越境ECとは何か

越境ECとは?概要やコツ、ツールを紹介!

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越境ECとは何かご存知でしょうか?

越境ECとは、国境を越えて行うEC取引(電子商取引=ネット販売)のこと。
主に、日本の製品を海外の消費者向けにEC展開することを指します。

ECサイトのオーナーや責任者の中には、海外への展開も視野に入れていきたいと考え、

  • 越境ECについて詳しく知りたい
  • 越境ECのメリットやデメリットが知りたい
  • 越境ECに参入するにはどうすれば良いのだろうか?

という疑問やお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、越境ECについての基本的な知識やメリットを解説しつつ、越境ECに参入するための具体的な方法をご説明していきます。
越境ECで失敗しないためには、国境を超えた集客、在庫管理、決済、物流、貿易事務などあらゆる課題を解決していく必要があります。

ここでは、越境ECの魅力や市場規模、実際に越境ECを始める時に必要なシステムの構築方法や、
運用をスムーズに行うためのサービス・ツールを紹介していきます。

DMMチャットブーストではECサイトの種類や特徴に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

DMMチャットブーストforEC

越境ECとは? 

越境ECとは、国境を越えて国内の製品やサービスを海外に売り出すことを言います。
ECサイトなら、国内にいながらにして海外を相手にビジネスできるようになりました。

これまで、インターネットや通販市場の発展に伴い、EC市場(いわゆるネット通販)は急成長を遂げました。
しかし、国内にはさまざまな競合がひしめき合い、レッドオーシャン化しているジャンルのECサイトも多いです。そのうえ、日本の人口は現在の1億2500万人から2050年には1億人前後にまで減る予測となっています。

引用:国立社会保障・人口問題研究所:日本の将来推計人口(平成 29 年推計)

一方、世界人口は、現在の78億75000万人から2050年には97億人に達すると予測されていて、
ECサイトの利用者もますます増えると考えられます。

引用:総務省:世界の統計2021

これからの日本市場は人口減少に伴い縮小することが予想されます。
そのため、国内だけではなく、海外にも商品を売ることができる越境ECが注目を集めているのです。

 

越境ECに関する現状や今後の市場予測

世界の越境ECの市場規模は、2019年現在で7,800億USドルとなっています。
2026年には、4兆8,200億USドルとなる予測となっています。

引用:meti.go.jp

令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)報告書
令和3年7月経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 P103

2026年までの数年間で、すさまじい勢いで越境ECが成長する予測となっています。
年平均成長率は約30%となっており、越境ECには計り知れないチャンスがあるのです。

 

越境ECが拡大している理由

越境ECはなぜ拡大しているのでしょうか?主な理由は3つあります。

  • 訪日しなくても日本の商品が購入できるから
  • 国内企業が海外に活路を見いだしたから
  • スマートフォン利用者が急増しているから

それぞれを解説します。

越境ECが拡大している理由1|訪日しなくても日本の商品が購入できるから

コロナ禍においてインバウンド消費が落ち込みました。
訪日外国人が激減し、いわゆる爆買いの需要が消えてしまいました。

しかし、日本の製品やサービスはアジアを中心に人気が高く、
訪日しなくても購入できる日本のECサイトの需要が高まりました。

令和2年において、中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は1兆9,499億円(前年比17.8%増)となっています。

