アクションラベルとは?LINE公式アカウントのリッチメニュー設定方法

アクションラベルとは?LINE公式アカウントのリッチメニュー設定方法

「LINE公式アカウントのリッチメニューは設定した方が良い?」
「リッチメニューのアクションラベルの作り方・使い方を知りたい!」

LINE公式アカウントのリッチメニューの設定をする際に「アクションラベル」の入力がありますが、どんな機能かご存知でしょうか?
リッチメニューを効果的に使うためには、細かな設定についてもしっかり把握し、適切に使うことが重要です。

この記事では、

  • アクションラベルがどういうものなのか
  • リッチメニューを導入するメリットや基本設定方法

について紹介します。

DMMチャットブーストではLINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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LINE公式アカウントのリッチメニュー設定時のアクションラベルとは?

LINE公式アカウントでは、リッチメニュー機能を設定すると、
トーク画面の下部に視覚的にわかりやすいメニューを表示させることができます。

引用:LINE公式アカウント管理画面

その設定時に、「アクションラベル」の項目が現れるものもありますが、何のことかわからない方も多いかと思います。
そこで、まずはアクションラベルの役割と、いつ設定するのかについて解説します。

アクションラベルは読み上げ機能に対応

アクションラベルは、LINE公式アカウントのリッチメニュー設定時に、特定のアクションを選択すると必要となります。
アクションラベルに登録されたテキストは、OSの音声読み上げ機能に利用されます。

アクションラベルで登録するテキストの内容は、設定するアクションの内容説明や概要がわかるようにしておきましょう。
登録可能なテキストは、最大20文字までです。

iPhoneの読み上げ機能「VoiceOver」

iPhoneの場合は「VoiceOver」機能をオンにすると、アクションラベルを読み上げることができます。

「設定」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」で設定可能です。

Androidの読み上げ機能

「TalkBack」 Androidの場合は「TalkBack」機能をオンにすると、アクションラベルを読み上げることができます。

「設定」→「ユーザー補助」→「TalkBack」で設定可能です。 

アクションラベルはクーポンとリンクのみ設定可能

引用:LINE公式アカウント管理画面

LINE公式アカウントのリッチメニューでは、画像ごとに以下のアクションを設定することができます。

リンク(URL)
クーポン
テキスト
ショップカード
設定しない

この中で、アクションラベルの設定が表示されるのはクーポンとリンクのみです。
この2つのアクションを設定する際には、アクションラベルの設定が必須となっていますので、アクションの内容がわかるように文章を入力してください。

LINE公式アカウントでリッチメニューを設定する3つのメリット

リッチメニューは、LINE公式アカウントで利用できる便利な機能の一つです。設定することで、トーク画面の利便性がグッと上がります。さらに、以下の様なメリットがありますので、ぜひ設定を検討してみてください。

リッチメニューを設定するメリット1|無料で利用可能

リッチメニューの機能は、LINE公式アカウントのどのプランでも利用できます。無料のフリープランでも使えるので、コストを掛けずにトーク画面のメニューのカスタマイズが可能になります。

LINE@では、使えるプランが限られていましたが、LINE公式アカウントにサービスが移行してからは、どのプランでも使える機能になりました。

リッチメニューを設定するメリット2|メッセージ数を消費せずに情報配信が可能

リッチメニューでは、メッセージ数を消費することなく情報を友だちに伝えることができます。LINE公式アカウントは、プランごとに無料のメッセージ数が決められているため、情報発信の機会が制限されてしまいます。

しかし、リッチメニューはメッセージ数には関係ない機能なので、気にせずに情報を掲載することができます。
リッチメニューは、友だちの目に留まりやすい場所に表示されるため、情報を伝えるのに効果的です。

また、リッチメニューの設定は何度でも自由に変更可能なので、季節ごとやイベントごとに情報を入れ替えられます。
タイムリーな情報をメッセージ数の消費なく配信できるのは、リッチメニューのメリットです。

