ネットショップの開業は簡単に行えるのか、費用はどれくらいかかるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
多くの人にとってネットショップの利用は当たり前のようになりました。
2021年10月8日に総務省統計局が発表した、「家計消費状況調査(ネットショッピングの状況について)」を見ると、ネットショップの利用者数は年々増加しています。
今後さらに利用者数が増えていくことを考えると、今からネットショップを開業しても遅くはありません。
今回は現在、ネットショップの開業を検討している企業に向け、スムーズに開業するためのポイントをお伝えします。
DMMチャットブーストではネットショップ運営に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
ネットショップ開業がブーム!?種類・店舗数は?
これからネットショップ開業を検討している企業にとって、現在どのようなネットショップがあり、どの程度の店舗数があるのかは知っておきたいのではないでしょうか。ここでは、ネットショップの種類と全体の店舗数について見ていきましょう。
ネットショップにはどのような種類があるのか
ネットショップには、
「BtoC」
「BtoB」
「CtoC」
の大きく3つの種類があります。それぞれの概要、特徴は次のとおりです。
BtoC
Business to Consumerの略称で、ネットショップの種類としてはもっとも一般的なタイプといえるでしょう。スーパー、百貨店、飲食店などの店舗が消費者向けにサービスや商品の販売を行うものです。
BtoCは、生活家電や衣料品、食品、家具などの販売を行う物販系。旅行やチケット販売、金融サービスなどのサービス系。そして、電子出版、有料音楽・動画配信、オンラインゲームなどの販売を行うデジタル系の3つがあります。
2021年7月30日、経済産業省が発表した、「令和2年度電子商取引に関する市場調査」では、2020年度のBtoCにおけるECの市場規模は、3つの分野総合で19兆,779億円(前年比0.43%減)です。
ちなみに前年比マイナスの大きな要因は新型コロナウイルス感染拡大の影響による、旅行やチケットなどの販売数激減が挙げられます。物販系とデジタル系は巣ごもり需要もあり、大きく売上を伸ばしました。
BtoB
Business to Businessの略称で、企業が企業へ商品、サービスの販売を行うものです。パソコンやOA機器、オフィス家具、事務用品などのほか、MA(マーケティングオートメーションツール)、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などのビジネスツールの販売があげられます。
前述した調査で、2020年度の市場規模は、334兆9,106億円と4つの種類のなかではもっとも大きな市場規模です。こちらも新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレワークが増えたこともあり、前年比5.1%減となっています。
CtoC
Consumer to Consumerの略称で、企業ではなく個人間で商品の売買を行うものです。具体的には、メルカリや楽天フリマのようなフリーマーケット、ヤフオク!やモバオクのようなオークションがあります。
前述した調査で、2020年度の市場規模は、1兆9,586億円で前年比12.5%増です。
近年注目を集めるネットショップの開業形態DtoCとは?
D2CとはmDirect to Consumerの略称で、スーパーや百貨店のような小売店舗ではなく、メーカー企業が直接、消費者に商品やサービスを販売するものです。
通常であればコミュニケーションを取るのが難しい顧客の生の声を聞いて商品開発ができる点、問屋や小売店を通ない販売ルートを確立して利益率を高く保てる点などのメリットから、近年、DtoC-ECを始めるメーカー企業が増えています。
日本でのDtoCにおけるEC市場規模は明らかになってはいません。ただ前述した調査ではアメリカでの市場規模が紹介されていて、2020年度の売上高は178億USドル(推計)。前年比24.3%と大幅な伸びを見せています。この結果を見る限り、今後日本でもDtoCにおけるEC市場は拡大していくのではないでしょうか。
ネットショップの店舗数は?
ここまでネットショップの種類について見てきました。では、これらのネットショップ。2021年現在でどの程度の店舗数があるのでしょう。
エンパワーショップ株式会社が発表した、「2021年国内のECサイト・ネットショップの総稼働店舗数」を見ると、次のような結果が出ています。
- モール(Yahoo!ショッピング、楽天市場、Amazonなど):167万5,949店舗
- レンタルショッピングカート(カラーミーショップ、MakeShop、CS-CARTなど):16万52店舗
- インスタントEC(BASE、STORES.jpなど):230万店舗
- パッケージソフト(EC-CUBE、Aladdin EC、mercartなど):4万6,938店舗
- スクラッチ:5,000店舗(推測)
以上で、合計は418万7,939店舗です。シェア数で見ると、インスタントECが54.9%ともっとも多く、次いでショッピングモールが40%。上位2つで94.9%とほぼ100%に近いシェアです。
特にインスタントECは、数クリック、数分でネットショップを開業できるとあり、2019年の同調査(140万店舗)から大幅な伸びを見せています。そうした意味では、ネットショップ開業の敷居は以前に比べ低くなっているのではと考えられるでしょう。
ネットショップを開業する重要性|実店舗との違いは?
