ネットショップで売れるものって、どんな商品だろう?
ネットショップを開業するけど、売れる商材を見つけたい!
これからネットショップの運営を始める方、すでに始めているが売上が伸び悩んでいる方はそう思うことがありませんか。
ネットショップを開くためのはじめのステップとして「商品選定」があります。
ネットショップで売上を伸ばすためにはこの「商品選定」が非常に重要です。
実店舗とは違い直接顧客に販売を促すことができないネットショップです。ユーザーにとって魅力的な商品でなければなかなか売上を伸ばすことが難しいです。
では、ネットショップで売れるものとはなんでしょうか。
この記事では、ネットショップで売れるものをカテゴリ別で紹介します。
また売れる商品の見つけ方や販売方法も解説しているため、ネットショップ開店の参考にしてください。
DMMチャットブーストではネットショップ運営に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
ネットショップで売れるもののカテゴリーは?
ネットショップで売れる商品にはどのようなものがあるのでしょうか。
カテゴリー別にネットショップで売れるものと、販売する際の注意点について詳しく解説していきます。
ネットショップで売れるもの①生活必需品
ネットショップで売れるものとして「生活必需品」があります。
その中でも、消耗品はネットショップでもよく売れる商品として上がっています。実店舗よりもネットショップが利用される理由として、まとめ買いが可能で、数量をまとめ買いすることでお得に買い物ができるメリットがあるためです。
ネットショップで売れる生活必需品の例
・ティッシュ、トイレットペーパー
・洗剤、柔軟剤
・石鹸、シャンプー、コンディショナー
・消臭スプレー
・アルコール
・ベビー用品
・ペット用品
・歯磨き粉 など
ネットショップで消耗品を販売する際には、「まとめ買い」「定期購入」ができるような環境を作っておくとさらなる販促につなげることができます。消耗品を購入するユーザーの行動を分析して快適にショッピングができる環境を整えるようにしましょう。
また、生活用品の販売に限らず注意したいのが「販売許可」有無です。
「化粧品」「ペット用品」「医療品」などは、販売するECプラットフォームへ販売許可申請が必要な商品が存在します。
販売許可の有無は、ショップを出店するECプラットフォームによって規定があるので、必ず事前に確認しておくようにしましょう。
ネットショップで売れるもの②低価格で売れる商品
商品の価格が低価格でまとめ買いできる商品も、売れる商品として販売できるカテゴリーの1つです。
実店舗よりも安く購入できることは消費者にとっても大変魅力的です。
ネットショップは実店舗よりも家賃や人件費を抑えることができるため、商品も低価格で提供することができます。
・業務用品
・雑貨
・衣料品
・書籍など中古品
・お酒 など
お酒などをネットショップで販売する際には、「一般酒類小売業販売免許」か「通信販売酒類小売業免許」が必要となり、20歳未満の人は購入できない旨を必ず明記する必要があります。また、書籍などの中古品を販売する際には、「古物商許可」が必要です。
このように、商品によっては販売免許が必要となるものもあるので、必ず販売資格が必要となる商品であるかを確認するようにしましょう。
ネットショップで売れるもの③運びにくい商品
ネットショップで売れる商品には、運びにくい商品も含まれています。
実店舗では、以下のような商品を購入したら、重量があるものでも自ら自宅まで運ばなければなりません。
しかし、ネットショップを活用すれば、自分で運ぶ必要がなく、直接自宅まで配達してくれるため、運びにくいモノに関してはネットショップを利用する人も少なくありません。
・飲料
・お米
・家具
・大型家電
・寝具 など
家電や家具など大型で運びにくいものは、ある程度重さや体積があるため、配送に注意をしたほうが良いでしょう。
配送業者によっては大型商品の配送を請負っていない場合もあります。
大型商品を取り扱う場合には、配送条件などをしっかり整理した上で、業者の選定も非常に重要であると言えます。
ネットショップで売れるもの④地域の特産物
ネットショップで売れる商品には地方の特産物もあります。ネットショップは全国どこでもショッピングが可能です。つまり、消費者はネットショップを通じ、全国の特産品やオリジナル商品をどこでもお取り寄せすることができるようになりました。
実際に、ネットショップを通じて地域の特産物を購入している人も少なくないのです。
