「ネットショップを開設するのにおすすめのツールが知りたい」
「初心者でも十分に活用できるのか」
このようなことが気になる方も多いのではないでしょうか。
ネットショップを利用する人や企業も増え、現在ではさまざまなサービスが登場しています。
今回の記事では、ネットショップの開設を検討している人やその基本を理解したい人に向けて、おすすめのネットショップのサービスを紹介します。
「ネットショップとは何か?」という基本的なところから、ネットショップの機能の拡張まで、幅広いトピックに触れていきます。ぜひ最後までチェックしてみてください。
DMMチャットブーストではネットショップの開業に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
ネットショップの特徴|おすすめな理由とは
それではまず初めに、ネットショップの特徴について確認していきます。
ネットショップの概要から、その開設方法、それぞれの方法のメリット・デメリットなどを見ていきましょう。
ネットショップがなぜおすすめなのか?
ネットショップとは、簡潔に言うと、オンライン上で商品を販売するためのショップです。
通常であれば、店舗を建設したりテナントに入ることによって、ショップを構えることになります。
しかしネットショップであれば、オンライン上に自分の(自社の)お店を持つことができます。
オンライン上に自分のお店を持つ場合、単に商品を販売するだけではなく、マーケティングや在庫管理など様々な機能が必要になってきます。しかし、こうした仕組みを一から作り上げていくのは大変です。ネットショップに詳しい人材を用意する必要がありますし、外注するのであれば高額な費用がかかることになります。
そこで最近では、ネットショップの機能をあらかじめ備えたシステムを元に、ネットショップを開設するという方法が増えています。
ネットショップの仕組みを一から構築する必要がなく、なおかつ上質なテンプレートが沢山あるため、デザイン性に優れているというメリットもあります。こうしたシステムをECプラットフォームと呼びます。
ネットショップ開設には2種類ある
ネットショップの開設には、大きく分けてショッピングモール(モール型EC)とショッピングカート(自社EC)の2種類があります。
現在主流になってきているのは、ショッピングカート(自社EC)の方です。
ショッピングモール(モール型EC)
ショッピングモール(モール型EC)は、インターネット上のショッピングモールに出店し、自分のお店を開設する方法です。
イメージとして分かりやすいのはAmazonでしょう。
引用:amazon.co.jp
Amazonで取り扱われている商品の中には、Amazon's Choiseのような自社製品もあれば、Amazon以外の出品者が出品した商品もあります。Amazon以外の出品者は、Amazonというモールに自分の店舗を持っており、そこで商品の販売を行っているのです。
このようにAmazonのような巨大なモールに出品する方法を、ショッピングモールと呼びます。
ショッピングモールという方法のメリットとしては、
- モール自体の知名度が高いため集客の必要がない
- 知名度が高いことに伴い信頼性が高いため、購入のハードルが下がる
- あくまでモールの一部分であるため、ブランディングを行うことが難しい
- モールの都合によって利益が減ってしまうこともある
- 広告費などのコスト負担が大きい
- ひとつのモールに沢山の店舗がひしめくことになるため、価格競争を強いられる
などがあります。
名前の知られているモールに出店するという安心感はあるものの、それによって様々なデメリットが付随することになります。
ショッピングカート(自社EC)
ショッピングカート(自社EC)は、独自ドメインを取得して、自社のネットショップを開業する方法です。
モールに出店するケースと異なり、自分(自社)独自の店舗となるため、モールの都合に振り回されることがなくなります。
ショッピングカートのメリットとしては、
- モールの影響を受けずに店舗を運営することができる
- ブランディングを行うことができる(リピーターを獲得しやすい)
- デザインの自由度が高い
- 出店料や手数料を抑えることができる(利益率が高い)
などが挙げられるでしょう。
最近では、ECプラットフォームも発達しており、資金力がない企業や個人事業主でも気軽にネットショップを開設できるようになりました。
一方で、ショッピングカート(自社EC)のデメリットとしては、