すでに400万店舗以上もあるネットショップですが、市場規模が年々増加傾向にあるのを見る限り、これからの参入でもやり方次第で商機は十分にあるでしょう。
ただし、これまでネットショップの運用をしてこなかった企業や店舗にとって、実店舗と何が違うのかを理解しないと成功するのは難しいかもしれません。そこで、ここではネットショップと実店舗を比較した際、特に大きく異なる3つのポイントを紹介します。
ネットショップ | 実店舗 | |
購入できる時間・場所 |
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接客方法 |
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販売・集客方法 |
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購入できる時間・場所
実店舗はそれぞれ営業時間が異なります。朝8時から20時までといった店舗もあれば、飲食店では朝6時に開店して売り切れた時点で閉店といった店舗もあるでしょう。
また店舗は平日に休むのが一般的ですが、オフィス街のように土日になると人がいなくなる場所では、土日祝日を定休日とする店舗も少なくありません。もちろん、コンビニや一部のスーパーのように24時間365日休まずに営業している店舗もあります。
これに対し、ネットショップは基本的に24時間365日休みがありません。常に人がいて対応するわけではありませんが、24時間365日いつでも商品を購入できます。
次に購入できる場所ですが、これが実店舗とネットショップのもっとも異なる点で、実店舗は商品を購入できるのは店舗がある場所のみです。しかし、ネットショップは通信環境さえ整っていれば、どこにいても商品を購入できます。自宅はもちろん、外出中、移動中の電車のなか、旅行先のホテルなどでも購入が可能です。国内のみならず海外からも購入ができます。
いつでもどこにいても思い立った時にすぐ商品の購入をしてもらえるのは、ネットショップ最大の強みであり、実店舗と大きく異なる点といえるでしょう。
接客方法
接客方法も実店舗とネットショップでは大きく異なる点があります。実店舗が対面での接客が基本なのに対し、ネットショップでは一部を除いて、顔を合わせずテキスト(画像・動画含む)もしくは電話でのやり取りによる接客が基本となる点です。
実店舗は顧客が店舗に出向き、商品によっては店員の説明を受けて購入します。常連になれば商品説明以外に雑談をしてコミュニケーションを取ることも可能です。そうした意味では、実店舗は接客によってリピーターを増やせるメリットもあるといえます。
これに対し、ネットショップでは顧客が疑問に思った点は、商品ページに記載してある説明文を読むか、メールやフォーム、電話を使って質問するしかありません。また、画像や動画による商品説明は対面接客にはない利点ではありますが、リアルタイムでのコミュニケーションではありません。
そのため、ネットショップ担当者は事前に顧客が疑問に感じる点を予測したうえで、テキストや電話を使い顧客が納得できる商品説明をする能力が求められます。実際に顔を合わせ、商品を目の前にしての説明ができないという点では、実店舗の店員以上に商品知識や説明能力が問われるといえるでしょう。
販売方法
実店舗とネットショップでの販売方法でもっとも異なる点は、商品を販売するために顧客に店舗まで足を運んでもらう必要があるのが実店舗。通信環境さえ整っていればどこにいても販売可能なのがネットショップである点です。
これだけを見るとネットショップのほうが圧倒的に優位だと思われるかもしれません。しかし、実店舗の場合、街を歩いていて店の看板を見たことでふいに立ち寄ってもらえる可能性があります。これに対し、ネットショップは何となく立ち寄ってもらえることは基本的にはありません。そのため、広告やSNSなどを使い顧客にネットショップがあると気づいてもらう必要があります。そうした意味ではネットショップのほうが必ずしも優位であるとはいえないでしょう。
そして、もう一つの異なる点は、商品にもよるものの実店舗が購入した商品をそのまま顧客が持ち帰るのに対し、ネットショップは配送で自宅まで届ける点です。
ネットショップの開業方法は?出店先を解説
ネットショップと実店舗の違いについて説明してきました。どちらが優れている、劣っているわけではなく、それぞれに特徴があることはご理解いただけたのではないでしょうか。次に、これからネットショップ開業を目指す企業に向け、ネットショップの構築方法や出展方法にはどのようなものがあるのかについてお伝えします。