引用:meti.go.jp

越境ECが拡大している理由2|国内企業が海外に活路を見いだしたから

コロナによって国内の多くの需要が落ち込みました。
打撃を受けた業界は多く、海外に活路を見いだす必要がありました。

日本にいながらにして海外の顧客を相手に商売をすることができる越境ECは、コロナ禍において一筋の希望となっているのです。

そのため、越境ECに参入する企業も増えています。

越境ECが拡大している理由3|スマートフォン利用者が急増しているから

海外ではスマートフォン利用者が急増しています。
特に中国では9億3200万人がスマートフォンなどの携帯端末でネット接続しています。

また、中国のEC小売り額は前年比10.6%増の188兆1616億円となっていて、スマートフォン利用者が活発にECサイトを利用していることになります。

海外に向けて日本の商品を積極的に売り出すことにより、海外からの需要を取り込むチャンスがあるのです。
そのため、越境ECは拡大しています。

DMMチャットブーストではEC決済に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

越境ECの3つのメリット

越境ECに参入する主なメリットは以下の3点です。

  • 市場・顧客を拡大できる
  • 日本の強みを活かせる(品質、ブランド)
  • 低コストで参入できる

それぞれを解説していきます。

越境ECのメリット1|市場・顧客を拡大できる

越境ECに参入することにより、市場や顧客が拡大します。日本は人口減少社会になっていますが、特に若者世代の人口減が急速に進みつつあります。消費が旺盛な若者世代の人口が減ることによって、日本全体の人口減少よりも早いペースで市場の縮小が起きることになります。

一方、世界では人口が増えているだけでなく、消費が活発な若者世代の人口が増えていきます。越境ECはビジネスの成長性や可能性に満ちているのです。越境ECに参入することで、大きな市場と多くの人口を相手にビジネスをすることができます。売上のアップが期待できるのです。

縮小が予想される国内で、限られたパイを奪い合うよりも、広い世界に目を向けることで売り上げアップが期待できるのです。

 

越境ECのメリット2|日本の強みを活かせる(品質、ブランド)

日本の製品やサービスは海外でも定評があります。
品質が高く、ブランド力があり、アジアを中心に需要が高いです。

越境ECによって優れた日本の製品やサービスを海外に提供できれば、その強みを生かしたビジネスができるのです。

日本の技術力や文化を世界にもっと発信していくことが大切です。

 

越境ECのメリット3|低コストで参入できる

海外に進出しようとした場合、従来であれば現地法人を設立したり、オフィスや工場を構えたり、
現地スタッフを採用したりと大きなコストが発生していました。

しかし、越境ECであれば国内にいながらにして、海外へビジネスを展開することができます。
仕入れや在庫管理、配送業務も国内で管理することができます。

越境ECは、実際に海外に店舗を構えたり、現地スタッフを雇うことがないために、低コストで参入できるというメリットがあります。
初期投資が少なくて済みますので、損益分岐点を低くすることができ、利益が生み出しやすいです。
国内ECで培ったノウハウや人材を越境ECでも活用することができるので、コストの増大を抑えつつ、海外を相手にビジネスをすることができます。 

 

越境ECの3つのデメリット

越境ECにもデメリットがあります。
あらかじめデメリットを想定に入れたうえで、メリットを最大限に享受できるようにしていきましょう。

越境ECの主なデメリットは以下の3つです。

  • 運営の手間が増える
  • 多言語対応が必要になる
  • 集客が難しい

それぞれを解説していきます。 

越境ECのデメリット1|運営の手間が増える

越境ECに参入すると業務が増え、運営の手間が増えます。
仕入れや在庫管理、発送業務などが増え、注文処理業務や入金管理なども複雑になります。

越境ECに参入するには、在庫情報や受発注情報などを一元管理するとともに、
できるだけ自動化された仕組みを導入する必要があるでしょう。

越境ECでは、トラブル対応にも注意が必要です。
文化や考え方の違う外国人とのやりとりでは、こちらの常識や商習慣が通用しない場合もあるでしょう。

 

越境ECのデメリット2|多言語対応が必要になる

越境ECでは多言語対応が必要になります。
ブラウザによる自動翻訳も可能ですが、誤解や間違いが発生する可能性もありますので、プライバシーポリシーや免責事項、決済や発送に関するような重要なページは正確な翻訳が必要になるでしょう。

配送トラブルや返品、交換、クレーム処理といった対応で時間が取られることも考えられます。
現地の人と正確なコミュニケーションが取れるスタッフも必要になるでしょう。 

 

越境ECのデメリット3|集客が難しい

国内ECサイトの集客がうまくいかない状態で越境ECに参入しても、集客の問題が改善されるわけではありません。
なぜなら、国内でも海外でもマーケティングは必要ですし、購買心理に違いは無いからです。

つまり、越境ECに参入したから売上が増えるということは無く、集客が難しいことには変わりはないのです。
どんな顧客に、どういう価値を、自社がなぜ提供できるのか?そして顧客はなぜ自社から購入しなければならないのか?