- 集客を自分で行わなければならない
- 知名度がない状態から店舗を立ち上げるため結果が出るまでに時間が必要
- 明確なビジョンを持ってネットショップを運営しなければならない
などがあります。
【モール型EC】ネットショップがおすすめのケース
モール型ECの方が向いているケースとしては、
- 簡単に出店したい
- 集客を自分でやりたくない
- デザインを考えたりする手間がない
- ニッチな商品を販売する
の4点が挙げられます。
モール型であれば、集客はモール側が行ってくれるので、商品の出品や販売に集中することができます。
事業を始めたばかりであり、世間的な認知が全くない状態でも、ある程度の売り上げを記録することができます。
自分(自社)の売っている商品や、ビジネス展開のビジョンなどを確認した上で、開設方法を選ぶようにしましょう。
【自社EC】ネットショップがおすすめのケース
自社ECの方が向いているケースとしては、
- 自分でしっかりとブランディングを行いたい
- 自分(自社)のネットショップを大きく育てたい
- 利益率を高くしたい
の3点が挙げられます。
モール型と異なり、デザインの自由度が高いため、独自のブランディングを行うためには自社ECが適しているでしょう。
もちろんショッピングモール(モール型EC)とショッピングカート(自社EC)を併用するのも良いでしょう。
また、事業を始めたばかりの時はモール型を利用し、ある程度規模が大きくなってきたら自社ECに移行するというのも、ネットショップの運用ではよく見られるケースです。
DMMチャットブーストではネットショップの仕入に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
ネットショップ(ASP型)おすすめ9選
次におすすめのネットショップサービスを9つご紹介します。それぞれのショップの特徴と、長所・短所、費用感などをまとめていきます。自分(自社)の求めるネットショップの方向性を確認し、それに合ったネットショップサービスを選ぶようにしましょう。
なお、今回ご紹介するネットショップサービスは、すべてASP型のものになります。
BASE
引用:thebase.in
BASEは国内でも人気の高いネットショップサービスです。
特徴的なのは料金プランであり、無料のプランが1種類だけというシンプルな設定になっています。初期費用・月額費用がともに無料であり、常時SLL化でセキュリティ面でも安心して利用できます。
ネットショップを開設する場合、初期費用を抑えることが重要であるのは言うまでもありません。誰でも簡単にネットショップを開設できるというサービスであり、2021年5月時点で140万ショップを超える開設数を誇っています。
「無料だから機能性が低いのでは?」と心配する方も多いかもしれませんが、常時SLL化を含め、クーポン発行やレビューなど様々な機能がついています。「とにかくコストをかけずにネットショップを開設したい」という人におすすめでしょう。
BASEのデメリットとして注意しておきたいのは、決済手数料が高く設定されているという点です。
2021年9月現在、
- 決済手数料が3.6%+40円(送料にもかかる)
- サービス利用料3%
となっており、ネットショップという業界の中でも高めに設定されています。
BASEの特徴をまとめると以下の表になります。
長所 | 初期費用と月額費用が無料 |
短所 | 決済手数料やサービス利用料が高いため利益率が相対的に低くなる |
費用感 | 初期費用と月額費用が無料 |
STORES
引用:stores.jp
STORESも、国内で人気の高いネットショップサービスとなっています。
初期費用は無料なので、初心者でもネットショップの開設がしやすくなっています。
料金体系としては、フリープランとスタンダードプランの2種類であり、フリープランであれば月額費用は無料になります。
STORESのフリープランは、決済手数料が5%であるため、BASEに比べて利益率が高くなるというメリットがあります。
しかしフリープランの場合、独自ドメインを使用することができず、アクセス解析をすることもできません。
アクセス解析は、ショップの改善に重要な役割を果たす機能です。そのためフリープランではなく、スタンダードプランを利用するのが望ましいでしょう。
スタンダードプランの場合、月額費用は2,178円になります。
