図る
  • キャンペーンやセット販売を行う

ネットショップの仕入成功のポイント3|トレンドに合致している

引用:instagram.com/etoilee

旬の商品を仕入れ、流行りを過ぎた商品は仕入れない」という仕入の原則は、利益を確保するためには避けて通れません。そのために、以下のトレンドを常にチェックする必要があります。

  • 現在売れ筋の商品は何か
  • 売れ筋の商品の取り扱いをしているか
  • 他のネットショップよりも高くないか

ネットショップの仕入成功のポイント4|在庫過多ではない

商品の仕入れ数が多くなってくると、売れ行きが良い商品、悪い商品という傾向が出てきます。また、売れ行きだけでなく、在庫の回転率も重要な指標です。

売れ行きの悪い商品や在庫の回転率が悪い商品は、商品仕入を見直し適正な在庫水準を保ちましょう。

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ネットショップの仕入れ方法9選

ネットショップの仕入には様々な方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

9つの仕入方法について、どのような特徴があり、どのような場合で仕入先として活用するべきなのかを把握することは、仕入を成功させるにあたり重要です。

  • 仕入れサイトから仕入れる
  • 見本市、展示会で仕入れる
  • 卸問屋から仕入れる
  • 海外から仕入れる
  • メーカーから仕入れる
  • 作家から仕入れる
  • オークション、フリマで仕入れる
  • ドロップシッピングを利用する(無在庫で販売)
  • 自社製品を作る

ネットショップの仕入れ方法1|仕入れサイトから仕入れる

仕入先と新規で取引を始めるには、仕入先へ連絡を入れた後に交渉を行い、取引条件にお互いに合意しなければ、商品を仕入れることができません。新しく立ち上げたばかりのネットショップであれば、仕入先が取引に応じてくれない場合も考えられます。

仕入れサイトを使えば、面倒な仕入先との交渉を全く行わずに様々なメーカーや卸売が取り扱う商品を仕入れることができます。数多くある仕入れサイトの中でも、特に使い勝手の良い5つのサイトを紹介します。

ネッシー

引用:netsea.jp

取扱製品が非常に多いため、まず最初に登録したい仕入れサイトです。アパレル、雑貨、家具、食品、美容、家電、パソコンなど、幅広い商品を取り扱っています。

また、ネッシー登録料と利用料は無料であり、商品画像や説明文を提供してくれる点は、これからネットショップを始めるなら役に立つため、必ず登録したい仕入れサイトです。

トップセラー

引用:top-seller.jp

商品を仕入れる必要がなく、商品の発送も不要である点が、トップセラーの大きな特徴です。販売者側は、発送連絡などの顧客対応に集中することができる点は、大きなメリットです。

さらに、トップセラー登録料と利用料は無料です。仕入れる資金が少ない、在庫リスクを抱えたくないといった、ネットショップ立上げ期に役立ちます。

ディットダット

引用:ditt-datt.com

スウェーデンを中心とした、北欧のデザイン雑貨を仕入れることができるサイトです。北欧スタイルのおしゃれな食器類やインテリア小物、文具まで幅広い商品を取り揃えています。

ディットダットの登録料、利用料は無料です。ネットショップのコンセプトが北欧スタイルに合っているなら、仕入先として検討するとよいでしょう。

卸の達人

引用:oroshi-tatsujin.com

ダイエット・美容・健康商品を取り扱う仕入れサイトです。卸の達人は、エンドユーザーへの商品直送サービスを行っているため、無在庫で商品を販売することができます。

卸の達人の登録料、利用料は無料です。さらに、ポイントが貯まる制度もあるため、リスクを抑えてネットショップを運営したいなら、おすすめの仕入れサイトです。

スーパーデリバリー

引用:superdelivery.com

アパレル、雑貨、家具、食品、美容、家電、パソコンなど、幅広い商品を取り扱う仕入れサイトです。

スーパーデリバリーの登録料は無料ですが、月額2,000円の利用料が必要です。有料なだけあって、取り扱い点数が多いため競合のネットショップと差別化しやすい、オンライン展示会などのサポートが充実しているというメリットがあります。