こうしたマーケティング戦略を突き詰めて考えることは、越境ECであっても避けて通ることはできません。
越境ECだから勝手に人が集まって売上が増大するということはないのです。

 

越境ECの4つの注意点  

越境ECに参入するにあたっての主な注意点は4つです。

  • 決済システムの整備
  • 物流システムの確立
  • サポート対応(返品、返金、交換など)
  • 対象国の理解(法律や規制、文化)

それぞれを解説していきます。 

越境ECの注意点1|決済システムの整備

越境ECでは現地通貨での決済が必要になります。
また、配送をどのように確立するのかも問題になります。

クレジットカードでの決済は必須になりますし、その他の決済方法も現地の文化や商習慣にあわせて検討する必要があるでしょう。
高いセキュリティも必要です。

 

越境ECの注意点2|物流システムの確立

越境ECでは、在庫をどこで管理し、どのように発送をかけるのかも問題です。
海外からの受注が少ない状態で、倉庫などの大きな固定費をかけるわけにもいきません。
かといって、受注がたくさん入ったときに手作業で発送していては間に合いません。

堅牢な決済システムと連動して自動で発送がかかるような仕組みの検討も必要になってくるでしょう。

 

越境ECの注意点3|サポート対応(返品、返金、交換など)

越境ECではサポート対応が必要になります。
返品、返金、交換などの対応を適切に行うとともに、クレームにならないよう慎重に進めることも重要です。

また、いわれのないクレームには毅然と対応する必要もありますし、
現地の言葉や商習慣を理解した上でのコミュニケーションも必要になるでしょう。

 

越境ECの注意点4|対象国の理解(法律や規制、文化)

越境ECでは、その国の法律や規制、文化に準ずる対応や表現が必要です。
対象とする国や地域によって日本から輸出できないものもあります。サイトの色合いもその国の文化に合ったものを選ぶ方が良いでしょう。

越境ECを運営するには、他国の法律や規制、文化にあわせる必要があります。

 

越境ECに参入する具体的な方法

越境ECに参入するには主に以下の3つの方法があります。

  • Amazonを活用する
  • 越境ECショップを自社開発する
  • Shopifyを利用する

それぞれを詳しく解説していきます。

越境ECに参入する方法1|Amazonを活用する

Amazonには越境ECに対応できる機能がすでに備わっています。
世界中で使われているAmazonを活用すれば、越境ECに参入することができるのです。

引用:sell.amazon.co.jp

Amazonを活用する主なメリット・デメリットを解説します。

Amazonを利用する越境ECのメリット①集客力が高い

Amazonが有する抜群の集客力を活用することができます。
越境ECでは、どうやって現地のユーザーを集客するのかが課題となりますが、Amazonならその問題は解決できます。
Amazonにはすでに膨大な利用者がいるからです。

 

Amazonを利用する越境ECのメリット②システム構築が不要

Amazonを使って越境ECをする場合、amazon商品の登録をするところから作業を開始することになります。
自分で越境ECのシステムを作る必要がないため、すぐに商品を販売開始できます。

すでに出店する仕組みが出来ていますので、手順通りに手続きをすれば越境ECに参入することができるのです。

出店の準備やショップの構築に時間や手間を取られることがないのは、非常に大きなメリットと言えます。

 

Amazonを利用する越境ECのメリット③Amazonの物流システムを利用できる

Amazonには、FBA(フルフィルメント by Amazon)という仕組みがあります。FBAを利用すれば、商品をAmazonの倉庫に送るだけで、保管、ピッキング、梱包、発送からカスタマーサービスまで、すべてを代行してもらうことができます。

自社で物流を整えることは手間もコストもかかりますが、Amazonなら物流を任せることができるため、越境ECにも参入しやすくなるでしょう。

 