フリープランとは違いランニングコストがかかってしまうものの、機能が充実しており、決済手数料も3.6%に下がります。
コストパフォーマンスと利益率を両立したいと考えている人は、STORESを利用するのがおすすめです。
STORESの特徴をまとめると以下の表になります。
長所 | 簡単に始めることができ、コスパと利益率のバランスが良い |
短所 | カスタマイズ性があまり高くないため、細かな点を作り込むことが難しい |
費用感 | 初期費用無料。月額費用は2,178円(スタンダードプランの場合 |
イージーマイショップ
イージーマイショップは、愛知県の株式会社システムリサーチによって運営されているサービスです。
- 無料版:初期費用・月額費用無料
- スタンダード:初期費用3,300円・月額費用2,970円
- プロフェッショナル:初期費用3,300円・月額費用5,940円
- カートプラン:初期使用3,300円・月額費用1,980円
の4つの料金体系で構成されています。無料版の場合、初期費用と月額利用料なしで利用することができます。
しかしフリープランの場合は、データ記録容量が0.1GBになってしまったり、お問い合わせ管理や再販リクエスト受付など一部機能に制限がつくことになります。
イージーマイショップの強みとしては、
- Yahoo!ショッピングへの連携オプションがある
- 商品画像を綺麗に仕上げてくれる「キレイ登録」
- 高解像度の画像を細部まで見られる「オートZOOM」
などがあります。
イージーショップの特徴をまとめると以下の表になります。
長所 | 料金体系が4つあり、自分に合ったものを選べる |
短所 | 無料版以外は初期費用3,300円がかかる |
費用感 | 初期費用3,300円(無料版以外)、月額利用料0円〜5,940円 |
ショップサーブ
ショップサーブは、業界の中でも老舗に位置づけられるネットショップサービスです。
特にサポートに優れており、ショップに対して専任の担当者が付くなど、初めてのネットショップ運営でも安心できる環境が整っています。
ショップサーブには、
- パブリック
- ベーシック
- プライム
- プレミアム
の4つの料金体系があります。
ここまで紹介してきたサービスとは異なり、無料プランは存在しません。またどのプランでも開通料が15,000円(税抜)かかるため、「コストを抑えてネットショップを開設したい」という人にはあまり向いていないと言えるでしょう。
しかし高いコストがかかることもあり、機能性やショップとしてのクオリティは非常に高いものを持っています。
特に管理画面の操作感の軽さは高く評価されており、業界随一という声もあります。
多少コストはかかるものの、本格的なネットショップを開設したいという人に向いているでしょう。
ショップサーブの特徴をまとめると以下の表になります。
長所 | 機能面に優れており本格的なネットショップが構築できる |
短所 | 初期費用が15,000円(税抜)かかるなどコストが大きい |
費用感 | 初期費用1,5000円(税抜)、月額利用料11,400円〜50,000円(税抜) |
MakeShop
引用:makeshop.jp
MakeShopは導入実績が1万店舗を超えており、国内ASP業界でも高い評価を受けているネットショップサービスです。
プレミアムプランとエンタープライズの2つの料金体系があります。
MakeShopは、高い初期費用や月額費用がかかる代わりに、様々な機能を利用することができます。
しかしセキュリティのために必須となる常時SLL化や、画像を大量に利用するためのギガプラス10は、オプションとして追加する必要があります。
MakeShopの一番の強みは、高いコストがかかる代わりに、自分(自社)の理想に近いショップを構築できることです。
「コストがかかっても問題なく、とにかく良いショップを作りたい」という人に向いていると言えるでしょう。
ただしコストが気になる場合は、他のサービスを利用するか、コストに見合った成果が得られるかどうかをあらかじめ確認しましょう。コストを初期費用のかかるネットショップサービス全般に言えることではありますが、費用対効果をしっかりと想定しておくことは非常に重要です。
MakeShopの特徴をまとめると以下の表になります。
長所 | 機能性に優れており理想とするショップを構築しやすい |
短所 | 業界の中でもかなり高いコストがかかる |
費用感 | 初期費用11,000円(プレミアム)、110,000円〜(エンタープライズ)。月額費用11,000(プレミアム)、55,000円〜(エンタープライズ) |