・スイーツ
・野菜
・果物
・海産物
・地域限定グッズ など
特産物は、スイーツや海産物など冷蔵が必要な商品も多いです。そのため、配送方法が冷蔵・冷凍などに対応しておく必要があります。
配送業者によって冷凍・冷蔵発送を対応していない業者もあるので、配送手段の確立も必要であることを覚えておきましょう。
ネットショップで売れるもの⑤オリジナリティのある商品
ネットショップでしか購入できない商品も売れる商品の1つです。
オリジナリティのある商品は、他ショップとの差別化をする観点でも非常に有効で、消費者も独自性、希少商品などに価値を感じる人もいるため、ネットショップで売れやすいとされています。
・自社オリジナル商品
・ハンドメイド商品
・駆け出しデザイナーの商品
・輸入商品 など
国内にない輸入商品を販売したいネットショップもあるでしょう。
輸入商品に関して注意したいのが「関税」です。輸入元の国や商品によってかかる関税が異なります。
例えば、衣料品、アクセサリーを輸入すると、「関税」「消費税」がかかりますが、家電、化粧品などを輸入する際には「関税」はかかりません。
このように「関税」がかかる範囲は細かく規定が設けられているため、輸入商品を販売する際には、税関の「主な商品の関税率の目安」を確認するようにしましょう。
参照:主な商品の関税率の目安
ネットショップで売れるもの⑥ギフト用商品
お歳暮やお中元、記念日やお誕生日などに送るギフト用商品もネットショップでよく売れるものの1つです。
ネットショップから直接相手に配送ができるため、購入者の負担も減ることが人気の秘密とも言えます。
商品を大量に購入し、多方面に送らなければならない場合でもネットショップを利用すれば手間も軽減できます。
・花束などのフラワーギフト
・食器
・タオル
・インテリア用品
・お菓子の詰め合わせ
・シーズンアイテム(クリスマス、バレンタイン)など
ギフト用商品を取り扱う際には、ラッピングやのし掛けなどの対応を忘れないようにしましょう。
また、シーズンごとのイベントに合わせたギフト商品などを販売することで売上に大きく貢献できます。
ネットショップで売れるもの⑦店頭で購入しづらい商品
実店舗で人と顔を合わせずに購入できる商品などもネットショップで需要があります。プライベートな商品を購入する際、ネットショップを利用すれば店員と顔を合わせず、段ボールに梱包され誰にも見られることなく購入できます。
・ダイエット商品
・下着
・生理用品
・趣味に関わるアイテム など
ダイエット商品、サプリメントなど「食品表示法」に基づいた情報を提供する必要があります。
原材料や内容量、販売元などしっかり明記するようにしましょう。
また、「景品表示法」や「医薬品医療機器等法」で定められているように、ダイエット商品やサプリメントの健康の効果を表示することは法律で禁止されています。これらを厳守しなければ法律違反となるので注意しましょう。
ネットショップで売れるもの⑧コレクターズアイテム
一般的な店舗で販売していない、コレクターやマニアの心に刺さる商品はネットショップで売れやすい商品の1つです。
コレクターグッズが売れる理由には、他ショップには取扱がなく競合が少ないという点もあります。
レア商品を販売すれば、その分ショップの評価をあげることにもつなげることができるでしょう。
・キャラクターグッズ
・アニメグッズ
・アイドルグッズ
・電車グッズ
・廃盤、絶版商品
・数量限定商品
・アンティーク商品 など
日本のアニメグッズやキャラクターグッズは海外でも人気があるため、海外でもニーズが高く、海外発送の可能性もあります。
その際は、「禁制品」や「関税」に関しても忘れてはいけません。
商品を海外に送る際に、国によっては、国境をまたいだ配送ができないものがあります。
例えば、「アルコール濃度を24%超えるもの」や「香水」「モバイルバッテリー」などです。
また、商品によっては「関税」の対象となるものもあります。それらが発生することを念頭に入れ商品を販売するようにしましょう。
DMMチャットブーストではネットショップのランキングに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
ネットショップで売れるもの商品の見つけ方
ネットショップでは、「売れる商品」を販売していくことが重要ですなことがわかりました。
では、実際に「売れる商品」を見つければ良いのでしょうか。売れる商品を見つける3つの方法をご紹介します。
ネットショップで売れるものの見つけ方①売れ筋ランキングを参考にする