リッチメニューを設定するメリット3|クリック率が高い

リッチメニューは、トーク画面を開いたときにすぐ目に入るため、高いクリック数が期待できます。友だちがリンク先を見てくれる可能性が高くなるので、企業のWebページやECサイト、予約ページなどを設定するなど、成果に繋がるように整備しておくといいでしょう。

よりクリック率を上げるためには、リッチメニューのデザインやキャッチコピーにも工夫が必要です。
友だちがクリックしたくなるような画像やキャッチコピーを考えて、リッチメニューを効果的に設定しましょう。

リッチメニューに設定できる5つのアクション

リッチメニューでは、掲載されている画像にアクションを設定することで、タップした時に任意のページやサービスに誘導することができます。

設定できるアクションは、以下の5種類です。

リッチメニューに設定できるアクション1|リンク

画像をタップした時に、任意のURL先に遷移できます。
ECサイトや予約ページなど、誘導したいWebページがある際に活用できます。

【使用例】
ECサイトへ誘導
予約ページへ誘導
問い合わせページへ誘導
企業紹介のページへ誘導

リッチメニューに設定できるアクション2|クーポン

画像をタップするとクーポンが表示されます。クーポンは、LINE公式アカウントのクーポン機能で作成したものを設定します。

イベントやキャンペーン時の販売促進として活用できます。

【使用例】
友だち追加特典クーポンの配布
対象商品10%オフクーポンの配布
来店プレゼント特典クーポンの配布
毎月使えるクーポンの配布

リッチメニューに設定できるアクション3|テキスト

設定した画像をタップすると、トーク画面に任意のメッセージが送信されます。AI応答メッセージのキーワード応答と組み合わせて活用すると、いつでも友だちの知りたい情報を提供することができて利便性が上がります。

【使用例】
・タップすると「営業時間」と送信されるように設定することで、AI応答メッセージに登録されている「営業時間」に関するメッセージを自動表示させる

リッチメニューに設定できるアクション4|ショップカード

設定した画像をタップすると、ショップカードが表示されます。このショップカードは、LINE公式アカウントで作成したもので、来店ポイントなどを貯められます。

【使用例】
来店時のショップカード提示を簡単にできる
貯まっているポイント数をいつでもトーク画面から確認できる

リッチメニューに設定できるアクション5|設定しない

画像だけを掲載することができ、タップしてもアクションは起きません。すべてを「設定しない」のアクションにすることはできません。

LINE公式アカウントのリッチメニュー設定方法

リッチメニューは、Web版管理画面とスマホAPPのどちらからでも新規作成できます。

ここでは、リッチメニューを新規作成する方法について、Web版管理画面(LINE Official Account Manager)とスマホAPPにわけて手順を説明します。

Web版管理画面から設定

Web版管理画面からのリッチメニュー作成方法を紹介します。

リッチメニューの表示設定

1.Web版管理画面の「LINE Official Account Manager」にログインします。
2.左側のメニュータブから、「トークルーム管理」>「リッチメニュー」を選択する。
引用:LINE公式アカウント管理画面

3.右上の「作成」ボタンをクリック。
引用:LINE公式アカウント管理画面

4.新規作成画面になるので、表示設定の以下の項目を設定します。
引用:LINE公式アカウント管理画面

・タイトル:このリッチメニューの管理用タイトル
・表示期間:このリッチメニューを表示させる期間
・メニューバーのテキスト:メニューバーに表示されるテキストを入力
引用:DMMチャットブーストデモアカウント

・メニューのデフォルト表示:友だちがトーク画面を開いた際に、デフォルトでリッチメニューを表示させるかどうかの設定

テンプレートの設定

次に、コンテンツ設定の欄に進みます。ここでは、リッチメニューのテンプレートを選択でき、それぞれのテンプレートに応じた数のアクション設定が可能です。

引用:LINE公式アカウント管理画面

テンプレートは、大が7種類、小が5種類用意されており、リンク領域の分割ができます。分割したエリアの数はテンプレートごとに違うので、設定したいアクションの数を考えて好みのテンプレートを選択してください。