ネットショップの仕入れ方法2|見本市、展示会で仕入れる

自社製品の購入先を見つけるために、展示会が開催されるイベント会場に多くのメーカーがブースを出展します。展示会の各メーカーのブースを回り商談を行い、仕入れたい商品を探すことが可能です。

展示会で仕入れるメリットは、以下の点があります。

  • 様々なメーカーの商品をまとめてチェックできる
  • 多くの新規仕入先とコンタクトが取れる
  • 新製品を手にとって確認できる

気に入った商品があれば、メーカーの担当者と名刺交換を行い商談を行います。展示会は一度で多くの仕入先と交渉できるため、新規仕入先の開拓に適した方法です。

ネットショップの仕入れ方法3|卸問屋から仕入れる

一般の消費者向けではなく、プロ向けの商品販売や小売店向けに販売を行う、卸問屋が集まった商店街が存在します。特に、東京や大阪といった大都市では取り扱う商品ごとに卸問屋が集まり、問屋街が形成されています。

専門性の高い店が集まっているため、一般の小売店ではなかなか手に入らない商品を見つけやすいという点が、卸問屋から仕入れる最大のメリットです。

ネットショップの仕入れ方法4|海外から仕入れる

海外に買い付けに出向くだけでなく、近年は海外サイトから仕入れることができるようになったため、海外仕入れのハードルは大きく下がりました。

海外サイトで仕入れるメリットは、以下の点があります。

  • 日本にはない商品を仕入れることができる
  • 日本で仕入れるよりも、安く仕入れることができる

海外のAmazonebayを使えば、海外の製品を仕入れることが可能です。しかし、英語でのメールのやりとりが必要になる点は注意が必要です。

ネットショップの仕入れ方法5|メーカーから仕入れる

具体的に仕入れたい商品が決まっている場合は、その製造メーカーに連絡し直接仕入れることができないか交渉を行いましょう。

直接メーカーから仕入ができれば、卸売を経由せずに仕入れることができるため、安価に仕入れることが可能です。

ただし、メーカーから直接仕入れる場合は、購入ロットや与信審査などの取引条件が課せられることが多いため、注意が必要です。

ネットショップの仕入れ方法6|作家から仕入れる

普段から良い商品を作っていて気になる作家がいる場合は、作家に直接連絡を取り仕入ができないか交渉しましょう。
作家の個性が光る商品をネットショップのラインナップに加えることにより、競合との差別化が可能になります。

個人で活動を行っている作家の場合は、メーカーとは異なり購入ロットなどの取引条件は厳しくありません。

それよりも、納品が納期通りに行われるのか、支払いは期日どおり行われるのかといった基本的な取引が問題なく行われるのか、という点が長期的に良好な関係を築く上で重要になります。

ネットショップの仕入れ方法7|オークション、フリマで仕入れる

売り切れた限定商品販売中止となった商品の場合は、一般的な流通経路では仕入れることができませんこのような場合は、オークションやフリマアプリを活用すれば、仕入れることができます。

なお、オークションやフリマで仕入れる場合は、以下の点に注意してください。

  • いつも同じ金額で、仕入れることができない
  • 確実に商品が販売されているとは限らない

このように、オークションやフリマでの仕入は金額や納期の面で不安定であると言えます。

ネットショップの仕入れ方法8|ドロップシッピングを利用する(無在庫で販売)

ドロップシッピングには、仕入を行わず無在庫で販売できるというメリットがあります。

ネットショップに注文が入った時点で、メーカーもしくは卸売店が梱包、発送、お客さんへの連絡を行います。そのため、ネットショップ側では注文を取る以外は何もする必要はありません。