ネットショップで売れるものを見つける方法、1つ目は、雑誌やネット、各販売プラットフォームの売上ランキングなどを参考にする方法です。するのも売れる商品を見つける方法を紹介しますの1つです。
売れ筋ランキングは、今ユーザーに需要が高い商品がランキング形式でわかるツールでもあります。売上ランキングは「地域別」「カテゴリ別」などがあり、自社の目的に合わせたランキングを参考にする必要があります。
それらを参考にして売れる見込みを打算していきますが、「売れる商品」であればあるほど、ライバル店舗も多くなるので、価格競争も発生する可能性があることを充分念頭に入れておくようにしましょう。
また、Amazonの拡張機能「Keepa」を利用すると売上ランキングに合わせ、商品価格の推移をグラフで見ることができます。
このKeepaを利用すれば販売個数(需要)や販売価格の相場なども参考にできるため、「売れる商品」を分析することも可能です。
引用:keepa.com
ネットショップで売れるものの見つけ方②検索ワードを分析する
「売れる商品」を見つける方法として、「セラースプライト」を使う方法もあります。
セラーキーワードスプライトとは、Amazonで購入者が検索しているワードの検索数、商品の販売数、評価数や価格の推移などを調べることができるWEBサービス機能です。
実際にAmazonでどのような商品が検索されていて、購入者が何を求めているのかをデータを通じ知ることができます。
Amazon内でのキーワードと限定されていますが、利用者数トップを誇るECモール。非常に参考になる情報が入手できるでしょう。
試用版があるので、試しにキーワードを調べてみると、売れる商品探しのヒントが得られるかもしれません。
ネットショップで売れるものの見つけ方③オークションを参考にする
オークションサイトでの落札商品や金額を参考にするのも「売れる商品」を見つけることができます。
出品者が提示した金額よりも落札金額が高ければ、それだけその商品にニーズがあることがわかります。
オークションの相場を検索できるサイト「オークファン」を活用すると、商品の相場や入札数を調べることができるだけでなく、過去10年の相場を閲覧することも可能です。
引用:aucfan.com
ネットショップで売れるものの見つけ方④セラーリサーチを行う
「売れる商品」を見つけるには、セラーリサーチをするのも良いでしょう。
セラーリサーチとは、「商品」でなく「出品者(セラー)」を検索して分析していく手法を言います。
つまり、ECモールで評価の高い売れている「出品者(セラー)」が出品している商品を参考にして、「売れる商品」を見つけていくわけです。このセラーリサーチでは、売れ筋商品を把握するだけでなく、ライバル店舗の動向も見ることができ、価格競争の対策を取ることができます。
実際にAmazonでのセラーリサーチを行う手順をご紹介します。
・Amazonで特定の商品を検索
・商品ページから「相乗り出品」している出品者一覧を表示
・評価の良いセラーページに移動
・セラーの出品商品一覧を表示
この方法で成功しているセラーがどのような商品を出品しているかを知ることができます。
ネットショップは売れるものを選ぼう!商品選定が鍵
ネットショップで商品を販売していくためには、商品選定が欠かせません。
「売れる商品」を販売することが大切な理由を詳しく解説していきます。
売れるものを選ぶべき理由①需要が高い
商品の販売個数が月1,000個以上の「売れる商品」は、ユーザーからの需要が高いものが多いです。
需要が高いということは、新規ユーザーも獲得しやすく、注目もされやすい商品ということ。
売上に直接つながるため、需要が高い「売れる商品」を販売していくことは非常に重要なのです。需要が高い商品を売り出していけば、キャッシュフローも良くなり、広告宣伝やWebページのクオリティ改善などにも費用を回せ、
より集客に繋げていくことも可能です。
売れるものを選ぶべき理由②在庫回転率が高くなる
「売れる商品」を販売するということは、在庫を維持する必要がなく在庫管理の負担も軽減できます。
「売れない商品」を販売してしまうと、いつまでも在庫として商品が残り、それを維持していかなければなりません。
逆に「売れる商品」を販売していくということは、一定期間在庫が入れ替わっていくため「在庫回転率」が上昇します。
これを上昇させることで、在庫を保管する倉庫の固定資産税や光熱費、在庫管理にかかる人員負担やコスト負担、廃棄処分にかかる処理費用などが軽減できます。