Amazonを利用する越境ECのデメリット①手数料がかかる

Amazonでショップを構築したり、物流を利用することは非常に便利ですが、その分の手数料がかかります。

・出品プラン

Amazonの契約には大口出品と小口出品の2種類があります。

大口出品:月額4,900円、
小口出品:成約ごとに100円

つまり、月間50個以上の販売がある場合は大口出品契約がお得です。

・販売手数料

販売する商品ごとに販売手数料がかかります。
商品カテゴリーによって異なりますが、多くの場合は8%~15%の販売手数料となります。

・配送料

商品の配送にかかる費用は、自社で発送するか、フルフィルメント by Amazon(FBA)を使用するかによって異なります。

・カテゴリー別成約料

メディア商品の販売については、小口出品および大口出品のいずれの場合も商品ごとにカテゴリー別成約料を支払う必要があります。

Amazonには上記のようなさまざまな手数料が発生することがデメリットと言えます。ただし、集客や物流を自社で行おうとした場合、Amazonの手数料以上のコストがかかることも考えられるので、ビジネス全体のコストパフォーマンスで考えるようにしましょう。

 

Amazonを利用する越境ECのデメリット➁比較されやすい

Amazonに出店することで、他のショップや商品と比較されやすくなります。
関連商品やおすすめ商品が同じページに表示されますので、ユーザーにとっては価格や内容を比較しやすくなっています。

ユーザーにとって便利なこの機能は、ショップ側としては競合との競争にさらされるということです。

 

Amazonを利用する越境ECのデメリット③自社をブランド化しにくい

Amazonで購入したユーザーの多くは、Amazonから購入したと思っていますが、
実際にはAmazonに出店している企業から購入している場合もあります。
しかし、ユーザーからするとどのショップで購入したのか区別しにくいため、総じてAmazonから購入したものと思っています。

つまり、どんなにAmazonから購入してもらっても、そのユーザーの多くは「自分はAmazonから商品を買っている」と思っているため、自社ブランドを浸透させにくいという点がデメリットと言えます。

 

越境ECに参入する方法2|越境ECショップを自社開発する 

越境ECに参入する方法として、ECサイトを自社開発する方法もあります。
独自ドメインを取得して、世界にひとつだけのオリジナルECサイトが作れることが魅力です。
自社開発する場合の主なメリット・デメリットを解説します。 

越境ECショップを自社開発するメリット①自由に作れる

自社開発で越境ECに参入すれば、ショップのデザインや物流、決済も自社で好きに作ることができます。

デザインも特殊なカートシステムも顧客へのフォローシステムも、オリジナルで開発することができるのは大きなメリットです。

独自でAIなどを組み込んで、新しいイノベーションを起こすこともできるかもしれません。

また、自社開発であれば、システム改善のために仕様を変えることができます。
ユーザーの行動を分析して、システム的に問題のある箇所がわかれば改善することによって、購買率をアップさせることもできるのです。
自社で自由にシステム構築できるというメリットと合わせて、仕様変更ができるということも自社開発の大きなメリットです。

 

越境ECショップを自社開発するメリット②自社をブランド化しやすい

自社開発で構築したショップなら、自社のブランド化がしやすいです。
自社のショップを使ったという認識がユーザーに残るからです。
デザインやサイトの構成も自社に合わせて自由に構築できるので、ブランドの世界観や微妙なニュアンスまでも自社のイメージにあわせることができます。

自社ブランドを大切にしたい場合は、自社開発でショップを構築することが良いでしょう。

 

越境ECショップを自社開発するデメリット①コストが高い

自社開発でショップを構築するには、大きな開発コストがかかります。
自社開発のショップを運用することに伴う人件費やメンテナンス費用も大きくなってしまいます。

コストを抑えたい企業には、自社開発によるショップの構築は向いていません。

 

越境ECショップを自社開発するデメリット②集客に弱い

自社開発でショップを構築した場合、自社のショップへの集客を自社でやらなければいけなくなります。
SEOやSNS、広告などを通じて、自社のショップへの流入を増やさなければ、利用者が誰もいないということにもなりかねません。

すでに強いブランド力や高い知名度が自社にある場合を除き、集客に弱い自社開発サイトでの越境ECの参入はおすすめできません。

 

越境ECショップを自社開発するデメリット③セキュリティ・決済、システムメンテナンスなどが大変

自社でECショップを開発するには、セキュリティや決済の仕組みなども自社で導入しなければいけません。
セキュリティや決済システムは外部ツールを利用することもできますが、外部ツールのバージョンアップによる変化にも常に対応する必要があります。