サイズを確認したい場合は、コンテンツ設定の右上にある「デザインガイド」を参照してください。

画像を作成・設定

テンプレートを選択したら、「背景画像をアップロード」ボタンから画像をアップロードします。アップロードできる画像は以下の6つのサイズが決められており、完全一致しないとエラーが出てしまいます。

2500px × 1686px 2500px × 843px
1200px × 810px 1200px × 405px
800px × 540px 800px × 270px

※ファイル形式はJPG、JPEG、PNGのみで、ファイルサイズは1MB以下

テンプレートで分割されたエリアごとに画像を設定するわけでなく、1枚の画像を背景に表示させます。
分割されたエリアごとに画像を分けたい場合は、あらかじめ画像を調整する必要があります。

引用:LINE公式アカウント管理画面

背景画像をアップロード」ボタンの下にある「画像を作成」ボタンをクリックすると、
テンプレートに応じたリッチメニューの画像が簡単に作成できます。

アクション/アクションラベルの設定をして保存

背景画像の設定ができたら、各エリアごとにアクションと必要な場合はアクションラベルを設定します。設定後は「保存」を押して完了します。

リンク 誘導したいWebページのURLを入力します。アクションラベルの設定も必須です。
クーポン 作成済みのクーポンの中から選択します。アクションラベルの設定も必須です。
テキスト テキスト入力欄に、送信させたい文字を50文字以内で入力します。
ショップカード ショップカードを選択するだけで、ショップカードが表示されます。ショップカードの設定をしていない場合はエラーになりますので、あらかじめ設定しておきましょう。
設定しない 画像のみ掲載されます。全てのエリアに設定することはできません。


スマホアプリから設定

LINE公式アカウントの専用アプリからリッチメニューを新規作成する手順を紹介します。

アップロードできる画像サイズも変わりますので、注意してください。

テンプレートの選択

1.LINE公式アカウントのスマホアプリを開き、ホーム画面の「リッチメニュー」を選択し、「作成」をタップします。
引用:LINE公式アカウント管理画面

2.一番上の「テンプレートを選択」からテンプレートを選択します。  
※テンプレートの内容はWeb版と一緒

背景画像とアクション/アクションラベルを設定

スマホアプリからリッチメニューを作成すると、デフォルト画像を使用することができます。画像の作成や用意が難しい場合は、スマホアプリからの作成が便利です。

3.テンプレートを選択したら、下の「背景画像のアップロード」または「デフォルト画像を選択」から、リッチメニューに表示させる画像を選択します。アップロード可能な画像は以下です。

・形式:JPG、JPEG、PNG
・サイズ:1MB以下
・画像サイズ:2500px × 1686px、2500px × 843px

4.画像を設定できたら、「次へ」をタップする。

5.テンプレートで分かれているエリアごとに任意のアクションを設定します。
※Web版と同様に、リンクとクーポンを選択した場合は、アクションラベルの入力も必須です。 

引用:LINE公式アカウント管理画面 
6.「次へ」をタップする。

表示設定して保存

表示設定を項目ごとに入力して「保存」を押すと、リッチメニューの作成が完了し、表示期間中は友だちのトーク画面に表示されます。
表示期間が未来の日時である場合は、予約一覧に表示され、期間になるとトーク画面に表示されるようになります。

また、「保存」ボタンの下にある「待機中リストに保存」をタップすると、「待機中」に下書き保存されます。

DMMチャットブーストではLINE公式アカウントの使い方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

LINE公式アカウントのリッチメニューはアクションラベルも設定しておこう

リッチメニューは、情報を視覚的に訴えることができる便利な機能です。
任意のWebページへのアクセスや商品購入を促せる無料の機能なので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

また、リッチメニューをさらに便利に使うために「DMMチャットブースト」の導入がおすすめです。ユーザーのアクションをもとに、適したリッチメニューの切替ができる機能が搭載されているほか、チャットボットによる顧客対応の自動化も可能です。

「DMMチャットブースト」は、LINE公式アカウントの機能を拡張し、より便利で効果的なツールにしてくれます。少しでも気になった方は、実際に機能を試してみることができる14日間のトライアル期間を是非一度利用してみてください。

DMMチャットブーストではLINEリッチメニューに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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