需要の高い商品が売れないときの対処法
売れる商品を販売したとしても、売れないという悩みを抱えるショップオーナーも少なくありません。
需要が高く売れる商品なのになぜ売れないのでしょうか。
その理由は、販売の仕方が誤っているからです。需要の高い商品が売れないときは、以下の4つのポイントで見直しを行い、販売方法を改善するようにしましょう。
価格の見直し
需要の高い商品が売れない理由には、価格が適切でないことに原因があります。
価格は高く設定してしまうと他の店舗と比較して安い方に流れてしまう可能性が予想され、逆に低くしてしまうと「この商品は大丈夫なのか?」を疑惑を向けられ購入に至らないこともあります。そのため、価格は適切な価格設定にする方が売れやすいと言えます。
価格の見直し方は、以下2つの方法で見直しすることができます。
・競合を参考に価格を見直す
・需要傾向から価格を見直す
競合ショップなどの情報を元に、類似商品が市場でどのくらいの価格で販売されているかを把握し、そこから価格を見直すのも良いでしょう。平均的な価格を知り、同等にするべきか、高値にするか、安値にするかは販売前略に基づいて設定するようにしましょう。
また、市場のトレンドと顧客ニーズによって価格を変動させていくのも価格見直しのコツでもあります。
例えば、イベントシーズンなど売上が見込める時期には値上げをする、ブラックマンデーやバーゲンセールでは値下げするなどタイミングをみて価格設定を見直すのも効果的です。
SEOの見直し
需要がある商品が売れない理由として、集客ができていない点があげられます。それを解消するためにSEO対策の見直しが必要です。そもそも、ネットショップでSEO対策で検索エンジンの上位を取るのは難易度がかなり高くなります。
そのため、コンテンツSEOなどを導入しているショップもありますがEATが重視される傾向にあるため、ノウハウがないと難しいのが現状です。SEO対策では指名検索で、ショップ名や商品名が目に留まるような対策をするのが良いでしょう。
広告の見直し
需要がある商品が売れない理由として、適切なターゲットへ広告宣伝ができていない可能性もあります。
ターゲットへの訴求がうまくいかないと感じたらSNS広告にも注目すると良いでしょう。
SNS広告はTwitterやInstagramなどに掲載される広告のことです。なかでもInstagramに掲載される広告(Facebook広告)は、ターゲットの年齢や性別、居住エリアなどの情報だけでなく、ユーザーの関心などのターゲティングができるようになっています。
このように細かいターゲティングを行うことで、よりターゲットとなるユーザーに訴求していくことができます。
SNS運用の見直し
ターゲットとなるユーザーに情報を届けていられないことも原因の1つです。商品の情報をSNSで知った!という人も多く、SNSは今や情報発信のために欠かせないツール。
そのため、積極的な情報発信を行っているショップも多いでしょう。
SNSの運用で重要なのが、フォロワーを増やすことです。
フォロワーが増えれば、お店の商品情報をユーザーへすぐに届けることができ商品の訴求につなげること、顧客維持をしていくことも期待できます。
フォロワーを増やしていくために有効なのがInstagramです。
Instagramは、写真でユーザーの心を掴み、自社のショップ、もしくは商品ページに誘導することができます。
需要の高い商品は注目度も高く、SNSで拡散される可能性もあり、集客には非常に有効です。SNSは効果がすぐに発揮されるわけではないので、継続的な運用を心がけましょう。
ネットショップで売れるものの見つけ方を極めよう
ネットショップで売れる商品の見つけ方についてご紹介してきました。
消費者からの需要が高い商品を見つけて販売していくことで売上に大きく貢献していくことができますが、それだけでは不十分です。
需要が高い商品は、市場も活発でライバルも多いことを忘れてはいけません。そのため、消費者行動をしっかりと把握し、価格や集客方法を見直していくことも大切なのです。他社に差をつけるためにも、実店舗と変わらないサービスを提供するもの良いでしょう。
DMMチャットブーストでは、チャットボットを利用すれば顧客の疑問を即座に解決、ターゲットに商品を訴求するなど商品購入の後押しをしていくことができます。ぜひ、この機会にDMMチャットブーストもご検討ください。
DMMチャットブーストではネットショップ開設に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。