カラーミーショップ
引用:shop-pro.jp
カラーミーショップは、国内最大級のネットショップサービスです。
当初は有料プランのみを展開していましたが、2021年5月に月額利用料がかからないプランを開始しています。
料金体系としては、
- フリー
- エコノミー
- レギュラー
- ラージ
の4種類があります。
フリープランは初期費用・月額費用ともに無料ですが、ディスク容量やフリーページの数、アクセス解析の機能などが制限されるため注意が必要です。
カラーミーショップのメリットとしては、月額費用が安く抑えられていることと、販売手数料が無料であることです。
さらに決済手数料も業界の中では割安なので、ショップの売り上げ規模が大きくなったとしても、コストを抑えることが可能になっています。
アプリの追加も行うことができるため、オリジナリティの高いネットショップを構築していくことができます。
カラーミーショップの特徴をまとめると以下の表になります。
長所 | コストをかけずにネットショップを運営できる |
短所 | フリープラン以外は初期費用と月額費用がかかる |
費用感 | 初期費用3,300円(フリープラン以外)、月額費用1,100円〜7,945円(3ヶ月契約の場合) |
Shopify
引用:shopify.jp
Shopifyはカナダ発のネットショップサービスであり、世界最大級の規模を誇っています。
2017年あたりから日本にも進出し、国内での知名度も上がってきています。
Shopifyの料金体系は、
- ベーシック
- スタンダード
- プレミアム
- プラス
の4種類があります。
プラスは大企業や取引数の多いショップ向けのプランであり、基本的にはスタンダードかプレミアムから選択することになります。なお、どのプランを選択したとしても、初期費用は無料になります。Shopifyについては、後ほど詳しく取り扱います。
Shopifyの特徴をまとめると以下の表になります。
長所 | 本格的なネットショップを低コストで構築することができる |
短所 | 国内サービスではないため所々英語の理解が必要になる |
費用感 | 初期費用無料、月額費用29$〜299$(おおよそ3,190円〜32,890円)、プラスプランの月額費用は2,000$〜(おおよそ220,000円〜) |
Bカート
引用:bcart.jp
Bカートは、BtoBに特化したネットショップサービスになります。
数十万の事業者が利用しており、BtoBのサービスとしては国内屈指の人気を誇っています。
料金プランは、
- ライト
- プラン10
- プラン30
- プラン50
- プラン100
- プラン300
の6種類があり、さらに上のプランとしてエンタープライズプランが用意されています。
初期費用は80,000円(全プラン共通)がかかり、プランに合わせて月額料金がかかってきます。
Bカートの強みは、在庫連動や後払い決済など多数のサービスと連携しているので、業務の効率化がしやすいことです。
BtoBに必要な機能がすべて揃っているので、カスタマイズの必要がないのも魅力の1つでしょう。
Bカートの特徴をまとめると以下の表になります。
長所 | BtoB事業に特化しており必要な機能が揃っている |
短所 | コストが高いため個人には向いていない |
費用感 | 初期費用80,000円、月額費用9,800円〜7,9800円 |
BeeTrade
BeeTradeも、Bカートと同じくBtoBに特化したネットショップサービスです。
運営母体である株式会社アピリッツがEC事業を長く行っていることもあり、ネットショップ全体に強く、サポート体制が充実しています。ネットショップ運営が初めてであり、BtoBに特化することを考えている場合は、こちらのサービスがおすすめです。
BeeTradeの強みとしては、
- 取引先別の掛け率を設定
- 商品別や商談別の個別割引
- 公開範囲の設定により取引先限定のECサイトを設定できる
- 決済管理の徹底により未回収リスクの軽減
- 初めての方でも安心な構築パッケージ
- 様々なサービスとの連携
が挙げられます。また機能も充実しており、
- ショッピングカートや品番注文、サプライヤー情報設定などの各種基本機能
- 取引情報サマリー、アカウント情報サマリーなどの管理機能
- マルチデバイス対応、お気に入り商品などの集客力・送客力向上機能