また、自社のシステムメンテナンスによって、外部ツールとの連携に不具合ができる可能性もあります。
自社開発によるECサイトの構築は、自由にカスタムできるというメリットがある反面、さまざまなデメリットもあるのです。

 

越境ECに参入する方法1|Shopifyを利用する

 

引用:shopify.jp

越境ECに参入するには、Shopifyを利用する方法もあります。

自社開発のECサイトに近い自由度を持ちながら、ECサイトを手軽に構築できるShopify。
様々なアプリが用意されており、Amazonのような越境ECが可能なECモールに参加することも気軽にできます。

 

Shopifyを利用するメリット・デメリットは以下の通りです。

Shopifyを利用するメリット①構築が早い

Shopifyを利用することで、ECサイトの構築を圧倒的に早くすることができます。ECサイトが簡単に作れるようにシステムが組まれているので、テンプレートやアプリを追加することで、自社のECサイトが作れるのです。


特に越境ECの場合、ショップの構築以外にも、仕入れや物流の確保、スタッフの教育などやることがたくさんあります。Shopifyなら構築が早いので、マーケティングや商品構成などの戦略に時間を割くことができます。集客や売上のために必要なことに集中できるのです。

 

Shopifyを利用するメリット➁外部システムと連携しやすい

Shopifyは外部のシステムとも連携がしやすい設計になっています。
決済システムや物流管理システムはもちろん、SNSやAmazonなどとも連携ができるようになっています。

手作業をなるべく無くし、自動化することで運営コストを下げ、売上アップやカスタマーサポートに注力できるようになります。
Shopifyのシステム連携のしやすさは、越境ECの強い味方なのです。

 

Shopifyを利用するメリット③ショップ側もユーザー側も使いやすい

Shopifyのユーザーインターフェイスは、直感的に操作できるようになっているので、ショップ側もユーザー側も使いやすいです。

ユーザーにとって使いやすいことはもちろん大切ですが、ショップ側の使いやすさもないがしろにはできません。
なぜなら、ショップ側も使いやすければ、運営の効率が良くなるだけでなく、売上アップやカスタマーサポートなど、本来やるべき業務に集中できるようになるからです。

使いやすさに定評のあるShopifyなら、ショップもユーザーも迷くことなく使いこなせます。

 

Shopifyを利用するデメリット①カスタマイズには限界がある

Shopifyは簡単にECサイトが構築できる反面、カスタマイズには限界があります。
デザインなどの自由度は高いのですが、独自の仕組みを組み込むことは難しいです。

仮に自社用にカスタマイズしてしまうと、Shopifyのアップデートができなくなってしまいます。
Shopifyのアップデートの度にカスタマイズしなおすか、アップデートを諦めることになります。

自社にとって多少の使い勝手の悪さがあったとしても、
世界中で使われているShopifyのアップデートに乗った方が長期的に見ればメリットがあるでしょう。
Shopifyのアップデートの度にインターフェイスや機能が改善されていくからです。

 

Shopifyを利用するデメリット➁集客を独自に行う必要がある

Shopifyであれば構築が早く使いやすいのですが、やはり集客は課題になっていきます。
SEOや広告の運用は必要でしょう。

しかし、ShopifyはAmazonやeBayなどのモールと連携することができます。
自社の独自ドメインのショップと連動して、モール出店もできるのです。

モール出店のメリットを享受しつつ、独自ドメインの自社サイトも並行運用すれば、お互いのいいところ取りができます。
在庫情報や物流情報は一元管理できますので、チャネルが増えるごとに手間が増えるということもなく、むしろ多店舗展開しやすくなります。

 

Shopifyを利用するデメリット③国産ではない

Shopifyはカナダの企業が開発したECプラットフォームです。国産ではありませんので、英語力が必要になったり、日本では使いづらかったりする場面があるでしょう。

しかし、Shopifyは日本での利用もどんどん増えています。
Shopifyの運用をサポートする会社やShopifyの運用を楽にしてくれるツールも増えています。

国産のプラットフォームではありませんが、Shopifyは日本でもスタンダードになってきています。

 