ネットショップの開業方法①モール
ネットショップといって最初に思いつくのは楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonなどではないでしょうか。これらはすべて「モール」と呼ばれるもので、企業や個人のネットショップを、楽天市場やYahoo!ショッピングなど一つのWebサイト上にまとめたものです。
モールのメリット・デメリット
モールに出店する主なメリットは、モールの集客力を使える点とネットショップの構築が比較的容易にできる点にあります。
誰もが知っているような大手企業でない限り、ネット上で顧客にネットショップを見つけてもらうのは容易ではありません。しかし、ショッピングモールはすでに顧客からに認知、信頼を得ているため、見つけてもらえる可能性が高いといえます。
また、ほとんどのモールでは、簡単にネットショップを構築するサービスを提供しているため、詳しい知識がなくても基本的なものであれば自作可能です。
デメリットとしては、売上手数料やメールマガジンの配信手数料など手数料の料率が他に比べて高い場合がある点。そしてショッピングモール内で競合が多いため、認知されたとしても価格競争になってしまう可能性が高い点があげられます。
モールでのネットショップ構築方法
前述したように、ショッピングモールに出店する場合、用意されているサービスを使ってネットショップの構築は可能です。通信環境とブラウザさえあれば構築できるため、構築のためにサーバーを用意する必要もありません。
ただし、ショッピングモールで用意されている構築サービスは基本的なものであり、それだけを使って構築した場合、競合との差別化が難しくなります。そこで、カートや受注処理など、バックヤード機能以外の顧客が目にする商品ページやコンテンツページは別に制作することも可能です。その場合、後述するパッケージソフトを使うもしくは運営者自身で制作します。
ネットショップの開業方法②レンタルショッピングカート
ネットショップの出店方法は、基本的にショッピングモールを使うか、それ以外の方法いわゆる独自店舗かの二択です。つまりショッピングモール以外の、「レンタルショッピングカート」「インスタントEC」「パッケージソフト」「スクラッチ」はすべて独自店舗で出店する際のネットショップ構築方法の種類といえます。
ただ、注意する点としては、前述したようにショッピングモールを構築する際でも、「パッケージソフト」「スクラッチ」を使う場合がある点です。
レンタルショッピングカートとは、ネットショップに欠かせないカート部分をレンタルで利用できるサービスです。
また、レンタルショッピングカートといっても、基本的にはネットショップに必要なほかのバックヤード機能もレンタル可能です。さらに多くの場合、商品ページ作成機能もあるため、これだけでネットショップを構築することもできます。
もちろん、ショッピングモール同様、パッケージソフトを活用したりやスクラッチでゼロから制作してもかまいません。
レンタルショッピングカートのメリット・デメリット
レンタルショッピングカートのメリットは、ショッピングモール同様、それほど知識がなくてもブラウザ上でネットショップを構築できる点です。デメリットは、ページ制作の自由度が低い点があげられます。
レンタルショッピングカートでのネットショップ構築方法
レンタルショッピングカートだけでネットショップを構築する以外には、これもショッピングモール同様、バックヤード機能以外を、パッケージソフトを使うもしくはスクラッチで製作します。
ネットショップの開業方法③インスタントEC
ショッピングモールやレンタルショッピングカートでも比較的簡単にネットショップを構築できますが、それ以上に簡単に構築できるのがインスタントECです。
そもそもインスタントECとは、初期費用や月額費用をかけずにネットショップを開設できるサービスとして登場し、急激に利用者を増やしているサービスです。
インスタントECのメリット・デメリット
インスタントECのメリットはほかのどのサービスよりもコストをかけず簡単にネットショップ構築ができる点で、わずか数クリック、数分で構築できるものもあります。近年、インスタントECの利用者が急増しているのも、このメリットによるものが大きいといえます。
デメリットは、サービスによってはページ制作の自由度がない点、販売手数料の料率が高い点です。
インスタントECでのネットショップ構築方法