が備わっています。各機能が充実しているとともに、オプションによって様々なサポートを受けることもできます。BeeTradeの特徴をまとめると以下の表になります。
長所 | サポート体制が充実しており初めての方でも安心して利用できる |
短所 | 月額費用や各種オプションの料金が比較的高い |
費用感 | 開店設定代行200,000〜、月額費用40,000〜(ショップの規模に合わせた提案がなされます) |
本格的なネットショップを低コストで運営したいならShopifyがおすすめ
ここまで様々なネットショップサービスを確認し、それぞれに長所と短所があることを確認していきました。ネットショップサービスに求めるものは、もちろん人によって違うかもしれませんが、「本格的なネットショップを低コストで運営したい」と考えている方は多いでしょう。
こちらの項目では、先ほどもご紹介したShopifyを取り上げ、その魅力を深掘りしていきます。
今最も勢いのあるサービスの1つ
引用:shopify.jp
Shopifyは、カナダ発のネットショップ作成サービスです。ビジネスを始めるところから、事業拡大するところまで、1つのプラットフォームで完結させることができます。
初期費用はかからないため、誰でも気軽にネットショップを始めることができます。170万以上の店舗が使用しており、2021年現在、世界で最も勢いのあるサービスの1つと言えるでしょう。
SNSや大手モール型ECとの連携も気軽に行うことができ、POS管理やセキュリティ対策、SEOなど幅広い機能を利用することができます。カスタマイズ性も非常に高いため、自分(自社)独自のネットショップを作り出すこともできます。
集客性が高い
引用:shopify.jp
Shopifyの強みは、自社ECであるのにもかかわらず、高い集客性を持っていることです。
ShopifyはSNSと連携させることが可能であり、SNS経由で集客をすることができます。ネットショップサービスによっては、SNSと連携させることが大変だったり、そもそも連携できないサービスも多くあります。SNS連携の手軽さ、そしてそれによる集客性の高さは、特筆すべき点の1つでしょう。
ブランディングもできる
自社ECのメリットとして、ブランディングができるということが挙げられます。Shopifyもその例に漏れず、クオリティの高いテンプレートが多数用意されており、独自のショップを作り上げることができます。
特に現代では、ネットショップのデザイン性が重要になっており、独自性のあるデザインが求められています。部分的にHTML/CSSで編集をすることもできるので、オリジナリティの高いネットショップを構築でき、ブランディングに役立てることができます。
適切なブランディングをすることができれば、ネットショップ運営の要となる「リピーター」を育てることができます。
ブランディングによってリピーターを育成し、リピーターによって売り上げを伸ばすというのが、ネットショップの1つの理想型です。
ネットショップサービスを選ぶためのポイント
次にネットショップサービスを選ぶためのポイントについて見ていきましょう。
ネットショップサービスを適当に選んでしまうと、後で痛い目に遭ってしまうことも多くあります。サービス選定のポイントを今一度確認していきましょう。
ネットショップサービスを選ぶためのポイント1|費用対効果を事前に想定しておく
ネットショップサービスを選ぶ前に、費用対効果を事前に想定しておくようにしましょう。
特に初めてネットショップを開設する時は、いかに初期費用を抑えられるかが重要になってきます。ネットショップに関する成功体験がなかったり、ノウハウが蓄積されていない場合、売り上げがどれだけ上がるのかを予測することが困難です。そのため各種費用を抑えることが非常に重要になってきます。
ネットショップの開設に高い初期費用をかけ、まったく商品が売れないとなれば、大きな損害となってしまいます。特にネットショップ初心者の場合は、まず「初期費用にあまりコストがかからないサービスを選ぶ」のがおすすめです。
またネットショップの運営には、初期費用だけでなく、ランニングコストがかかります。長期的な費用対効果をしっかり確認し、サービスを選ぶようにしましょう。
ネットショップサービスを選ぶためのポイント2|自分の目的に合ったものを選ぶ
ネットショップサービス選びで失敗しないために、自分の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