ただし、ドロップシッピングには以下のデメリットがあるため、注意してください。

  • 商品ラインナップに限りがある
  • 仕入れ価格は統一されているため、価格競争になりやすい

ネットショップの仕入れ方法9|自社製品を作る

仕入商品では実現できない性能、デザイン、価格を備えた商品を作りたい場合に、適した方法です。
ネットショップ運営の経験を積み、商品の売れ行きが把握できるようになった場合は、自社製品の制作にチャレンジしてみると良いかもしれません。

ただし、自社製品を作る場合は時間や費用が掛かるだけでなく、仕入商品とは比べ物にならないくらいの仕入ロットが必要になります。

まずは仕入商品でネットショップ運営の経験を十分に積んでから、自社製品の開発を始めましょう。

DMMチャットブーストではネットショッピングのメリットに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

ネットショップの仕入に必要な届出、許可、手続き

取り扱う商品が以下の種類であれば、届け出などの手続きが必要です。

  • 食品
  • 酒類
  • 中古品
  • 輸入品

法律に違反した場合は懲役刑や罰金が課せられますので、必ず確認をしてください。

食品

食品を加工して販売する場合は、営業許可と販売に商品につける食品表示が必要です。ジャムや缶詰のような加工済みの商品を販売する場合は、必要ありません。

営業許可を取得するためには、最寄りの保健所に問い合わせることから始まります。保健所への事前相談、営業許可申請、施設検査の打ち合わせ、必要書類の提出、施設検査を行い、営業許可書が交付されます。

また、製造した食品には食品表示が求められる点にも注意が必要です。食品衛生法、景品表示法、健康増進法、米トレーサビリティー法といった関連法規に遵守した表示が求められます。

さらに、各都道府県ごとに食品の品質表示について条例で定められているため、注意が必要です。

酒類

ネットショップで酒類を販売するには、通信販売種類小売業免許が必要です。この通信販売種類小売業免許には、取り扱えるお酒の酒類に制限があります。国産のお酒の場合は、お酒の品目ごとの年間販売量が3,000キロリットル未満という制限があります。

通信販売種類小売業免許の申請は、最寄りの税務署に必要書類を提出します。審査の過程で必要に応じて税務署への訪問、現地確認を行います。審査の結果に問題がなければ免許が付与されます。

中古品

中古品を販売する場合は、古物商の許可が必要です。

古物商の申請は、最寄りの警察署に連絡し必要書類と提出先を確認します。必要書類を揃えたら手数料19,000円を添えて警察署に提出し、申請結果は40日以内に通知されます。

輸入品

食品、化粧品、革や毛皮製品を輸入する場合は、品目ごとに許可、届出が必要です。

品目 必要書類、許可 提出、相談先
食品 輸入届出 最寄りの検疫所
化粧品 化粧品外国製造販売業者等届出書 PMDA
化粧品製造販売届書 都道府県知事
革、毛皮製品 関連法規で求められる書類、届け出
  • 関税定率法/関税暫定措置法(関税割当)
  • 家畜伝染病予防法
  • 外為法/輸入貿易管理令(ワシントン条約)
  • 種の保存法
  • 鳥獣保護法
最寄りの税関相談室

ネットショップの仕入ノウハウ まとめ

この記事では、初心者でも成功するネットショップの仕入ノウハウについて説明しました。

売れる商品を探すだけでなく、新規の取引先と仕入交渉を行うことは大変ですが、競合のネットショップとの競争に勝つためには避けて通れないポイントです。

この記事に書かれている内容を思い出しながら、まずは売れそうな商品を探すところから始めましょう。

ネットショップを運営していくうえで重要なのはお客様とのコミュニケーション。
「DMMチャットブースト」では、チャットボット機能を活用することでよりお客様と近い距離で、効率の良いショップ運営を実現します。

ネットショップ運営を本格的に始めたい方は、ぜひツールの導入も検討してみてください。

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