越境ECに参入するならShopify

ShopifyはECに特化したプラットフォームです。構築が早く簡単にできるだけでなく、各種システムとの連携もシームレスに可能。
世界中で使われているシステムなので、越境ECに最適なのです。

Shopifyなら、

  • 多言語、多通貨に対応
  • 100種類以上の決済方法
  • 配送業務が簡単
  • デザイン性が高い
  • マーケティング機能が充実
  • 販売チャネルを増やせる
  • 使い勝手が良い
  • グローバルな変化に対応

などのメリットがあります。 

越境ECにShopifyがおすすめな理由①世界中で使われている

2020年現在、Shopifyは世界175ヶ国以上、100万以上の店舗で利用されています。
そして、50の言語と130ヶ国以上の通貨に対応しています。

Shopifyなら、世界最大級の決済サービスであるPayPalがすぐに利用できるようになっています。
また、世界各国の100種類以上の決済方法にも対応しています。

 

越境ECにShopifyがおすすめな理由➁デザインのカスタマイズやSEOもできる

デザインのカスタマイズも柔軟に行えます。
公式テンプレート数は70種類以上ありますので、自社のブランドや世界観を大切にすることもできます。

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)の基本的な対策も組み込まれているので、
検索からの流入も期待できるようになっています。

 

越境ECにShopifyがおすすめな理由③分析もできて使いやすい

Shopifyにはストア分析の機能も実装されています。
どんなチャネルから、どのくらいの顧客が流入し、どのくらいの効果があるのかを調べることができます。
ストア分析の情報を、今後の販売戦略に活かすことができるのです。

しかも、Shopifyの管理画面の使い勝手が良く、直感的に操作することができ、日本語でのサポートを受けることができます。

また、最もお手軽なベーシックプランは月額$29から利用でき、14日間の無料体験をお試することもできます。
越境ECに参入するなら、Shopifyを検討してみましょう。

 

越境ECにShopifyがおすすめな理由④国内も海外も一元管理

また、Shopifyなら国内も海外も一元管理できます。
国内ECサイトもしっかりと運営することで、売上を安定的に伸ばすことができるでしょう。

とは言え、国内ECを運営しながら、越境ECもやっていくとなると、運営の手間が増えるだけでなく、
時間的な余裕も無くなってしまうという心配があります。

そこで国内ECの運用をできるだけ自動化するために、DMMチャットブーストを検討してみましょう。

LINEを使った自動接客により、顧客の疑問を解決したり、購買までスムーズに誘導したりして、
国内ECを効率的に運用することができます。

国内ECの自動化で得られた余力で、越境ECに注力していきましょう!

越境ECとは?失敗しないための具体的なコツと越境ECに強いツールの紹介

本記事では越境ECついて解説しました。

越境ECはこれから大きく成長していきますので、ぜひ早めに参入しておきましょう。

国内市場は人口減少と競合の増加により、レッドオーシャン化しています。
一方で、世界は人口が増え続け、日本の製品やサービスの品質やブランドは世界でも定評があります。
越境ECで失敗しないためにも、構築や運用、分析などが簡単に行えるShopifyを活用していきましょう。

Shopifyなら国内ECも越境ECも一元管理することができます。
効率の良い運営ができる仕組みが備わっているので、自社で開発するよりもコストを抑えて越境ECに参入することができます。
また、国内ECの運営も効率化しておきましょう。越境ECのために余力を温存する必要があるからです。

DMMチャットブーストはShopifyと連携できます。
LINEを使って顧客対応をできるだけ自動化しておくことをおすすめします。

LINE公式アカウント運用を成功させるには、計画・実行・分析・改善というPDCAを繰り返すことが大切です。
そして、計画や分析の時間を作るには、早い段階でチャットボットを導入し業務を効率化する必要があるでしょう。

DMMチャットブーストは、顧客対応にかかるコストを削減する一方で、売り上げアップも実現します。
顧客対応やマーケティングを自動化できますので、LINE公式アカウントの運用をより便利に行っていただけます。

早めに効率化することで、運用に十分な時間をかけられるようになるでしょう。 

DMMチャットブーストではEC事業に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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