例えばWebにあまり詳しくない人が複雑なサービスを利用すれば、それらの機能をうまく活かすことができず、上手く売り上げを出すことが難しくなります。「自分はサービスに何を求めているのか?」をしっかり自問自答し、自分の特性に合ったサービスを選ぶようにしましょう。
意識しておきたいポイントの例としては、
- 沢山の機能を使って効率的に運営をしたいか
- ある程度の機能性を捨ててとにかく簡単に操作できるサービスが良いか
- 様々なサポートが充実しているかどうか
などが挙げられます。
ネットショップサービスを選ぶためのポイント3|分かりやすさを重視する
先程のトピックとも若干重複する部分がありますが、分かりやすさを重視することも忘れないようにしましょう。ネットショップについてあまり詳しくない人が、複雑なシステムを使いこなせないという失敗例は多くあります。
機能が充実しているのは良いことですが、あまりにも沢山の機能が付いていると、管理画面が複雑になってしまいます。一度も使わない機能が多くあるようであれば、「無駄に多機能的である」ことになります。
「自分のネットショップにどのような機能が必要か」をしっかり洗い出しておき、必要な機能がコンパクトに詰まったサービスを利用するのが望ましいでしょう。
ネットショップサービスを選ぶためのポイント4|無料だからといってお得とは限らない
ネットショップの代表的な落とし穴として、「無料」という言葉があります。
初期費用を抑えることは非常に重要で、「無料」という言葉に心惹かれる人も多いでしょう。確かに無料という言葉は、誰にとっても魅力的ではありますが、無料だからと言って必ずしもお得とは限りません。
ネットショップサービスの料金体系を考える上で必ず確認しておきたいのが、売上から差し引かれる決済手数料です。
ネットショップには無料プランを設置しているサービスも多いですが、有料プランと比較して決済手数料が高くなっていることがほとんどです。そのためプラン自体が無料であったとしても、決済手数料の蓄積によってコストが大きくなってしまい、結果的に利益率が下がってしまうというケースもあります。
引用:stores.jp
決済手数料について、ネットショップサービスであるSTORESを例に挙げて確認していきましょう。
STORESにはフリープラン(無料)とスタンダードプラン(有料)があります。
そして両者の決済手数料を比較してみると、スタンダードプランが3.6%であるのに対し、フリープランは5%となっています。有料プランに比べて、1.4%も高くなっているのが分かります。
決済手数料だけでなく、デザインに関しても、有料プランの方が高い自由度を誇っています。無料サービスの限界をしっかりと確認した上で、サービスやプランを選択するようにしましょう。
自社ECのネットショップには主に4種類ある
ネットショップの開設方法として、ショッピングモール(モール型EC)とショッピングカート(自社EC)の2種類をご紹介しました。
自社ECのネットショップも細かく分類することができ、
- ASP
- オープンソース
- パッケージ
- フルスクラッチ
の4種類の構築方法があります。こちらの項目では、この構築方法について解説します。
最近主流になっているのがASP型
冒頭でご紹介した4つの構築方法の中でも、特に代表的なのがASP型であり、最近の主流となっています。
ASPは、アプリケーション・サービス・プロバイダーの略であり、運営からサーバーを借りてお店を運営する方法です。ASP型は「モール型に比べて集客力が弱い」というデメリットを持っていましたが、SNSの普及によって、ASP型でも集客がしやすくなりました。
ASP型のメリットは、とにかく簡単にお店を運営することができる点です。
提供されたクラウド上でネットショップを構築できるため、サーバーを構築したり一般的なレンタルサーバーを用意する必要がありません。
基本的なアップデートも運営側が行うため、開発コストやランニングコストを抑えることができます。またデザインや機能のカスタマイズ性が比較的高いのも、ASP型の強みと言えるでしょう。
ASP型のメリットをまとめてみると、
- 簡単にお店を運営できる
- 簡単に操作することができる
- 開発費用を削減することができる
- モール型に比べてデザインや機能のカスタマイズ性が高い
となります。
ASP以外の構築方法
主流になりつつあるのはASPですが、ASP以外にも3種類の構築方法があります。
オープンソース