インスタントECは、どのサービスよりも簡単にネットショップを開設できる点を売りにしています。そのため、基本的にインスタントEC以外のサービス、パッケージソフトやスクラッチでの構築はできません。バックヤード機能、商品ページのすべてをインスタントECが提供しているものを使って構築します。
ネットショップの開業方法④パッケージソフト
ここまで紹介した、「ショッピングモール」「レンタルショッピングカート」「インスタントEC」でのネットショップ構築は、外部サービスを使わない限りすべてブラウザ上で完結可能です。カートや受注処理などのバックヤード機能もページ作成機能もクラウド環境にあり、ブラウザからアクセスして制作を行います。
これに対しパッケージソフトは、ネットショップを構築するために必要な機能がすべてパッケージされているソフトです。そのソフトを自社のパソコンもしくはサーバーにインストールしたうえで制作を行います。一部、クラウド型のパッケージソフトもありますが、主流はインストール型です。
また、厳密にはパッケージソフトではありませんが、オープンソースのネットショップ構築サービスもあります。オープンソースとはソフトウェアを構成するプログラムであるソースコードが無償公開されていて、自由に利用できる形のものです。代表的なものとしては、WordPressやTypePadなどがあります。
WordPerssでもネットショップは構築可能ですが、ネットショップ構築専用のオープンソースもあります。
パッケージソフトのメリット・デメリット
パッケージソフトのメリットはページ制作の自由度が高い点です。ショッピングモールやインスタントECなどはそれぞれのサービスで制約があるため、オリジナリティのあるページ制作は難しくなります。しかし、パッケージソフトであれば、基本的にはそうした制約がないため、自由のページ制作が可能です。
デメリットはほかと比べて導入費用が高額な点でしょう。特に大規模なネットショップを構築する場合は、かなりの高額になります。オープンソースの場合は無料で利用できるため、導入コスト低減が可能ですが、ネットショップ構築の知識がないと制作は困難です。
パッケージソフトでのネットショップ構築方法
パッケージソフトの種類にもよりますが、基本的には自社のパソコンやサーバーにソフトをインストールし、ローカル環境で構築を行います。バックヤード機能、商品ページ機能すべて揃っていますが、商品ページ部分のみを使うことも可能です。ショッピングモールやレンタルショッピングカートのバックヤード機能と組み合わせてネットショップを構築できます。
オープンソースでネットショップを構築する場合、バックヤード機能が元々装備されているものもあります。装備されていないもので構築する場合は、プラグインと呼ばれるパーツを自分で選んで組み合わせながら制作します。
ネットショップの開業方法⑤スクラッチ
ネットショップにかかわらず、Webサイト制作の経験がない方にとって、スクラッチという言葉は聞き馴染みがないかもしれません。スクラッチとは、何もないゼロの状態からネットショップを構築するもので、フルスクラッチとも呼ばれています。
これまで紹介してきたものはすべてバックヤード機能、ページ制作機能がセットされたサービスです。しかし、スクラッチはそうしたものは何もないため、開発段階から自分たちで行っていきます。
スクラッチのメリット
スクラッチのメリットはとにかく自由度が高くカスタマイズの幅が広い点です。商品ページのデザインはもちろん、バックヤード機能も自由に制作できます。
デメリットは、開発コストが高額な点、プログラミング知識がないと制作ができない点です。また、ゼロからの開発となるため、開業までに時間がかかるのもデメリットといえるでしょう。
スクラッチでのネットショップ構築方法
スクラッチでネットショップを構築する際、商品ページ制作はHTMLやCSSだけでも制作可能です。しかしカートシステムや受発注処理などのバックヤード機能の構築はプログラマーが必要です。もし、社内にプログラマーがいない場合は、専門の制作会社に依頼して制作を行います。
ネットショップ開業に必要なこと3つ
つぎに実際にネットショップを開業するうえで必要なことについて順を追って説明します。
ネットショップ開業に必要なこと①出店方法の決定
ネットショップ開業を決めたら、まずは出店方法を決定します。「ショッピングモール」「独自店舗」のどちらかですが、どちらもメリット・デメリットがあるため、販売する商品、認知度などをしっかりと検討したうえで選択しましょう。
独自店舗であっても、レンタルショッピングカートやインスタントECを活用すれば、開業コストは抑えられます。ショッピングモールの認知度、信頼度を必要としないのであれば、独自店舗でもコストをかけずに開業は可能です。