ウェブ上に公開されているソフトウェアをカスタマイズし、ネットショップを構築するのがオープンソースです。
サイトの構築やセキュリティなどを自分で行わなければならないため、手軽さという意味ではASPに若干劣ります。技術力を持っている企業であれば、オープンソースでショップを構築するのも良いでしょう。
パッケージ
パッケージとは、ネットショップの基礎となるパッケージを購入し、それをもとにサイトを構築する方法です。
既存のパッケージを購入するため、比較的安価にショップの構築をすることができます。自社の状況に合わせてパッケージが選べるのも大きなメリットです。
フルスクラッチ
フルスクラッチは、ゼロからネットショップを構築する方法です。
既存のパッケージやシステムを一切使用しないため、莫大な時間とコストがかかることになります。その分デザインやシステムのカスタマイズ性は無限であり、自分の考える理想のネットショップを作り上げることができます。
DMMチャットブーストならShopifyの機能を最大限に活かせる
ここまでネットショップサービスであるShopifyを深掘りしてきました。
Shopifyは、本格的なネットショップを手軽に構築したいという人に向いています。
そんなShopifyの機能を活かすツールとして、DMMチャットブーストがあります。
最後に、DMMチャットブーストについて解説します。
DMMチャットブーストとは
DMMチャットブーストは、LINE公式アカウントの機能を拡張させたものであり、チャットボットを利用したツールになります。チャットボットとは、チャットができるロボットのことであり、これを利用することによって様々な作業を自動化することができます。
例えば、ユーザーからの質問に対してボットが反応するような仕組みを作っておくことによって、顧客対応を自動化することができます。またチャットボットは人工知能を搭載することができ、学習を通して精度が向上するため、データ分析や処理代行など様々な利用方法があります。
顧客とのやりとりを通してデータを蓄積すれば、マーケティングを自動化することも可能です。
またLINEとShopifyのアカウントを連携させることによって、顧客情報の管理がとても簡単になり、リッチな顧客体験を提供することができるようになります。
DMMチャットブーストにはどんな機能があるか
DMMチャットブーストには様々な機能がありますが、Shopifyに関連するものとしては、ShopifyアカウントとLINEアカウントの連携機能があります。
具体的には、
- Shopifyと連携することでLINE上で商品のやりとりが可能
- LINEとShopifyを連携し顧客情報を一元管理
- ショップカードの発行
- LINEで配送状況の確認
- LINEで自動販促メッセージを送付
が挙げられます。
DMMチャットブーストのメリット
これまでに、「導入後に人件費を5分の1に削減できた」「導入前と比較して売り上げが5.6倍に増加した」など、様々な導入効果が確認されています。
DMMチャットブーストのメリットをまとめてみると、
- コストの削減や売り上げの改善
- 業務効率の改善
- リッチな顧客体験の提供によるリピーターの獲得
の3点になります。
特に、マーケティングとCS(顧客満足)の分野で高いパフォーマンスを発揮し、企業やネットショップの改善に役立てることができます。Shopifyで作ったネットショップを便利に活用したい場合は、DMMチャットブーストの導入をぜひご検討ください。
おすすめのネットショップを使ってECをはじめましょう
ここまでネットショップの特徴や開設方法、ネットショップサービスの具体例について見ていきました。ネットショップ開設には、
- ショッピングモール(モール型EC)
- ショッピングカート(自社EC)
の2種類があり、自社ECの中でも特にASPという構築方法が主流になっています。ASP型のネットショップサービスには様々なものがあり、それぞれ長所・短所があります。自分がどのようなネットショップサービスを求めているのかを分析し、自分(自社)に合ったサービスを選ぶようにしましょう。
「本格的なネットショップを低コストで運営したい」という場合は、今回ご紹介したサービスの中でも、Shopifyがおすすめです。Shopifyの機能を活かすために、DMMチャットブーストの導入もぜひご検討ください。
DMMチャットブーストではネットショップの運営に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。