出店方法を決めたら、次は構築方法を決定します。前項で挙げた方法を参照いただき、自社にもっとも適した方法を選択しましょう。
ネットショップ開業に必要なこと②機材や資材の準備
出店方法、構築方法が決まったら、開業に必要なものを準備します。ここでは、IT関連と実務関連に分け、それぞれで必要なものを見ていきましょう。なお通信環境はすでに整備されていることを前提としています。
IT関連
IT関連で必要なものは次のとおりです。
・サーバー
クラウド環境でネットショップが構築できる場合であっても、顧客管理や商品管理でサーバーが必要になる場合もあります。すでにある場合を除き、自社内でサーバーを構築するもしくはレンタルサーバーの契約をしておきましょう。
・ドメイン
ネットショップのURLが必要になります。レンタルサーバーの契約を行う際、同時にドメインの取得が可能です。ドメイン専門会社を通じて取得することもできます。また、同時にネットショップ用のメールアドレスも取得しておきましょう。
・各種契約
ショッピングモールで出店する場合、ショッピングモールとの契約が必要になります。レンタルショッピングカートやインスタントECを使う場合も、それぞれの事業者と契約を行いアカウントの取得をしましょう。
・パソコン、プリンター
ネットショップの運用管理をするためのパソコンも必要です。また、配送伝票や納品書を印刷するためのプリンターも用意しておきましょう。
・カメラ・ビデオカメラと画像・動画編集ツール
商品画像・動画を撮影した際に編集をするためのツールです。ネットショップは対面販売ができない分、テキストや画像、動画で商品の魅力を伝えなければなりません。そのうえで画像・動画編集は売上を伸ばすためには必須のツールといえるでしょう。
実務関連
次に実務関連で必要となるものを説明します。
・梱包資材
商品を配送するために必要な梱包資材を準備します。「段ボール」「ガムテープ・紙テープ」「緩衝材」「カッター」「ハサミ」などが必要です。
・梱包スペース
購入された商品を発送する際、倉庫や工場の空きスペースがあれば問題ありませんが、オフィスから商品を発送する場合は、梱包作業を行うためのスペースを確保しておく必要があります。梱包資材を置く場所も兼ねるため、商品にもよりますが広さは余裕を持って確保しておきましょう。また、商品を保管しておく場所がなければ、それも併せて考えておかなければなりません。
ネットショップ開業に必要なこと③販促・集客のための準備
ネットショップは開業しただけでは顧客はやってきてくれません。そこで、ネットショップ開業準備の一つとして、販促・集客のための準備もしておきましょう。
具体的には、「TwitterやFacebook、LINEなどのアカウント取得」「ブログの開設」「顧客にとって有益なコンテンツ記事の制作」「Web広告の契約」などがあげられます。
特に近年、顧客とのコミュニケーション手段としてSNSアカウントの取得はぜひやっておきましょう。おすすめはLINEの公式アカウント取得です。利用ユーザーが多いうえ、年齢層も幅広いため、自社商品のターゲットがいる可能性が高く、認知度向上や集客に大きな効果が期待できます。
ネットショップ開業で成果を上げるポイントは効率化にあり
ネットショップ運用は基本的に非常に手間がかかる作業が多いため、成果を上げるにはいかに効率的に行えるかがポイントです。すべてを効率化するわけではなく、効率化できる部分はできる限り効率化し、手間をかけるべき箇所には十分に手間をかける。その使いわけが重要となります。
効率化のポイントはいくつかありますが、そのなかでもおすすめはSNSを使ったコミュニケーションの効率化です。例えば、LINEを使ったコミュニケーションで、基本的な質問や問い合わせの回答はチャットボットを使い、それ以外は手間をかけたコミュニケーションを行います。これにより、迅速かつ丁寧なコミュニケーションが実現するでしょう。
そこでおすすめなのがLINEの公式アカウントと連動可能で、「自動会話Botプログラムを使った自動接客」「自動販促通知」などLINEからネットショップへの誘導に大きく貢献するDMMチャットブーストです。
これからネットショップ開業を検討しているのであれば、業務効率化実現のツールとして導入の検討をされてみてはいかがでしょう。
DMMチャットブーストではネットショップのおすすめ制作ツールに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。